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淫魔編:モニカの画家生活
【232話】打ち上げ
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多額の報酬と大量の証明書を手に入れた双子は、ホクホク顔でベニートたちとギルドを出た。ダンジョン掃討完了の打ち上げをするために、彼らは双子が大好きなレストランへ入る。金貨を1枚も受け取ろうとしないベニートたちが、その代わりにメシをたらふく食わせろと言ったので双子ははりきって一番広いテーブルの席を選んだ。
「よし!これでたっくさん注文できるよ!!」
「ベニート、アデーレ、イェルド!なんでも好きなだけ食べてね!!」
「ああ、そのつもりだ」
「わあ、どれもおいしそう」
「いっぱい食べようねアデーレ!」
「ええ。そうさせてもらうわね、モニカ」
「よし!じゃあとりあえず前菜ぜんぶ頼んでいいか?!」
「もちろん!頼もう頼もう!」
「うわぁ…イェルドがめつい…」
「相変わらず注文の仕方に品がないな…」
アデーレとベニートが引いた目でイェルドを見た。イェルドは「なんだよぉ!いいじゃないか~!な、アーサー?」と頬を膨らませている。アーサーはにこにこしながら頷いた。
「そうだよぉー!テーブルいっぱい注文しないと、広いとこ選んだ意味ないもーん」
「なー!そうだよなー!」
「ねー!」
「アーサーとイェルドは精神年齢が一緒」
「いや、イェルドの方が低い」
「おい!聞こえてるぞー!」
「きゃははは!」
彼らのテーブルには次々と料理が並び(主にアーサーとイェルドが注文した)、まるで吸い込むように皿を空にしていった(主にアーサーとイェルドとモニカが)。ベニートとアデーレはちびちび料理をつまみながら、ガブガブとワインを飲んでいる。どうやら冒険者には酒豪が多いらしい。
しばらくすると、酔ってきたのかベニートがニヤニヤ笑いながらアーサーのグラスにワインを注いだ。
「アーサー、今日くらいいいだろう。飲めよ」
「えっ」
「あっ!だめよベニート!」
「そんなこと言わずに。モニカも飲め」
「えーっ」
「そう言えばモニカはお酒飲んだことあるの?」
「ううん。ないよ」
「飲んでみなさい。ほら」
アデーレも酔っているのか、いつもよりもふわふわした表情でモニカのグラスにワインを注いだ。生まれて初めてお酒をすすめられ、モニカは好奇心に満ちた目でグラスを見つめている。だが、すぐアーサーにグラスを取り上げられる。
「あっ!」
「だめだよモニカ!お酒飲んじゃだめ!」
「どうしてよ!」
「お酒飲んだら頭がふわふわしちゃうんだ!モニカが飲んだらきっと甘えん坊になってみんなに抱きつきまくることになるよ!」
「そんなの飲んでみないと分からないじゃないの!」
「分かるよ!僕とモニカはおんなじ血が流れてるんだからね!きっと僕みたいになっちゃうもん!」
「なりませんー!」
「なりますー!」
「ジュリアとウィルクはお酒に強かったもーん!!わたしだって強いかもしれないじゃない!」
「ちがう!あれは小さい頃からずっと飲んでて慣れてるからだよ!」
「もう!アーサーの過保護!ちょっとくらい飲んだっていいじゃないの!ばかー!!」
モニカはそう言ってアーサーの手からグラスを奪いグイっと飲んだ。
「あーーーーっ!!」
「うげぇっ!なにこれ血の味するぅー!!」
「血じゃないよブドウだよ!」
「まっずぅーい!!」
「おいしそうに飲んでるアデーレとベニートに謝って!」
「きゃははは!なんか楽しくなってきた!!」
「早速酔っちゃってるよ…」
「アーサーも飲もう!これ飲んだらなんか楽しくなるよー!」
「うわっ!モニカ…わぶっ…!」
無理矢理ワインを口の中に流し込まれたアーサーは、一瞬にしてトロンとした表情になりにへらと頬を緩めた。
「なんかほわほわしてきた」
「ほわほわーってするよねえ!あはは!たのしいねー!」
「たのしいねえ」
「もっと飲むぅ?」
「飲むー」
「お、おい。その辺にしとけ!」
唯一酒がまわっていないイェルドが、双子からグラスを取り上げた。アーサーとモニカはぷぅと頬を膨らませイェルドを恨めし気な目で見た。それでもグラスを返してくれなかったので、アーサーが「モニカァァ…」と妹に抱きついた。
「イェルドにワイン取り上げられちゃったよぉ」
「イェルドのいじわるー!」
「もっと飲みたいよぉ…ふわふわしたいよぉ」
「きゃはは!ふわふわアーサーかわいいよぉー!!かわいいかわいいー!!」
「モニカのほうがかわいいよぉ」
「アーサーのほうがかわいいもーん!」
支離滅裂な会話をしながら頬をすりすり合わせている双子を、C級冒険者はデレデレした顔で眺めていた。
「小動物の戯れ」
「癒される」
「かわいいなあ…」
「よし!これでたっくさん注文できるよ!!」
「ベニート、アデーレ、イェルド!なんでも好きなだけ食べてね!!」
「ああ、そのつもりだ」
「わあ、どれもおいしそう」
「いっぱい食べようねアデーレ!」
「ええ。そうさせてもらうわね、モニカ」
「よし!じゃあとりあえず前菜ぜんぶ頼んでいいか?!」
「もちろん!頼もう頼もう!」
「うわぁ…イェルドがめつい…」
「相変わらず注文の仕方に品がないな…」
アデーレとベニートが引いた目でイェルドを見た。イェルドは「なんだよぉ!いいじゃないか~!な、アーサー?」と頬を膨らませている。アーサーはにこにこしながら頷いた。
「そうだよぉー!テーブルいっぱい注文しないと、広いとこ選んだ意味ないもーん」
「なー!そうだよなー!」
「ねー!」
「アーサーとイェルドは精神年齢が一緒」
「いや、イェルドの方が低い」
「おい!聞こえてるぞー!」
「きゃははは!」
彼らのテーブルには次々と料理が並び(主にアーサーとイェルドが注文した)、まるで吸い込むように皿を空にしていった(主にアーサーとイェルドとモニカが)。ベニートとアデーレはちびちび料理をつまみながら、ガブガブとワインを飲んでいる。どうやら冒険者には酒豪が多いらしい。
しばらくすると、酔ってきたのかベニートがニヤニヤ笑いながらアーサーのグラスにワインを注いだ。
「アーサー、今日くらいいいだろう。飲めよ」
「えっ」
「あっ!だめよベニート!」
「そんなこと言わずに。モニカも飲め」
「えーっ」
「そう言えばモニカはお酒飲んだことあるの?」
「ううん。ないよ」
「飲んでみなさい。ほら」
アデーレも酔っているのか、いつもよりもふわふわした表情でモニカのグラスにワインを注いだ。生まれて初めてお酒をすすめられ、モニカは好奇心に満ちた目でグラスを見つめている。だが、すぐアーサーにグラスを取り上げられる。
「あっ!」
「だめだよモニカ!お酒飲んじゃだめ!」
「どうしてよ!」
「お酒飲んだら頭がふわふわしちゃうんだ!モニカが飲んだらきっと甘えん坊になってみんなに抱きつきまくることになるよ!」
「そんなの飲んでみないと分からないじゃないの!」
「分かるよ!僕とモニカはおんなじ血が流れてるんだからね!きっと僕みたいになっちゃうもん!」
「なりませんー!」
「なりますー!」
「ジュリアとウィルクはお酒に強かったもーん!!わたしだって強いかもしれないじゃない!」
「ちがう!あれは小さい頃からずっと飲んでて慣れてるからだよ!」
「もう!アーサーの過保護!ちょっとくらい飲んだっていいじゃないの!ばかー!!」
モニカはそう言ってアーサーの手からグラスを奪いグイっと飲んだ。
「あーーーーっ!!」
「うげぇっ!なにこれ血の味するぅー!!」
「血じゃないよブドウだよ!」
「まっずぅーい!!」
「おいしそうに飲んでるアデーレとベニートに謝って!」
「きゃははは!なんか楽しくなってきた!!」
「早速酔っちゃってるよ…」
「アーサーも飲もう!これ飲んだらなんか楽しくなるよー!」
「うわっ!モニカ…わぶっ…!」
無理矢理ワインを口の中に流し込まれたアーサーは、一瞬にしてトロンとした表情になりにへらと頬を緩めた。
「なんかほわほわしてきた」
「ほわほわーってするよねえ!あはは!たのしいねー!」
「たのしいねえ」
「もっと飲むぅ?」
「飲むー」
「お、おい。その辺にしとけ!」
唯一酒がまわっていないイェルドが、双子からグラスを取り上げた。アーサーとモニカはぷぅと頬を膨らませイェルドを恨めし気な目で見た。それでもグラスを返してくれなかったので、アーサーが「モニカァァ…」と妹に抱きついた。
「イェルドにワイン取り上げられちゃったよぉ」
「イェルドのいじわるー!」
「もっと飲みたいよぉ…ふわふわしたいよぉ」
「きゃはは!ふわふわアーサーかわいいよぉー!!かわいいかわいいー!!」
「モニカのほうがかわいいよぉ」
「アーサーのほうがかわいいもーん!」
支離滅裂な会話をしながら頬をすりすり合わせている双子を、C級冒険者はデレデレした顔で眺めていた。
「小動物の戯れ」
「癒される」
「かわいいなあ…」
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