43 / 46
第三章 ヨトゥンヘイムの層
第四十三話 フレイヤ、ノル、アイラと合流しよう ~再開したメンバーの実力の件~
しおりを挟む
イズン師匠のホームへと久しぶりに戻ってきた。
みんなでよく集まった広間が懐かしい。
「久しぶりだニャ!」
ノルが勢いよく向かってきて抱きついてきた。
「ちょ、ちょっとノル」
フレイヤもそっと肩へとうなだれかかって来た。
「心配したんだから……」
そっとフレイヤは、つぶやいた。
「アルス殿! なつかしいです!」
「う、うぐぅ」
お、俺も懐かしいよ。
このオッパイに顔面おしつけられて息が出来ない感じ。
「アルス! やっぱりモテモテだな」
カールが笑いながら背中を叩いてきた。
「はいはい、いちゃつくのは、そんな所にしておきなさいだわさ」
イズン師匠が手を叩きながら広間に入ってきた。
全員がRPアップを果たし正確なコントロールも習得した。
通常時RP
アルス 0
カール 5
フレイヤ 10
ノル 15
アイラ 30
全員が通常時はRPを抑えているため全開時の数値が不明だ。
「ノルちゃんは白いドアの能力を習得したわさ」
「はいニャ! はいニャ!」
ノルはうれしそうだ。
「今後、攻略先でノルちゃんが青いドアを設置したら、ここと行き来したらいいわさ」
明日の100層後の世界への旅へ向けて、俺達は久しぶりにみんなで食事して休んだ。
翌日、ロキさんとダイアナが見送りに来てくれた。
「アルスちゃん、カールちゃん、ギルドにも顔出してね」
ダイアナは相変わらずのセクシーな様子で近づいてきて言った。
「ノル、フレイヤ、アイラ、訓練の成果をアルスとカールに見せてやるだわさ」
3人とも元気よく返事した。
「ありがとう。頑張ってくれ。武器の事ならいつでも来てくれ」
ロキさんは笑顔で言った。
その右腰には白いロッドを携えている。
「ロキさん。ありがとうございます。それにシギュンさんも」
俺達が出発する時、ロキさんは、いつまでも笑顔で手を振っていた。
---
黒い巨人の居た100層へ戻ると辺りは閑散としていた。
それはそうだ。
黒い巨人によって塔の中の魔物は一掃され、その巨人も居なくなったのだ。
100層の出口へ向かい階段を登ろうとした時、後ろから声をかけられた。
「お前達ここで何をやっている」
振り向くと10メートルほどの背丈の巨人が声をかけてきた。
「黒い巨人が居なくなったと思ったら人間ふぜいがチョロチョロするとはな」
「アナタこそ何者ですか?」
一応丁寧に聞いてみる。
「俺はこのフロアを守る『オーガ』」
そうか、キャジン達が来る前に居たフロアボスか。
RPは500万ほど。
たしかに普通の巨人よりはRPが巨大だがキャジン達ほどでは無い。
「ここは私達にまかせてちょうだい」
フレイヤがそう言うとノルとアイラと共に前に出た。
「任せるニャ!」
「やりましょう」
3人とも自信にあふれている。
何かあればすぐに救済に入ればいい。
「うん。3人共頼むよ」
俺が返事をするとオーガが叫んだ。
「何をゴチャゴチャやっている。
それに何だ?
前に出てきたガキと女が俺と戦うのか?」
オーガは高笑いしながら近づいてきた。
「いくわよ!」
フレイヤの掛け声と共に三人のRPが一気に上がった。
フレイヤ 280万
ノル 250万
アイラ 300万
恐ろしいほどにRPが上がっている。
思わず言葉が出てしまった。
「すごいよ! この短期間で」
ノルの姿が消えた。
フレイヤはアイラに強化魔法をかけたようだった。
ほぼ同時に飛び出したアイラは右の拳に炎をまとい、オーガへと一撃入れた。
爆音と閃光と共にオーガは黒焦げの状態となった。
次の瞬間、オーガの後方から現れたノルのナイフが首を飛ばす。
一瞬の連携攻撃。
オーガのRPに合わせて瞬時に状況判断し個々のRPを上回る相手を倒せる手段を講じて実行した。
「すっげえな。俺達そのうち追いつかれそうだな」
カールが驚いた表情で言った。
「3人共すごいよ! RPもそうだけど連携もすごかった」
「やったニャ! ほめられたニャ!」
ノルは跳ね上がって喜んだ。
フレイヤとアイラも自信ありげに微笑んでいる。
俺達は次の層『スヴェルトアールヴヘイムの層』へ繋がる階段を改めて登った。
「あそこを出れば、いよいよ次の世界だ」
「おい! お前ら、甘いんだよ!」
後方から追いついて来た首の繋がったオーガが立っていた。
「この黒いナイフが俺に命を与えたようだ。しかも、以前より力を感じる」
オーガの手には魔獣マウスのナイフが握られている。
オーガのRPは800万。
さっきの戦いでフレイヤ、ノル、アイラのRPは20万以下にまで減ったはずだ。
カールでも相手にするのは厳しいかもしれない。
「ここは俺にまかせろ!」
久しぶりの全開。
RP全開2000万。
レーヴァテインを引き抜くとオーガを叩き切った。
「もう、アルスったら、私達より遥かに強くなってるじゃない」
フレイヤは口を尖らせながら言った。
「アルス殿、やはり尊敬すべき御仁でした」
アイラは敬意を表してる。
「アルスすごいニャ! すごいニャ!」
ノルは喜び飛び跳ねている。
「結局、アルスが美味しいところ持ってくんだよな。行こうぜ。次の層に」
カールは口笛を吹きながら次の世界への階段を登った。
「おい、待てよ! カール」
俺もカールを追いかけた。
次の世界では何が待っているのか?
現実世界へと戻る方法は何か見つかるのか?
みんなでよく集まった広間が懐かしい。
「久しぶりだニャ!」
ノルが勢いよく向かってきて抱きついてきた。
「ちょ、ちょっとノル」
フレイヤもそっと肩へとうなだれかかって来た。
「心配したんだから……」
そっとフレイヤは、つぶやいた。
「アルス殿! なつかしいです!」
「う、うぐぅ」
お、俺も懐かしいよ。
このオッパイに顔面おしつけられて息が出来ない感じ。
「アルス! やっぱりモテモテだな」
カールが笑いながら背中を叩いてきた。
「はいはい、いちゃつくのは、そんな所にしておきなさいだわさ」
イズン師匠が手を叩きながら広間に入ってきた。
全員がRPアップを果たし正確なコントロールも習得した。
通常時RP
アルス 0
カール 5
フレイヤ 10
ノル 15
アイラ 30
全員が通常時はRPを抑えているため全開時の数値が不明だ。
「ノルちゃんは白いドアの能力を習得したわさ」
「はいニャ! はいニャ!」
ノルはうれしそうだ。
「今後、攻略先でノルちゃんが青いドアを設置したら、ここと行き来したらいいわさ」
明日の100層後の世界への旅へ向けて、俺達は久しぶりにみんなで食事して休んだ。
翌日、ロキさんとダイアナが見送りに来てくれた。
「アルスちゃん、カールちゃん、ギルドにも顔出してね」
ダイアナは相変わらずのセクシーな様子で近づいてきて言った。
「ノル、フレイヤ、アイラ、訓練の成果をアルスとカールに見せてやるだわさ」
3人とも元気よく返事した。
「ありがとう。頑張ってくれ。武器の事ならいつでも来てくれ」
ロキさんは笑顔で言った。
その右腰には白いロッドを携えている。
「ロキさん。ありがとうございます。それにシギュンさんも」
俺達が出発する時、ロキさんは、いつまでも笑顔で手を振っていた。
---
黒い巨人の居た100層へ戻ると辺りは閑散としていた。
それはそうだ。
黒い巨人によって塔の中の魔物は一掃され、その巨人も居なくなったのだ。
100層の出口へ向かい階段を登ろうとした時、後ろから声をかけられた。
「お前達ここで何をやっている」
振り向くと10メートルほどの背丈の巨人が声をかけてきた。
「黒い巨人が居なくなったと思ったら人間ふぜいがチョロチョロするとはな」
「アナタこそ何者ですか?」
一応丁寧に聞いてみる。
「俺はこのフロアを守る『オーガ』」
そうか、キャジン達が来る前に居たフロアボスか。
RPは500万ほど。
たしかに普通の巨人よりはRPが巨大だがキャジン達ほどでは無い。
「ここは私達にまかせてちょうだい」
フレイヤがそう言うとノルとアイラと共に前に出た。
「任せるニャ!」
「やりましょう」
3人とも自信にあふれている。
何かあればすぐに救済に入ればいい。
「うん。3人共頼むよ」
俺が返事をするとオーガが叫んだ。
「何をゴチャゴチャやっている。
それに何だ?
前に出てきたガキと女が俺と戦うのか?」
オーガは高笑いしながら近づいてきた。
「いくわよ!」
フレイヤの掛け声と共に三人のRPが一気に上がった。
フレイヤ 280万
ノル 250万
アイラ 300万
恐ろしいほどにRPが上がっている。
思わず言葉が出てしまった。
「すごいよ! この短期間で」
ノルの姿が消えた。
フレイヤはアイラに強化魔法をかけたようだった。
ほぼ同時に飛び出したアイラは右の拳に炎をまとい、オーガへと一撃入れた。
爆音と閃光と共にオーガは黒焦げの状態となった。
次の瞬間、オーガの後方から現れたノルのナイフが首を飛ばす。
一瞬の連携攻撃。
オーガのRPに合わせて瞬時に状況判断し個々のRPを上回る相手を倒せる手段を講じて実行した。
「すっげえな。俺達そのうち追いつかれそうだな」
カールが驚いた表情で言った。
「3人共すごいよ! RPもそうだけど連携もすごかった」
「やったニャ! ほめられたニャ!」
ノルは跳ね上がって喜んだ。
フレイヤとアイラも自信ありげに微笑んでいる。
俺達は次の層『スヴェルトアールヴヘイムの層』へ繋がる階段を改めて登った。
「あそこを出れば、いよいよ次の世界だ」
「おい! お前ら、甘いんだよ!」
後方から追いついて来た首の繋がったオーガが立っていた。
「この黒いナイフが俺に命を与えたようだ。しかも、以前より力を感じる」
オーガの手には魔獣マウスのナイフが握られている。
オーガのRPは800万。
さっきの戦いでフレイヤ、ノル、アイラのRPは20万以下にまで減ったはずだ。
カールでも相手にするのは厳しいかもしれない。
「ここは俺にまかせろ!」
久しぶりの全開。
RP全開2000万。
レーヴァテインを引き抜くとオーガを叩き切った。
「もう、アルスったら、私達より遥かに強くなってるじゃない」
フレイヤは口を尖らせながら言った。
「アルス殿、やはり尊敬すべき御仁でした」
アイラは敬意を表してる。
「アルスすごいニャ! すごいニャ!」
ノルは喜び飛び跳ねている。
「結局、アルスが美味しいところ持ってくんだよな。行こうぜ。次の層に」
カールは口笛を吹きながら次の世界への階段を登った。
「おい、待てよ! カール」
俺もカールを追いかけた。
次の世界では何が待っているのか?
現実世界へと戻る方法は何か見つかるのか?
0
あなたにおすすめの小説
貞操逆転世界の「内助の功」~掃除と料理を極めた俺が、脳筋幼馴染を女王にするまで~
ありゃくね
ファンタジー
前世の記憶が目覚めたそこは、男女の貞操が逆転した異世界だった。
彼が繰り出すのは、現代知識を活かした「お掃除アイテム」、そして胃袋を掴む「絶品手料理」。 ただ快適に暮らしたいだけのマシロの行動は、男に飢えた女騎士たちを狂わせ、国の常識さえも変える一大革命へと繋がっていく。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~
津ヶ谷
ファンタジー
綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。
ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。
目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。
その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。
その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。
そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。
これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。
狼になっちゃった!
家具屋ふふみに
ファンタジー
登山中に足を滑らせて滑落した私。気が付けば何処かの洞窟に倒れていた。……しかも狼の姿となって。うん、なんで?
色々と試していたらなんか魔法みたいな力も使えたし、此処ってもしや異世界!?
……なら、なんで私の目の前を通る人間の手にはスマホがあるんでしょう?
これはなんやかんやあって狼になってしまった私が、気まぐれに人間を助けたりして勝手にワッショイされるお話である。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
男:女=1:10000の世界に来た記憶が無いけど生きる俺
マオセン
ファンタジー
突然公園で目覚めた青年「優心」は身辺状況の記憶をすべて忘れていた。分かるのは自分の名前と剣道の経験、常識くらいだった。
その公園を通りすがった「七瀬 椿」に話しかけてからこの物語は幕を開ける。
彼は何も記憶が無い状態で男女比が圧倒的な世界を生き抜けることができるのか。
そして....彼の身体は大丈夫なのか!?
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
【第2章完結】最強な精霊王に転生しました。のんびりライフを送りたかったのに、問題にばかり巻き込まれるのはなんで?
山咲莉亜
ファンタジー
ある日、高校二年生だった桜井渚は魔法を扱うことができ、世界最強とされる精霊王に転生した。家族で海に遊びに行ったが遊んでいる最中に溺れた幼い弟を助け、代わりに自分が死んでしまったのだ。
だけど正直、俺は精霊王の立場に興味はない。精霊らしく、のんびり気楽に生きてみせるよ。
趣味の寝ることと読書だけをしてマイペースに生きるつもりだったナギサだが、優しく仲間思いな性格が災いして次々とトラブルに巻き込まれていく。果たしてナギサはそれらを乗り越えていくことができるのか。そして彼の行動原理とは……?
ロマンス、コメディ、シリアス───これは物語が進むにつれて露わになるナギサの闇やトラブルを共に乗り越えていく仲間達の物語。
※HOT男性ランキング最高6位でした。ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる