少年と白蛇

らる鳥

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 状況は僕の、正確にはパラクスさんの思惑通りに動き始める。
 アンデッドナイトの命令で、死霊の群れの一部が僕のいる丘に向かって攻め寄せ始めたのだ。
 多分アンデッドホースに爆裂矢が命中し、その背から放り出されたのが決め手になったのだと思う。
 死者であるアンデッドナイトに怒りの感情があるのかどうかは謎だけど、相棒である馬を失った事が此方への敵意を煽ったのは間違いない筈。
 かなりの数のアンデッドが、丘のふもとに辿り着く。
 でももう少しばかり待って欲しい。爆裂矢には未だ少しばかりの余りがあるのだ。
 こんな高価な物を使わずに捨てて行くのは心が辛いし、かと言って持ち運びたくも無いのだから使い切ってしまう為の時間が欲しかった。
 僕はその場にしゃがみ込み、ファイヤスターターを用いて火種を作り、手持ちのオイルに引火させてから放る。
 パラクスさんによると自らが発する死臭のせいか、アンデッドは然程臭気に敏感では無いらしい。
 普通の人間が相手なら、丘中にまき散らした油の染み込んだ大量の枯れ草や木材に直ぐに気付くのだろうけれど、アンデッド達にはその判断能力が欠けていた。
 あっと言う間に燃え広がった炎が、丘を登り始めていた死者達にも燃え移る。
 此れならあと少しばかりの時間は稼げるだろう。
 僕は再び、弓に矢を番えてアンデッドナイト付近の敵陣に放つ。勿論少し急ぎ気味で。
 丘を登ってくるアンデッドもそうだけど、周囲の温度が上昇した事で爆裂矢が爆発したりするかもって考えたら怖いから……。

 最後の一本を敵陣に放ち終えると、僕は急いで敵陣とは逆方向に丘を掛け下る。
 僕は現役の冒険者なので、相手が一般市民が更に動きを劣化させたゾンビだけならば、囲まれでもしない限りは至近距離からだって慌てる必要は無い。
 けれどどうも敵はそんなに単純な相手じゃないようだ。
 燃え盛る丘を登らずに、迂回して回り込もうとする敵の一団が引き連れていたのは、あれはどうにも犬に見えた。
 単なるゾンビであろうとも犬って存在を侮ってはいけない。死者が引き連れる犬ならばデスハウンドの可能性だってある。
 死の猟犬とも呼ばれるデスハウンドは、その名の通りに追跡力が高いと聞く。つまりは他のアンデッドの様に鼻が死んでいないのだ。
 そもそもアンデッドなのか魔獣なのかもはっきりしない。
 他にも冷気の息を吐くとの話もあるし、危険度ランクは中位でも下の方だが、この追われる状況で相手取るなら最悪に近い存在だった。
 丘を下った僕が飛び込んだのは森。
 僕の最も得意とする地形で、大軍から逃げ切るにはもってこいの場所。
 この森があるからこそ待ち伏せの場所にあの丘を選んだのだが、もし相手に猟犬が居るならば地形は僕だけの味方じゃないだろう。


 正直な話、アンデッドナイトの討伐に関しては然程心配していない。
 魔術師であり、錬金術師でもあるパラクスさんは大勢を相手取っての攻撃手段に事欠かないし、カリッサさんは神に愛された高位の神官だ。
 死者への対処に不安は無かった。
 剣を持って戦うならば、例えアンデッドナイトであろうとトーゾーさんが後れを取る筈もない。
 其処に更にガジルさんが加わるのなら、心配するだけ無駄と言う物だ。
 統率者であるアンデッドナイトが倒れれば、オリガの町が陥落する事もないだろう。
 死者の軍隊なら兎も角、纏まりの無い死者の群れ位は防壁一つで充分に防げる。
 無作為に辺りに散ってしまうであろうゾンビを全て片付けるのは非常に手間だが、それは戦の後に心配すれば良い話。
 つまり今回の侵攻軍はほぼ間違いなく撃退出来るのだ。
 だから今の僕は自分の心配だけすれば良かった。
 暗闇から飛び掛かって来た猟犬の顔に、僕は脇に吊った短剣を引き抜いて叩き込む。
 根元まで埋まった鋼の短剣に、猟犬はその活動を停止させるが、その肉体が刃を咥え込んで離さない。
 無理に引き抜く事も時間を掛ければ不可能じゃ無いだろうけど、闇の向こうに感じる気配の接近に僕は短剣の回収を諦めた。
 あの時見た犬の姿は、やはりデスハウンド、死の猟犬だったのだ。
 今現在、僕は生前は冒険者だったであろうワイト達と、彼等の引き連れたデスハウンドに追われている。
 昔、冒険者になるずっと前、単なる狩人の息子だった頃、僕は猟犬達の世話を手伝ってた。
 勿論その猟犬はデスハウンドみたいな怪物じゃなくて、普通のイヌだったけど、狩人にとって猟犬はとても大事な存在なのだ。
 僕も将来は猟犬をパートナーに、森に入って獲物を追うのだと当然の様にあの頃は信じてた。

 でも今の僕のパートナーは猟犬じゃなくて、白蛇の幻獣であるヨルムで、そして猟犬と獲物を追うのではなく、死の猟犬とワイトに獲物として森で終われている。
 そのギャップに、思わず笑いが零れてしまう。
 僕が急に笑ったので驚いたのだろうか、服の中でヨルムがモゾリと動いて、胸元から顔を出す。
 僕は一度ヨルムを撫でると、暗闇の中を駆け出した。
 昔に思い描いてた自分とは全然違う立場になっているけど、僕にはちっともそれが不本意じゃない。
 まあワイトとか死の猟犬に追いかけられてる現状が楽しい訳じゃ無いけれど、僕のパートナーがヨルムであるって事に比べれば実に些細だ。
 気配を感じ、横に飛ぶ。宙を裂いて飛んで行くのは一本の矢。
 どうやらワイトの中には弓手までいるらしい。本当に猟師に追いかけられる獲物になった気分だが、けれど同時に相手の弓手が大した腕じゃない様にも思う。
 狙う気配も、射るタイミングも、そして射って来た場所も丸わかりだから。
 周囲の気配が僕に追い付くまでに未だ少しばかりの間がある事を確認し、僕は弓を取り出し矢を番えて引く。
 爆裂矢は使い果たしたので単なる普通の矢だけれど、目的を果たすには此れで充分だ。
 放った矢が貫くのは弓手のワイトの顔の中央。
 しぶといアンデッドを矢の一本で倒せるとは思わないが、あの位置に矢を喰らえば恐らく視覚は潰れただろう。
 敵の遠距離攻撃の手段を放って置いても僕に利は無い。
 そして再び、森の中を駆ける。少しずつ体力と装備を消耗しながら、僕は暗い森の中を駆け続けた。
 矢も尽きたし、盾も割れたし、用意していたポーションの類も使い果たしてしまっている。
 無論僕だってただ単に装備を損耗した訳じゃない。追手のワイトは相応に数を減らしたし、デスハウンドは多分全滅させたと思う。
 しかし疲れを知らないワイト達に、僕はジリジリと追い詰められていく。

 茂みを突っ切った僕は、少し開けた、森の中の広場のような場所へと転がり出た。
 中央には見事な大樹が一本生えてる。多分此処は森の中心で、あの大樹は森の主にあたるのだろう。
 だけどその大樹に見惚れる時間も、僕には与えられ無い様だ。
 迫り来る気配に、僕は地を転がってその場を逃れんとする。
 先程まで僕が居た場所を、巨大な斧が薙いで行く。間一髪で、切り裂かれたのはマントや防具のみ。
 正確には僕の身体にも刃が届きはしたのだが、咄嗟に生やしたヨルムの力を借りて鱗が僕の身体を守ってくれたのだ。
 でも刃で切り裂かれる事は防げても、鉄の塊で殴られた衝撃は体の中に残ってる。結構痛い……。
 斧を振ったのは巨大な体躯をした熊の獣人の戦士。勿論彼もワイトだろう。
 更に2体のワイトが茂みの奥から姿を現す。
 とても厳しい状況だ。僕に残された武器は右手のブロードソードと、左手のショートソード。
 新たに表れた2体だけなら、全てを振り絞れば何とかならなくもないだろうが、あの熊呪人のワイトだけは別格だった。
 多分生前はアイアスでも名の売れた戦士だった筈だ。
 あの熊獣人のワイトが振るう斧を受け止めるには、今の装備じゃ些か心細い。何より体力が殆ど尽きていた。
 僕の今の状況は、ボードゲームの用語を借りて表現するなら、ほぼ詰み掛けた状況であると言える。
 けれど其れは僕が唯一人でこの場に居たのならの話だ。
 そして此処まで引っ張って来れたなら、例えヨルムが本来のサイズで暴れようと他人の目に付く事も無いだろう。
「ヨルム、お願い」
 ガジルさん達のチームには内緒にしたけど、パラクスさんは囮の役割を僕一人に割り振った訳じゃ無い。
 僕がヨルムと共にあるからこそ、この役割を無事に果たして帰還出来るとあの人は判断した。
 服の内側から這い出し、地に降りたヨルムが見る見る間に巨大な姿に変じて行く。
 巨大化したヨルムのサイズは以前よりも遥かに大きく、胴回りも多分倍位になっている。恐らく器である僕が成長した為、ヨルムが発揮できる力も大きくなったのだ。
 ヨルムの威容、そう、威を纏った神々しくすらあるその姿に、意思や感情を持たない筈のワイト達がたじろぐ。
 でもこれでも、本来のヨルムにはきっと程遠いのだろう。
 抵抗する暇も与えずにヨルムの蛇身が3体のワイトを磨り潰す。ワイトとヨルムじゃ、存在の格が大きく違う。

 サイズを小さく戻したヨルムを連れて、僕は大樹の根元に腰を下ろした。
 逃走を終え、興奮状態が過ぎ去ったからだろう。彼方此方が痛みを覚える。
 走っては戦い、走っては戦いを繰り返し続けたのだから無理もない。
 アンデッドナイトの討伐や、オリガの町の防衛戦がどうなったのか等、気にならない訳では無いのだけど、動けるだけの体力が残っていなかった。
 僕を元気付けようと、ヨルムがチロチロと僕の頬を舐めて来るが、撫でる為に腕を動かす事すら億劫だ。
「ちょっと待ってね。ヨルム。少し休んだら、皆の所に帰るから。そしたら何か食べようね」
 ヨルムに向かって微笑んだ後、僕は大樹に背を預けて目を閉じる。



 ユーディッド
 age14
 color hair 茶色 eye 緑色
 job 狩人/戦士 rank6(中級冒険者)
 skill
 片手剣5 盾4 格闘術4 弓7 短剣4(↑) 逆手武器2
 野外活動6(↑) 隠密6(↑) 気配察知6 罠4 鍵知識3 調薬2 乗馬1
 unknown 召喚術(ヨルム) 集中(射撃精度上昇、精密作業時の精度上昇)
 所持武装 
 鋼のブロードソード(高) 鋼のショートソード×1(高) ドワーフ製の複合弓(最高) 
 革の部分鎧(高) デススパイダーシルクの手袋(最高)


 ヨルム
 age? rank8(上位相当)
 skill 縮小化 巨大化 硬化 再生 毒分泌 特殊感覚 脱皮
 unknown 契約(ユーディッド) 感覚共有(ユーディッド) skill共有(硬化・ユーディッド)


 ゾンビ(enemy)
 rank2~3
 動く死体。最も有り触れたアンデッドはこのゾンビかスケルトンかのどちらかである。
 長らく放置された死体や、或いは邪な術を受けた死体がゾンビと化す。
 知能と呼べる物はほぼ存在せず、うろつき、生ける者を襲うだけの存在。
 ただし制御する者が居る場合はその限りでは無い。


 ワイト(enemy)
 rank3~6
 ゾンビと同じく動く死体だが、此方は腐らず、ある程度の知恵もあり、生前に会得した技能を使用する。
 個々の脅威度は生前の能力次第。
 他者の生命力を吸い取る力も持つ。


 デスハウンド(enemy)
 rank4
 死の猟犬。犬の死体がアンデッドになった物と誤解されがちだが、本来は犬型魔獣の一種。
 ただし高位のアンデッドや邪神官がこの魔獣を呼び出して使役する術を扱う為、アンデッドと共に目撃される事が多い。
 氷のブレスを吐き、優れた嗅覚と高い追跡能力を持つ。


 アンデッドナイト(enemy)
 rank7~8
 ナイトとの名が付くが、実際には将軍級の人物の遺体が邪術によりアンデッドと化した物。
 赤く光る眼は他者の精神力を奪い取る。
 殺した相手の骸をワイトと化す力と、自分より下位のアンデッドを統率する力も持つ。


 アンデッドホース(enemy)
 rank2~4
 馬のワイト。単独で存在する事は殆ど無く、より高位のアンデッドの乗騎となっている。
 疲れを知らず、痛みや恐れも感じないので軍馬としてはとても優秀。
 ワイトと同じく他者の生命力を吸い取る力も持つ。



 此れまでの訓練と経験によりユーディッドの短剣、野外活動、隠密が上昇しました。
 ユーディッドの装備が一部ロストしました。
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