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1章 聖女の意味を知らない国王についていく気はありませんので!
決心
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「〖テレポーテーション〗」
呪文を唱えると、目の前は家の門だった。
成功したみたい。
というか、失敗したこと無いけど……。
「お帰りなさいませ、アンジュ様」
さっそく、門の前にいる男の衛兵が挨拶をしてくれる。
何も返さないのも良心が痛むから、私は一礼して門を抜けた。
「お帰りなさいませ、アンジュ様‼」
家に入ると、侍女のオリビア・マルティネスが迎えてくれた。
そしてオリビアに「ただいま」と告げ、自分の部屋に。
「あ、お姉様。お帰りなさい。今日は何かありましたか?」
私の部屋にいるのが、白銀のボブショートの髪、水色の瞳と黄緑色の瞳を持つ、エイミ・ティラーだ。
なぜ私の部屋に居るかというと、外見が変わっている人には部屋を与えてはいけないという国王さまの命令から。
だからとりあえず私の部屋で生活している。
しかも服も指定されていて、女は白のノースリーブワンピース、男は白のタンクトップとズボンというように。
「聖女を、は……」
ガランガラン‼
聖女を、廃止するみたい、という言葉をさえぎったのは、大きなベルの音。
昼食の合図だ。
それを聞いて、私とエイミはダイニングへ向かう。
まあ、この話はいつでもできるからいいかな……。
白に、金色の飾りがついた(たぶん純金)テーブルには、ハムとレタスを高級パンで挟んだサンドウィッチが置いてある。真ん中にある大きな皿には、茶色いソースのかかった鶏一匹。あと、レタスとエビのサラダ。
今日も、美味しそうだわ~。
食器は用意してあるから、私達は席に座る。
お母様は料理が得意で、毎日おいしい料理を作ってくれる。
爵位高めの伯爵だからか、毎日豪華なご飯も食べられる……。
「「「「いただきます‼」」」」
四人同時に食べ始める。
この鶏は、私の大好物なんだけど……。
聖女廃止の件で、私の体は怒りと困惑で満ちている。
だから、なかなか食べれない。
「アンジュ、元気無いみたいだけどどうしたの? 聖女の仕事で疲れたかしら。聖女の服も着たままだし……」
お母様が優しく私の事を気遣う。
そういえばそうだった。
聖女は『聖女の服』というたくさんの聖魔力が入っている服を着る。
呪文などに対しての耐性がつくから、聖女の仕事に丁度いいスグレモノ。
結界も服を着ていないと張れないから、少なくとも仕事中は着ていた方がいい。
普段は家に帰ってきたら昼食の時間以外は真っ先に脱いでいる。
家にあるドレスのほうが可愛いからね……。
きっと、聖女廃止の件で動揺していたんだわ……。
「あ、えっと、脱がなかったのは、聖女廃止の件で動揺していたからだと思いますわ」
「なんですって!?」
「何だと!?」
「お姉様その話本当ですかっ!?」
みんながいきなり、私を見る。
まあ、そうなっておかしくないよね……。
聖女は大切な役割だし……。
私はその後、しっかり経緯を説明した。
お父様とお母様の顔がどんどん青ざめていく。
「そ、それは大変だ。国王さまに説明しないと……」
「そうしないと国が滅んでしまいますわ‼」
お母様もお父様も慌てている。
そんな中で、エイミだけは言っていることが少し違った。
「あの人ひどいわ……。あの人の脳に『国民のため』というきっと考えは一つも無いのよ! 国民をいじめてさらに危機にさらすなんて、国王のすることじゃないわ‼」
エイミの目には、涙が滲んでいた。
お父様とお母様は国王さまの身を案じている。
エイミは、国王を責めている。
私は、エイミに賛成するわ。
国王につかえている身だけど……、国王さまのすることはひどいわ……。
エイミの反応を見て、私はある決心をした。
呪文を唱えると、目の前は家の門だった。
成功したみたい。
というか、失敗したこと無いけど……。
「お帰りなさいませ、アンジュ様」
さっそく、門の前にいる男の衛兵が挨拶をしてくれる。
何も返さないのも良心が痛むから、私は一礼して門を抜けた。
「お帰りなさいませ、アンジュ様‼」
家に入ると、侍女のオリビア・マルティネスが迎えてくれた。
そしてオリビアに「ただいま」と告げ、自分の部屋に。
「あ、お姉様。お帰りなさい。今日は何かありましたか?」
私の部屋にいるのが、白銀のボブショートの髪、水色の瞳と黄緑色の瞳を持つ、エイミ・ティラーだ。
なぜ私の部屋に居るかというと、外見が変わっている人には部屋を与えてはいけないという国王さまの命令から。
だからとりあえず私の部屋で生活している。
しかも服も指定されていて、女は白のノースリーブワンピース、男は白のタンクトップとズボンというように。
「聖女を、は……」
ガランガラン‼
聖女を、廃止するみたい、という言葉をさえぎったのは、大きなベルの音。
昼食の合図だ。
それを聞いて、私とエイミはダイニングへ向かう。
まあ、この話はいつでもできるからいいかな……。
白に、金色の飾りがついた(たぶん純金)テーブルには、ハムとレタスを高級パンで挟んだサンドウィッチが置いてある。真ん中にある大きな皿には、茶色いソースのかかった鶏一匹。あと、レタスとエビのサラダ。
今日も、美味しそうだわ~。
食器は用意してあるから、私達は席に座る。
お母様は料理が得意で、毎日おいしい料理を作ってくれる。
爵位高めの伯爵だからか、毎日豪華なご飯も食べられる……。
「「「「いただきます‼」」」」
四人同時に食べ始める。
この鶏は、私の大好物なんだけど……。
聖女廃止の件で、私の体は怒りと困惑で満ちている。
だから、なかなか食べれない。
「アンジュ、元気無いみたいだけどどうしたの? 聖女の仕事で疲れたかしら。聖女の服も着たままだし……」
お母様が優しく私の事を気遣う。
そういえばそうだった。
聖女は『聖女の服』というたくさんの聖魔力が入っている服を着る。
呪文などに対しての耐性がつくから、聖女の仕事に丁度いいスグレモノ。
結界も服を着ていないと張れないから、少なくとも仕事中は着ていた方がいい。
普段は家に帰ってきたら昼食の時間以外は真っ先に脱いでいる。
家にあるドレスのほうが可愛いからね……。
きっと、聖女廃止の件で動揺していたんだわ……。
「あ、えっと、脱がなかったのは、聖女廃止の件で動揺していたからだと思いますわ」
「なんですって!?」
「何だと!?」
「お姉様その話本当ですかっ!?」
みんながいきなり、私を見る。
まあ、そうなっておかしくないよね……。
聖女は大切な役割だし……。
私はその後、しっかり経緯を説明した。
お父様とお母様の顔がどんどん青ざめていく。
「そ、それは大変だ。国王さまに説明しないと……」
「そうしないと国が滅んでしまいますわ‼」
お母様もお父様も慌てている。
そんな中で、エイミだけは言っていることが少し違った。
「あの人ひどいわ……。あの人の脳に『国民のため』というきっと考えは一つも無いのよ! 国民をいじめてさらに危機にさらすなんて、国王のすることじゃないわ‼」
エイミの目には、涙が滲んでいた。
お父様とお母様は国王さまの身を案じている。
エイミは、国王を責めている。
私は、エイミに賛成するわ。
国王につかえている身だけど……、国王さまのすることはひどいわ……。
エイミの反応を見て、私はある決心をした。
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