24 / 69
22
しおりを挟む
言い返そうとした俺を遮って、ダン王子が続ける。
「術後は激痛に見舞われ拒絶反応で数カ月寝食もままならない。これを計24椎分繰り返す。最後まで術を終えられた者が僅かしか存在せず、本当に魔力が増えるのかも怪しい迷信じみた方法だ。ディタは王位継承者の地位をもらうために術を受けたが11回目で限界を迎え、王に懇願して術の継続を止めさせた。……その後アクラマへの追放が決まっても一切抵抗せず、おおよそ前向きに国を出た。今の状況はあいつが望んだことだ」
ディタっていいやつだよねという軽いテンションで俺は話を始めたはずなのに、気づけば俺が知ってしまっていいのかと思うほどの事情を聞かされて、適切な反応がわからなかった。
「いや、それって……。なんなんですか、その話」
「簡単な話だろ。理解できなかったのか?」
「そういう意味じゃなくて……。魔界の王族ってみんなこんな家庭環境なんですか」
「魔王を輩出したい国は多かれ少なかれ、王位継承者の質に執着している。皆一様に公にしにくい事情を抱えているだろう。質を基準として魔王が選ばれているかは不明だがな。貴様はどうだ、何を基準に選ぶ」
ダン王子に聞かれても、俺は言葉を返せなかった。至上様に選ばれるためなら、非人道的な方法を当たり前に取るという価値観をまだ飲み込めていなかった。
(魔王ってそうまでしてなりたいものなのか……?)
「ところで、貴様はクシェルに何かされていないのか」
まだ気が沈んだままで答えられずにいると、答えに興味はなかったらしいダン王子はまったく変わらないテンションで話を変えた。
「何かって?」
「……まだ何もされていないようだな。それならいい」
俺は首を傾げただけだったが、王子は満足そうに頷いて俺を見る。
「今晩、同衾しろ」
「ドーキン? ……ってなに」
何語かもわからずに聞き返すと、そんなことも知らないのかという呆れの顔で「共寝だ」と言われた。
「共寝……あっ、一緒に寝るってこと?」
俺の頭の中には、大学時代に友達の家に遊びに行ってだらだら過ごしながら寝落ちしてそのまま泊まった思い出が蘇っていた。青春の1ページ、学生の風物詩のようなイベントだ。
(そういう慣れ合い嫌いそうなのに意外。俺とちゃんと仲良くする気が出たのか?)
ダン王子と一緒にいるデメリットが頭をよぎったが、部屋の中なら生徒に見られないし安全かと思い直す。
(ふたりで何して過ごすんだよ、という不安はさておき。仲良くなろうと思ってくれてるなら、頭ごなしに拒否するのは悪いよな)
「それ以外になにがある」
「あ、はい。俺はまぁ、別にいいですけど」
「午後の授業が終わったら俺の部屋に来い。その料理は食べてから行け。残すなよ」
ダン王子はお母さんみたいなことを真顔で言って、ワインを手に取る。
(あなたが世間話みたいにしてきた重い話のせいで、食欲落ちてんですけどね……)
しかしせっかく作ってもらったものを残すのは悪いので、俺はついにペンネを食べ始めた。
午後の授業を終えて、俺は寮へと戻ってきていた。
荷物を置きに自室へいったん戻っても、イリスさんはいなかった。今日だけで色々疲れたので話を聞いてほしい気持ちはあったが、イリスさんは俺のせいで忙しいので仕方ない。
(部屋来いって言われたけど、どこだよ。聞かなかった俺も悪いけど)
内心ぼやきつつ王族専用階を見渡して、表札でもないかと1番近場にあった扉に顔を近づける。
「ん? あ、名前書いてある。えーっと……『ダン・ロット』。うわ、いきなり見つけちゃった」
正解を一発で引き当てた強運に感心しながら扉をノックすると、ひとりでに開いた。
「あの~、お邪魔します……わ~すごい部屋だ」
恐る恐る中に入り、室内を見渡す。俺の自室も学生寮とは思えないクオリティだったが、王子用の部屋は比べ物にならない内装だった。西洋風で統一された広い空間は天井が高く、調度品も見るからに高そうだ。
「これが寮の部屋っておかしいだろ。城じゃん」
「何をジロジロ見ている。こっちに来い」
「うわ! 気配消すのやめてくださいよ」
「消してない。お前が鈍いだけだ」
いつの間にか俺のそばにいたダン王子は俺のリアクションを鬱陶しそうに流し、歩き出した。ダン王子に従って右側にあったドアを通ると、ベッドやテーブルセット、机などがある部屋につく。ベッドは赤をベースにした豪勢なキングサイズだ。
「ここが寝室で、さっきの部屋はリビングみたいな感じですか?」
「ああ」
寝室をうろうろする俺を横目に、ダン王子は明かりに触れて部屋を暗くした。
「え、もう寝るんですか」
「は?」
「なんか喋ったり、遊んだりしないのかなって」
「……」
ダン王子は俺を見るだけで黙っている。もしかして友達がいないから、どう過ごすかわからないのかもしれないと俺は失礼な閃きをした。
「遊ぶっていうのは、親交を深めるって意味で。ボードゲームとかトランプで遊んだり、とか……」
言いながら、小中学生みたいな遊びしか出てこないことに気づいたが、魔界にテレビゲームや麻雀があるとも思えないので他に例えが浮かばなかった。
「ガキか、貴様は」
「いや意外とやったら楽しいですって! あ、お酒飲むでもいいですよ」
ダン王子は呆れ顔のまま、俺に近づくと腕を掴む。
「俺は貴様と話す気分でも飲む気分でもない」
そのまま引っ張られて、俺は転ぶようにベッドに座った。
(ガチで一緒に寝るだけっていうのが魔界の文化なのか……?)
怪訝な顔をしているうちにダン王子が俺の隣に座り、次の瞬間俺は押し倒されていた。
「っ!? な、なにして……!」
「暴れるな。往生際の悪い」
「術後は激痛に見舞われ拒絶反応で数カ月寝食もままならない。これを計24椎分繰り返す。最後まで術を終えられた者が僅かしか存在せず、本当に魔力が増えるのかも怪しい迷信じみた方法だ。ディタは王位継承者の地位をもらうために術を受けたが11回目で限界を迎え、王に懇願して術の継続を止めさせた。……その後アクラマへの追放が決まっても一切抵抗せず、おおよそ前向きに国を出た。今の状況はあいつが望んだことだ」
ディタっていいやつだよねという軽いテンションで俺は話を始めたはずなのに、気づけば俺が知ってしまっていいのかと思うほどの事情を聞かされて、適切な反応がわからなかった。
「いや、それって……。なんなんですか、その話」
「簡単な話だろ。理解できなかったのか?」
「そういう意味じゃなくて……。魔界の王族ってみんなこんな家庭環境なんですか」
「魔王を輩出したい国は多かれ少なかれ、王位継承者の質に執着している。皆一様に公にしにくい事情を抱えているだろう。質を基準として魔王が選ばれているかは不明だがな。貴様はどうだ、何を基準に選ぶ」
ダン王子に聞かれても、俺は言葉を返せなかった。至上様に選ばれるためなら、非人道的な方法を当たり前に取るという価値観をまだ飲み込めていなかった。
(魔王ってそうまでしてなりたいものなのか……?)
「ところで、貴様はクシェルに何かされていないのか」
まだ気が沈んだままで答えられずにいると、答えに興味はなかったらしいダン王子はまったく変わらないテンションで話を変えた。
「何かって?」
「……まだ何もされていないようだな。それならいい」
俺は首を傾げただけだったが、王子は満足そうに頷いて俺を見る。
「今晩、同衾しろ」
「ドーキン? ……ってなに」
何語かもわからずに聞き返すと、そんなことも知らないのかという呆れの顔で「共寝だ」と言われた。
「共寝……あっ、一緒に寝るってこと?」
俺の頭の中には、大学時代に友達の家に遊びに行ってだらだら過ごしながら寝落ちしてそのまま泊まった思い出が蘇っていた。青春の1ページ、学生の風物詩のようなイベントだ。
(そういう慣れ合い嫌いそうなのに意外。俺とちゃんと仲良くする気が出たのか?)
ダン王子と一緒にいるデメリットが頭をよぎったが、部屋の中なら生徒に見られないし安全かと思い直す。
(ふたりで何して過ごすんだよ、という不安はさておき。仲良くなろうと思ってくれてるなら、頭ごなしに拒否するのは悪いよな)
「それ以外になにがある」
「あ、はい。俺はまぁ、別にいいですけど」
「午後の授業が終わったら俺の部屋に来い。その料理は食べてから行け。残すなよ」
ダン王子はお母さんみたいなことを真顔で言って、ワインを手に取る。
(あなたが世間話みたいにしてきた重い話のせいで、食欲落ちてんですけどね……)
しかしせっかく作ってもらったものを残すのは悪いので、俺はついにペンネを食べ始めた。
午後の授業を終えて、俺は寮へと戻ってきていた。
荷物を置きに自室へいったん戻っても、イリスさんはいなかった。今日だけで色々疲れたので話を聞いてほしい気持ちはあったが、イリスさんは俺のせいで忙しいので仕方ない。
(部屋来いって言われたけど、どこだよ。聞かなかった俺も悪いけど)
内心ぼやきつつ王族専用階を見渡して、表札でもないかと1番近場にあった扉に顔を近づける。
「ん? あ、名前書いてある。えーっと……『ダン・ロット』。うわ、いきなり見つけちゃった」
正解を一発で引き当てた強運に感心しながら扉をノックすると、ひとりでに開いた。
「あの~、お邪魔します……わ~すごい部屋だ」
恐る恐る中に入り、室内を見渡す。俺の自室も学生寮とは思えないクオリティだったが、王子用の部屋は比べ物にならない内装だった。西洋風で統一された広い空間は天井が高く、調度品も見るからに高そうだ。
「これが寮の部屋っておかしいだろ。城じゃん」
「何をジロジロ見ている。こっちに来い」
「うわ! 気配消すのやめてくださいよ」
「消してない。お前が鈍いだけだ」
いつの間にか俺のそばにいたダン王子は俺のリアクションを鬱陶しそうに流し、歩き出した。ダン王子に従って右側にあったドアを通ると、ベッドやテーブルセット、机などがある部屋につく。ベッドは赤をベースにした豪勢なキングサイズだ。
「ここが寝室で、さっきの部屋はリビングみたいな感じですか?」
「ああ」
寝室をうろうろする俺を横目に、ダン王子は明かりに触れて部屋を暗くした。
「え、もう寝るんですか」
「は?」
「なんか喋ったり、遊んだりしないのかなって」
「……」
ダン王子は俺を見るだけで黙っている。もしかして友達がいないから、どう過ごすかわからないのかもしれないと俺は失礼な閃きをした。
「遊ぶっていうのは、親交を深めるって意味で。ボードゲームとかトランプで遊んだり、とか……」
言いながら、小中学生みたいな遊びしか出てこないことに気づいたが、魔界にテレビゲームや麻雀があるとも思えないので他に例えが浮かばなかった。
「ガキか、貴様は」
「いや意外とやったら楽しいですって! あ、お酒飲むでもいいですよ」
ダン王子は呆れ顔のまま、俺に近づくと腕を掴む。
「俺は貴様と話す気分でも飲む気分でもない」
そのまま引っ張られて、俺は転ぶようにベッドに座った。
(ガチで一緒に寝るだけっていうのが魔界の文化なのか……?)
怪訝な顔をしているうちにダン王子が俺の隣に座り、次の瞬間俺は押し倒されていた。
「っ!? な、なにして……!」
「暴れるな。往生際の悪い」
287
あなたにおすすめの小説
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
【本編完結】最強魔導騎士は、騎士団長に頭を撫でて欲しい【番外編あり】
ゆらり
BL
帝国の侵略から国境を守る、レゲムアーク皇国第一魔導騎士団の駐屯地に派遣された、新人の魔導騎士ネウクレア。
着任当日に勃発した砲撃防衛戦で、彼は敵の砲撃部隊を単独で壊滅に追いやった。
凄まじい能力を持つ彼を部下として迎え入れた騎士団長セディウスは、研究機関育ちであるネウクレアの独特な言動に戸惑いながらも、全身鎧の下に隠された……どこか歪ではあるが、純粋無垢であどけない姿に触れたことで、彼に対して強い庇護欲を抱いてしまう。
撫でて、抱きしめて、甘やかしたい。
帝国との全面戦争が迫るなか、ネウクレアへの深い想いと、皇国の守護者たる騎士としての責務の間で、セディウスは葛藤する。
独身なのに父性強めな騎士団長×不憫な生い立ちで情緒薄めな甘えたがり魔導騎士+仲が良すぎる副官コンビ。
甘いだけじゃない、骨太文体でお送りする軍記物BL小説です。番外は日常エピソード中心。ややダーク・ファンタジー寄り。
※ぼかしなし、本当の意味で全年齢向け。
★お気に入りやいいね、エールをありがとうございます! お気に召しましたらぜひポチリとお願いします。凄く励みになります!
推し様たちを法廷で守ったら気に入られちゃいました!?〜前世で一流弁護士の僕が華麗に悪役を弁護します〜
ホノム
BL
下級兵の僕はある日一流弁護士として生きた前世を思い出した。
――この世界、前世で好きだったBLゲームの中じゃん!
ここは「英雄族」と「ヴィラン族」に分かれて二千年もの間争っている世界で、ヴィランは迫害され冤罪に苦しむ存在――いやっ僕ヴィランたち全員箱推しなんですけど。
これは見過ごせない……! 腐敗した司法、社交界の陰謀、国家規模の裁判戦争――全てを覆して〝弁護人〟として推したちを守ろうとしたら、推し皆が何やら僕の周りで喧嘩を始めて…?
ちょっと困るって!これは法的事案だよ……!
【新版】転生悪役モブは溺愛されんでいいので死にたくない!
煮卵
BL
ゲーム会社に勤めていた俺はゲームの世界の『婚約破棄』イベントの混乱で殺されてしまうモブに転生した。
処刑の原因となる婚約破棄を避けるべく王子に友人として接近。
なんか数ヶ月おきに繰り返される「恋人や出会いのためのお祭り」をできる限り第二皇子と過ごし、
婚約破棄の原因となる主人公と出会うきっかけを徹底的に排除する。
最近では監視をつけるまでもなくいつも一緒にいたいと言い出すようになった・・・
やんごとなき血筋のハンサムな王子様を淑女たちから遠ざけ男の俺とばかり過ごすように
仕向けるのはちょっと申し訳ない気もしたが、俺の運命のためだ。仕方あるまい。
クレバーな立ち振る舞いにより、俺の死亡フラグは完全に回避された・・・
と思ったら、婚約の儀の当日、「私には思い人がいるのです」
と言いやがる!一体誰だ!?
その日の夜、俺はゲームの告白イベントがある薔薇園に呼び出されて・・・
ーーーーーーーー
この作品は以前投稿した「転生悪役モブは溺愛されんで良いので死にたくない!」に
加筆修正を加えたものです。
リュシアンの転生前の設定や主人公二人の出会いのシーンを追加し、
あまり描けていなかったキャラクターのシーンを追加しています。
展開が少し変わっていますので新しい小説として投稿しています。
続編出ました
転生悪役令嬢は溺愛されんでいいので推しカプを見守りたい! https://www.alphapolis.co.jp/novel/687110240/826989668
ーーーー
校正・文体の調整に生成AIを利用しています。
追放された味見係、【神の舌】で冷徹皇帝と聖獣の胃袋を掴んで溺愛される
水凪しおん
BL
「無能」と罵られ、故郷の王宮を追放された「味見係」のリオ。
行き場を失った彼を拾ったのは、氷のような美貌を持つ隣国の冷徹皇帝アレスだった。
「聖獣に何か食わせろ」という無理難題に対し、リオが作ったのは素朴な野菜スープ。しかしその料理には、食べた者を癒やす伝説のスキル【神の舌】の力が宿っていた!
聖獣を元気にし、皇帝の凍てついた心をも溶かしていくリオ。
「君は俺の宝だ」
冷酷だと思われていた皇帝からの、不器用で真っ直ぐな溺愛。
これは、捨てられた料理人が温かいご飯で居場所を作り、最高にハッピーになる物語。
今世はメシウマ召喚獣
片里 狛
BL
オーバーワークが原因でうっかり命を落としたはずの最上春伊25歳。召喚獣として呼び出された世界で、娼館の料理人として働くことになって!?的なBL小説です。
最終的に溺愛系娼館主人様×全般的にふつーの日本人青年。
※女の子もゴリゴリ出てきます。
※設定ふんわりとしか考えてないので穴があってもスルーしてください。お約束等には疎いので優しい気持ちで読んでくださると幸い。
※誤字脱字の報告は不要です。いつか直したい。
※なるべくさくさく更新したい。
流行りの悪役転生したけど、推しを甘やかして育てすぎた。
時々雨
BL
前世好きだったBL小説に流行りの悪役令息に転生した腐男子。今世、ルアネが周りの人間から好意を向けられて、僕は生で殿下とヒロインちゃん(男)のイチャイチャを見たいだけなのにどうしてこうなった!?
※表紙のイラストはたかだ。様
※エブリスタ、pixivにも掲載してます
◆4月19日18時から、この話のスピンオフ、兄達の話「偏屈な幼馴染み第二王子の愛が重すぎる!」を1話ずつ公開予定です。そちらも気になったら覗いてみてください。
◆2部は色々落ち着いたら…書くと思います
悪役神官の俺が騎士団長に囚われるまで
二三@冷酷公爵発売中
BL
国教会の主教であるイヴォンは、ここが前世のBLゲームの世界だと気づいた。ゲームの内容は、浄化の力を持つ主人公が騎士団と共に国を旅し、魔物討伐をしながら攻略対象者と愛を深めていくというもの。自分は悪役神官であり、主人公が誰とも結ばれないノーマルルートを辿る場合に限り、破滅の道を逃れられる。そのためイヴォンは旅に同行し、主人公の恋路の邪魔を画策をする。以前からイヴォンを嫌っている団長も攻略対象者であり、気が進まないものの団長とも関わっていくうちに…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる