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最初の知識
魔法とは2
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取り敢えずイメージが及ぼす魔法への影響が多少解ったところで、次は英語でも発動した事についてちょっと考えてみよう。灯りと火種の二つ。他のも英語の発音で発動するのがあるのだろうか。試すのは日本語で発動確認済みのヤツから、だよね。
『水』
さっきと同じように目の前の空間がグニャリと歪む。そしてやはりさっきと同じように水の粒が集まって水球が作られていく。だが、その大きさはさっきとは違って小さい。さっきのをそのままイメージしたのにも関わらず、だ。何でこんなに日本語と英語で差があるのか。イメージや意味は同じなのに、発音で事象が変わるとか…どういう事なのか。言葉の理解力の差なのかな?それに…やっぱり英語でも発動している。これはどういう事なんだろう。うーん…。
「いや、よく考えたら日本語は古代魔術言語って言ってたんだっけ…」
使う者の少ない希少な言語。日本語である事自体が魔法の大きさを表してるのかもしれない。日本語自体がこの世界では力を持ってるって事かな?そうすると英語は日本語以外の言語扱いなのか、それとも英語も何かの特殊な言語扱いなのか。英語以外の何かで試してみればもう少し解りそうなもんだけど…英語だって怪しいのに、他の言葉なんてなぁ…。何かあったっけ?日本語か英語以外の言葉…。あ、ノワールとかどうかな?確かフランス語だったよね?意味は黒…だっけ。ん~~。あ、この頭上にある虹を黒くするようなイメージでどうだろう。イケるかな?よし、取り敢えずやってみるか。黒、黒、え~っと、煤の色、墨の色、夜であり、闇、全てを塗り潰す色
『黒』
虹の方へと手を翳す。頭上に大きくかかっていた虹の真ん中辺りにジワリと黒い点が浮かび、その黒い点を基に更にジワジワと広がっていく。このまま全体に広がるかと思ったら、直ぐに止まってしまった。だがしかし。魔法は発動した。魔法自体は小さくて大したモノではなくとも、だ。
うーん。これらの事で考えるなら、魔法って言うのは、
①言葉の意味を知ること
②言葉の成り立ちを知ること
③言葉をイメージすること
④正しい発音で唱えること
これにより力ある言葉になるって事かな?その中でも日本語はそれだけで力がある、いや、力を含んでいるって事だろうか。もともと力を含んでいる言葉に更に力を与える事であんなデカい事象を引き起こすって感じだろうか。逆に言えば、正しく力を与える方法を持っていればどんな言語でも魔法は発動させられるんじゃないだろうか。英語でもフランス語でもイケたしね。まぁ、フランス語のノワールが正しく発音出来てたかどうかは怪しいけど。取り敢えずはこんな感じの理解でいいか。後で眼鏡さんに魔法の事を聞いてみて実際のところの擦り合わせをしとこう。
「ふぅ」
ちょっと一休みしよう。まずはこの障壁を消さないとね。えと、障壁解除とかでいいのかな?
『障壁解除』
パキンッと高い金属音が鳴った。張る時にも聴こえたけど、これが障壁の音なのかな?何しろ見えないからなぁ…。取り敢えず、さっきの水の池が出来た範囲外のテーブルのところへ向かう。問題なく着いた。うん、障壁解除されてるって事でいいのかな。
「はぁ~、やれやれ」
置きっ放しになっていたお茶を飲んで一息つく。軽い疲労感がある。魔法を使ってたせいだろうか。そう考えると、ゲームじゃないけどMPみたいなものがあるのかもしれない。そう言えば抜けるような立ち眩みのような感覚があったっけ。MPの話じゃないけど、何か忘れてる気がするなぁ。何だっけ?
…………………。
まぁ、いっか。考えて解らない事は後で考える事にして、まずはこの世界には魔法があって、それを私も使える。やりたい事は元の世界に帰る事。眼鏡さんが言ってた転移の魔法…それで帰れるかどうかはまだ解らないけど、一応、可能性はあるかもしれないし、出来るようになっておきたい。でも転移って…別の場所に移るとかそんな感じだよね?瞬間移動的なもの?こう、忍者とかがシュンっと消えるアレ?いや、瞬間移動とかもこう、シュンっと消えたりしてるけど。アレがどういったものなのか理解出来ないんだけど…理解出来ないと魔法発動出来ない可能性があるって事だよね…。イメージにしてもアニメ的な絵面ならイメージ出来るけど…それでいいのかどうか。こんな事なら不思議現象なんちゃらとかのYohTubeとかもチェックしとくんだったぁ!
「転移魔法かぁ…」
眼鏡さんとか使えないんだろうか。せめて使うところを見てみたい。出来れば体験してみたい。そうすればもう少しくらいは理解出来そうなのに。
また何かが引っかかる。何だろう。魔法に気を取られすぎて何かを忘れてるんだろうか。何を?
…………………。
考えたところで、やっぱり思い出せない。
「ま、いっか。そのうち思い出すでしょ」
冷えきったお茶を一気に流し込むと、もう少し魔法のヒントが欲しいと本に近付く。何か読み落としがあるかもしれないし。さて、お勉強再開しますか。
『水』
さっきと同じように目の前の空間がグニャリと歪む。そしてやはりさっきと同じように水の粒が集まって水球が作られていく。だが、その大きさはさっきとは違って小さい。さっきのをそのままイメージしたのにも関わらず、だ。何でこんなに日本語と英語で差があるのか。イメージや意味は同じなのに、発音で事象が変わるとか…どういう事なのか。言葉の理解力の差なのかな?それに…やっぱり英語でも発動している。これはどういう事なんだろう。うーん…。
「いや、よく考えたら日本語は古代魔術言語って言ってたんだっけ…」
使う者の少ない希少な言語。日本語である事自体が魔法の大きさを表してるのかもしれない。日本語自体がこの世界では力を持ってるって事かな?そうすると英語は日本語以外の言語扱いなのか、それとも英語も何かの特殊な言語扱いなのか。英語以外の何かで試してみればもう少し解りそうなもんだけど…英語だって怪しいのに、他の言葉なんてなぁ…。何かあったっけ?日本語か英語以外の言葉…。あ、ノワールとかどうかな?確かフランス語だったよね?意味は黒…だっけ。ん~~。あ、この頭上にある虹を黒くするようなイメージでどうだろう。イケるかな?よし、取り敢えずやってみるか。黒、黒、え~っと、煤の色、墨の色、夜であり、闇、全てを塗り潰す色
『黒』
虹の方へと手を翳す。頭上に大きくかかっていた虹の真ん中辺りにジワリと黒い点が浮かび、その黒い点を基に更にジワジワと広がっていく。このまま全体に広がるかと思ったら、直ぐに止まってしまった。だがしかし。魔法は発動した。魔法自体は小さくて大したモノではなくとも、だ。
うーん。これらの事で考えるなら、魔法って言うのは、
①言葉の意味を知ること
②言葉の成り立ちを知ること
③言葉をイメージすること
④正しい発音で唱えること
これにより力ある言葉になるって事かな?その中でも日本語はそれだけで力がある、いや、力を含んでいるって事だろうか。もともと力を含んでいる言葉に更に力を与える事であんなデカい事象を引き起こすって感じだろうか。逆に言えば、正しく力を与える方法を持っていればどんな言語でも魔法は発動させられるんじゃないだろうか。英語でもフランス語でもイケたしね。まぁ、フランス語のノワールが正しく発音出来てたかどうかは怪しいけど。取り敢えずはこんな感じの理解でいいか。後で眼鏡さんに魔法の事を聞いてみて実際のところの擦り合わせをしとこう。
「ふぅ」
ちょっと一休みしよう。まずはこの障壁を消さないとね。えと、障壁解除とかでいいのかな?
『障壁解除』
パキンッと高い金属音が鳴った。張る時にも聴こえたけど、これが障壁の音なのかな?何しろ見えないからなぁ…。取り敢えず、さっきの水の池が出来た範囲外のテーブルのところへ向かう。問題なく着いた。うん、障壁解除されてるって事でいいのかな。
「はぁ~、やれやれ」
置きっ放しになっていたお茶を飲んで一息つく。軽い疲労感がある。魔法を使ってたせいだろうか。そう考えると、ゲームじゃないけどMPみたいなものがあるのかもしれない。そう言えば抜けるような立ち眩みのような感覚があったっけ。MPの話じゃないけど、何か忘れてる気がするなぁ。何だっけ?
…………………。
まぁ、いっか。考えて解らない事は後で考える事にして、まずはこの世界には魔法があって、それを私も使える。やりたい事は元の世界に帰る事。眼鏡さんが言ってた転移の魔法…それで帰れるかどうかはまだ解らないけど、一応、可能性はあるかもしれないし、出来るようになっておきたい。でも転移って…別の場所に移るとかそんな感じだよね?瞬間移動的なもの?こう、忍者とかがシュンっと消えるアレ?いや、瞬間移動とかもこう、シュンっと消えたりしてるけど。アレがどういったものなのか理解出来ないんだけど…理解出来ないと魔法発動出来ない可能性があるって事だよね…。イメージにしてもアニメ的な絵面ならイメージ出来るけど…それでいいのかどうか。こんな事なら不思議現象なんちゃらとかのYohTubeとかもチェックしとくんだったぁ!
「転移魔法かぁ…」
眼鏡さんとか使えないんだろうか。せめて使うところを見てみたい。出来れば体験してみたい。そうすればもう少しくらいは理解出来そうなのに。
また何かが引っかかる。何だろう。魔法に気を取られすぎて何かを忘れてるんだろうか。何を?
…………………。
考えたところで、やっぱり思い出せない。
「ま、いっか。そのうち思い出すでしょ」
冷えきったお茶を一気に流し込むと、もう少し魔法のヒントが欲しいと本に近付く。何か読み落としがあるかもしれないし。さて、お勉強再開しますか。
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