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一章:変身ヒーローの転生
第一話:変身ヒーロー職業を授かる(後編)
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街をほんの少し離れると関係者以外は立ち入り禁止の森がある。
立ち入り禁止というけれど何かバリケードが貼られてるわけでもないし普段監視している人なんか居ないわけで。
立ち入り禁止の理由、それは過去に危険なモンスターや魔物が現れて人を襲ったという。
大人たちは「危ないから行ったらダメだよ」と口を揃えて子供たちに言い聞かせている。
前世の記憶を取り戻す前から、そう言われる度に少し不思議に感じていたんだ。
「それなら森と目と鼻の先に街なんか作るなよなぁ......矛盾してるだろ」
行くなと言われれば行きたくなる。目に見えないものは体感しないと信じれない。
こういう部分だけは幾ら前世の記憶を取り戻しても気になる事は気になる。
だから儀式を受けて、もし戦闘系の職業を手に入れた際は入口周辺だけでも確認しておこうと決めていたのだ。
幸い、ペルデルや他の子供たちは儀式の最中で多くの大人たちも儀式に意識が向いている。今なら誰にも見られる事なく森へ入る事が出来る。
「……マジか」
そう考えて森に到着したのだが思った以上に人がいたのである。急いで茂みに身を潜めて周囲の様子を観察していると面白いことに気づいた。
「普段体調が優れなくて家の敷地から移動出来ないと主張している近所のお爺さんと婆ちゃんまでいるじゃないか」
ここの見張りを爺さんと婆さんに任せた奴は誰なのか、爺さんたちは耳も悪いし、眼も悪い。言っちゃ悪いが何かを見張らせるには向いていないと思うんだが……
「そこの坊主ッ!こんなところで何してる……見たところ隠れんぼって訳でもないんだろ?」
茂みに身を潜めていたが高身長筋肉ゴリゴリの野生ゴリラみたいなおっさんが質問と同時に詰め寄ってくる。
「……爺さんたちは囮か」爺さんたちに気を取られて背後への警戒を怠ってしまった。
「答えんかっ!」森に響き渡るほど大きな声で問い詰められる。両耳をふさいでも音が耳の中でハウリングしてキーンとしばらく周囲の音が籠ったように聞こえた。
「今年もだれか来たのか?」「どこの家のもんだ?」周りを警戒していた大人たちも何事かと思いゾロゾロと集まってくる。
爺さんと婆さんにも見つかって俺の周りを大人たちが取り囲むという状況が生まれた。
「いやぁ~道に迷いまして……」
「少年よ、道に迷うほどの距離でもないだろ?」
苦し紛れの言い訳をしてみるが俺を怒鳴りつけたゴリラのおっさんは信用するはずもなく首根っこを掴んで脅してきた。自分の身長分くらい体は浮かび上がり手足をジタバタさせても空を切るだけ。
「まぁまぁまぁザクよ、その子供をおろしてやってくれよ」近所の爺さんがゴリラのおっさんを宥めてくれて、おっさんは渋々手を放してくれたが、突然手を離されたので強く尻餅をついた。
「いってぇ……子猫になったような気分をどうもありがとうなおっさん」
嫌味を込めて言ったつもりが周囲の大人たちは大爆笑。しばらく笑われ続けて笑い飽きたら皆それぞれの持ち場に戻り始めた。最後には爺ちゃんと婆ちゃん、それとザクというゴリラおっさんがこの場に残った。
「爺ちゃんも婆ちゃんも今日はやけに元気じゃないか?」
「毎年戦闘系の職業を授かった好奇心旺盛な餓鬼(ガキ)はすぐ調子こいてやってくるんだ。ちょうど今のお前みたいにな。だから毎年アズブール爺さんと婆さんは囮役として手伝ってくれてるんだよ」
爺さんと婆さんに話しかけたのだが、やたらデカい声でザクが答えた。俺はザクに向かって思いっきり悪態をつきながら、大きなため息をしてやった。
「ハハハッ!サンッ、お前さん神託を受けてから変わったな!」
「そうねぇ、なんというか余裕が出たというか落ち着いたというか……なんの職業になったの?」
爺さんは俺の変化を笑いながら指摘して、婆さんは心配そうにしている。
「アズブールさん、こいつ普段からこんなに生意気じゃないのか?」ザクは俺を指さして不思議そうに尋ねた。
「サンはもっと大人しいというか、明るいけどもっと落ち着きがないというか……」
婆さんは本当に心配そうにしている。
それに対して爺さんは俺の背中を軽く叩いて
「いいじゃないか婆さん。サンは戦闘職を授かってこれから強い男になるんだ。いいことじゃないか。サン、お前さんがここに来たのは驚いたがワシはとてもうれしいよ」
優しい笑顔で俺に話しかける爺さんの目は少し涙がこぼれていた。
「爺ちゃん、ありがとう……婆ちゃんも心配かけてごめんね」
爺ちゃんと婆ちゃんは、ただ家が近いってだけで朝毎日挨拶をするだけの仲だったんだけどずっと俺の事を気にかけてくれていたんだな。
それに気づいていなかった自分が恥ずかしいのと、そんな二人の気遣いが純粋にうれしくてつい笑ってしまった。
「こんなところへ一人で来るくらいだ。貴様が神託を受けた適性職はなんだったんだ?騎士か?武闘家か?」
ザクは空気が読めないのだろうか…...しみじみとした雰囲気を台無しにする天才だな。俺は軽蔑の意味を込めてまた溜息をして返事をする。
「サン、いじわるせんでワシらにも教えてくれよ」
「そうよぉ、私も爺さんも気になってるのよ?」
爺さんと婆さんも知りたそうにうずうずしている。
「......変身ヒーローだ」少し小声で言う。
『え!?なんて言ったんだい?』
爺さんと婆さんは耳に手を添えて口を揃えて聞き直す。ザクには聞き取れたようで不思議そうな顔で首を傾げている。
「もう次は言わないよ......変身ヒーローだ!」
教会でペルデルが馬鹿にしたように、爺さんや婆さんにも馬鹿にされそうな気がして少し恥ずかしがりながら伝えた。
それを聞いた爺さんも婆さんも聞き間違いではないのかと再度確認してきたが、間違いない事を改めて伝えると戸惑いながらどのような職業か尋ねてきた。
「改めて言われると説明が難しいかも......」そういうとザクは笑い出した。
「サン、貴様の変身なんとやらの技能をワシと模擬戦してみないか?百聞は一見に如かず、だ」
「はい?」
ゴリラおっさんのザクは嬉しそうな顔をして俺の首根っこを掴んだ。ザクはそのまま腕を後ろに回して俺を運んでいく。ちょうど俺の背中とザクの背中が合わさる状態。
「ザクさん......」
「さっきまでの威勢はどうしたんだ?ガハハハッ」
「荷物の気持ちも体験させてくれてありがとうございます」怒りの気持ちを表す様に強い発音で伝えた。
笑い返すザクの声が背中に響くと共に心に誓った。こいつは絶対ぶっ飛ばす。
連れ去られる俺を心配そうに見送る爺さんと婆さんの顔を見ると申し訳なく思い、代わりに飛びっきりの笑顔で手を振る。
「爺ちゃん、婆ちゃん!こいつぶっ飛ばして帰ってくるよー!」
二人も何を言ってるか聞こえないが手を振り返してくれている。ザクは相変わらず笑い続けて森の中を進んでいく。
立ち入り禁止というけれど何かバリケードが貼られてるわけでもないし普段監視している人なんか居ないわけで。
立ち入り禁止の理由、それは過去に危険なモンスターや魔物が現れて人を襲ったという。
大人たちは「危ないから行ったらダメだよ」と口を揃えて子供たちに言い聞かせている。
前世の記憶を取り戻す前から、そう言われる度に少し不思議に感じていたんだ。
「それなら森と目と鼻の先に街なんか作るなよなぁ......矛盾してるだろ」
行くなと言われれば行きたくなる。目に見えないものは体感しないと信じれない。
こういう部分だけは幾ら前世の記憶を取り戻しても気になる事は気になる。
だから儀式を受けて、もし戦闘系の職業を手に入れた際は入口周辺だけでも確認しておこうと決めていたのだ。
幸い、ペルデルや他の子供たちは儀式の最中で多くの大人たちも儀式に意識が向いている。今なら誰にも見られる事なく森へ入る事が出来る。
「……マジか」
そう考えて森に到着したのだが思った以上に人がいたのである。急いで茂みに身を潜めて周囲の様子を観察していると面白いことに気づいた。
「普段体調が優れなくて家の敷地から移動出来ないと主張している近所のお爺さんと婆ちゃんまでいるじゃないか」
ここの見張りを爺さんと婆さんに任せた奴は誰なのか、爺さんたちは耳も悪いし、眼も悪い。言っちゃ悪いが何かを見張らせるには向いていないと思うんだが……
「そこの坊主ッ!こんなところで何してる……見たところ隠れんぼって訳でもないんだろ?」
茂みに身を潜めていたが高身長筋肉ゴリゴリの野生ゴリラみたいなおっさんが質問と同時に詰め寄ってくる。
「……爺さんたちは囮か」爺さんたちに気を取られて背後への警戒を怠ってしまった。
「答えんかっ!」森に響き渡るほど大きな声で問い詰められる。両耳をふさいでも音が耳の中でハウリングしてキーンとしばらく周囲の音が籠ったように聞こえた。
「今年もだれか来たのか?」「どこの家のもんだ?」周りを警戒していた大人たちも何事かと思いゾロゾロと集まってくる。
爺さんと婆さんにも見つかって俺の周りを大人たちが取り囲むという状況が生まれた。
「いやぁ~道に迷いまして……」
「少年よ、道に迷うほどの距離でもないだろ?」
苦し紛れの言い訳をしてみるが俺を怒鳴りつけたゴリラのおっさんは信用するはずもなく首根っこを掴んで脅してきた。自分の身長分くらい体は浮かび上がり手足をジタバタさせても空を切るだけ。
「まぁまぁまぁザクよ、その子供をおろしてやってくれよ」近所の爺さんがゴリラのおっさんを宥めてくれて、おっさんは渋々手を放してくれたが、突然手を離されたので強く尻餅をついた。
「いってぇ……子猫になったような気分をどうもありがとうなおっさん」
嫌味を込めて言ったつもりが周囲の大人たちは大爆笑。しばらく笑われ続けて笑い飽きたら皆それぞれの持ち場に戻り始めた。最後には爺ちゃんと婆ちゃん、それとザクというゴリラおっさんがこの場に残った。
「爺ちゃんも婆ちゃんも今日はやけに元気じゃないか?」
「毎年戦闘系の職業を授かった好奇心旺盛な餓鬼(ガキ)はすぐ調子こいてやってくるんだ。ちょうど今のお前みたいにな。だから毎年アズブール爺さんと婆さんは囮役として手伝ってくれてるんだよ」
爺さんと婆さんに話しかけたのだが、やたらデカい声でザクが答えた。俺はザクに向かって思いっきり悪態をつきながら、大きなため息をしてやった。
「ハハハッ!サンッ、お前さん神託を受けてから変わったな!」
「そうねぇ、なんというか余裕が出たというか落ち着いたというか……なんの職業になったの?」
爺さんは俺の変化を笑いながら指摘して、婆さんは心配そうにしている。
「アズブールさん、こいつ普段からこんなに生意気じゃないのか?」ザクは俺を指さして不思議そうに尋ねた。
「サンはもっと大人しいというか、明るいけどもっと落ち着きがないというか……」
婆さんは本当に心配そうにしている。
それに対して爺さんは俺の背中を軽く叩いて
「いいじゃないか婆さん。サンは戦闘職を授かってこれから強い男になるんだ。いいことじゃないか。サン、お前さんがここに来たのは驚いたがワシはとてもうれしいよ」
優しい笑顔で俺に話しかける爺さんの目は少し涙がこぼれていた。
「爺ちゃん、ありがとう……婆ちゃんも心配かけてごめんね」
爺ちゃんと婆ちゃんは、ただ家が近いってだけで朝毎日挨拶をするだけの仲だったんだけどずっと俺の事を気にかけてくれていたんだな。
それに気づいていなかった自分が恥ずかしいのと、そんな二人の気遣いが純粋にうれしくてつい笑ってしまった。
「こんなところへ一人で来るくらいだ。貴様が神託を受けた適性職はなんだったんだ?騎士か?武闘家か?」
ザクは空気が読めないのだろうか…...しみじみとした雰囲気を台無しにする天才だな。俺は軽蔑の意味を込めてまた溜息をして返事をする。
「サン、いじわるせんでワシらにも教えてくれよ」
「そうよぉ、私も爺さんも気になってるのよ?」
爺さんと婆さんも知りたそうにうずうずしている。
「......変身ヒーローだ」少し小声で言う。
『え!?なんて言ったんだい?』
爺さんと婆さんは耳に手を添えて口を揃えて聞き直す。ザクには聞き取れたようで不思議そうな顔で首を傾げている。
「もう次は言わないよ......変身ヒーローだ!」
教会でペルデルが馬鹿にしたように、爺さんや婆さんにも馬鹿にされそうな気がして少し恥ずかしがりながら伝えた。
それを聞いた爺さんも婆さんも聞き間違いではないのかと再度確認してきたが、間違いない事を改めて伝えると戸惑いながらどのような職業か尋ねてきた。
「改めて言われると説明が難しいかも......」そういうとザクは笑い出した。
「サン、貴様の変身なんとやらの技能をワシと模擬戦してみないか?百聞は一見に如かず、だ」
「はい?」
ゴリラおっさんのザクは嬉しそうな顔をして俺の首根っこを掴んだ。ザクはそのまま腕を後ろに回して俺を運んでいく。ちょうど俺の背中とザクの背中が合わさる状態。
「ザクさん......」
「さっきまでの威勢はどうしたんだ?ガハハハッ」
「荷物の気持ちも体験させてくれてありがとうございます」怒りの気持ちを表す様に強い発音で伝えた。
笑い返すザクの声が背中に響くと共に心に誓った。こいつは絶対ぶっ飛ばす。
連れ去られる俺を心配そうに見送る爺さんと婆さんの顔を見ると申し訳なく思い、代わりに飛びっきりの笑顔で手を振る。
「爺ちゃん、婆ちゃん!こいつぶっ飛ばして帰ってくるよー!」
二人も何を言ってるか聞こえないが手を振り返してくれている。ザクは相変わらず笑い続けて森の中を進んでいく。
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