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一章:変身ヒーローの転生
第三話:変身ヒーローと勇者は孤児院で育つ(前編)
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立ち入り禁止の森を後にして街へと戻る。
街へと戻った頃にはレンガで作られた家や建造物が夕焼けに照らされて赤くみえた。
その光景をみた昔の王様が【サンセット】と名付けて街を栄えさせた。
ペルデルと手を繋ぎ……もとい、連行されながら家路を辿る。
いつもならそこそこ人通りがある街並みではあるが、今日はやけに人がいない。
それもそのはず。適正職はその人の人生を授かる大切な儀式。我が子の将来が決定し安堵する。どこの家庭も儀式を終えた子供たちを祝福する文化がある。それがこの世界での常識なのだ。国を挙げて祝福するところもあるくらいだ。
俺はこの行事を迎えた時、毎年憂鬱な気分になる。儀式を受ける当事者でなくてもそう感じるのだ。
他所の家の窓から見えるのは豪華な食事や子供を祝いに来た親族たち。どこの家からも祝いの歌が聞こえてくる。
『目麗しき、心和やかに。
忘れるな祈りよ、神を愛せ。
正しき力を願い、知恵をもって業を為せ』
オルガンの低い音色と共に歌われる短い詩。とても祝いの歌には聞こえない印象が昔からあった。
「私ね、子供の頃からこの歌嫌いよ。私に歌ってくれる人も居ないしね。
儀式だってなんか気に食わない。適正職なんて一方的に決められるのもつまらないもの。
サンはどう思う?」
ペルデルは俺の手を強く握った。
「ペルデル……手、痛いよ」
「……ごめん」
ペルデルは謝ってから一言も喋らなかった。俺とペルデルは孤児院で育った。教会からの援助を受けている為、街と教会の為にゴミ掃除などのボランティアを手伝う事が俺たちの日常だった。
孤児院へ戻ると玄関の前には沢山の人集りがあった。森でペルデルの適正職を聞いた。勇者の職を神より授かり、自分より遥かに大柄な男を吹き飛ばす戦闘力。
教会が見逃す筈がなかった。ペルデルは人集りを見つけると俺の手を引き裏路地へと隠れた。
「ペルデル、さっきの話は本当だったんだね」
「そうよ。ほら」
そう言ってペルデルは右腕の袖をめくって見せた。青く、そして淡く光り、短剣の様なシンボルマークがペルデルの腕に刻まれている。
「これが勇者の証?」
「わかんない。でも森での私をみてたでしょ?」
「あぁ、あれは確かにすごかった」
「サンの言う通り本当に野蛮な職業に当たったんだから責任とりなさいよね」
作り笑いだとすぐにわかる。子供にはまだまだ隠すのは難しい。彼女の笑顔には陰りがあった。
「とりあえず、裏口から孤児院に入りましょ。きっとみんなも心配しているわ」
人目に付かない様に孤児院の裏口に繋がる裏路地を素早く移動した。孤児院に到着するなり中は外以上に大騒動だ。
子供たちはペルデルを見るなり勇者勇者と騒ぎ出し、孤児院を支えてくれているシスターも困惑して落ち着きがない。
俺とペルデルは目を合わせて大声で笑ってしまった。
「ペルデル!笑い事じゃありませんよ!」
孤児院の長、マザーが必死の形相でペルデルへ迫る。両肩を掴んでペルデルに更に問い詰める。
「ペルデル、聞きなさい。あなたは神より勇者に選ばれた。これはとても名誉なことです。何に何故教会から逃げ出すような事をしたのですか?」
「サンが家で待ってるって門番の人が言ってたから」
「サン!本当ですか?」
確かに家の話を教会の門番に伝えたがそれはペルデルが儀式を始めて、まだ俺がペルデルを勇者と把握していない時だ。しかしマザーの鬼気迫る表情に俺は何度も頷く事しか出来なかった。
「やめてマザー、あなたらしくもない。こんな子供の私にどうしろって言うの?」
「教会の人について行きなさい。勇者としての使命をまっとうするのです」
その時、孤児院の表玄関から大きな物音がした。マザーは物音に対して何事かと驚き、ペルデルの両肩から手を離して玄関の方へと確認に急いだ。
「ペルデル、お前は教会へ行くのか?」
「......まぁね、別に酷い目にあう訳じゃないし。勇者でしょ?悪い奴らさっさと懲らしめてまた帰ってくるわよ」
「さっさとって......」
『そんな汚れた姿でお辞めください!』
マザーの声がする。古い孤児院の床が壊れるかと思うくらいの足音がどんどん近づいてくる。
「やぁ、嬢ちゃん。また逢ったな」
「ゲー」ペルデルは嫌そうな顔で舌を出した。
立ち入り禁止の森で俺とペルデルが戦ったゴリラおっさんのザクが現れた。巨体と強面には似合わないぎこちない笑顔は不気味さを際立たせる。俺も思わず舌を出した。
「おっ、小僧も一緒か」
「おっさん、まさか玄関壊して入ってきたの?」
「外にいる教会の奴らとここのシスターたちが中々通さないのでな。絶対にいると思ってちょっと豪快に歩いてきただけだ」
「あっそ......」
ちょっと豪快って何なんだよ。外には教会の人も居るって言ってたけれど一切入ってくる気配がない。きっと後から来たザクに突き飛ばされて伸びているのだろう。
「あんたあの森でけちょんけちょんにしたのに何しに来たの?」
ペルデルがザクに突っかかる。
「あぁ、あれは本当に死ぬかと思ったぞ。あのな嬢ちゃん。俺はどうやら嬢ちゃんに嫌われちまったようだが、嬢ちゃんにとって俺は外の連中よりよっぽどお前さんの見方だぜ?」
ペルデルに嫌われている事を気にしているのか、ザクは苦笑いで答えた。
「ザク!口を慎みなさい!大司教様がお聞きになられたらあなたも無事ではいませんよ!」
マザーがザクに向かって必死な形相で訴えかけるがザクの大きな手で邪魔だと言わんばかりに手でマザーを部屋から出そうとして拒絶している。正直俺たちはこんなマザーの顔を見たことがない。基本的には物静かな人で時折笑う姿が温かみを感じていたが、今のマザーは何か隠している……
「おっさん、何が起きているか教えろよ」
「小僧もおったか、ちっさすぎて見えんかったわ。お前に話す必要がどこにある。貴様も部屋から出ていけ」
ザクが俺に対して見下した対応をしたと同時に大きな音が鳴り響き建物が揺れる。揺れのせいで姿勢を崩してしまい地面に膝をつく。揺れの中でペルデルだけが腕を組んで仁王立ちしている。彼女の足元を見ると右足を中心にコンクリートの床がひび割れている。
彼女の顔を直視出来ないくらい禍々しいオーラが伝わってくる。これが勇者だって?どう考えたってラスボス側だろ?
「サンよ、小僧じゃない。サンはここに居て構わないわ。それともまた蹴り飛ばされたいの?」
「ガハハハッ!嬢ちゃんは小僧に夢中ってか、いいぞやってみろ。今度は先ほどのようにいかんぞ」
ザクも急な揺れで体勢を崩してしまっている中、自身満々でペルデルを挑発する。
「いいわ、今度はもっと遠くへ吹っ飛んでもらうんだから!」
ペルデルの怒りが頂点に達したようだ。彼女の右足は淡黒いモヤに包まれる。膝まづくザクに向かってゆっくりと歩み寄る。その姿は勇者ではなく弱者を追い詰める魔王の様な貫禄。アリ対ゴリラ?違う。これではヘビ対カエル。ザクがちっさく見える。
挑発をしたザク本人の顔色も真っ青で汗が滴り、顎先からポタポタと雫が落ちていく。
「そんなになるなら挑発すんなよな」
次の瞬間、また目で追えない速さでペルデルの横蹴りが炸裂する。爆音が部屋に響き渡り、ぼろい建物の孤児院はペルデルのせいで崩壊寸前である。
吹っ飛ばす。そんな宣言をしてから繰り出された技はどんな結果を生んだのか?
ザクは吹っ飛びこそはしなかったがペルデルの右足を左腕で受け止めたようだ。左腕が木の棒のように簡単に折れ曲がってしまっている。
「マジかよ……」
「小僧……呆けてないでこの嬢ちゃんをなんとかしてくれ」
なんとかと言われてもなんとかなるのか?
「ペルデル、ペルデル、ペルデル!ペルデルさーん!」
「何?」
何度も呼びかけてようやく問いかけに応じてくれる。
「ペルデルが無茶するからボロい孤児院が更に危なくなっただろ?ここじゃ何だし外に出て話そうよ」
「そうね、外ならもっと思いっきり出来るわ」
バカか小僧とでも言わんばかりに驚きの表情を見せるザク。
「嬢ちゃん、悪かった。詫びる!詫びるからその足技はもう勘弁してくれ!」
ザクは今までにない程情けない姿でペルデルに謝罪した。
「いいえ、許さないわ。サンを傷つけた挙句サンを侮辱するような事を言ったんだもの。四肢全部を砕かないと気が済まない」
ペルデルは俺を慕うからこそ怒っている。それはわかるがそこまでしてもらわなくてもいい。
勇者の職業を授かってからなペルデルは少しおかしい。気性が荒くなっている気がする。
「ペルデル、ペルデルの気持ちは嬉しいけど辞めてくれないか?俺も男だ、守られてばかりなのは嫌なんだよ……俺のことよりこれからのペルデルの事の方が心配だ」
ペルデルの手を取って想いを伝える。頬を赤らめるペルデルに対して何度も上下に頷くゴリラオッサンのザク。
アリ対ゴリラはこれで一旦決着がついた訳だがどちらがゴリラかと言えばペルデルの方だった。
そんな認識が妥当だろう。
街へと戻った頃にはレンガで作られた家や建造物が夕焼けに照らされて赤くみえた。
その光景をみた昔の王様が【サンセット】と名付けて街を栄えさせた。
ペルデルと手を繋ぎ……もとい、連行されながら家路を辿る。
いつもならそこそこ人通りがある街並みではあるが、今日はやけに人がいない。
それもそのはず。適正職はその人の人生を授かる大切な儀式。我が子の将来が決定し安堵する。どこの家庭も儀式を終えた子供たちを祝福する文化がある。それがこの世界での常識なのだ。国を挙げて祝福するところもあるくらいだ。
俺はこの行事を迎えた時、毎年憂鬱な気分になる。儀式を受ける当事者でなくてもそう感じるのだ。
他所の家の窓から見えるのは豪華な食事や子供を祝いに来た親族たち。どこの家からも祝いの歌が聞こえてくる。
『目麗しき、心和やかに。
忘れるな祈りよ、神を愛せ。
正しき力を願い、知恵をもって業を為せ』
オルガンの低い音色と共に歌われる短い詩。とても祝いの歌には聞こえない印象が昔からあった。
「私ね、子供の頃からこの歌嫌いよ。私に歌ってくれる人も居ないしね。
儀式だってなんか気に食わない。適正職なんて一方的に決められるのもつまらないもの。
サンはどう思う?」
ペルデルは俺の手を強く握った。
「ペルデル……手、痛いよ」
「……ごめん」
ペルデルは謝ってから一言も喋らなかった。俺とペルデルは孤児院で育った。教会からの援助を受けている為、街と教会の為にゴミ掃除などのボランティアを手伝う事が俺たちの日常だった。
孤児院へ戻ると玄関の前には沢山の人集りがあった。森でペルデルの適正職を聞いた。勇者の職を神より授かり、自分より遥かに大柄な男を吹き飛ばす戦闘力。
教会が見逃す筈がなかった。ペルデルは人集りを見つけると俺の手を引き裏路地へと隠れた。
「ペルデル、さっきの話は本当だったんだね」
「そうよ。ほら」
そう言ってペルデルは右腕の袖をめくって見せた。青く、そして淡く光り、短剣の様なシンボルマークがペルデルの腕に刻まれている。
「これが勇者の証?」
「わかんない。でも森での私をみてたでしょ?」
「あぁ、あれは確かにすごかった」
「サンの言う通り本当に野蛮な職業に当たったんだから責任とりなさいよね」
作り笑いだとすぐにわかる。子供にはまだまだ隠すのは難しい。彼女の笑顔には陰りがあった。
「とりあえず、裏口から孤児院に入りましょ。きっとみんなも心配しているわ」
人目に付かない様に孤児院の裏口に繋がる裏路地を素早く移動した。孤児院に到着するなり中は外以上に大騒動だ。
子供たちはペルデルを見るなり勇者勇者と騒ぎ出し、孤児院を支えてくれているシスターも困惑して落ち着きがない。
俺とペルデルは目を合わせて大声で笑ってしまった。
「ペルデル!笑い事じゃありませんよ!」
孤児院の長、マザーが必死の形相でペルデルへ迫る。両肩を掴んでペルデルに更に問い詰める。
「ペルデル、聞きなさい。あなたは神より勇者に選ばれた。これはとても名誉なことです。何に何故教会から逃げ出すような事をしたのですか?」
「サンが家で待ってるって門番の人が言ってたから」
「サン!本当ですか?」
確かに家の話を教会の門番に伝えたがそれはペルデルが儀式を始めて、まだ俺がペルデルを勇者と把握していない時だ。しかしマザーの鬼気迫る表情に俺は何度も頷く事しか出来なかった。
「やめてマザー、あなたらしくもない。こんな子供の私にどうしろって言うの?」
「教会の人について行きなさい。勇者としての使命をまっとうするのです」
その時、孤児院の表玄関から大きな物音がした。マザーは物音に対して何事かと驚き、ペルデルの両肩から手を離して玄関の方へと確認に急いだ。
「ペルデル、お前は教会へ行くのか?」
「......まぁね、別に酷い目にあう訳じゃないし。勇者でしょ?悪い奴らさっさと懲らしめてまた帰ってくるわよ」
「さっさとって......」
『そんな汚れた姿でお辞めください!』
マザーの声がする。古い孤児院の床が壊れるかと思うくらいの足音がどんどん近づいてくる。
「やぁ、嬢ちゃん。また逢ったな」
「ゲー」ペルデルは嫌そうな顔で舌を出した。
立ち入り禁止の森で俺とペルデルが戦ったゴリラおっさんのザクが現れた。巨体と強面には似合わないぎこちない笑顔は不気味さを際立たせる。俺も思わず舌を出した。
「おっ、小僧も一緒か」
「おっさん、まさか玄関壊して入ってきたの?」
「外にいる教会の奴らとここのシスターたちが中々通さないのでな。絶対にいると思ってちょっと豪快に歩いてきただけだ」
「あっそ......」
ちょっと豪快って何なんだよ。外には教会の人も居るって言ってたけれど一切入ってくる気配がない。きっと後から来たザクに突き飛ばされて伸びているのだろう。
「あんたあの森でけちょんけちょんにしたのに何しに来たの?」
ペルデルがザクに突っかかる。
「あぁ、あれは本当に死ぬかと思ったぞ。あのな嬢ちゃん。俺はどうやら嬢ちゃんに嫌われちまったようだが、嬢ちゃんにとって俺は外の連中よりよっぽどお前さんの見方だぜ?」
ペルデルに嫌われている事を気にしているのか、ザクは苦笑いで答えた。
「ザク!口を慎みなさい!大司教様がお聞きになられたらあなたも無事ではいませんよ!」
マザーがザクに向かって必死な形相で訴えかけるがザクの大きな手で邪魔だと言わんばかりに手でマザーを部屋から出そうとして拒絶している。正直俺たちはこんなマザーの顔を見たことがない。基本的には物静かな人で時折笑う姿が温かみを感じていたが、今のマザーは何か隠している……
「おっさん、何が起きているか教えろよ」
「小僧もおったか、ちっさすぎて見えんかったわ。お前に話す必要がどこにある。貴様も部屋から出ていけ」
ザクが俺に対して見下した対応をしたと同時に大きな音が鳴り響き建物が揺れる。揺れのせいで姿勢を崩してしまい地面に膝をつく。揺れの中でペルデルだけが腕を組んで仁王立ちしている。彼女の足元を見ると右足を中心にコンクリートの床がひび割れている。
彼女の顔を直視出来ないくらい禍々しいオーラが伝わってくる。これが勇者だって?どう考えたってラスボス側だろ?
「サンよ、小僧じゃない。サンはここに居て構わないわ。それともまた蹴り飛ばされたいの?」
「ガハハハッ!嬢ちゃんは小僧に夢中ってか、いいぞやってみろ。今度は先ほどのようにいかんぞ」
ザクも急な揺れで体勢を崩してしまっている中、自身満々でペルデルを挑発する。
「いいわ、今度はもっと遠くへ吹っ飛んでもらうんだから!」
ペルデルの怒りが頂点に達したようだ。彼女の右足は淡黒いモヤに包まれる。膝まづくザクに向かってゆっくりと歩み寄る。その姿は勇者ではなく弱者を追い詰める魔王の様な貫禄。アリ対ゴリラ?違う。これではヘビ対カエル。ザクがちっさく見える。
挑発をしたザク本人の顔色も真っ青で汗が滴り、顎先からポタポタと雫が落ちていく。
「そんなになるなら挑発すんなよな」
次の瞬間、また目で追えない速さでペルデルの横蹴りが炸裂する。爆音が部屋に響き渡り、ぼろい建物の孤児院はペルデルのせいで崩壊寸前である。
吹っ飛ばす。そんな宣言をしてから繰り出された技はどんな結果を生んだのか?
ザクは吹っ飛びこそはしなかったがペルデルの右足を左腕で受け止めたようだ。左腕が木の棒のように簡単に折れ曲がってしまっている。
「マジかよ……」
「小僧……呆けてないでこの嬢ちゃんをなんとかしてくれ」
なんとかと言われてもなんとかなるのか?
「ペルデル、ペルデル、ペルデル!ペルデルさーん!」
「何?」
何度も呼びかけてようやく問いかけに応じてくれる。
「ペルデルが無茶するからボロい孤児院が更に危なくなっただろ?ここじゃ何だし外に出て話そうよ」
「そうね、外ならもっと思いっきり出来るわ」
バカか小僧とでも言わんばかりに驚きの表情を見せるザク。
「嬢ちゃん、悪かった。詫びる!詫びるからその足技はもう勘弁してくれ!」
ザクは今までにない程情けない姿でペルデルに謝罪した。
「いいえ、許さないわ。サンを傷つけた挙句サンを侮辱するような事を言ったんだもの。四肢全部を砕かないと気が済まない」
ペルデルは俺を慕うからこそ怒っている。それはわかるがそこまでしてもらわなくてもいい。
勇者の職業を授かってからなペルデルは少しおかしい。気性が荒くなっている気がする。
「ペルデル、ペルデルの気持ちは嬉しいけど辞めてくれないか?俺も男だ、守られてばかりなのは嫌なんだよ……俺のことよりこれからのペルデルの事の方が心配だ」
ペルデルの手を取って想いを伝える。頬を赤らめるペルデルに対して何度も上下に頷くゴリラオッサンのザク。
アリ対ゴリラはこれで一旦決着がついた訳だがどちらがゴリラかと言えばペルデルの方だった。
そんな認識が妥当だろう。
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