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修行の日々
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ソウシロウが草原で目をさましてから数ヶ月が経過していた。
幸いなことに、気候は安定してた。朝晩少し肌寒いくらいだ。
巨大なネズミ型の毛皮を剥ぎ、乾燥させて布団がわりにすれば快適に過ごせた。
雨が降ったら倒したスライムを寄せ集めれば簡易的な雨具ができた。
もとより、この草原には滅多に雨が降らなかった。
また、外気コントロールにも明け暮れた。数々の実験の結果、炎のほかに、水、雷、土、風、光を発現できた。
この星の外気はイメージ通りに加工することができるようだ。
気のコントロールよりも、気を放出する間、イメージを維持し続ける方が難しかった。
また、自分の気を物質に注ぎ込むことで、加工することも出来た。今までも紅姫に気を注ぎ込み、攻撃力を強化することはできたが、惑星クーガでは物質の形状を変えることはできなかった。この違いはとてつもなく大きい。
この星の外気は、かなり密度が濃く物質の形状や特性までも変化させることができる。
草原の土を掘り起こして陶器を作ったり、動物の毛皮から糸や布を作ることもできた。
これをソウシロウは「練成」と呼ぶことにした。
また、外気を衣服に練り込ませて固定することで防御力を劇的に上昇させることもできた。
仮に文明が無くても、一般生活程度のことであれば、気の力でほとんど代替できる。
それどころか、気を纏った衣服は傷みにくいから科学よりも先進的に思える。大量生産に向かないのは欠点だが。
不便なことといえば、乗り物がないため移動に時間がかかる。
それでも気の力を足に纏えば惑星クーガの時よりも圧倒的速さで走ることができるため、そこまで苦にならない。
これは気躁術の達人であるソウシロウのための惑星、といってもいいくらいだった。
ソウシロウはあれから1週間で草原からの移動を決意した。草原にいれば惑星クーガに戻る手がかりをつかめるかとも思ったが、特に何も起きないので、大幅な移動を決意した。
草原を進むと大きな森に出た。
そこでは、二足歩行の狼との遭遇率が高かった。
狼は群れで行動しているらしく相当な数を相手したがソウシロウにとっては飯の種でしかなかった。
森を抜けると山にでた。
ちょうど高いところから景色を見たかったソウシロウは、すぐに登頂を決意する。
山は登れば登る程強い動物が現れた。
草原で食べた怪鳥の巣も見つけた。卵は絶品だった。
怪鳥を倒したあたりからRPGに出てくるような生物も多くなった。
ワイバーンやナーガ、サイクロップス、ゴーレム
見たこともないような生物に遭遇するたび胸が弾んだ。
山頂付近にはドラゴンが住み着いていた。
青いドラゴンは口から高温の青白い炎と、致死性の毒ガスを帯びた紫色の炎を吐き、ソウシロウを手こずらせた。
一度、強靭な尻尾の一撃をもらい、絶命を覚悟したが外気を纏って身体強化していたため骨折すらしなかった。
今まで敵からまともに攻撃を受けたことがなかったが、この星の気は攻撃力だけでなく、防御力も高めてくれるようだ。
ドラゴンを倒し、尻尾の肉を口にした時は感動した。
汗水垂らして仕留めた獲物の肉を頬張ることがこんなに幸せなことだとは思わなかった。
なんだか、力も付いた気がする。
ドラゴンの鱗で作ったドラゴンメイル(ソウシロウが勝手に名付けた)を装着すると、身体能力や練気力が高まった。
また、ドラゴンの亡骸を調べてみると、奥歯の一つから不思議な力を感じた。禍々しい炎の気を感じる。
牙を経由させるイメージで、炎を使うと赤い炎は黒く変色した。
通常の炎とはまた別の気を感じるが、ソウシロウが経験したことのない気であり、現時点ではよくわからなかった。
ソウシロウは牙をネックレスに変形させて身につけることにした。
他にも、スピードの速い鳥の羽毛を加工して髪につけ、力の強いゴーレムの石板をブレスレットに加工した。それらのアクセサリーは気の力を増幅させてくれるようだった。
気付いたら異国人のような格好になっていたのはご愛嬌だ。
しかしながら、ドラゴン討伐での最大の収穫は「マジックバック」だろう。
ドラゴンは収集癖があるらしく、住処には色々なアイテムや装備品が貯め込んであった。
ソウシロウがみても高価だと思われる品も多く、収集するための入れ物を探していると、手頃な腰袋を見つけた。
見た目は50センチ程度のありふれた腰袋なのだが、どういう仕組みなのか見た目の体積・容量を超えて色々なものを収納できる魔法の袋だった。RPGに出てくるいわゆる「道具袋」というやつだ。
軽装を重視して今まで荷物のほとんどを捨ててきたソウシロウにとって本当にありがたかった。
苦労して倒した甲斐があったというものだ。
強力な装備品やドラゴンの住処にあった様々なアイテムを道具袋に収納し、軽装になったソウシロウは辺りを見渡した。
「ふぅー、ようやく山頂か。流石にかなり遠くまで見渡せるな」
ソウシロウは主のいなくなった山頂でようやく人午後地つく。
かなり遠くまで見渡すことができるが、ソウシロウが目を覚ました草原はどこにも見えなかった。それほど遠くまで進んできたのだ。
「ん?あれは、まさか村か?」
気をコントロールして眼球の望遠能力を高めて見渡してみると、山をおり、森を抜けたところに人口の建築物が数十棟密集している。
間違いなく集落だ。
「この星にも文明があったのか」
ソウシロウは嬉しくなった。ゆっくりできる場所も探していたから丁度いい。
また、この星の文明がどんなものか、どんな人間が住んでいるのか知的好奇心もくすぐられる。
ソウシロウは早速下山した。
幸いなことに、気候は安定してた。朝晩少し肌寒いくらいだ。
巨大なネズミ型の毛皮を剥ぎ、乾燥させて布団がわりにすれば快適に過ごせた。
雨が降ったら倒したスライムを寄せ集めれば簡易的な雨具ができた。
もとより、この草原には滅多に雨が降らなかった。
また、外気コントロールにも明け暮れた。数々の実験の結果、炎のほかに、水、雷、土、風、光を発現できた。
この星の外気はイメージ通りに加工することができるようだ。
気のコントロールよりも、気を放出する間、イメージを維持し続ける方が難しかった。
また、自分の気を物質に注ぎ込むことで、加工することも出来た。今までも紅姫に気を注ぎ込み、攻撃力を強化することはできたが、惑星クーガでは物質の形状を変えることはできなかった。この違いはとてつもなく大きい。
この星の外気は、かなり密度が濃く物質の形状や特性までも変化させることができる。
草原の土を掘り起こして陶器を作ったり、動物の毛皮から糸や布を作ることもできた。
これをソウシロウは「練成」と呼ぶことにした。
また、外気を衣服に練り込ませて固定することで防御力を劇的に上昇させることもできた。
仮に文明が無くても、一般生活程度のことであれば、気の力でほとんど代替できる。
それどころか、気を纏った衣服は傷みにくいから科学よりも先進的に思える。大量生産に向かないのは欠点だが。
不便なことといえば、乗り物がないため移動に時間がかかる。
それでも気の力を足に纏えば惑星クーガの時よりも圧倒的速さで走ることができるため、そこまで苦にならない。
これは気躁術の達人であるソウシロウのための惑星、といってもいいくらいだった。
ソウシロウはあれから1週間で草原からの移動を決意した。草原にいれば惑星クーガに戻る手がかりをつかめるかとも思ったが、特に何も起きないので、大幅な移動を決意した。
草原を進むと大きな森に出た。
そこでは、二足歩行の狼との遭遇率が高かった。
狼は群れで行動しているらしく相当な数を相手したがソウシロウにとっては飯の種でしかなかった。
森を抜けると山にでた。
ちょうど高いところから景色を見たかったソウシロウは、すぐに登頂を決意する。
山は登れば登る程強い動物が現れた。
草原で食べた怪鳥の巣も見つけた。卵は絶品だった。
怪鳥を倒したあたりからRPGに出てくるような生物も多くなった。
ワイバーンやナーガ、サイクロップス、ゴーレム
見たこともないような生物に遭遇するたび胸が弾んだ。
山頂付近にはドラゴンが住み着いていた。
青いドラゴンは口から高温の青白い炎と、致死性の毒ガスを帯びた紫色の炎を吐き、ソウシロウを手こずらせた。
一度、強靭な尻尾の一撃をもらい、絶命を覚悟したが外気を纏って身体強化していたため骨折すらしなかった。
今まで敵からまともに攻撃を受けたことがなかったが、この星の気は攻撃力だけでなく、防御力も高めてくれるようだ。
ドラゴンを倒し、尻尾の肉を口にした時は感動した。
汗水垂らして仕留めた獲物の肉を頬張ることがこんなに幸せなことだとは思わなかった。
なんだか、力も付いた気がする。
ドラゴンの鱗で作ったドラゴンメイル(ソウシロウが勝手に名付けた)を装着すると、身体能力や練気力が高まった。
また、ドラゴンの亡骸を調べてみると、奥歯の一つから不思議な力を感じた。禍々しい炎の気を感じる。
牙を経由させるイメージで、炎を使うと赤い炎は黒く変色した。
通常の炎とはまた別の気を感じるが、ソウシロウが経験したことのない気であり、現時点ではよくわからなかった。
ソウシロウは牙をネックレスに変形させて身につけることにした。
他にも、スピードの速い鳥の羽毛を加工して髪につけ、力の強いゴーレムの石板をブレスレットに加工した。それらのアクセサリーは気の力を増幅させてくれるようだった。
気付いたら異国人のような格好になっていたのはご愛嬌だ。
しかしながら、ドラゴン討伐での最大の収穫は「マジックバック」だろう。
ドラゴンは収集癖があるらしく、住処には色々なアイテムや装備品が貯め込んであった。
ソウシロウがみても高価だと思われる品も多く、収集するための入れ物を探していると、手頃な腰袋を見つけた。
見た目は50センチ程度のありふれた腰袋なのだが、どういう仕組みなのか見た目の体積・容量を超えて色々なものを収納できる魔法の袋だった。RPGに出てくるいわゆる「道具袋」というやつだ。
軽装を重視して今まで荷物のほとんどを捨ててきたソウシロウにとって本当にありがたかった。
苦労して倒した甲斐があったというものだ。
強力な装備品やドラゴンの住処にあった様々なアイテムを道具袋に収納し、軽装になったソウシロウは辺りを見渡した。
「ふぅー、ようやく山頂か。流石にかなり遠くまで見渡せるな」
ソウシロウは主のいなくなった山頂でようやく人午後地つく。
かなり遠くまで見渡すことができるが、ソウシロウが目を覚ました草原はどこにも見えなかった。それほど遠くまで進んできたのだ。
「ん?あれは、まさか村か?」
気をコントロールして眼球の望遠能力を高めて見渡してみると、山をおり、森を抜けたところに人口の建築物が数十棟密集している。
間違いなく集落だ。
「この星にも文明があったのか」
ソウシロウは嬉しくなった。ゆっくりできる場所も探していたから丁度いい。
また、この星の文明がどんなものか、どんな人間が住んでいるのか知的好奇心もくすぐられる。
ソウシロウは早速下山した。
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