38 / 62
三十八話
しおりを挟む
人型のずんぐりむっくりした形。頭をスッポリ覆う丸いメット。ああ、これは、アレだな…宇宙服かな?
宇宙服らしき物の各部位には大小の何かのチューブがカプセルの内側に繋がれ、それがこの宇宙服の中身を封印している鎖のように思える。
何だこりゃ? ……どうしよう…今さらながら後悔してしまった…。このまま蓋閉じたら、なんか良い感じに穏便に済ませてくれないだろうか?
が、後悔するのも行動を起こすにしてもすでに手遅れだった。
バチンッと弾けるように宇宙服に繋がれていたチューブが外れる。
「……あっ…やっべえ…」
呑気に一言口にする間に、残りのチューブが全て外れ、宇宙服が完全に自由の身となっていた。
宇宙服が上体を起こす。
バックステップで慌ててカプセルから飛び退き、改めて警戒を強める。
戦闘行動、それに準ずる怪しい行動をとったら、その瞬間に焼く!
と、今になって荷物を背負ったままだったのを思い出し、自分の失態を呪った。背中に荷物があったら動きが鈍る。今からでも床に捨てるか…いや、でもその瞬間を狙われたら…。クソ、俺のアホ…!
どうする? いっその事、先手を取って刻印を使うか…。
俺が内心ヤバい汗を流しながら相手の行動を読んでいる間に、宇宙服は「よっこいせ」とでも言うような動きでカプセルから降りて来た。
宇宙服のメットが真っ直ぐに俺に向く。逆光になっててメットの中は見えない。何だ? 中身はどんな化物だ…。
俺の思考が伝わった訳ではないだろうが、宇宙服が自分のメットの首元に手をかけ、何やらロックらしき物を丁寧に幾つか外す。
メットが外され、そこにあったのは――――…
「女……?」
黄金を思わせる混じりのないブロンドの長い髪。透き通るような真っ白な肌。シュッとして作り物じみた、異常なくらい整った顔立ち。……けど、表情筋がピクリとも動かねえなこの女。
無表情なまま、女のマリンブルーの瞳がジッと俺だけを捉えている。
「おはようございます、マスター」
喋った!? いや、そりゃまあ喋るか…人なんだから…。エイリアン…じゃねえよな…? いや、でも人に擬態してるとかは映画じゃ良くあるし…。
一瞬の間に色々な考えが頭を過ぎる。が、目の前の女がお辞儀をした途端に思考は全て明後日の方に飛んで行った。
何故かって?
女がお辞儀をしたら、首から下の宇宙服が腕や足の各部のパーツに分かれて全て床に落ちて、女が素っ裸になったからだ。
「ちょっ!? えっ!? ふ、服…服着ろ!!」
慌てて程良い大きさで形の良い胸から目を逸らす。
ちょっ、待てよ! なんだこの展開!? やっべ、女の裸とか直で見るの初めてだぞ!! ああ、このカウントに身内は入れてないから悪しからず……じゃ、ねえよ!? そんな事考えてる場合じゃねえだろ!? なんでこんな地下で裸の女と2人っきり!?
「はい?」
小首を傾げながら近寄って来る女。
いや、ちょっと貴女、羞恥心持とうぜ!? 何で見せてるそっちより、見てしまったコッチのが恥ずかしい思いしてるっぽいの!? なんか可笑しくね!?
「とりあえず前隠せっ!!」
何て言うか、色々見えてちゃいけない部分がチラチラ視界に入って、物凄く恥ずかしい。
女の方は服も何も取りに行く気配がないので、仕方なく背中のリュックから、毛布代わりに使っていた布を渡す。
「はい」
渡された布で、俺の言った通りに体の前を隠す。
……いや、前を隠せとは言うたが、横と後ろがノーガード過ぎじゃろがい。
「それ、体に巻いといて……」
「はい」
言われた通りにマントのように首から下を布で覆う。
はぁ…これでようやく向きあえる…。なんで、スタートラインに立つだけでこんなに疲労してんの、俺……。
「ええっと……とりあえず、誰だ」
「はい。当機はいずれこの研究所に訪れる≪世界の道標≫様を補佐する為に作られた、開発コードP.D.E.R.16‐03です」
「はい?」
「はい。当機はいずれこの研究所に訪れる―――」
「いや、丁寧に繰り返さんでいい」
「はい」
無表情なまま答えると、口を閉じて俺の反応を待つ。機械的って言うか……。
「人間…じゃねえの?」
「はい。当機の構成上生身の肉体が30%使われていますが、分類上は人ではないと判断します」
3割生身って事は、逆に言えば7割は機械ってか…。マジか…単なる機械乙女を気取る痛い女ってオチはないよな…? いや、もういっそ、そっちの方が気が楽なんだが…。
「アンドロイド…いや、呼ぶならサイボーグの方か」
「はい、それで問題ないかと」
表情が全く動かない作り物みたいな綺麗な顔。みたいっつうか作り物なのかコレ? 本当にそうか?
疑いつつ無表情で能面みたいな自称サイボーグの目を覗き込む。
マリンブルーの瞳の奥で、カメラのレンズが絞られて俺に焦点を合わせたのが分かった。
おいっ、マジかよ!? コイツ、マジで機械じゃねえかッ!?
「マスター登録を開始します」
俺がアタフタし過ぎて、何故か頭の中でヨサコイ祭りを繰り広げ始めた頃、サイボーグが何かを呟く。すると、それに連動するように瞳の奥のレンズが微かに光ったように見えた。
「肉体情報を取得完了」
「おい、今なんか光らなかったか?」
「声紋を取得完了」
なんか、良く分かんないけど俺の色んな情報……いや、正確にはロイド君の体の情報が取られてるっぽいんだが、これはどう言う事だ? 途中で止めた方が良い奴か、もしかして?
サイボーグらしからぬユックリとした動きで俺との距離を更に詰めて来た。
「な…なに?」
「失礼いたします」
ピアニストみたいな細い指が俺の右手を握る。
…………。
あっ! 今、一瞬、本気でドキッとしちゃった!? バカ野郎、相手は半分以上機械やぞ!? ロボだぞロボ!? 外見では分からんけど、体の内部はガションガションしてんだぞ!!
などと俺が1人でテンパっているのを無視して、握った俺の指を自分の口に運び、パクッと口に含んだ。
「はぃ…?」
あ、機械だけど口の中ちゃんと暖かい。指先にザラッとした感触が往復してんだけど…これ、多分、舌だよな…………場違いな事を言うが…エロい…。
が、次の瞬間指先に鋭い痛みを感じて「何だ!?」と、慌ててサイボーグの口の中から指を抜く。見てみると、2mm程の小さい傷が出来ていた。
「お前、いきなり何を―――!?」
「指紋、及び遺伝子情報を取得」
「さっきから何だ、人の情報を勝手に!」
「最後に、マスターのお名前をお聞かせ下さい」
チキショウ、コイツも地味に話し聞かないタイプか……。
「…アーク」
「マスターネームを登録完了。マスター登録を終了します。現時刻をもって、当機はマスター情報の修正、編集権限を破棄。再登録の際は初期化申請が必要になります」
「……………終わったのか…?」
「はい。問題ありません」
なんだろう…俺が口を挟む間も無く、後戻りできない方向に話が転がったような気がする……。うん、多分気のせいだ…きっと、気のせいだ…うん…。
「で、お前さんの名前は?」
「記憶を検索しましたが該当する名称は存在しません。ですが、「自分の名前はマスターに付けて貰え」と言う開発者のメッセージを発見」
ああ、そういや声のオッサンが、良い名前を付けてやってくれって言ってたっけ…。コイツの事だったか。うーん、頼まれたってんなら、ちゃんとした名前付けてやりたいけど…。ロボ…作り物…人形…ドール? ……ダメだな……うーん…。
作り物の人間か。あっ、そういや、どっかの神話で、神様が泥で人間の女を作るとかってのがあったな…。
神話から名前を貰うってのもアリか。まあ、コイツの存在もその神話っぽい意味を含んでそうだし…ってのは流石に深読みし過ぎか。
「よし、決めた。お前の名前は―――…」
勿体ぶって少し溜める。当の本人は、自分の名前が決まるというのに、興味があるのかないのか分からない無表情のまま。
「“パンドラ”だ」
「ネームエントリー完了。当機の名称はパンドラ、です」
よしよし、我ながら中々満足のいく名前付けだった。
……さて、それはそうと…。
「なあ、根本的な事聞いて良いか?」
「はい。どうぞ」
「パンドラはこれからどうすんの?」
「マスターに着いて行きます」
「………マジで?」
「マジです」
ですよねー。そうなる気はしてましたー。
宇宙服らしき物の各部位には大小の何かのチューブがカプセルの内側に繋がれ、それがこの宇宙服の中身を封印している鎖のように思える。
何だこりゃ? ……どうしよう…今さらながら後悔してしまった…。このまま蓋閉じたら、なんか良い感じに穏便に済ませてくれないだろうか?
が、後悔するのも行動を起こすにしてもすでに手遅れだった。
バチンッと弾けるように宇宙服に繋がれていたチューブが外れる。
「……あっ…やっべえ…」
呑気に一言口にする間に、残りのチューブが全て外れ、宇宙服が完全に自由の身となっていた。
宇宙服が上体を起こす。
バックステップで慌ててカプセルから飛び退き、改めて警戒を強める。
戦闘行動、それに準ずる怪しい行動をとったら、その瞬間に焼く!
と、今になって荷物を背負ったままだったのを思い出し、自分の失態を呪った。背中に荷物があったら動きが鈍る。今からでも床に捨てるか…いや、でもその瞬間を狙われたら…。クソ、俺のアホ…!
どうする? いっその事、先手を取って刻印を使うか…。
俺が内心ヤバい汗を流しながら相手の行動を読んでいる間に、宇宙服は「よっこいせ」とでも言うような動きでカプセルから降りて来た。
宇宙服のメットが真っ直ぐに俺に向く。逆光になっててメットの中は見えない。何だ? 中身はどんな化物だ…。
俺の思考が伝わった訳ではないだろうが、宇宙服が自分のメットの首元に手をかけ、何やらロックらしき物を丁寧に幾つか外す。
メットが外され、そこにあったのは――――…
「女……?」
黄金を思わせる混じりのないブロンドの長い髪。透き通るような真っ白な肌。シュッとして作り物じみた、異常なくらい整った顔立ち。……けど、表情筋がピクリとも動かねえなこの女。
無表情なまま、女のマリンブルーの瞳がジッと俺だけを捉えている。
「おはようございます、マスター」
喋った!? いや、そりゃまあ喋るか…人なんだから…。エイリアン…じゃねえよな…? いや、でも人に擬態してるとかは映画じゃ良くあるし…。
一瞬の間に色々な考えが頭を過ぎる。が、目の前の女がお辞儀をした途端に思考は全て明後日の方に飛んで行った。
何故かって?
女がお辞儀をしたら、首から下の宇宙服が腕や足の各部のパーツに分かれて全て床に落ちて、女が素っ裸になったからだ。
「ちょっ!? えっ!? ふ、服…服着ろ!!」
慌てて程良い大きさで形の良い胸から目を逸らす。
ちょっ、待てよ! なんだこの展開!? やっべ、女の裸とか直で見るの初めてだぞ!! ああ、このカウントに身内は入れてないから悪しからず……じゃ、ねえよ!? そんな事考えてる場合じゃねえだろ!? なんでこんな地下で裸の女と2人っきり!?
「はい?」
小首を傾げながら近寄って来る女。
いや、ちょっと貴女、羞恥心持とうぜ!? 何で見せてるそっちより、見てしまったコッチのが恥ずかしい思いしてるっぽいの!? なんか可笑しくね!?
「とりあえず前隠せっ!!」
何て言うか、色々見えてちゃいけない部分がチラチラ視界に入って、物凄く恥ずかしい。
女の方は服も何も取りに行く気配がないので、仕方なく背中のリュックから、毛布代わりに使っていた布を渡す。
「はい」
渡された布で、俺の言った通りに体の前を隠す。
……いや、前を隠せとは言うたが、横と後ろがノーガード過ぎじゃろがい。
「それ、体に巻いといて……」
「はい」
言われた通りにマントのように首から下を布で覆う。
はぁ…これでようやく向きあえる…。なんで、スタートラインに立つだけでこんなに疲労してんの、俺……。
「ええっと……とりあえず、誰だ」
「はい。当機はいずれこの研究所に訪れる≪世界の道標≫様を補佐する為に作られた、開発コードP.D.E.R.16‐03です」
「はい?」
「はい。当機はいずれこの研究所に訪れる―――」
「いや、丁寧に繰り返さんでいい」
「はい」
無表情なまま答えると、口を閉じて俺の反応を待つ。機械的って言うか……。
「人間…じゃねえの?」
「はい。当機の構成上生身の肉体が30%使われていますが、分類上は人ではないと判断します」
3割生身って事は、逆に言えば7割は機械ってか…。マジか…単なる機械乙女を気取る痛い女ってオチはないよな…? いや、もういっそ、そっちの方が気が楽なんだが…。
「アンドロイド…いや、呼ぶならサイボーグの方か」
「はい、それで問題ないかと」
表情が全く動かない作り物みたいな綺麗な顔。みたいっつうか作り物なのかコレ? 本当にそうか?
疑いつつ無表情で能面みたいな自称サイボーグの目を覗き込む。
マリンブルーの瞳の奥で、カメラのレンズが絞られて俺に焦点を合わせたのが分かった。
おいっ、マジかよ!? コイツ、マジで機械じゃねえかッ!?
「マスター登録を開始します」
俺がアタフタし過ぎて、何故か頭の中でヨサコイ祭りを繰り広げ始めた頃、サイボーグが何かを呟く。すると、それに連動するように瞳の奥のレンズが微かに光ったように見えた。
「肉体情報を取得完了」
「おい、今なんか光らなかったか?」
「声紋を取得完了」
なんか、良く分かんないけど俺の色んな情報……いや、正確にはロイド君の体の情報が取られてるっぽいんだが、これはどう言う事だ? 途中で止めた方が良い奴か、もしかして?
サイボーグらしからぬユックリとした動きで俺との距離を更に詰めて来た。
「な…なに?」
「失礼いたします」
ピアニストみたいな細い指が俺の右手を握る。
…………。
あっ! 今、一瞬、本気でドキッとしちゃった!? バカ野郎、相手は半分以上機械やぞ!? ロボだぞロボ!? 外見では分からんけど、体の内部はガションガションしてんだぞ!!
などと俺が1人でテンパっているのを無視して、握った俺の指を自分の口に運び、パクッと口に含んだ。
「はぃ…?」
あ、機械だけど口の中ちゃんと暖かい。指先にザラッとした感触が往復してんだけど…これ、多分、舌だよな…………場違いな事を言うが…エロい…。
が、次の瞬間指先に鋭い痛みを感じて「何だ!?」と、慌ててサイボーグの口の中から指を抜く。見てみると、2mm程の小さい傷が出来ていた。
「お前、いきなり何を―――!?」
「指紋、及び遺伝子情報を取得」
「さっきから何だ、人の情報を勝手に!」
「最後に、マスターのお名前をお聞かせ下さい」
チキショウ、コイツも地味に話し聞かないタイプか……。
「…アーク」
「マスターネームを登録完了。マスター登録を終了します。現時刻をもって、当機はマスター情報の修正、編集権限を破棄。再登録の際は初期化申請が必要になります」
「……………終わったのか…?」
「はい。問題ありません」
なんだろう…俺が口を挟む間も無く、後戻りできない方向に話が転がったような気がする……。うん、多分気のせいだ…きっと、気のせいだ…うん…。
「で、お前さんの名前は?」
「記憶を検索しましたが該当する名称は存在しません。ですが、「自分の名前はマスターに付けて貰え」と言う開発者のメッセージを発見」
ああ、そういや声のオッサンが、良い名前を付けてやってくれって言ってたっけ…。コイツの事だったか。うーん、頼まれたってんなら、ちゃんとした名前付けてやりたいけど…。ロボ…作り物…人形…ドール? ……ダメだな……うーん…。
作り物の人間か。あっ、そういや、どっかの神話で、神様が泥で人間の女を作るとかってのがあったな…。
神話から名前を貰うってのもアリか。まあ、コイツの存在もその神話っぽい意味を含んでそうだし…ってのは流石に深読みし過ぎか。
「よし、決めた。お前の名前は―――…」
勿体ぶって少し溜める。当の本人は、自分の名前が決まるというのに、興味があるのかないのか分からない無表情のまま。
「“パンドラ”だ」
「ネームエントリー完了。当機の名称はパンドラ、です」
よしよし、我ながら中々満足のいく名前付けだった。
……さて、それはそうと…。
「なあ、根本的な事聞いて良いか?」
「はい。どうぞ」
「パンドラはこれからどうすんの?」
「マスターに着いて行きます」
「………マジで?」
「マジです」
ですよねー。そうなる気はしてましたー。
0
あなたにおすすめの小説
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
優の異世界ごはん日記
風待 結
ファンタジー
月森優はちょっと料理が得意な普通の高校生。
ある日、帰り道で謎の光に包まれて見知らぬ森に転移してしまう。
未知の世界で飢えと恐怖に直面した優は、弓使いの少女・リナと出会う。
彼女の導きで村へ向かう道中、優は「料理のスキル」がこの世界でも通用すると気づく。
モンスターの肉や珍しい食材を使い、異世界で新たな居場所を作る冒険が始まる。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった
ノラクラ
ファンタジー
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。
学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。
だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。
暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。
よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!?
……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい!
そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。
赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。
「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」
そう、他人事のように見送った俺だったが……。
直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。
「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」
――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。
勇者召喚の余り物ですが、メイド型アンドロイド軍団で冒険者始めます
水江タカシ
ファンタジー
28歳独身、一般事務の会社員である俺は、勇者召喚に巻き込まれて異世界へと転移した。
勇者、聖女、剣聖――
華やかな肩書きを持つ者たちがもてはやされる中、俺に与えられたのは聞いたこともないスキルだった。
【戦術構築サポートAI】
【アンドロイド工廠】
【兵器保管庫】
【兵站生成モジュール】
【拠点構築システム】
【個体強化カスタマイズ】
王は落胆し、貴族は嘲笑い、俺は“役立たず”として王都から追放される。
だが――
この世界には存在しないはずの“機械兵器”を、俺は召喚できた。
最初に召喚したのは、クールな軍人タイプのメイド型戦闘アンドロイド。
識別番号で呼ばれる彼女に、俺は名前を与えた。
「今日からお前はレイナだ」
これは、勇者ではない男が、
メイド型アンドロイド軍団と共に冒険者として成り上がっていく物語。
屋敷を手に入れ、土地を拠点化し、戦力を増強しながら、
趣味全開で異世界を生きていく。
魔王とはいずれ戦うことになるだろう。
だが今は――
まずは冒険者登録からだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる