エテルノ・レガーメ

りくあ

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第9章︰エーリ学院〜中級クラス〜【後編】

第79話

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「みなさん、おはようございま~す。今日はいよいよ闘技大会ですね!自分の出せる力を出し切って、精一杯頑張ってください!」

ツヴェルとララの問題が落ち着いてから数日が経ち、いよいよ闘技大会の日がやって来た。以前、ユーリさんから聞いた話では、この大会で活躍を認められると上級吸血鬼に昇級出来るらしい。ホールに集められた中級、上級の吸血鬼達はステージ上に立ったクレア様から大会の説明を受けた。
まず、2つの部門の内どちらに参加するかを決める所から始まる。1つは、武器を生成して、その武器を駆使して戦いを行う武器部門。もう1つは、魔法のみで戦いを行う魔法部門だ。武器部門では武器生成以外の魔法の使用を禁じられ、魔法部門では武器の使用を禁じられている。
それぞれの部門でトーナメント戦を行い、優勝者には昇級資格が与えられる。さらに、優勝出来なかった生徒の中でも、昇級するだけの能力があると判断された場合は、昇級する事があるそうだ。
判断するのは学院長であるクレア様と、ホールの2階から座って見ている幹部クラスの吸血鬼達だ。その中にはライガ達5人の姿もあった。
私、ユイ、ツヴェルは魔法部門に、ララ、フラン、アレク、タック、レミリーは武器部門に参加する事になった。

「お互いライバルになっちゃうけど…頑張ろうね!」
「俺と当たっても恨みっこなしやで!」
「あんたと当たって恨むやつなんているのかしら?」
「俺もみんなと当たったら心苦しいけど…試合は試合だ。全力で戦わせてもらうよ。」
「私もそろそろ昇級したいし、頑張るわ~。」
「わ、私も…自分のやれる所まで頑張る!」
「僕、今回は手加減しないからね?」
「フランが1番怖いわぁ!」
「もちろん僕も手加減しませんよ?覚悟してください。」
「みんなそれぞれ、力を出し切って頑張ろうね!」

こうして、それぞれの戦いが幕を開けた。



大会1日目。武器部門、魔法部門の1回戦が行われた。私達同士で戦う事は無く、8人全員で1回戦を突破する事が出来た。

「まずは一安心やなぁ。」
「そうだね!」

私達は寮に戻る途中、今日の試合について振り返っていた。

「ララちゃんもツーくんの特訓の甲斐あって、勝ててよかったね。」
「うん…!ツーくんのおかげだよ。」
「…あ、あなたが努力したからですよ。僕はそれに付き合っていただけです。」
「魔法部門の方も順調みたいね~。」
「でも明日、2回戦でツヴェルとルナが当たるわよね?」
「そうですね。」
「お互い頑張ろうねツヴェル!」
「敵同士でお互い頑張ると言うのは変な気もしますが…。あなたらしいですね。」
「そ、そうかな?」
「明日に備えてちゃんと休まなきゃね。じゃあ、俺はここで。」
「みんな、また明日ね~。」

私達は廊下で解散すると、明日の2回戦に向けてそれぞれ休息をとった。



大会2日目。私とツヴェルはコートの中に足を踏み入れ、互いに向かい合った。

「それでは2回戦を始めます!」

勝敗は、立会人のニム先生が試合を打ち切った時に決定する。また、コートから出てしまった場合も負けとなり、どちらかが負けとなるまで試合が終わる事はない。

「…始め!」

ニム先生の合図に合わせ、私達は同時に魔法の詠唱を始めた。

「“…我が意思に従え!ヴァルム!”」
「“…我が意思に従え。ルラック”」

私は手から炎を放ちし、彼の手からは勢いよく水が発射された。
属性魔法にはそれぞれ相性が存在し、火は水に弱く、水は風に弱く、風は火に弱い。私の魔法は彼の魔法にかき消され、放水された水を身体すれすれで右へ回避した。

「“血の盟約は…”」
「“…我が血を糧とし力に変え、我が意思に従え。トルメンタ!”」

先に詠唱を始めていた彼の魔法が発動し、空気中の風が勢いよく私に向かって来た。

「“…ヴィエーチル!”」

身を守る為、自身の周りに風を起こし、彼の魔法を打ち消した。彼が魔法を発動して、私が打ち消す為の魔法を発動する。しばらくそれを繰り返していると、少しづつ彼に疲れが溜まっていき、私達の詠唱のタイミングはほぼ同時に戻っていた。

「“…トルメンタ!”」
「“…ルミエール!”」
「なっ…!?」

風属性の魔法を発動した彼に対し、私は今まで成功した事のない光属性の魔法を発動した。私達の周りが光に包まれ、目の前が真っ白になった。何も見えない中、彼が発動した風の弾道を予測して斜め前方に受け身をとると、彼の元に走り寄った。

「……っ!」
「“…ヴァン!”」

近距離で風属性の魔法を発動し、風圧で彼をコートの外へ吹き飛ばした。

「そこまでー!勝者、ルナソワレーヴェ!」

わー!っと周りから歓声が上がり、私達に拍手が贈られた。再びコートに足を踏み入れたツヴェルが右手を差し出し、私達は握手を交わした。



「2人共お疲れ…!」

試合を終えた私達の元に、ララが駆け寄ってきた。

「おめでとうルナちゃん…!」
「ありがとうララ!」
「ララ。あなたも試合があったのではないですか?」
「あー…うん。…負けちゃった。」
「ララ…。」
「だから、あとはみんなの応援を頑張るよ!ね?ツーくん。」
「そうですね。…ルナさん。僕に勝ったんですから、絶対優勝してくださいね。」
「う、うん…!頑張るよ!」

2回戦でツヴェルとララの2人が敗退し、他のみんなは翌日の3回戦に勝ちあがる結果となった。



大会3日目。勝ち上がったレミリー対アレクと、タック対フランの試合が行われる事になった。
私は既に試合を終えて準決勝に勝ち上がる事が決まり、ララとツヴェルの2人と共にタック対フランの試合を見にやって来た。

「タックとフランくんかぁ…。」
「フランさんが有利でしょうね。スピードが違いすぎますから。」
「けど、タックは押し切れれば勝てるかもしれないよ?」
「うぅ…。自分の試合じゃないのに緊張してきちゃった…。」
「あ、始まるよ…!」

2人はコートに立って向かい合うと、互いに武器を生成しだした。タックの手には大剣が、フランの手には2本の剣が握られ、試合が始まった。
はじまりの合図と共に走り出した2人は、コートの中央で剣を交えた。競り合いになり、タックに力で押し負けたフランは後方に受け身をとり、体制を立て直して再び彼に斬りかかっていった。

「やっぱりタックはパワーがあるから、競り合いになったら勝てるよ…!」
「けど、フランさんがそう何回も競り合いに持っていくとは思えませんね。」
「そっかぁ…そりゃそうだよね…。」
 
フランは彼と競り合いになるのを避けようと、素早く動きながら剣を振り回している。それに対してタックはコートの中央に立ち、ほとんどその場から動かずに左右から次々やってくる攻撃を器用に防いでいた。

「タックさんの防御技術は凄いですね。あれだけ早い攻撃を防げるなんて…。」
「でも…全部は防ぎきれてないみたい…。所々擦り切れてるよ…。」
「なんか…フランの様子、変じゃない?いつものフランじゃ…ないみたいな…。」
「そりゃあ、いつもみたいにヘラヘラしてもいられないでしょう。昇級がかかっているんですから。」
「それは…そうだけど…。」
「私もいつものフランくんと変わらないと思うよ?」
「気のせいなのかなぁ…。」

彼の瞳の色や見た目に変化は見られないが、全体の雰囲気や空気感がいつもと違うような気がした。フランでもルドルフでもない、別の誰かなのではないかと思ってしまう様な違和感を感じた。
そのまま試合は進み、最終的にニム先生に試合を中断される形となり、あちこち切り傷だらけとなったタックは医務室へと運ばれた。



ララはフランの元へ行き、私とツヴェルは医務室へ向かったタックの元へ行く事にした。

「失礼しまーす…。」

医務室のベッドは、他の試合で負傷した生徒達でいっぱいになり、見舞いに来ている生徒達も含め、部屋の中は人で溢れかえっていた。

「ごめんなさい…。す、すいません…!」

人をかき分けながら奥へ進んで行くと、椅子に座ったタックがニム先生の治療を受けている最中だった。

「あれ?2人共どうしたの?」
「試合…お疲れ様。怪我は大丈夫?」
「大した事ないよ。出血もほとんど無いし、念の為見てもらうように言われただけだから。」
「それならよかったですね…。」
「試合…見てたんだね。」
「ええ、まあ…。」
「ツヴェルに偉そうな事言ったくせに…情けないなぁ。」
「そんな事は…」
「タクトさん。治療は終わったので、後はゆっくり休んでくださいね~。」
「ありがとうございますニム先生。…ここに居たら邪魔になっちゃうから、ホールに戻ろう?レミリーとアレクも試合してる頃だと思うし。」
「うん…そうだね!」

医務室を後にした私達はホールの2階へ向かい、既に場所を確保していたララ、フラン、ユイの元へやって来た。

「おかえりタック。」
「ただいまフラン。」

いつも通りの雰囲気に戻っていたフランは、彼を笑顔で迎えた。先程剣を向けあっていた2人とは思えない程、その場の空気は和やかなものだった。

「タック…怪我は大丈夫なの?」
「うん。大した事ないよ。心配してくれてありがとうユイ。ユイは試合どうだった?」
「えっと…あたしは…」

タックは私達の側を離れ、端に座っていたユイの隣の席に腰をおろした。

「レミリーとアレクの試合、どうなってる?」
「うーん…。レミリーが優勢かなぁ…。」
「え?レミリーは弓が武器なのに?アレクの方は斧だから、アレクの方が有利だと思ってたのに…。」
「レミリー、近距離での攻撃が体術なんだ。動きが素早いから、上手いことアレクの攻撃を避けて反撃出来てる。」
「体術なんて…いつの間に…。」
「彼女は他に武器を生成するのではなく、弓に合った戦い方を身につけていたようですね。」

コートの方へ視線を向けると、弓を手に持ったレミリーが、アレクの斧を受け止めていた。彼女は横に受け身をとり、すかさず矢を放つと、彼は身体をそらせてそれを避けた。その隙に彼女は再び間合いを詰めると、彼の身体に蹴りをいれた。

「うわぁ…今のは痛そう…。」
「レミリーは性格がまるっきり変わるから、誰と試合をしても心情は変わらないだろうけど…。アレクはやりずらそうだなぁ…。」
「こういう戦いで私情を持ち込む方が悪いですよ。アレクさんはそこを克服しなければ、彼女に勝ち目はありませんね。」
「そういうあんたはララと戦う事になっても戦えるの?」
「そ、それは…。」
「そうならない為に、ツヴェルは魔法部門にしたんでしょ?」
「え?そうだったの?」
「そんな訳ないじゃないですか。…気のせいですよ。」
「あ!勝負がついたみたいよ!」

コートの中には、床に倒れたアレクを運び出す生徒達の姿があった。どうやらこの試合ではレミリーが勝ったようで、彼女もアレクの後ろをついて行く様子が見て取れる。

「ユイちゃん。今度は私達でアレクくんの様子見に行かない?」
「そ、そうね…。」

ララとユイがその場に立ち上がると、それにつられるようにタックも席を立った。

「なら俺も…」
「タックは来なくていいわ。あなただって怪我したんだから、先に部屋に戻って休まないと。」
「あ、うん…。そうだね…。」

タックが再び席に着くと、今度はフランがその場に立ち上がった。

「じゃあ僕が…」
「フランくんは明日も試合でしょ?部屋に戻って休まなきゃ!」
「あ、うん…。わかった…。」
「僕は怪我もしてませんし、明日も試合はないので付き添いますよ。彼の負傷次第では人手も必要でしょうし。」
「ありがとうツーくん!」
「じゃあ、行きましょ。」

3人が医務室へ向かうのを見届けると、残された私達は部屋に戻る事にした。
階段の前でタックと別れると、私はフランの部屋の前で彼に問いかけた。

「ねぇフラン。」
「なぁに?ルナちゃん。」
「試合中、ルドルフだった?フランだった?」
「彼は魔法専門だから…もちろん僕だったよ。どうして?」
「何か…いつものフランじゃなかったような…。」
「いつもの僕じゃないって、どういう事?」
「なんていうか…雰囲気?が違った気がして…。」
「レミリーみたいだったって事?」
「レミリー程じゃないんだけど…!そんな感じ…かな。」
「相手が相手だからね。手抜きは出来ないし、手加減したら彼に失礼でしょ?」
「そ、そうだね…。」
「ルナちゃんも明日試合だよね。お互い頑張ろうね。」
「う、うん!」

彼が部屋に入っていくのを見送ると、私も自分の部屋に戻る事にした。
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