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五十九話
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昨日は夜も遅かったので、宿屋で一泊。宿屋の女将に、「町の恩人から金は貰えない!」と言われたが、宿だって商売なのだから気にせず金を取れって言ったら、若干吹っ掛けられた金額を請求された……。チキショウ…コレから町の復興で大変だよなあ…とか思って遠慮しないで、好意に甘えれば良かった…。
部屋に着くなりベッドにダイブ。徹夜で瓦礫の山から人を救出して、その後夜まで山道を全力疾走してたもんだから、体がバカみたいに疲れていて泥のようにグッスリ眠れた。
明け方に横のベッドからパンドラが起き出す気配を感じて目を覚ます。
そういや、寝る時もメイド服ってのもアレか…。俺の服の替えも欲しいし、パンドラの寝巻も用意した方が良いかな。とか半分寝ている頭でボンヤリ考えながら、ベッドから這い出す気にならず布団に包まっていると、俺の手をギュッと握ってパンドラがいつも通りに上に乗って来た。
……ちょっと慣れて来ている自分に涙が出そうだった…。と言うか、もう朝の日課になりつつあるんですけど……。パンドラに止めさせるより俺が慣れる方が早いな、多分。
「体温、脈拍、共に正常値。肉体のダメージ、疲労の回復を確認」
これって、俺が起きなかったらパンドラの奴どうするんだろう……。ちょっと気になったので、目は覚めているが寝た振りを続ける。
「…………」
無言のまま俺の上でジッとしている。
俺の手を握っているパンドラの手が若干熱を持った気がする。
「マスター」
口元にかかる息遣いを感じながら更に寝た振りを続ける。
「マスター?」
続けて呼ばれるが無視して、寝た振りを続―――…
「重っ!?」
いきなり体重をかけられて、不意打ちの衝撃に全力でリアクションしてしまった。
「おはようございます、マスター」
「おはよう…じゃねえよ!? 寝ている人間に何してくれてんだ!?」
俺の上から起き上がるパンドラに恨めしそうに視線を向けつつ抗議すると。
「目覚まし機能です」
シレッと無表情で返された。
要らNEEEEEEEEっ!!!! その機能要らな過ぎるよ!? って言うか、起きないと87kgが襲いかかる目覚ましなんてダメだろ!? 下手すりゃ人を殺すよ!? 俺でも結構ギリギリだったよコレ? あらかじめ起きてなかったら危なかったよっ!?
「パンドラ、その機能は今後使用禁止!」
「何故でしょうか?」
俺の命に関わるからだよ。
パンドラの奇行に朝っぱらから若干の疲れを感じつつ、軽く朝飯を済ませてから宿を後にする。ついでに預けていた俺の荷物も回収して準備万端。
さて、今日の予定は、まずは冒険者ギルドだな。パンドラの件の礼を言いつつ、俺の手持ちの魔晶石と、パンドラの持ってる魔石も換金もして貰わないと。ソグラスじゃ換金は無理だし、早いところ換金しておかないと、旅に出た後に魔物化した…なんて展開は勘弁だ。
その後はヴァーミリオンの事だけど……コレって、誰に断り入れれば良いんだろう? 一応この町が管理(?)していたから町長にでも言えば良いんだろうか?
それと、パンドラの旅支度もダロスでやっておかねえと。下に降りても物資も食料も入手は困難だからな。そのまま旅に出るなら、全部ここで揃えるしかない。
――― 冒険者ギルド。
「…と言う訳で換金ヨロシクお願いします」
パンドラにクラスシンボルを届けてくれた事へ礼を言うや否や、さっさと机の上に魔晶石を2つドンっと置く。パンドラも習って、その横に十数個の魔石の入った袋を置く。
「…ま、ま、ま…魔晶石……それも2つ!?」
椅子からずり落ちそうになりながら、神経質そうな顔の受付のお兄ちゃんが俺の顔と、机の上の2つの魔晶石を何度も見比べている。
「偽物じゃねえよ?」
「えっ!? あっ、は、はいっ!! そ、そんな事疑ってなんていませんよ!? 貴方がインフェルノデーモンを屠ったのは、町の皆が知っていますし…それに」
チラリと男の目が俺の右手に握られたヴァーミリオンに向く。
「ん、何? ヴァーミリオンがどうかした?」
「ヴぁ、ヴァーミリオン? そ、そういう名前だったのですね、失礼しました!! 広場のオーバーエンドを抜いた貴方の姿は、町の皆にどれ程希望与えた事か!!」
「はぁ、どうも。それはともかく、とりあえず換金お願いします」
「は、はい!! 失礼しました!!」
テキパキと換金作業を始めた。さっきまでの対応とは打って変わって、出来る男っぽい動きだな。出来れば始めからその調子で居て欲しかったわ。
「ではクラスシンボルの提出をお願いします」
「へーい」「はい」
俺の黒いビショップと、パンドラの白いポーンの駒を机の上に並べて置く。
「ありがとうございます。お2人共、今回の換金ポイントで昇級になります。アーク様はナイトの黒、パンドラ様はポーンの黒になります」
「あれ? 俺また飛び級した…。こんな簡単に級が飛んで良いのか?」
「簡単なんてトンデモないっ!? 魔晶石2つをお持ちになったんですから、それくらいの評価は当たり前ですよ!?」
そうなの? 良く分かんないけど、昇級させてくれると言うなら喜んでさせて貰おう。級が上がれば、換金時にイロがつくし、ギルドで出された依頼だって上位の物を受けられるようになるし。級を上げといて損はないでしょう。
――― 中央広場。
新しい等級の黒いナイトの駒を首から下げて中央広場を歩く。換金ついでにギルドで町長の居場所を聞いたところ、「今は多分広場に居る」との事なのでその足で来た。
来たは良いけど…町長ってどんな奴だ? そう言えばどんな人間なのか聞くの忘れた。そもそも男なのか女なのかも分かんねえや…。
とりあえず、1番偉そうとか、1番身なりが良いとか、そんな感じの人を探そう。と思ったら、その2つに該当した、この町には似つかわしくないヒョロッとした若干仕立ての良い服を着た男が俺達を見つけて走って来た。
「これはこれはアーク様、この度はダロスを護っていただきありがとうございます」
「いえいえ。…えーと…町長さん、ですか?」
「はい、私はこの町の管理、運営を国王様より任せられているアドネス=グレイルマンと申します」
「……いや、あの…俺…じゃない、私は単なる冒険者なので目上の町長さんが敬語を使う必要はないですよ?」
「本来ならばそうでしょうが、アーク様はこの町の守り神たるそのオーバーエンドの持ち主ですから」
ヴァーミリオンって本当にこの町の守り神だったんだ…。単なる伝承とか、昔話程度のつもりで聞いてたけど、ちゃんと信仰心持たれてたのか? ……いや、でも名前忘れられてたし、やっぱり微妙じゃね…。
「はあ…分かりました。それで、この剣の事なんですけど、勝手に持ち出してスイマセンでした」
一応頭を下げる。俺の後ろで黙って待機していたパンドラも軽く頭を下げていた。いや、別にお前は下げなくて良いんだよ…。
「いえいえ、良いのですよ。先程冒険者ギルドの使いの方が転移魔法でいらっしゃいまして、ソグラスの事をお伺いしました……随分酷い有様だと…」
ああ。多分、ソグラスでの救出を手伝いに来てくれた人の誰かだろう…って言うか、そうか…ダロスに来るの、転移魔法で送って貰えば良かったんだ…わざわざ走って来た俺って、超絶バカじゃねえ?
「ええ。1割くらいの人が辛うじて生き残りましたけど、町の方はほぼ全壊で…復興にはかなりの時間が必要だと思います」
「そうですか。使いの方も同じように言っていましたので、間違いではないのでしょう」
町長の顔が凄い暗い。そりゃそうか、この町で取れた鉱石は全部ソグラスを経由して市場に出回っていたから、ソグラスのダメージはそのままダロスのダメージにもなるんだ…。
「しかし、私どもの町からも復興の人手を出しますし大丈夫でしょう。ソグラスの住人達は簡単に心が折れるような弱い人間達ではないですから!」
そうか。うん、確かにそうかも。町の住人を救出する時も、自分の怪我を省みず人を助け出そうとする人間がいっぱい居たし、動けない月岡さんを中心とした一部の人達は頭を突き合わせて町の復興計画をすでに練り始めていた。
あの町の人達は大丈夫だと、俺も信じよう。
「そうそう、ソグラスをそんなにしてしまった山のような巨大な魔物を倒したのもアーク様だとか。ソグラスを救う為にその剣を持って行ったのでしょう? でしたら、それを咎めるのは愚かな事です。何より、その剣が数百年の時を経て持ち主を選んだのですから、それには何か大きな意味があるのでしょう」
「え? じゃあ、この剣、俺…じゃない私がこのまま持って行ってしまっても宜しいんですか!?」
「ええ、勿論です。そもそも、その剣は抜けた人間の物、と銘打って自由に抜く事への挑戦を許していましたから、なんの問題もありません」
良かったー…。変に怒られたり、「持って行く事は許さん!」とか言われたらどうしようかと思ってたよ…。話の分かる人で助かった。
「ですが、抜き身のまま町中を歩かれると、町の人間の中にはあの騒ぎの後で武器を見るだけで怯える者も居おりますので、どうか武器屋で鞘をご用意下さい」
ああ、そっか…そこまでは流石に気が回らなかった。
「分かりました。ご忠告ありがとうございます」
町長と別れて武器屋を探す。そのついでに、目に付いた場所から片っ端にパンドラ用の旅支度を揃えて行く。あまり大きな荷物を背負うのも背負わせるのもバカらしいので、出来るだけ荷物は最小限にするが、日持ちする食糧と水は流石にそういう訳にはいかないか…。旅の途中でいつ補充出来るかも分からないし…持てる分持って置こう。
部屋に着くなりベッドにダイブ。徹夜で瓦礫の山から人を救出して、その後夜まで山道を全力疾走してたもんだから、体がバカみたいに疲れていて泥のようにグッスリ眠れた。
明け方に横のベッドからパンドラが起き出す気配を感じて目を覚ます。
そういや、寝る時もメイド服ってのもアレか…。俺の服の替えも欲しいし、パンドラの寝巻も用意した方が良いかな。とか半分寝ている頭でボンヤリ考えながら、ベッドから這い出す気にならず布団に包まっていると、俺の手をギュッと握ってパンドラがいつも通りに上に乗って来た。
……ちょっと慣れて来ている自分に涙が出そうだった…。と言うか、もう朝の日課になりつつあるんですけど……。パンドラに止めさせるより俺が慣れる方が早いな、多分。
「体温、脈拍、共に正常値。肉体のダメージ、疲労の回復を確認」
これって、俺が起きなかったらパンドラの奴どうするんだろう……。ちょっと気になったので、目は覚めているが寝た振りを続ける。
「…………」
無言のまま俺の上でジッとしている。
俺の手を握っているパンドラの手が若干熱を持った気がする。
「マスター」
口元にかかる息遣いを感じながら更に寝た振りを続ける。
「マスター?」
続けて呼ばれるが無視して、寝た振りを続―――…
「重っ!?」
いきなり体重をかけられて、不意打ちの衝撃に全力でリアクションしてしまった。
「おはようございます、マスター」
「おはよう…じゃねえよ!? 寝ている人間に何してくれてんだ!?」
俺の上から起き上がるパンドラに恨めしそうに視線を向けつつ抗議すると。
「目覚まし機能です」
シレッと無表情で返された。
要らNEEEEEEEEっ!!!! その機能要らな過ぎるよ!? って言うか、起きないと87kgが襲いかかる目覚ましなんてダメだろ!? 下手すりゃ人を殺すよ!? 俺でも結構ギリギリだったよコレ? あらかじめ起きてなかったら危なかったよっ!?
「パンドラ、その機能は今後使用禁止!」
「何故でしょうか?」
俺の命に関わるからだよ。
パンドラの奇行に朝っぱらから若干の疲れを感じつつ、軽く朝飯を済ませてから宿を後にする。ついでに預けていた俺の荷物も回収して準備万端。
さて、今日の予定は、まずは冒険者ギルドだな。パンドラの件の礼を言いつつ、俺の手持ちの魔晶石と、パンドラの持ってる魔石も換金もして貰わないと。ソグラスじゃ換金は無理だし、早いところ換金しておかないと、旅に出た後に魔物化した…なんて展開は勘弁だ。
その後はヴァーミリオンの事だけど……コレって、誰に断り入れれば良いんだろう? 一応この町が管理(?)していたから町長にでも言えば良いんだろうか?
それと、パンドラの旅支度もダロスでやっておかねえと。下に降りても物資も食料も入手は困難だからな。そのまま旅に出るなら、全部ここで揃えるしかない。
――― 冒険者ギルド。
「…と言う訳で換金ヨロシクお願いします」
パンドラにクラスシンボルを届けてくれた事へ礼を言うや否や、さっさと机の上に魔晶石を2つドンっと置く。パンドラも習って、その横に十数個の魔石の入った袋を置く。
「…ま、ま、ま…魔晶石……それも2つ!?」
椅子からずり落ちそうになりながら、神経質そうな顔の受付のお兄ちゃんが俺の顔と、机の上の2つの魔晶石を何度も見比べている。
「偽物じゃねえよ?」
「えっ!? あっ、は、はいっ!! そ、そんな事疑ってなんていませんよ!? 貴方がインフェルノデーモンを屠ったのは、町の皆が知っていますし…それに」
チラリと男の目が俺の右手に握られたヴァーミリオンに向く。
「ん、何? ヴァーミリオンがどうかした?」
「ヴぁ、ヴァーミリオン? そ、そういう名前だったのですね、失礼しました!! 広場のオーバーエンドを抜いた貴方の姿は、町の皆にどれ程希望与えた事か!!」
「はぁ、どうも。それはともかく、とりあえず換金お願いします」
「は、はい!! 失礼しました!!」
テキパキと換金作業を始めた。さっきまでの対応とは打って変わって、出来る男っぽい動きだな。出来れば始めからその調子で居て欲しかったわ。
「ではクラスシンボルの提出をお願いします」
「へーい」「はい」
俺の黒いビショップと、パンドラの白いポーンの駒を机の上に並べて置く。
「ありがとうございます。お2人共、今回の換金ポイントで昇級になります。アーク様はナイトの黒、パンドラ様はポーンの黒になります」
「あれ? 俺また飛び級した…。こんな簡単に級が飛んで良いのか?」
「簡単なんてトンデモないっ!? 魔晶石2つをお持ちになったんですから、それくらいの評価は当たり前ですよ!?」
そうなの? 良く分かんないけど、昇級させてくれると言うなら喜んでさせて貰おう。級が上がれば、換金時にイロがつくし、ギルドで出された依頼だって上位の物を受けられるようになるし。級を上げといて損はないでしょう。
――― 中央広場。
新しい等級の黒いナイトの駒を首から下げて中央広場を歩く。換金ついでにギルドで町長の居場所を聞いたところ、「今は多分広場に居る」との事なのでその足で来た。
来たは良いけど…町長ってどんな奴だ? そう言えばどんな人間なのか聞くの忘れた。そもそも男なのか女なのかも分かんねえや…。
とりあえず、1番偉そうとか、1番身なりが良いとか、そんな感じの人を探そう。と思ったら、その2つに該当した、この町には似つかわしくないヒョロッとした若干仕立ての良い服を着た男が俺達を見つけて走って来た。
「これはこれはアーク様、この度はダロスを護っていただきありがとうございます」
「いえいえ。…えーと…町長さん、ですか?」
「はい、私はこの町の管理、運営を国王様より任せられているアドネス=グレイルマンと申します」
「……いや、あの…俺…じゃない、私は単なる冒険者なので目上の町長さんが敬語を使う必要はないですよ?」
「本来ならばそうでしょうが、アーク様はこの町の守り神たるそのオーバーエンドの持ち主ですから」
ヴァーミリオンって本当にこの町の守り神だったんだ…。単なる伝承とか、昔話程度のつもりで聞いてたけど、ちゃんと信仰心持たれてたのか? ……いや、でも名前忘れられてたし、やっぱり微妙じゃね…。
「はあ…分かりました。それで、この剣の事なんですけど、勝手に持ち出してスイマセンでした」
一応頭を下げる。俺の後ろで黙って待機していたパンドラも軽く頭を下げていた。いや、別にお前は下げなくて良いんだよ…。
「いえいえ、良いのですよ。先程冒険者ギルドの使いの方が転移魔法でいらっしゃいまして、ソグラスの事をお伺いしました……随分酷い有様だと…」
ああ。多分、ソグラスでの救出を手伝いに来てくれた人の誰かだろう…って言うか、そうか…ダロスに来るの、転移魔法で送って貰えば良かったんだ…わざわざ走って来た俺って、超絶バカじゃねえ?
「ええ。1割くらいの人が辛うじて生き残りましたけど、町の方はほぼ全壊で…復興にはかなりの時間が必要だと思います」
「そうですか。使いの方も同じように言っていましたので、間違いではないのでしょう」
町長の顔が凄い暗い。そりゃそうか、この町で取れた鉱石は全部ソグラスを経由して市場に出回っていたから、ソグラスのダメージはそのままダロスのダメージにもなるんだ…。
「しかし、私どもの町からも復興の人手を出しますし大丈夫でしょう。ソグラスの住人達は簡単に心が折れるような弱い人間達ではないですから!」
そうか。うん、確かにそうかも。町の住人を救出する時も、自分の怪我を省みず人を助け出そうとする人間がいっぱい居たし、動けない月岡さんを中心とした一部の人達は頭を突き合わせて町の復興計画をすでに練り始めていた。
あの町の人達は大丈夫だと、俺も信じよう。
「そうそう、ソグラスをそんなにしてしまった山のような巨大な魔物を倒したのもアーク様だとか。ソグラスを救う為にその剣を持って行ったのでしょう? でしたら、それを咎めるのは愚かな事です。何より、その剣が数百年の時を経て持ち主を選んだのですから、それには何か大きな意味があるのでしょう」
「え? じゃあ、この剣、俺…じゃない私がこのまま持って行ってしまっても宜しいんですか!?」
「ええ、勿論です。そもそも、その剣は抜けた人間の物、と銘打って自由に抜く事への挑戦を許していましたから、なんの問題もありません」
良かったー…。変に怒られたり、「持って行く事は許さん!」とか言われたらどうしようかと思ってたよ…。話の分かる人で助かった。
「ですが、抜き身のまま町中を歩かれると、町の人間の中にはあの騒ぎの後で武器を見るだけで怯える者も居おりますので、どうか武器屋で鞘をご用意下さい」
ああ、そっか…そこまでは流石に気が回らなかった。
「分かりました。ご忠告ありがとうございます」
町長と別れて武器屋を探す。そのついでに、目に付いた場所から片っ端にパンドラ用の旅支度を揃えて行く。あまり大きな荷物を背負うのも背負わせるのもバカらしいので、出来るだけ荷物は最小限にするが、日持ちする食糧と水は流石にそういう訳にはいかないか…。旅の途中でいつ補充出来るかも分からないし…持てる分持って置こう。
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