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合宿編:三週目・ダンジョン掃討特訓
Cランクダンジョン
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「着いたぞー!!」
馬車が止まるなり、リアーナが外へ駆け出した。今回のダンジョンはオーソドックスな洞窟型。リアーナとイェルドが早く入ろうと騒ぎ立てている中、カトリナは双子にダンジョンのおさらいをした。
「洞窟型Cランクダンジョン。主な出現魔物は魔虫系。毒を持つ魔物が多いから気をつけてねェ。毒を受けた場合はすぐさま解毒薬を飲むこと。分かったアーサー?すぐに飲むのよォ」
「……」
「アーサー?」
「…はぁい」
「あなたたちが遭遇するであろう魔物で最も厄介なのはA級魔物バジリスクね。モニカ、バジリスクはどんな魔物?」
「えーっと、ヘビ!」
「ええ。他には?」
「猛毒を持ってる!」
「よくできました。とっても大きな魔物よォ。バジリスクは致死性の毒の塊だと思った方がいいわ。牙だけじゃなくて全身から猛毒を発する。だから、どう戦えばいいと思う?アーサー」
「遠距離で攻める!」
「正解。バジリスクを発見したらすぐさま距離をとること。アーサーは弓に切り替えて攻撃。モニカは火魔法で攻撃よ」
「はい!」
「他にも厄介な魔物はたくさんいるけれど、それはおいおい。あと、2日間奥に進んだら、最奥まで到着してなくても引き返すわよォ」
「え?!それじゃあ9割殲滅にはならないんじゃ…」
「ええ。これはあくまで特訓よォ。残った魔物はベニートたちが後日潜って殲滅するわ。だから最奥に潜んでいるこのダンジョン内で一番強い敵とは戦う必要がないの。あなたたちが経験するのは本当のDランクダンジョンじゃないわ。あくまで体験版よォ。そこは分かっておいてね」
「はい!」
「じゃあ、行きましょうか」
カトリナの話が終わると、リアーナが双子の手を引きケタケタ笑いながら走り出した。彼らを洞窟の中へ放り込み「よっしゃいけぇー!!」と合図をする。イェルドが「うおぉぉぉ!」と咆哮して槍を取り出したので、慌てて彼の首根っこを掴み双子のうしろへ引かせた。
「おぉいイェルド!!お前が出しゃばってどうすんだ!」
「はっ!すんませんテンション上がっちまって!!」
「がははは!!分かる!!ダンジョン入るときテンション上がるよなー!!」
「はい!!」
「お前は根っからの冒険者だな!!気に入った!!」
「ありがとうございます!!」
「…リアーナとイェルドの組み合わせは失敗かもねェ。とってもうるさいわァ」
カトリナはそう呟いたあと「でも…」と呟きクスっと笑った。緊張でガチガチになっている双子の頭をぽんぽんと撫で、賑やかなリアーナとイェルドを指さす。
「アーサー、モニカ。ダンジョンはとってもこわいところよね。油断したりナメてちゃダメなこと、あなたたちはもうよく分かってる」
「うん」
「でもね、イェルドやリアーナみたいな人がいたら、こわい気持ちも薄れると思わない?あの二人はダンジョンのこわさをよく知ってるわ。それでもああやって明るく振舞ってるの。まあ、彼らは素であんな感じなんだけど、ずっと気を張ってダンジョンを潜るより、ちょっと楽しんで潜るほうがうまくいくことの方が多いのよ」
「うんっ!」
「ルアンのギルド受付嬢も言ってた!イェルドはムードメーカーで、つらいときでも元気にしてくれるって!」
「そうよ。苦しくなってきたらどんどん空気と体が重くなってくる。でも、明るい人がいてくれたら少し軽くなるの。だからあなたたちも、ずっとカチコチにならなくて大丈夫。危なくなったら私たちが助けるわ。そんなに気を張り詰めてたら5日も持たないわよ。もう少し力を抜いて」
カトリナがニッコリ笑うと、双子もつられて笑顔になった。二人だけでダンジョンを潜るときとは違う、仲間がいる安心感。アーサーとモニカは目を合わせて頷き剣と杖を取り出した。
「よぉし、行くよモニカ!」
「うん!!」
馬車が止まるなり、リアーナが外へ駆け出した。今回のダンジョンはオーソドックスな洞窟型。リアーナとイェルドが早く入ろうと騒ぎ立てている中、カトリナは双子にダンジョンのおさらいをした。
「洞窟型Cランクダンジョン。主な出現魔物は魔虫系。毒を持つ魔物が多いから気をつけてねェ。毒を受けた場合はすぐさま解毒薬を飲むこと。分かったアーサー?すぐに飲むのよォ」
「……」
「アーサー?」
「…はぁい」
「あなたたちが遭遇するであろう魔物で最も厄介なのはA級魔物バジリスクね。モニカ、バジリスクはどんな魔物?」
「えーっと、ヘビ!」
「ええ。他には?」
「猛毒を持ってる!」
「よくできました。とっても大きな魔物よォ。バジリスクは致死性の毒の塊だと思った方がいいわ。牙だけじゃなくて全身から猛毒を発する。だから、どう戦えばいいと思う?アーサー」
「遠距離で攻める!」
「正解。バジリスクを発見したらすぐさま距離をとること。アーサーは弓に切り替えて攻撃。モニカは火魔法で攻撃よ」
「はい!」
「他にも厄介な魔物はたくさんいるけれど、それはおいおい。あと、2日間奥に進んだら、最奥まで到着してなくても引き返すわよォ」
「え?!それじゃあ9割殲滅にはならないんじゃ…」
「ええ。これはあくまで特訓よォ。残った魔物はベニートたちが後日潜って殲滅するわ。だから最奥に潜んでいるこのダンジョン内で一番強い敵とは戦う必要がないの。あなたたちが経験するのは本当のDランクダンジョンじゃないわ。あくまで体験版よォ。そこは分かっておいてね」
「はい!」
「じゃあ、行きましょうか」
カトリナの話が終わると、リアーナが双子の手を引きケタケタ笑いながら走り出した。彼らを洞窟の中へ放り込み「よっしゃいけぇー!!」と合図をする。イェルドが「うおぉぉぉ!」と咆哮して槍を取り出したので、慌てて彼の首根っこを掴み双子のうしろへ引かせた。
「おぉいイェルド!!お前が出しゃばってどうすんだ!」
「はっ!すんませんテンション上がっちまって!!」
「がははは!!分かる!!ダンジョン入るときテンション上がるよなー!!」
「はい!!」
「お前は根っからの冒険者だな!!気に入った!!」
「ありがとうございます!!」
「…リアーナとイェルドの組み合わせは失敗かもねェ。とってもうるさいわァ」
カトリナはそう呟いたあと「でも…」と呟きクスっと笑った。緊張でガチガチになっている双子の頭をぽんぽんと撫で、賑やかなリアーナとイェルドを指さす。
「アーサー、モニカ。ダンジョンはとってもこわいところよね。油断したりナメてちゃダメなこと、あなたたちはもうよく分かってる」
「うん」
「でもね、イェルドやリアーナみたいな人がいたら、こわい気持ちも薄れると思わない?あの二人はダンジョンのこわさをよく知ってるわ。それでもああやって明るく振舞ってるの。まあ、彼らは素であんな感じなんだけど、ずっと気を張ってダンジョンを潜るより、ちょっと楽しんで潜るほうがうまくいくことの方が多いのよ」
「うんっ!」
「ルアンのギルド受付嬢も言ってた!イェルドはムードメーカーで、つらいときでも元気にしてくれるって!」
「そうよ。苦しくなってきたらどんどん空気と体が重くなってくる。でも、明るい人がいてくれたら少し軽くなるの。だからあなたたちも、ずっとカチコチにならなくて大丈夫。危なくなったら私たちが助けるわ。そんなに気を張り詰めてたら5日も持たないわよ。もう少し力を抜いて」
カトリナがニッコリ笑うと、双子もつられて笑顔になった。二人だけでダンジョンを潜るときとは違う、仲間がいる安心感。アーサーとモニカは目を合わせて頷き剣と杖を取り出した。
「よぉし、行くよモニカ!」
「うん!!」
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