63 / 63
第5章 王子のひみつ
Epilogue
しおりを挟む
こうしてパエリエは無事王宮に帰還した。
珍しく激しく狼狽した国王夫妻によかったと抱きしめられ。
コリンヌに泣きながらすがりつかれたあたりで、すみませんが、婚約者を安心させる役は僕に回してくれますかと、リカルドが連れ去ってしまった。
リカルドがいつも身を置く執務室で、その晩はゆっくり休み、翌日目覚めた時には既に日は高く昇っており、何時なのかよくわからない。
テラスで呆然と、パエリエは座っていた。
ふしぎな心地だ。
大庭園のバラの香りをかいでいると、リカルドがやってきた。
「今、何時?」
「きみが眠った翌日の昼過ぎだよ」
「えっ?」
もうそんなに経っていたのか。
ふわぁぁと気の抜けたあくびとともに、彼は隣に腰を下ろす。
「僕も少し休もうかな。きみたちが無事戻った祝いだ、ついでに僕の誕生日もやろうと、母上が言い出して。あれからパーティーに付き合わされどおしでね」
「……嘘」
それでは、彼の誕生会は終わってしまったのか。
「きみも起こそうかとは思ったんだけれどね。やはりあんなことがあった後だし、自然に目覚めるまでそっとしておこうということでみんなの意見が一致したんだ」
はぁぁと思わず長めの吐息が出てしまう。
出た、お人よし王族一家。
優しすぎは時に惨事を招く。
ふっとパエリエは微笑み、肩を落とした。
あまりにあまりに、大好きだけれど。
「なにをそんなに気落ちしているんだい?」
「……お祝いの会、過ぎちゃった」
「え?」
心配そうに身を寄せて来たリカルドは、ふふっと笑った。
「なんだ、そんなことか。びっくりした。どこか具合が悪くなったのかとひやひやしたよ」
背中に手を回されて。
それがこんなにも当たりまえのものになっていたことに驚き。
実感して。
じわっと、目がしらがかすんだ。
「リカルド……リカルド、さん」
込み上げてくる衝動のままにもたれかかると、彼がしかと抱き留めてくれる。
「ほんとうに困った人だ。人のつらさは素通りできないのに、自分の恐怖に気付くのはいつだってワンテンポあとなんだから」
よしよしと頭を撫でながら、あやすように言われる。
「怖かったね。存分に泣いておいで」
「うっ。ううっ……」
泣きながら、ふしぎな既視感がパエリエを襲う。
彼の前で泣くのは、二度目だ。
街から王宮を見上げたあの日から。
全てを見下ろしてやろうと息巻いてここまで上ってきたのに。
自分を見下していたと思っていた堅牢な国は今、ただ静かにパエリエを包み込む。
「……」
涙を拭き、顔を上げると、リカルドの優しい眼差しとかちあう。
目を逸らして、後。
パエリエは、小さな布を差し出した。
王宮に帰って早々、無事を確かめた、贈物。
小さなハンカチーフでできた、眼鏡拭き。
へぇ、とリカルドは興味深げにそれを日にかざす。
「よくできた刺繍だ。これは、ポメラニアン?」
ぎこちなく、パエリエは頷く。
「今までの、お礼と。それから……誕生日の、プレゼント」
そして、愛すべき侍女の助言を思い出す。
「困ったような笑顔が、あなたに似てるって。ずっと思って――」
ああ、やはりこそばゆい。
手をこすりあわせながら、目を逸らし。
王妃候補の姿勢としては落第だ。
だが。
「はあっ!」
皇太子の反応は過多ぎみであった。
震えを抑えるように顔を覆い、俯いている。
「どうしよう、とても複雑な想いが」
「や、やっぱり、いやだった?」
どうにか覆った手をどけたリカルドは、飼い主からご褒美をもらった犬のように瞳をきらきらさせて、
「男として愛しい人に小型犬に例えられるのはどうかとかそんなことふっとぶくらい嬉しい自分が悔しい……!」
それがなんだかかわいく思えて、パエリエも笑い出す。
「やはりきみはかわいい人だ。王室に自分が相応しくないなどと、もう一瞬でも思うんじゃないよ」
ふいにその手を取られた。
「怖い想いをさせてほんとうにすまなかった。身をもって知らせてしまったように命がけの仕事だ。王族なんてこりごりだと、そう思わせてしまったかな……」
今度はしゅんと眉を下げ、落ちこんだポメラニアンだ。
「——『見下げてきた国を見下ろしてやりたくはないかい』」
かつての言葉の復唱に、皇太子は目を上げる。
「あんたのその言葉に惹かれて、ここまで来たけど。——今は」
やれやれと、パエリエは宙を仰ぐ。
「おかげでもっと厄介なものに取りつかれちゃったわよ」
首を傾げるリカルドに、意味深な笑顔を送った。
「——人生は転じる」
心のほんの片隅ででも、自分に期待をしていれば。
「少しずつ自分の心の前に価値の札束を積み重ねていけば、きっと。そう思いたい。この国の人々に、思ってもらいたいの」
身を乗り出し、リカルドの耳元で、囁く。
「あんたがあたしに思わせてくれたように」
魔法をかけられたように目を見開く彼を笑いながら、パエリエは姿勢を戻した。
「だから当分、ここに居座るわ」
魅惑的に腕を組み、手慣れた女性らしくいたずらっぽくウインクを投げてみせる。
「あたしをこんなふうにしたからには責任取りなさいよね」
ただ本心から――魅力的に見せたいと思った相手は、初めてだった。
「望むところだ」
彼はそれを受け止めると、自ら身を乗り出し、パエリエのこめかみに口づける。
「これでもかってくらい幸せにしてみせるよ」
そのままの姿勢で、愛しい婚約者に、囁く。
「きみにもつらい思いをさせてばかりで。ふがいない王子だが。それでも僕とともに歩んでくれるかい」
「——まったく、ばかね」
抵抗せずに肩をすくめ、皇太子に王妃候補は答えた。
人生には生きる価値があると。
自分も大事にされていいのだと。
「あたしにこんなふうに思わせてくれた。あんたじゃなきゃ」
花びらを閉じるように、ふいに口を噤み。
否。
そこに内包する甘い果実は、押し留められない。
「……好きになんかならなかった。こんな厄介な感情知らずにいられたのに」
いっぱいの果実を一口では嚙み切れないというように。
リカルドはぱくぱくと口を開閉する。
「パエリエ、今なんて?」
むすっとパエリエは横を向いた。
「こういうところで聞き逃すとか、つくづく残念王子ね!」
「だってきみ、そういうのは小声で言ったらいけないよ」
ああもう、とやけっぱちで、パエリエは皇太子に向き直る。
「好きだって言ってるのよ! ばか。ばか……」
文句を言うように拳でぽかぽかとその胸を殴り、最後は顔を埋めた。
「——僕もだ」
長い旅路の果てに、勝利を手にした皇太子は、しみじみと余韻に浸る。
「きみをつくっているもの全てを」
そして、浸った感情を、隣の彼女に惜しみなく与える。
「愛している。パエリエ」
人生は甘くない。
だが。
物語のページのように、人生は転じる。
神々しくも、ドラマチックにも、甘くも。
昼日中の太陽に手さされ、神々しい二つのシルエットがそっと重なる。
それを知ってしまった彼女はきっともう、この味から抜け出せない。
了
珍しく激しく狼狽した国王夫妻によかったと抱きしめられ。
コリンヌに泣きながらすがりつかれたあたりで、すみませんが、婚約者を安心させる役は僕に回してくれますかと、リカルドが連れ去ってしまった。
リカルドがいつも身を置く執務室で、その晩はゆっくり休み、翌日目覚めた時には既に日は高く昇っており、何時なのかよくわからない。
テラスで呆然と、パエリエは座っていた。
ふしぎな心地だ。
大庭園のバラの香りをかいでいると、リカルドがやってきた。
「今、何時?」
「きみが眠った翌日の昼過ぎだよ」
「えっ?」
もうそんなに経っていたのか。
ふわぁぁと気の抜けたあくびとともに、彼は隣に腰を下ろす。
「僕も少し休もうかな。きみたちが無事戻った祝いだ、ついでに僕の誕生日もやろうと、母上が言い出して。あれからパーティーに付き合わされどおしでね」
「……嘘」
それでは、彼の誕生会は終わってしまったのか。
「きみも起こそうかとは思ったんだけれどね。やはりあんなことがあった後だし、自然に目覚めるまでそっとしておこうということでみんなの意見が一致したんだ」
はぁぁと思わず長めの吐息が出てしまう。
出た、お人よし王族一家。
優しすぎは時に惨事を招く。
ふっとパエリエは微笑み、肩を落とした。
あまりにあまりに、大好きだけれど。
「なにをそんなに気落ちしているんだい?」
「……お祝いの会、過ぎちゃった」
「え?」
心配そうに身を寄せて来たリカルドは、ふふっと笑った。
「なんだ、そんなことか。びっくりした。どこか具合が悪くなったのかとひやひやしたよ」
背中に手を回されて。
それがこんなにも当たりまえのものになっていたことに驚き。
実感して。
じわっと、目がしらがかすんだ。
「リカルド……リカルド、さん」
込み上げてくる衝動のままにもたれかかると、彼がしかと抱き留めてくれる。
「ほんとうに困った人だ。人のつらさは素通りできないのに、自分の恐怖に気付くのはいつだってワンテンポあとなんだから」
よしよしと頭を撫でながら、あやすように言われる。
「怖かったね。存分に泣いておいで」
「うっ。ううっ……」
泣きながら、ふしぎな既視感がパエリエを襲う。
彼の前で泣くのは、二度目だ。
街から王宮を見上げたあの日から。
全てを見下ろしてやろうと息巻いてここまで上ってきたのに。
自分を見下していたと思っていた堅牢な国は今、ただ静かにパエリエを包み込む。
「……」
涙を拭き、顔を上げると、リカルドの優しい眼差しとかちあう。
目を逸らして、後。
パエリエは、小さな布を差し出した。
王宮に帰って早々、無事を確かめた、贈物。
小さなハンカチーフでできた、眼鏡拭き。
へぇ、とリカルドは興味深げにそれを日にかざす。
「よくできた刺繍だ。これは、ポメラニアン?」
ぎこちなく、パエリエは頷く。
「今までの、お礼と。それから……誕生日の、プレゼント」
そして、愛すべき侍女の助言を思い出す。
「困ったような笑顔が、あなたに似てるって。ずっと思って――」
ああ、やはりこそばゆい。
手をこすりあわせながら、目を逸らし。
王妃候補の姿勢としては落第だ。
だが。
「はあっ!」
皇太子の反応は過多ぎみであった。
震えを抑えるように顔を覆い、俯いている。
「どうしよう、とても複雑な想いが」
「や、やっぱり、いやだった?」
どうにか覆った手をどけたリカルドは、飼い主からご褒美をもらった犬のように瞳をきらきらさせて、
「男として愛しい人に小型犬に例えられるのはどうかとかそんなことふっとぶくらい嬉しい自分が悔しい……!」
それがなんだかかわいく思えて、パエリエも笑い出す。
「やはりきみはかわいい人だ。王室に自分が相応しくないなどと、もう一瞬でも思うんじゃないよ」
ふいにその手を取られた。
「怖い想いをさせてほんとうにすまなかった。身をもって知らせてしまったように命がけの仕事だ。王族なんてこりごりだと、そう思わせてしまったかな……」
今度はしゅんと眉を下げ、落ちこんだポメラニアンだ。
「——『見下げてきた国を見下ろしてやりたくはないかい』」
かつての言葉の復唱に、皇太子は目を上げる。
「あんたのその言葉に惹かれて、ここまで来たけど。——今は」
やれやれと、パエリエは宙を仰ぐ。
「おかげでもっと厄介なものに取りつかれちゃったわよ」
首を傾げるリカルドに、意味深な笑顔を送った。
「——人生は転じる」
心のほんの片隅ででも、自分に期待をしていれば。
「少しずつ自分の心の前に価値の札束を積み重ねていけば、きっと。そう思いたい。この国の人々に、思ってもらいたいの」
身を乗り出し、リカルドの耳元で、囁く。
「あんたがあたしに思わせてくれたように」
魔法をかけられたように目を見開く彼を笑いながら、パエリエは姿勢を戻した。
「だから当分、ここに居座るわ」
魅惑的に腕を組み、手慣れた女性らしくいたずらっぽくウインクを投げてみせる。
「あたしをこんなふうにしたからには責任取りなさいよね」
ただ本心から――魅力的に見せたいと思った相手は、初めてだった。
「望むところだ」
彼はそれを受け止めると、自ら身を乗り出し、パエリエのこめかみに口づける。
「これでもかってくらい幸せにしてみせるよ」
そのままの姿勢で、愛しい婚約者に、囁く。
「きみにもつらい思いをさせてばかりで。ふがいない王子だが。それでも僕とともに歩んでくれるかい」
「——まったく、ばかね」
抵抗せずに肩をすくめ、皇太子に王妃候補は答えた。
人生には生きる価値があると。
自分も大事にされていいのだと。
「あたしにこんなふうに思わせてくれた。あんたじゃなきゃ」
花びらを閉じるように、ふいに口を噤み。
否。
そこに内包する甘い果実は、押し留められない。
「……好きになんかならなかった。こんな厄介な感情知らずにいられたのに」
いっぱいの果実を一口では嚙み切れないというように。
リカルドはぱくぱくと口を開閉する。
「パエリエ、今なんて?」
むすっとパエリエは横を向いた。
「こういうところで聞き逃すとか、つくづく残念王子ね!」
「だってきみ、そういうのは小声で言ったらいけないよ」
ああもう、とやけっぱちで、パエリエは皇太子に向き直る。
「好きだって言ってるのよ! ばか。ばか……」
文句を言うように拳でぽかぽかとその胸を殴り、最後は顔を埋めた。
「——僕もだ」
長い旅路の果てに、勝利を手にした皇太子は、しみじみと余韻に浸る。
「きみをつくっているもの全てを」
そして、浸った感情を、隣の彼女に惜しみなく与える。
「愛している。パエリエ」
人生は甘くない。
だが。
物語のページのように、人生は転じる。
神々しくも、ドラマチックにも、甘くも。
昼日中の太陽に手さされ、神々しい二つのシルエットがそっと重なる。
それを知ってしまった彼女はきっともう、この味から抜け出せない。
了
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
英雄の番が名乗るまで
長野 雪
恋愛
突然発生した魔物の大侵攻。西の果てから始まったそれは、いくつもの集落どころか国すら飲みこみ、世界中の国々が人種・宗教を越えて協力し、とうとう終息を迎えた。魔物の駆逐・殲滅に目覚ましい活躍を見せた5人は吟遊詩人によって「五英傑」と謳われ、これから彼らの活躍は英雄譚として広く知られていくのであろう。
大侵攻の終息を祝う宴の最中、己の番《つがい》の気配を感じた五英傑の一人、竜人フィルは見つけ出した途端、気を失ってしまった彼女に対し、番の誓約を行おうとするが失敗に終わる。番と己の寿命を等しくするため、何より番を手元に置き続けるためにフィルにとっては重要な誓約がどうして失敗したのか分からないものの、とにかく庇護したいフィルと、ぐいぐい溺愛モードに入ろうとする彼に一歩距離を置いてしまう番の女性との一進一退のおはなし。
※小説家になろうにも投稿
王宮地味女官、只者じゃねぇ
宵森みなと
恋愛
地味で目立たず、ただ真面目に働く王宮の女官・エミリア。
しかし彼女の正体は――剣術・魔法・語学すべてに長けた首席卒業の才女にして、実はとんでもない美貌と魔性を秘めた、“自覚なしギャップ系”最強女官だった!?
王女付き女官に任命されたその日から、運命が少しずつ動き出す。
訛りだらけのマーレン語で王女に爆笑を起こし、夜会では仮面を外した瞬間、貴族たちを騒然とさせ――
さらには北方マーレン国から訪れた黒髪の第二王子をも、一瞬で虜にしてしまう。
「おら、案内させてもらいますけんの」
その一言が、国を揺らすとは、誰が想像しただろうか。
王女リリアは言う。「エミリアがいなければ、私は生きていけぬ」
副長カイルは焦る。「このまま、他国に連れて行かれてたまるか」
ジークは葛藤する。「自分だけを見てほしいのに、届かない」
そしてレオンハルト王子は心を決める。「妻に望むなら、彼女以外はいない」
けれど――当の本人は今日も地味眼鏡で事務作業中。
王族たちの心を翻弄するのは、無自覚最強の“訛り女官”。
訛って笑いを取り、仮面で魅了し、剣で守る――
これは、彼女の“本当の顔”が王宮を変えていく、壮麗な恋と成長の物語。
★この物語は、「枯れ専モブ令嬢」の5年前のお話です。クラリスが活躍する前で、少し若いイザークとライナルトがちょっと出ます。
【完結】地味な私と公爵様
ベル
恋愛
ラエル公爵。この学園でこの名を知らない人はいないでしょう。
端正な顔立ちに甘く低い声、時折見せる少年のような笑顔。誰もがその美しさに魅了され、女性なら誰もがラエル様との結婚を夢見てしまう。
そんな方が、平凡...いや、かなり地味で目立たない伯爵令嬢である私の婚約者だなんて一体誰が信じるでしょうか。
...正直私も信じていません。
ラエル様が、私を溺愛しているなんて。
きっと、きっと、夢に違いありません。
お読みいただきありがとうございます。短編のつもりで書き始めましたが、意外と話が増えて長編に変更し、無事完結しました(*´-`)
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
助けた騎士団になつかれました。
藤 実花
恋愛
冥府を支配する国、アルハガウンの王女シルベーヌは、地上の大国ラシュカとの約束で王の妃になるためにやって来た。
しかし、シルベーヌを見た王は、彼女を『醜女』と呼び、結婚を保留して古い離宮へ行けと言う。
一方ある事情を抱えたシルベーヌは、鮮やかで美しい地上に残りたいと思う願いのため、異議を唱えず離宮へと旅立つが……。
☆本編完結しました。ありがとうございました!☆
番外編①~2020.03.11 終了
【完結】モブのメイドが腹黒公爵様に捕まりました
ベル
恋愛
皆さまお久しぶりです。メイドAです。
名前をつけられもしなかった私が主人公になるなんて誰が思ったでしょうか。
ええ。私は今非常に困惑しております。
私はザーグ公爵家に仕えるメイド。そして奥様のソフィア様のもと、楽しく時に生温かい微笑みを浮かべながら日々仕事に励んでおり、平和な生活を送らせていただいておりました。
...あの腹黒が現れるまでは。
『無口な旦那様は妻が可愛くて仕方ない』のサイドストーリーです。
個人的に好きだった二人を今回は主役にしてみました。
完結【強引な略奪婚】冷徹な次期帝は、婚姻間近の姫を夜ごと甘く溶かす
小木楓
恋愛
完結しました✨
タグ&あらすじ変更しました。
略奪された大納言家の香子を待っていたのは、冷徹な次期帝による「狂愛」という名の支配でした。
「泣け、香子。お前をこれほど乱せるのは、世界で私だけだ」
「お前はまだ誰のものでもないな? ならば、私のものだ」
大納言家の姫・香子には、心通わせる穏やかな婚約者がいた。
しかし、そのささやかな幸福は、冷徹と噂される次期帝・彰仁(あきひと)に見初められたことで一変する。
強引な勅命により略奪され、後宮という名の檻に閉じ込められた香子。
夜ごとの契りで身体を繋がれ、元婚約者への想いすら「不義」として塗り潰されていく。
恐怖に震える香子だったが、閉ざされた寝所で待っていたのは、想像を絶するほど重く、激しい寵愛で……?
「痛くはしない。……お前が私のことしか考えられなくなるまで、何度でも教え込もう」
逃げ場のない愛に心が絡め取られていく中、彰仁は香子を守るため、「ある残酷な嘘」を用いて彼女を試す。
それは、愛するがゆえに彼女を嫉妬と絶望で壊し、「帝なしでは息もできない」状態へ作り変えるための、狂気じみた遊戯だった。
「一生、私の腕の中で溺れていろ」
守るために壊し、愛するために縛る。
冷酷な仮面の下に隠された、
一途で異常な執着を知った時、香子の心もまた甘い猛毒に溶かされていく――。
★最後は極上のハッピーエンドです。
※AI画像を使用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる