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終章 聖女=国の心臓
エピローグ
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陛下によれば、あの酷王がペルミルンに来て、その後オマスペルマスに戻ってたった一日で、オマスペルマスは亡んだそうですわ。
そしてどこからか「ペルミルンに聖女がいる」という情報を聞きつけ、ペルミルンにどんどんオマスペルマス民が移住して行ったんだとか。
それで――国王以外、誰もいなくなった。
滅んだも当然ですわよね……。
それにしても酷王はどこにいるのかしら?
まあ、失脚したでしょうね。
昨日オマスペルマスの様子を〖クリスタール〗で見ると、畑は荒らされ、家は燃え、魔物が闊歩している……という住め無さそうな環境になっていましたわ。
だから陛下のこの発言には驚かされた。
「オマスペルマスを、ペルミルンの領地にしようかな~って」
「お言葉ですが、魔物がいたり、家が燃えて住めないような気がしますが?」
「それを魔法でどうにかするんだよ!」
はあ、期待に満ちた目で私を見つめるという事は、私達がやるんですか……。
「……わかりました。でも、エイミは連れて行きますわ。たぶん二人で大丈夫だと思います」
「それこそ最強聖女だ! やったー、頼もしい人だー!」
陛下、どんどん口調が子供化していますけど?
陛下って、意外と子供っぽいのかしら?
「それと、別件なんだけれど――」
「なんでしょうか?」
「僕と結婚してくれないか」
「は!? は!!?? は、はいー??????????」
はいー??????
けけけ結婚ってあの結婚よね!?
あああああ、顔がほてる……。
「とととと年が離れすすすすすぎなのでは……あ、ししし失言ですすすすすうっ!」
こここ言葉が変だわあわわわ!
キャー! キャー!
けけ結婚なんて、ほほ本気で言っていらっしゃるのかしら!?
「実はね、僕は――」
陛下は、「解除!」と呪文的な何かを詠唱すると、金色の光に包まれた。
光が消えると、髪色と目の色はそのまま――三十代くらいからどどど同年代の男の子に‼
「17歳なんだ!」
ええええええええッッ!?
じゅじゅじゅ17歳!?
私の一つ上じゃない!
だ、だから子供っぽかったのね!?
そ、それどころじゃないわーぁっ‼
「結婚――いや婚約を受け入れてくれるかい?」
わわわ、陛下ほほほ本気だわ‼
えーと、えーと……。
「はい‼」
私が顔を真っ赤にしながら答えると、陛下はニコリと笑った。
「お姉様あああああ‼ わわわ私こここっ婚約しますぅぅぅ‼」
突然、エイミの大声が聞こえてきた。
手をつないでいるのは、陛下より少し背が短く、髪も短いやんちゃそうな男の子。
「陛下の弟なんですぅぅぅぅ!!! 15歳らしいですぅぅぅ」
弟!? 陛下に弟なんていらっしゃるの!?
そしてエイミと同い年!
でも――
「陛下、同じ家の者が同じ家に嫁ぐなんて、利益が無いのではないでしょうか?」
私の質問に、陛下は首を傾げた。
「結婚なんて、利益云々じゃなくて、愛する者同士が結ばれるものだろう? 利益なんて――関係ないじゃないか」
陛下の返答に、私は言葉を失う。
そして一言つぶやいた。
「本当に――陛下はお心がきれいですね」
《fin》
そしてどこからか「ペルミルンに聖女がいる」という情報を聞きつけ、ペルミルンにどんどんオマスペルマス民が移住して行ったんだとか。
それで――国王以外、誰もいなくなった。
滅んだも当然ですわよね……。
それにしても酷王はどこにいるのかしら?
まあ、失脚したでしょうね。
昨日オマスペルマスの様子を〖クリスタール〗で見ると、畑は荒らされ、家は燃え、魔物が闊歩している……という住め無さそうな環境になっていましたわ。
だから陛下のこの発言には驚かされた。
「オマスペルマスを、ペルミルンの領地にしようかな~って」
「お言葉ですが、魔物がいたり、家が燃えて住めないような気がしますが?」
「それを魔法でどうにかするんだよ!」
はあ、期待に満ちた目で私を見つめるという事は、私達がやるんですか……。
「……わかりました。でも、エイミは連れて行きますわ。たぶん二人で大丈夫だと思います」
「それこそ最強聖女だ! やったー、頼もしい人だー!」
陛下、どんどん口調が子供化していますけど?
陛下って、意外と子供っぽいのかしら?
「それと、別件なんだけれど――」
「なんでしょうか?」
「僕と結婚してくれないか」
「は!? は!!?? は、はいー??????????」
はいー??????
けけけ結婚ってあの結婚よね!?
あああああ、顔がほてる……。
「とととと年が離れすすすすすぎなのでは……あ、ししし失言ですすすすすうっ!」
こここ言葉が変だわあわわわ!
キャー! キャー!
けけ結婚なんて、ほほ本気で言っていらっしゃるのかしら!?
「実はね、僕は――」
陛下は、「解除!」と呪文的な何かを詠唱すると、金色の光に包まれた。
光が消えると、髪色と目の色はそのまま――三十代くらいからどどど同年代の男の子に‼
「17歳なんだ!」
ええええええええッッ!?
じゅじゅじゅ17歳!?
私の一つ上じゃない!
だ、だから子供っぽかったのね!?
そ、それどころじゃないわーぁっ‼
「結婚――いや婚約を受け入れてくれるかい?」
わわわ、陛下ほほほ本気だわ‼
えーと、えーと……。
「はい‼」
私が顔を真っ赤にしながら答えると、陛下はニコリと笑った。
「お姉様あああああ‼ わわわ私こここっ婚約しますぅぅぅ‼」
突然、エイミの大声が聞こえてきた。
手をつないでいるのは、陛下より少し背が短く、髪も短いやんちゃそうな男の子。
「陛下の弟なんですぅぅぅぅ!!! 15歳らしいですぅぅぅ」
弟!? 陛下に弟なんていらっしゃるの!?
そしてエイミと同い年!
でも――
「陛下、同じ家の者が同じ家に嫁ぐなんて、利益が無いのではないでしょうか?」
私の質問に、陛下は首を傾げた。
「結婚なんて、利益云々じゃなくて、愛する者同士が結ばれるものだろう? 利益なんて――関係ないじゃないか」
陛下の返答に、私は言葉を失う。
そして一言つぶやいた。
「本当に――陛下はお心がきれいですね」
《fin》
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