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第二十二話 魔術の心得(下)
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祈れば奇跡が起きるなら
みんな祈るだろう
そして奇跡は日常になる
――吟遊詩人ジーンの歌より
「なんだか妙な感じね」
街を歩いていると、リタはいつもとは違う物々しい空気を感じた。
ノーラはあたりを見渡すと、たしかに平時よりも兵の数が多く少しばかり緊張感が漂っている。
「何かあるんでしょうか」
「さあ……でもあんまりいい雰囲気ではなさそうね」
武器を携えた兵たちは数人で一組の塊になって街を見回っている。そのうちの一人にリタは何事かと声をかけた。
ぶっきらぼうに「心配はない」とだけ言って行こうとする兵士の前に回り込んで彼女は服の襟元を少し開いてもう一度尋ねる。
「こんなにいっぱい兵士さんいたら心配じゃないですかぁ。何か起こるんじゃないかって心配なんですぅ」
舌っ足らずの甘ったるい声と、ちらりと覗く胸元に兵士は目線を行ったり来たりさせながら体を強張らせ、彼女の耳元に顔を近づけて短く耳打ちすると「行くぞ」と相方の兵士を連れて去っていった。
「不潔……」
ノーラが軽蔑の目でリタを見るがどこ吹く風で「欲に負ける方が悪いのよ」と言い返した。
「私のは処世術。罪なのは誘惑に勝てない弱い心じゃなくて?」
「みだりに人を堕落させるような行いをするのも同罪です」
「あら厳しいのね。それで、その不潔な手段で得た情報は知りたくない?」
ぐっと言葉に詰まる。ああ言えばこう言い、飄々と軽口を叩いてやり過ごすそんなリタのことが苦手だ。それでも情報に罪はない。
「……教えてもらえますか」
よく言えました、と彼女はノーラの鼻先を軽く人差し指で触れた。
「近くの町が魔物に襲われたらしいわよ」
「それで警戒して見回りをしてるんですね」
鼻を袖で拭きながらノーラが言う。
「ミールは人が多いし壁に囲まれてるから大丈夫だとは思うけどね。ちゃんと警備してるっていう恰好でもしておかないと文句でも言われるんでしょ」
政治ってイヤねえ、と魔術師は言う。世間擦れした彼女に言われるようでは政をつかさどる連中も形無しだろう。
「ですが私達も旅の途中で廃村や捨てられた町をいくつも見てきました。ヨナ君の故郷も……。そんな後でここだけ安全だと言われてもやっぱり不安ですよ」
「へえ、あの子そんなことが……」
よくも悪くも表情に乏しく自分のことを話さないヨナと、何故ノーラが一緒に旅をしているのか疑問だったリタだったがその理由の一端を知ったような気がした。
「ねえ聞かせてよ、彼のこと。魔物を殺してその爪を持って歩いてるなんて普通じゃないって思ってたけど、そんな重い過去があるならますます興味が湧いちゃう」
「持たせたのは私の祖父ですけど……まあ、話せば長いので本人に訊いてはいかがですか」
「時間ならあるじゃない」
にたにたしながらノーラの顔色を伺うリタに、何を言っても言いくるめられることを悟った彼女は小さなため息を一つついた。
そして彼女は、自身とヨナの出会いとここに来るまでの道中の出来事を語った。
小さな体に魔物の死体を担いで現れたこと、彼の『お目付け』として祖父から同行するよう言いつけられたこと。
自分に危害を加えられそうになったときに見せた凶暴な一面のことも。
その時の様子を話すノーラは血まみれになった小屋の光景が脳裏に浮かび体が震えた。リタは茶化すことなく静かに話を聞くと、そっとノーラを抱き寄せた。
「きっとあんたは怖かったんだね。だいぶ日数も経ってるってのに思い出しただけで震えあがる程なんだもん」
しばらくそうして震えが止まったのを確認するとようやく彼女は体を離した。
「すみません……。取り乱しちゃって」
「気にしないで。思い出したくないものの一つや二つくらい誰だってあるわ。私こそそんなこと訊いて悪かったわね」
自分の持つ思い出したくない記憶の存在をうっすらと感じながらリタはノーラを慰めた。彼女も自身が魔術師となった時を前後してそういう思い出がある。できればずっと忘れていたい、存在することすらも知らないでいたくなるような苦しくて辛いものだ。
「ヨナ君が人殺しを楽しむような人ではないと私は信じています。でもあれを見てしまうと、いつあの目が自分に向けられるかと時々眠れなくなるほど怖くなるんです」
自分だけならまだいいかもしれない。メロディウス神父の言うようにそれが人全体に向けられるものであればきっと人々は彼を災いだと断定し追い回すだろう。そして彼もそれに対して刃を振るって犠牲だけが出ることになる。
だから自分が彼を守らなければ、とノーラは思い続ける。それが今回の旅の目的なのだから。
「あんたって真面目過ぎるのよね。もはや自分を追い込む趣味でもあるんじゃないかってくらいさ。目の前の恐怖や不安と正面から向き合いすぎてるのよ」
気楽にいこうよと肩を叩く。
「楽しいことだっていっぱいあるでしょ?ほんのちょっとの怖いことばっかり見てたら続かないわよ」
そうですね、と少し困ったように微笑んで「行きましょう」とノーラは先に歩き出した。
「誰か!医者はいないか!」
遠くから兵士が叫びながら走ってくる。切羽詰まった様子の彼をノーラは呼び止める。
「どうしましたか?」
「怪我人がいるんだ。二日かけてここまで歩いて来るうちにだいぶ悪くなってしまった。あんた医者か?」
「医者ではありませんが……回復のお手伝いならできるかもしれません」
「それはちょうどいい。すぐに北の大門に向かってくれ。私も他の医者を連れて行く」
兵士は門の方向を指さしながらそういうとすぐにまた「医者はいないか!」と叫びながら走り去っていった。
「あんた……自分から厄介ごとに首突っ込むタイプね」
やり取りを黙って見ていたリタがノーラの横に並んで言う。
「困っている人がいれば助けるのが使命ですから」
行きましょう、とノーラは彼女の手を掴んで小走りで北の大門と呼ばれる方角へ向かった。
人ごみの間を縫いながら走り、大門に到着する頃にはふたりともすっかり息が上がっていた。
「こんなに……急ぐ必要……ある……?」
「急がなければ……助からないかも……しれないじゃないですか……」
汗だくになり服が体に張り付く不快感に顔をしかめながら息を整える二人。
「医者か?こっちだ、急いでくれ」
門で待機していた兵士に促されるままに二人は怪我人の元に運ばれた。
「これは……ひどいわね」
胴部分に鎧の上から引き裂かれた大きな傷跡があり、大量の血が零れだしていた。
傷を負った兵士は息も絶え絶えで意識が朦朧としているらしく、うわ言を繰り返している。
「これは……結構深いわよ」
申し訳程度の止血用に布が何重にも傷口に当てられていたが、それも血に濡れ赤黒く染まっている。
「やれるだけやってみましょう」
ノーラはしゃがんで兵士の額に自分の額をくっつける。日中であってもわかるほどの白い輝きが二人を包んだ。
一度目はあまり容体が変わらず、ノーラはもう一度同じように額をくっつけた。
そして傷に当ててある布を取ると、出血は止まり生々しかった傷跡は焼いた痕のように桃色の組織で塞がれ始めていた。
「とりあえず一命はとりとめたと思います。あとはお任せして……」
突然がくんと膝から力が入らなくなりその場に崩れるように倒れ込んだノーラをリタが抱きかかえる。
「大丈夫?」
「ええ……走ってきてすぐだったのでちょっと疲れたかもしれませんね……少し休めば大丈夫です」
リタの腕の中でそう言う彼女の顔色はとても大丈夫そうには見えなかった。
「仕方ないわね……」
その場に座って「ほら、頭乗せなさい」とノーラの頭を自分の膝に乗せて仰向けに寝かす。
「あんた……どこで教わったの、それ」
「『それ』とは……癒しの奇跡でしょうか。気付いたら使えるようになっていました」
癒しの奇跡ね、とリタは鼻で笑った。
「奇跡でもなんでもない、それは相手の体を活性化させて癒す『魔法』よ」
「でも私は呪文も石も持っていませんから」
「言ったでしょう、私が石を使うのはあくまでも魔法の効果に対する対価。でもあんたが使ってる癒しの魔法はそれを払っていない。これがどういうことかわかってるの?」
真剣に怒っているような表情で彼女はノーラを問い詰めた。この子はこんな表情もちゃんとできるんだな、とノーラは他人事ながら安心してしまった。
「……言いたいことはわかります、リタさん。でも言わないでください。今日のことはヨナ君にも秘密です。知ったらきっと彼は傷ついた時でも私を拒んでしまうでしょうから」
それから「もう少しこのままでお願いします」と目を瞑ったノーラに「まったく……」と深いため息をついた。
ある程度は自然回復する自身の魔力で補えるだろうが、それを超過すればその癒しは文字通り『自分の身を削るもの』になるというのに。
しかし彼女はそれを止める気はないだろう。困っている人がいれば手を差し伸べ躊躇なくその力を行使するだろう。
「本当、こういうタイプの人って嫌い」
リタは空を仰いでもう一度ため息をついた。
みんな祈るだろう
そして奇跡は日常になる
――吟遊詩人ジーンの歌より
「なんだか妙な感じね」
街を歩いていると、リタはいつもとは違う物々しい空気を感じた。
ノーラはあたりを見渡すと、たしかに平時よりも兵の数が多く少しばかり緊張感が漂っている。
「何かあるんでしょうか」
「さあ……でもあんまりいい雰囲気ではなさそうね」
武器を携えた兵たちは数人で一組の塊になって街を見回っている。そのうちの一人にリタは何事かと声をかけた。
ぶっきらぼうに「心配はない」とだけ言って行こうとする兵士の前に回り込んで彼女は服の襟元を少し開いてもう一度尋ねる。
「こんなにいっぱい兵士さんいたら心配じゃないですかぁ。何か起こるんじゃないかって心配なんですぅ」
舌っ足らずの甘ったるい声と、ちらりと覗く胸元に兵士は目線を行ったり来たりさせながら体を強張らせ、彼女の耳元に顔を近づけて短く耳打ちすると「行くぞ」と相方の兵士を連れて去っていった。
「不潔……」
ノーラが軽蔑の目でリタを見るがどこ吹く風で「欲に負ける方が悪いのよ」と言い返した。
「私のは処世術。罪なのは誘惑に勝てない弱い心じゃなくて?」
「みだりに人を堕落させるような行いをするのも同罪です」
「あら厳しいのね。それで、その不潔な手段で得た情報は知りたくない?」
ぐっと言葉に詰まる。ああ言えばこう言い、飄々と軽口を叩いてやり過ごすそんなリタのことが苦手だ。それでも情報に罪はない。
「……教えてもらえますか」
よく言えました、と彼女はノーラの鼻先を軽く人差し指で触れた。
「近くの町が魔物に襲われたらしいわよ」
「それで警戒して見回りをしてるんですね」
鼻を袖で拭きながらノーラが言う。
「ミールは人が多いし壁に囲まれてるから大丈夫だとは思うけどね。ちゃんと警備してるっていう恰好でもしておかないと文句でも言われるんでしょ」
政治ってイヤねえ、と魔術師は言う。世間擦れした彼女に言われるようでは政をつかさどる連中も形無しだろう。
「ですが私達も旅の途中で廃村や捨てられた町をいくつも見てきました。ヨナ君の故郷も……。そんな後でここだけ安全だと言われてもやっぱり不安ですよ」
「へえ、あの子そんなことが……」
よくも悪くも表情に乏しく自分のことを話さないヨナと、何故ノーラが一緒に旅をしているのか疑問だったリタだったがその理由の一端を知ったような気がした。
「ねえ聞かせてよ、彼のこと。魔物を殺してその爪を持って歩いてるなんて普通じゃないって思ってたけど、そんな重い過去があるならますます興味が湧いちゃう」
「持たせたのは私の祖父ですけど……まあ、話せば長いので本人に訊いてはいかがですか」
「時間ならあるじゃない」
にたにたしながらノーラの顔色を伺うリタに、何を言っても言いくるめられることを悟った彼女は小さなため息を一つついた。
そして彼女は、自身とヨナの出会いとここに来るまでの道中の出来事を語った。
小さな体に魔物の死体を担いで現れたこと、彼の『お目付け』として祖父から同行するよう言いつけられたこと。
自分に危害を加えられそうになったときに見せた凶暴な一面のことも。
その時の様子を話すノーラは血まみれになった小屋の光景が脳裏に浮かび体が震えた。リタは茶化すことなく静かに話を聞くと、そっとノーラを抱き寄せた。
「きっとあんたは怖かったんだね。だいぶ日数も経ってるってのに思い出しただけで震えあがる程なんだもん」
しばらくそうして震えが止まったのを確認するとようやく彼女は体を離した。
「すみません……。取り乱しちゃって」
「気にしないで。思い出したくないものの一つや二つくらい誰だってあるわ。私こそそんなこと訊いて悪かったわね」
自分の持つ思い出したくない記憶の存在をうっすらと感じながらリタはノーラを慰めた。彼女も自身が魔術師となった時を前後してそういう思い出がある。できればずっと忘れていたい、存在することすらも知らないでいたくなるような苦しくて辛いものだ。
「ヨナ君が人殺しを楽しむような人ではないと私は信じています。でもあれを見てしまうと、いつあの目が自分に向けられるかと時々眠れなくなるほど怖くなるんです」
自分だけならまだいいかもしれない。メロディウス神父の言うようにそれが人全体に向けられるものであればきっと人々は彼を災いだと断定し追い回すだろう。そして彼もそれに対して刃を振るって犠牲だけが出ることになる。
だから自分が彼を守らなければ、とノーラは思い続ける。それが今回の旅の目的なのだから。
「あんたって真面目過ぎるのよね。もはや自分を追い込む趣味でもあるんじゃないかってくらいさ。目の前の恐怖や不安と正面から向き合いすぎてるのよ」
気楽にいこうよと肩を叩く。
「楽しいことだっていっぱいあるでしょ?ほんのちょっとの怖いことばっかり見てたら続かないわよ」
そうですね、と少し困ったように微笑んで「行きましょう」とノーラは先に歩き出した。
「誰か!医者はいないか!」
遠くから兵士が叫びながら走ってくる。切羽詰まった様子の彼をノーラは呼び止める。
「どうしましたか?」
「怪我人がいるんだ。二日かけてここまで歩いて来るうちにだいぶ悪くなってしまった。あんた医者か?」
「医者ではありませんが……回復のお手伝いならできるかもしれません」
「それはちょうどいい。すぐに北の大門に向かってくれ。私も他の医者を連れて行く」
兵士は門の方向を指さしながらそういうとすぐにまた「医者はいないか!」と叫びながら走り去っていった。
「あんた……自分から厄介ごとに首突っ込むタイプね」
やり取りを黙って見ていたリタがノーラの横に並んで言う。
「困っている人がいれば助けるのが使命ですから」
行きましょう、とノーラは彼女の手を掴んで小走りで北の大門と呼ばれる方角へ向かった。
人ごみの間を縫いながら走り、大門に到着する頃にはふたりともすっかり息が上がっていた。
「こんなに……急ぐ必要……ある……?」
「急がなければ……助からないかも……しれないじゃないですか……」
汗だくになり服が体に張り付く不快感に顔をしかめながら息を整える二人。
「医者か?こっちだ、急いでくれ」
門で待機していた兵士に促されるままに二人は怪我人の元に運ばれた。
「これは……ひどいわね」
胴部分に鎧の上から引き裂かれた大きな傷跡があり、大量の血が零れだしていた。
傷を負った兵士は息も絶え絶えで意識が朦朧としているらしく、うわ言を繰り返している。
「これは……結構深いわよ」
申し訳程度の止血用に布が何重にも傷口に当てられていたが、それも血に濡れ赤黒く染まっている。
「やれるだけやってみましょう」
ノーラはしゃがんで兵士の額に自分の額をくっつける。日中であってもわかるほどの白い輝きが二人を包んだ。
一度目はあまり容体が変わらず、ノーラはもう一度同じように額をくっつけた。
そして傷に当ててある布を取ると、出血は止まり生々しかった傷跡は焼いた痕のように桃色の組織で塞がれ始めていた。
「とりあえず一命はとりとめたと思います。あとはお任せして……」
突然がくんと膝から力が入らなくなりその場に崩れるように倒れ込んだノーラをリタが抱きかかえる。
「大丈夫?」
「ええ……走ってきてすぐだったのでちょっと疲れたかもしれませんね……少し休めば大丈夫です」
リタの腕の中でそう言う彼女の顔色はとても大丈夫そうには見えなかった。
「仕方ないわね……」
その場に座って「ほら、頭乗せなさい」とノーラの頭を自分の膝に乗せて仰向けに寝かす。
「あんた……どこで教わったの、それ」
「『それ』とは……癒しの奇跡でしょうか。気付いたら使えるようになっていました」
癒しの奇跡ね、とリタは鼻で笑った。
「奇跡でもなんでもない、それは相手の体を活性化させて癒す『魔法』よ」
「でも私は呪文も石も持っていませんから」
「言ったでしょう、私が石を使うのはあくまでも魔法の効果に対する対価。でもあんたが使ってる癒しの魔法はそれを払っていない。これがどういうことかわかってるの?」
真剣に怒っているような表情で彼女はノーラを問い詰めた。この子はこんな表情もちゃんとできるんだな、とノーラは他人事ながら安心してしまった。
「……言いたいことはわかります、リタさん。でも言わないでください。今日のことはヨナ君にも秘密です。知ったらきっと彼は傷ついた時でも私を拒んでしまうでしょうから」
それから「もう少しこのままでお願いします」と目を瞑ったノーラに「まったく……」と深いため息をついた。
ある程度は自然回復する自身の魔力で補えるだろうが、それを超過すればその癒しは文字通り『自分の身を削るもの』になるというのに。
しかし彼女はそれを止める気はないだろう。困っている人がいれば手を差し伸べ躊躇なくその力を行使するだろう。
「本当、こういうタイプの人って嫌い」
リタは空を仰いでもう一度ため息をついた。
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