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はじまり
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ユキくんと私の話をします。私たちは小学校、中学校が同じで同級生でした。仲良くなったのは小学校六年生の時です。初めて同じクラスになって、一緒に学級委員をしました。ユキくんは不本意だったみたいだけど、きちんと仕事をこなしていました。それから中学校に上がって見慣れない制服をお互いに似合ってないと笑いあいました。
中学二年生になると各々恋人ができました。それでも私たちはずっと友達でした。ユキくんの恋人は結花ちゃんで私の恋人はリョウでした。お互い別れた時は励ましあいました。
中学を卒業すると私は女子校に、ユキくんは家から近い高校に通いました。高校も違ってユキくんは中学の時携帯を持っていなかったので連絡は取れず、疎遠になりました。私はたまに中学の友人と話の話題にユキくんが出てきて思い出したりしました。高校二年生の冬でした、ユキくんからいきなりショートメールが届いたのです。そういえばユキくんに電話番号は教えていたなと思い出しました。ただ、私はちょっとその時ある男の子からの連絡に怯えていたのでユキくんがその男の子だと思ってすっごく警戒したのを覚えています。
『久しぶり、元気?』
『すみませんがどちら様ですか?』
『え、市村だよ!市村幸仁!』
こんなやり取りをして安堵した私は久しぶりの友人との会話を楽しみました。
『多田は今何してんの?』
『ひたすらに勉強してるよ。ちょーしんどい。』
それから私の高校の間の話をしました。ユキくんはとても優しくうんうんと聞いてくれました。それからしばらくして私はユキくんの家に行きました。初めてユキくんの部屋に入れてもらって緊張していた私はずっと正座してました。それからユキくんと一緒にゲームをして帰りました。遊んだ1週間後にユキくんから告白されました。嬉しかったけれど、私は断りました。初めてここで男の子としてユキくんのことを意識しました。それからユキくんは二回私に告白してくれました。もう自分の気持ちに気付いていた私はユキくんと付き合いました。
友達に報告をしました。友達は茶化しながらも私たちのことを祝福してくれました。本当に本当に幸せだったのです。
付き合って初めてのデートはやっぱりお家でのんびりゆったり私たちのペースで過ごしました。制服デートもしました。一緒にドーナツを食べてショッピングモールをぶらぶらするだけだったけれど、本当に本当に楽しかったんです。幸せでした。幸せ。幸せ。幸せ。
幸せで溢れていました。本当に。本当に。本当に。
ユキくんと私は一年とちょっとで別れました。
中学二年生になると各々恋人ができました。それでも私たちはずっと友達でした。ユキくんの恋人は結花ちゃんで私の恋人はリョウでした。お互い別れた時は励ましあいました。
中学を卒業すると私は女子校に、ユキくんは家から近い高校に通いました。高校も違ってユキくんは中学の時携帯を持っていなかったので連絡は取れず、疎遠になりました。私はたまに中学の友人と話の話題にユキくんが出てきて思い出したりしました。高校二年生の冬でした、ユキくんからいきなりショートメールが届いたのです。そういえばユキくんに電話番号は教えていたなと思い出しました。ただ、私はちょっとその時ある男の子からの連絡に怯えていたのでユキくんがその男の子だと思ってすっごく警戒したのを覚えています。
『久しぶり、元気?』
『すみませんがどちら様ですか?』
『え、市村だよ!市村幸仁!』
こんなやり取りをして安堵した私は久しぶりの友人との会話を楽しみました。
『多田は今何してんの?』
『ひたすらに勉強してるよ。ちょーしんどい。』
それから私の高校の間の話をしました。ユキくんはとても優しくうんうんと聞いてくれました。それからしばらくして私はユキくんの家に行きました。初めてユキくんの部屋に入れてもらって緊張していた私はずっと正座してました。それからユキくんと一緒にゲームをして帰りました。遊んだ1週間後にユキくんから告白されました。嬉しかったけれど、私は断りました。初めてここで男の子としてユキくんのことを意識しました。それからユキくんは二回私に告白してくれました。もう自分の気持ちに気付いていた私はユキくんと付き合いました。
友達に報告をしました。友達は茶化しながらも私たちのことを祝福してくれました。本当に本当に幸せだったのです。
付き合って初めてのデートはやっぱりお家でのんびりゆったり私たちのペースで過ごしました。制服デートもしました。一緒にドーナツを食べてショッピングモールをぶらぶらするだけだったけれど、本当に本当に楽しかったんです。幸せでした。幸せ。幸せ。幸せ。
幸せで溢れていました。本当に。本当に。本当に。
ユキくんと私は一年とちょっとで別れました。
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