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第10話 夫婦の生活
しおりを挟むカーテンから漏れる光が朝を告げていた。
「どうするの」
「沙里はどうしたい」
「和樹次第よ。このまま続けるのも。結婚するのも」
「……。このままでもいいのか」
「もう、結婚は重い。和樹がいいなら、今の生活で良いよ。でも子供出来たら認知してね」
「それは問題ない」
「ばーか」
「ただいま」
「お帰りなさい」
普通に帰宅するのは、午後七時から八時の間。今日は、七時に帰って来た。
もう、あれから半年が経った。妻も、あの事は記憶から消えた様だ。僕だけを見ているのが、分かる。
「あなた、今日は、美味しそうな金目が売っていたから、煮付けにしたのよ」
箸をつけた。絶妙にうまい。
「これは、上手いな」
夫がおいしそうに魚の煮付けに箸をすすめてくれる。嬉しかった。
「はい」
と言って、お猪口に日本酒を注いだ。
夫は、お酒にうるさい。いや、好みがはっきりしていて、値段ではなく、銘柄で選ぶ。ビールもワインも、日本酒もブランディも。
結構、お酒好き。でも今日は、進みが早いな。明日休みだからかな。
夫は必ずお風呂を先に入る。どんなに遅く帰って来ても、私が先に入ることはない。暗黙の了解だ。
「出たよ」
「はい」
そう言って、私もお風呂に入った。夫はリビングでTVを見ながらビールを飲んでいる。夫の顔が穏やかに嬉しそうに見えるのは、気のせいだろうか。
お風呂を上がり、リビングに戻ると、夫はまだ、リビングでTVを見ていた。白ワインをロックにして飲んでいる。
「優香、お前も少し飲むか」
どういう事だろう。夫がお風呂上りにお酒を私に勧めるなんて。結婚して以来初めてだった。あの事以来、一緒にお酒を飲むこと自体、ありえなかった。
二人でTVを見ながら、白ワインのロックを飲んでいる。美味しい。
私の左に座っている夫の右手が、私の腰に触って来た。ネグリジェしか着ていない。すっとネグリジェをめくられると、夫の手がゆっくりと上がって来た。優しく撫でる様に。
えっ。でも。
それだけで、あそこが濡れてくる感じ。やがて胸に届くと、私の大きい胸を下から優しく触って来た。
夫に自然と体を預けてしまう。
やがて乳首に手が届くと、優しく、指で揉み始めた。とても優しく。
「うっ。あなた」
夫の顔を見た。そのまま、唇を塞がれた。
口の中を夫の舌が、嘗め回してくる。気持ちいい。たまらない。
夫が、ソファに座る私を横にした。ネグリジェを思い切り押し上げられて、上半身が丸出しになった。
「優香、素敵だよ」
そう言って、私の胸にむしゃぶりついて来た。堪らなかった。
「あなた」
彼の後頭部を持ちながら感情を抑える事が出来なかった。
胸を遊びながら、右手が、あそこに降りて来る。ゆっくりと確かめる様に、パンティの上から、あそこをなぞって来た。何か月ぶりだろう。この感覚。たまらない。
やがて、指をパンティの中に入れて来る。あそこに触れた。
「うっ」
更に奥深く入って来る。優しく一番感じるあそこを掘り上げる様にして、擦って来た。
「あっ、ああ」
手で夫の体を触る。たまらない。自然と夫のあそこに触れた。しっかりと元気になっている。
左足を背もたれまで上げられた。恥ずかしい。夫の口がゆっくりと、あそこの一番感じるところに口付けした。嘗め回してくる。
「あ、あっ、あー。あなた」
長い間、嘗め回された。何回も止めどもなく私のあそこから、自身の白い液体が流れ出た。
我慢できなかった。
「お、お願い」
右足も持ち上げられ、夫のそれが、触れた。後は、一気に奥まで突いて来た。激しく前後している。声が止まらない。
「もっと。もっと」
久々の体の芯が突き抜ける様な痺れに、堪らなく夫に要求した。
更に激しく突いてくる。
「うっ、我慢できない」
「来て、あなた」
私の奥で夫のあれが子宮ぶつかる。激しく吐き出されたのが、分かった。
夫は、高揚感に浸るように、私に体を重ねながら、一通り吐き出すと、
「後ろ向きになってくれ」
もっとしてくれる。嬉しかった。ソファの座る位置に顔を付け、お尻を突き出した。
いきなり入れられた。激しく突いてくる。
「うーっ。うん、うん」
何回も激しく突いてくる。
「くっ」
お尻を持ち上げ密着させるようにして、彼のあれが、奥まで突き進むと熱い物が流れ出るのが分かった。
そのままの姿勢で動けなかった。お尻だけが勝手に動いている。
一通り終わると、
「優香、赤ちゃんを作ろう」
「えっ、いいの。本当にいいの」
「ああ、君が側に居てくれる」
彼の首に腕を回し、思い切り泣いてしまった。抱かれている時より、大きな声で泣いた。そして
「あなた、ごめんなさい。ごめんなさい。私が本当に馬鹿だった。もう、あなただけ」
思い切り泣いた。やがて泣き止むと
「優香、二人のパジャマ。びしょびしょ。一緒にお風呂に入ろ」
私は、思い切りの笑顔で言った。
「はい、あなた」
それから、一年半後、赤ちゃんが生まれた。本当に二人の子。
でも、彼が、短期出張を止めることは無かった。
―――――
火遊びが過ぎた挙句、過ぎた過ちを犯した妻。
妻の行状を横目で見ながら、それを利用して、自分も好きな事をしていた夫。
狂った歯車は、自分が止まるまで回り続けました。それが止まり、止まったままになるか、どちらの方向に回り始めるか。
それを決めるのは、神ではなく、自分自身です。
少し、後半が中途になったなと思いました。
また、チャレンジします。
面白そうとか、次も読みたいなと思いましたら、ぜひご評価頂けると投稿意欲が沸きます。
感想や、誤字脱字のご指摘待っています。
宜しくお願いします。
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