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第10章︰エーリ学院〜上級クラス〜
第87話
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「ん…?」
目を開けると、白い天井が視界に入った。身体には布団がかけられ、右側に人の体温を感じる。
「おはようルナ。よく眠れたか?」
「…ん?………ライガ…!?」
彼が同じ布団に入り、こちらを眺めていた事に気付いた。慌てて身体を回転させてその場から離れると、ベッドの上から転げ落ちた。
「うわ…っ!?……痛っ…。」
「だ、大丈夫か?」
「大丈夫!大丈夫…だけど…。なんで、私はライガの部屋に…?」
「覚えていないのか?…まぁ、あの様子じゃ無理もないか…。」
「え?」
「聞きたいか?」
「あ、うん…まぁ…。」
彼が差し出した手を握ってその場に立ち上がると、ベッドの端に腰を下ろした。
「レミリアと料理を食べていただろう?その時、レーガが飲み物をよこしたと思うが…。そこは覚えているか?」
「うん。覚えてるよ。」
「その飲み物にはアルコールが含まれていた。それを飲んだお前は酔っ払い、レーガに絡み始めた。」
「えっ…。」
「お前はレーガに抱きつき、あいつも調子に乗ってルナを抱きかかえた所までは良かったんだが…。」
「う、嘘でしょ…。まだ何かあるの…?」
「あちこちに…せ、接吻をし始めて…。」
「えええー///!?」
火が出そうな程顔が熱くなり、羞恥が激しく込み上げてきた。
「最終的にレーガの首に噛み付いた。あいつが助けを求めてきたから、俺がお前を引き剥がして部屋に連れて帰った。」
「あ、あの…ライガ…。」
「なんだ?」
「わ、わた…私…ライガにまで…なんか……して…ないよね…?」
「部屋に行くまでに俺の背中の上で寝ていた。それから1度も目を覚ましていない。」
「はぁ~…。よかったぁ…。」
「頭痛や吐き気はないか?」
「あ、うん。ないよ。」
「ならもう大丈夫だな。送ってやるからお前もエーリに戻れ。」
「あれ?みんなは?」
「あいつらは一足先に帰ったぞ。」
「な、なんで起こしてくれなかったの!?」
「お前の身体の事が心配だったからだ。アルコールを飲むなんてした事なかっただろ?」
「そうだけど…。」
「今後は気をつけろよ?…お前は弱いみたいだからな。」
「は、はい…。」
ライガに門の前まで送り届けられ、寮の中に足を踏み入れた。廊下に誰もいない事を確認しながら、足音をたてないように慎重に進み始めた。
「…何をやってるんですか?」
「うわぁ!?」
後ろから突然声をかけられて、驚きの声をあげた。後ろを振り返ると、腕に本を抱えたツヴェルとララが立っていた。
「そ、そんなに驚かなくてもいいじゃないですか…。」
「ごめんごめん…。」
「おかえりルナちゃん。身体の方はもう大丈夫?」
「うん!もう大丈夫!」
「その…昨日の事は…」
「あー!ごめん!私、これから急ぎの用があるから!また今度ね!」
「え…!ルナちゃ…」
私は逃げるようにして彼等の元を離れると、廊下を走って部屋の中に逃げ込んだ。
「はぁ~…。」
「おいルナ…。大丈夫か?」
「どうしようミグ~!昨日の事、絶対みんな見てたよね!?」
「まぁ…そうだろうな。」
「ミグとルカも…見てた?」
「俺は見てたけど…ルカはどうだろうな…。」
「見てたなら止めてよー!なんで黙って見てたの!?」
「あれは止めようがない。俺にもどうなるか分からない状況だったしな…。お前がヴァン様に背負われた時に出て行ったんだが、任せろと言われたら引き下がるしかないだろ?」
「そ、そう…だけど…。」
「こういう時は、別の事に集中してさっさと忘れるのが1番だ。ほら、本でも読め。」
「わ、わかった…!」
「おはようルナ。ご機嫌いかがかな?」
「おはようユーリ。」
決まり文句のような彼の挨拶にも慣れ、私は挨拶を返した。
「先日はレジデンスに招待してくれてありがとう。とても有意義な時間を過ごせたよ。」
「あ、うん!喜んでくれたみたいでよかった…。」
「ところで話は変わるけど…。ルナにお願いがあるんだ。」
「え?お願い?」
「あら、おはよう2人共~。」
ゆったりとした様子でレミリーが教室にやって来た。彼女は上級クラスに昇級した事で、以前よりおっとり感が増したように思える。
「おはようレミリー。丁度良かった。君にも手伝って欲しいんだ。」
「あら?何かしら。」
「ルナとレミリーに、僕が受けてきた依頼を手伝って欲しいんだ。」
「それは別に構わないけど…。どうして私達に?」
「人手が必要な依頼でね。本当はツーくんやフランにも手伝って欲しいんだけど、彼等は既に出かけていなかったから。」
「私達で良ければいくらでもお手伝いするわ~。」
「ありがとう2人共。じゃあ、依頼内容を確認してくれるかい?」
彼から受け取った依頼書に目を通した。
依頼内容は、盗賊団クレフティスの撃退だった。撃退と言っても殺す訳ではなく、あくまで追い払うのが目的のようだ。
「依頼主は貴族の方だから、実際に行って話を聞いてみよう。」
「わかりました!」
私達は3人で、依頼をした貴族の屋敷に向かった。
「お待ちしておりました。どうぞこちらに。」
召使いの装いをした男性に促され、長い廊下を歩いて広い部屋に通された。そこには同じくらいの歳の青年が、ソファーに座って私達を待っていた。
「エーリ学院の生徒の皆様をお連れしました。」
「ありがとう。お茶を頼むよ。」
「かしこまりました。」
「どうぞ、そちらに座ってください。」
「はい。失礼します。」
ソファーに腰を下ろすと、彼も同じように向かいのソファーに座った。
「依頼を受けて下さりありがとうございます。僕はネオと申します。」
「エーリ学院上級吸血鬼のユーリです。こちらはルナで、彼女はレミリア。」
「は、初めまして!」
「驚きました…。まさか女性が来るとは思っていなかったので…。」
「女性ではいけなかったですか?」
「い、いえ!そんな事はありませんよ。」
先程の召使いの男性が部屋に戻ってくると、私達の前に紅茶の入ったカップを用意した。
「まずはお話をお聞きしたいのですが…。」
「依頼内容についてですね。…皆さんは、盗賊団クレフティスについてご存じですか?」
「耳にした事はありますが…。問題になったのは随分前の事ですよね?」
「ええ。街道を通る人々の荷物を奪い取って、逃げ去っていく…そういった事を繰り返していたようです。」
「その盗賊団はすでに壊滅したはずでは?」
「僕もその様に聞いていました。しかし先日、馬車で近くの街道を通っていた所をクレフティスに襲われたんです。」
「だ、大丈夫だったのですか!?」
「はい。怪我は大した事なかったのですが、他の貴族達からも被害の声が絶えないのです。噂では、小さな子供を連れ去って売り飛ばしているという話も聞きました…。」
「そんな事が…。」
「それが今回の依頼の内容ですね?」
「はい。壊滅させるのは無理だとしても、彼等に損害を与えられれば被害も少なくなるはずです。役所の方にも協力を依頼しています。どうかよろしくお願いします…。」
「わかりました。全力を尽くさせていただきます。」
「何か協力出来る事があれば、僕も力になります。なんでも仰って下さい。」
「ありがとうございます!」
屋敷を後にした私達は、街の広場にあるベンチに腰を下ろした。
「さてと…。これは結構、大事になってきたね。」
「そうねぇ~。以前は2、3人程の小さな盗賊団だった筈だけど、貴族が乗った馬車を襲う程に勢力を拡大しているという事は…結構な数になりそうね~。」
「3人で大丈夫かなぁ…。」
「盗賊団とはいえ、武器を所持しているはずだし、もう少し協力者が必要かなぁ…。」
「ユーリ…みんな。何してるの?」
「あ、ユノさん!」
紙袋を腕に抱え、彼女が私達の元に歩み寄ってきた。
「君は買い物かい?」
「うん。今、帰る所。」
「なら丁度よかった。人手不足で困ってたんだ。協力してくれないかい?」
「いいよ。」
「随分あっさり承諾してくれるのね。」
「暇だから。」
「ありがとうユノさん!」
「ユノでいい。私も、ルナって呼びたいから。」
「あ、うん。わかった!」
「荷物。置いてくるね。」
「なら僕達はここで待っているよ。すまないねユノ。」
「気にしないで。すぐ戻るね。」
彼女は再び歩き始め、私達の元を離れて行った。
「ユノが協力してくれるなら心強いね!」
「そうね~。彼女の魔法はとっても強いから、頼りになるわ~。」
「後は作戦を考えないとね。どうやって彼等と接触するか…。」
「貴族の馬車を襲ったのなら、私達も貴族に成りすますのはどうかしら?」
「それだと、こっちが奇襲をかけられちゃうよ?」
「確かにリスクはあるけど、彼等がどこに現れるかわからない以上、こちらから仕掛けるのは難しいよ。」
「そっか…。」
「なら決まりね~。」
「貴族に成りすますには、服装を変える必要があるね。」
「馬車も手配する必要があるわよね?」
「それなら、ネオ様に聞いてみたらどうかな?事情を話したら協力してくれるかも。」
「そうしようか。僕とルナは先に行って話をしてみるから、レミリーはユノを連れて屋敷に来てくれるかい?」
「わかったわ~。」
レミリーをその場に残し、私とユーリは再び屋敷に向かった。 ネオ様に事情を話し、後からやって来たレミリーとユノの2人と合流した。
借りた服に着替えを済ませると、用意された馬車に乗り込んでネオ様が襲われたという街道へ向かった。
目を開けると、白い天井が視界に入った。身体には布団がかけられ、右側に人の体温を感じる。
「おはようルナ。よく眠れたか?」
「…ん?………ライガ…!?」
彼が同じ布団に入り、こちらを眺めていた事に気付いた。慌てて身体を回転させてその場から離れると、ベッドの上から転げ落ちた。
「うわ…っ!?……痛っ…。」
「だ、大丈夫か?」
「大丈夫!大丈夫…だけど…。なんで、私はライガの部屋に…?」
「覚えていないのか?…まぁ、あの様子じゃ無理もないか…。」
「え?」
「聞きたいか?」
「あ、うん…まぁ…。」
彼が差し出した手を握ってその場に立ち上がると、ベッドの端に腰を下ろした。
「レミリアと料理を食べていただろう?その時、レーガが飲み物をよこしたと思うが…。そこは覚えているか?」
「うん。覚えてるよ。」
「その飲み物にはアルコールが含まれていた。それを飲んだお前は酔っ払い、レーガに絡み始めた。」
「えっ…。」
「お前はレーガに抱きつき、あいつも調子に乗ってルナを抱きかかえた所までは良かったんだが…。」
「う、嘘でしょ…。まだ何かあるの…?」
「あちこちに…せ、接吻をし始めて…。」
「えええー///!?」
火が出そうな程顔が熱くなり、羞恥が激しく込み上げてきた。
「最終的にレーガの首に噛み付いた。あいつが助けを求めてきたから、俺がお前を引き剥がして部屋に連れて帰った。」
「あ、あの…ライガ…。」
「なんだ?」
「わ、わた…私…ライガにまで…なんか……して…ないよね…?」
「部屋に行くまでに俺の背中の上で寝ていた。それから1度も目を覚ましていない。」
「はぁ~…。よかったぁ…。」
「頭痛や吐き気はないか?」
「あ、うん。ないよ。」
「ならもう大丈夫だな。送ってやるからお前もエーリに戻れ。」
「あれ?みんなは?」
「あいつらは一足先に帰ったぞ。」
「な、なんで起こしてくれなかったの!?」
「お前の身体の事が心配だったからだ。アルコールを飲むなんてした事なかっただろ?」
「そうだけど…。」
「今後は気をつけろよ?…お前は弱いみたいだからな。」
「は、はい…。」
ライガに門の前まで送り届けられ、寮の中に足を踏み入れた。廊下に誰もいない事を確認しながら、足音をたてないように慎重に進み始めた。
「…何をやってるんですか?」
「うわぁ!?」
後ろから突然声をかけられて、驚きの声をあげた。後ろを振り返ると、腕に本を抱えたツヴェルとララが立っていた。
「そ、そんなに驚かなくてもいいじゃないですか…。」
「ごめんごめん…。」
「おかえりルナちゃん。身体の方はもう大丈夫?」
「うん!もう大丈夫!」
「その…昨日の事は…」
「あー!ごめん!私、これから急ぎの用があるから!また今度ね!」
「え…!ルナちゃ…」
私は逃げるようにして彼等の元を離れると、廊下を走って部屋の中に逃げ込んだ。
「はぁ~…。」
「おいルナ…。大丈夫か?」
「どうしようミグ~!昨日の事、絶対みんな見てたよね!?」
「まぁ…そうだろうな。」
「ミグとルカも…見てた?」
「俺は見てたけど…ルカはどうだろうな…。」
「見てたなら止めてよー!なんで黙って見てたの!?」
「あれは止めようがない。俺にもどうなるか分からない状況だったしな…。お前がヴァン様に背負われた時に出て行ったんだが、任せろと言われたら引き下がるしかないだろ?」
「そ、そう…だけど…。」
「こういう時は、別の事に集中してさっさと忘れるのが1番だ。ほら、本でも読め。」
「わ、わかった…!」
「おはようルナ。ご機嫌いかがかな?」
「おはようユーリ。」
決まり文句のような彼の挨拶にも慣れ、私は挨拶を返した。
「先日はレジデンスに招待してくれてありがとう。とても有意義な時間を過ごせたよ。」
「あ、うん!喜んでくれたみたいでよかった…。」
「ところで話は変わるけど…。ルナにお願いがあるんだ。」
「え?お願い?」
「あら、おはよう2人共~。」
ゆったりとした様子でレミリーが教室にやって来た。彼女は上級クラスに昇級した事で、以前よりおっとり感が増したように思える。
「おはようレミリー。丁度良かった。君にも手伝って欲しいんだ。」
「あら?何かしら。」
「ルナとレミリーに、僕が受けてきた依頼を手伝って欲しいんだ。」
「それは別に構わないけど…。どうして私達に?」
「人手が必要な依頼でね。本当はツーくんやフランにも手伝って欲しいんだけど、彼等は既に出かけていなかったから。」
「私達で良ければいくらでもお手伝いするわ~。」
「ありがとう2人共。じゃあ、依頼内容を確認してくれるかい?」
彼から受け取った依頼書に目を通した。
依頼内容は、盗賊団クレフティスの撃退だった。撃退と言っても殺す訳ではなく、あくまで追い払うのが目的のようだ。
「依頼主は貴族の方だから、実際に行って話を聞いてみよう。」
「わかりました!」
私達は3人で、依頼をした貴族の屋敷に向かった。
「お待ちしておりました。どうぞこちらに。」
召使いの装いをした男性に促され、長い廊下を歩いて広い部屋に通された。そこには同じくらいの歳の青年が、ソファーに座って私達を待っていた。
「エーリ学院の生徒の皆様をお連れしました。」
「ありがとう。お茶を頼むよ。」
「かしこまりました。」
「どうぞ、そちらに座ってください。」
「はい。失礼します。」
ソファーに腰を下ろすと、彼も同じように向かいのソファーに座った。
「依頼を受けて下さりありがとうございます。僕はネオと申します。」
「エーリ学院上級吸血鬼のユーリです。こちらはルナで、彼女はレミリア。」
「は、初めまして!」
「驚きました…。まさか女性が来るとは思っていなかったので…。」
「女性ではいけなかったですか?」
「い、いえ!そんな事はありませんよ。」
先程の召使いの男性が部屋に戻ってくると、私達の前に紅茶の入ったカップを用意した。
「まずはお話をお聞きしたいのですが…。」
「依頼内容についてですね。…皆さんは、盗賊団クレフティスについてご存じですか?」
「耳にした事はありますが…。問題になったのは随分前の事ですよね?」
「ええ。街道を通る人々の荷物を奪い取って、逃げ去っていく…そういった事を繰り返していたようです。」
「その盗賊団はすでに壊滅したはずでは?」
「僕もその様に聞いていました。しかし先日、馬車で近くの街道を通っていた所をクレフティスに襲われたんです。」
「だ、大丈夫だったのですか!?」
「はい。怪我は大した事なかったのですが、他の貴族達からも被害の声が絶えないのです。噂では、小さな子供を連れ去って売り飛ばしているという話も聞きました…。」
「そんな事が…。」
「それが今回の依頼の内容ですね?」
「はい。壊滅させるのは無理だとしても、彼等に損害を与えられれば被害も少なくなるはずです。役所の方にも協力を依頼しています。どうかよろしくお願いします…。」
「わかりました。全力を尽くさせていただきます。」
「何か協力出来る事があれば、僕も力になります。なんでも仰って下さい。」
「ありがとうございます!」
屋敷を後にした私達は、街の広場にあるベンチに腰を下ろした。
「さてと…。これは結構、大事になってきたね。」
「そうねぇ~。以前は2、3人程の小さな盗賊団だった筈だけど、貴族が乗った馬車を襲う程に勢力を拡大しているという事は…結構な数になりそうね~。」
「3人で大丈夫かなぁ…。」
「盗賊団とはいえ、武器を所持しているはずだし、もう少し協力者が必要かなぁ…。」
「ユーリ…みんな。何してるの?」
「あ、ユノさん!」
紙袋を腕に抱え、彼女が私達の元に歩み寄ってきた。
「君は買い物かい?」
「うん。今、帰る所。」
「なら丁度よかった。人手不足で困ってたんだ。協力してくれないかい?」
「いいよ。」
「随分あっさり承諾してくれるのね。」
「暇だから。」
「ありがとうユノさん!」
「ユノでいい。私も、ルナって呼びたいから。」
「あ、うん。わかった!」
「荷物。置いてくるね。」
「なら僕達はここで待っているよ。すまないねユノ。」
「気にしないで。すぐ戻るね。」
彼女は再び歩き始め、私達の元を離れて行った。
「ユノが協力してくれるなら心強いね!」
「そうね~。彼女の魔法はとっても強いから、頼りになるわ~。」
「後は作戦を考えないとね。どうやって彼等と接触するか…。」
「貴族の馬車を襲ったのなら、私達も貴族に成りすますのはどうかしら?」
「それだと、こっちが奇襲をかけられちゃうよ?」
「確かにリスクはあるけど、彼等がどこに現れるかわからない以上、こちらから仕掛けるのは難しいよ。」
「そっか…。」
「なら決まりね~。」
「貴族に成りすますには、服装を変える必要があるね。」
「馬車も手配する必要があるわよね?」
「それなら、ネオ様に聞いてみたらどうかな?事情を話したら協力してくれるかも。」
「そうしようか。僕とルナは先に行って話をしてみるから、レミリーはユノを連れて屋敷に来てくれるかい?」
「わかったわ~。」
レミリーをその場に残し、私とユーリは再び屋敷に向かった。 ネオ様に事情を話し、後からやって来たレミリーとユノの2人と合流した。
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