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第2話 続き
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「悠希」
これが俺の名前だ。
「さ、こっちにおいで」
今俺はとんでもなく恥ずかしい思いをしている…。
「は、恥ずかしいです…」
「恥ずかしいところなんてどこにもないさ」
どんな目に合ってるかって?朝タチしたちんこを抜こうと思ってトイレに向かおうとしたんだ。そしたらこいつに捕まって…いや、ご主人様…に捕まっちゃって…
「まずは裸になろうか」
って…。
「誰がなるか!」
「そんなきゃっきゃしなくてもいいのに。後言葉遣い。ダメだって言ったよね?」
「ご、ごめんなさい!」
俺は素直に謝る。でも頭を下げてるのに顔は笑っている。だってこいつちょれーんだもん。
「許す、って言いたいとこだけど、気が変わったよ」
「え?」
俺の期待が破られそして裸にさせられた。そして今に至る。
「ふーん、結構いいおちんちん持ってるんだね」
「は、はぁ…」
ありがとうございますと小声で言う。
「さてと、ついてきて」
「はい…」
俺どうなっちゃうんだろう…。
「さ、着いたよ」
ん?
「え?」
従業員さんが皆揃ってる。
「おはようございます、ご主人様。私どもも忙しいのですが…」
とても迷惑そうな顔で俺とご主人様を見る。俺は連れてこられただけだっつうの!
「悠希、今から自慰行為をしなさい」
「は?」
「何で俺がこんなことしなきゃいけないんだよ」
「何で、か?」
イラついたようなご主人様。何故だかちくりと胸が痛んだ。何故だ?
「お前が逆らうからだろう?言葉遣いもなっていない」
「そ、それは…!」
「また言い訳か?」
「う…」
「わかっていないな、お前は」
「え?」
「皆はまだお前を家族だとは認めていない」
「家族?」
「ああ、家族だ」
はっ、家族なんてもん俺にはいらねえ…。
「そう、か」
「俺なんにも言ってねえんだけど」
「顔を見ればわかる」
俺はお前と家族になりたかった、なんてくさい言葉を残して去っていった。去り際には
「ああ、そのたっているちんこ、さっさと抜いてしまえ」
「わーってるよ…」
「おい、三波」
「はい、ご主人様」
「そいつを部屋に閉じ込めておけ」
「ははーっ」
「お、俺はどうすればいいんだよ!」
「気が変わったら三波に言え。そしたら家族になれるかのテストをする。それに合格したら」
お前を家族の一員として認めよう。
「どうしたらいいって言うんだよ…」
俺はうなだれた。
「ねえ聞いた?」
「聞いた聞いた」
「ご主人様が新しい奴隷を手に入れたって話でしょ?」
「奴隷っていっちゃ可哀そうよ!」
聞こえてるっつーの…やっぱり家族になろうなんて嘘じゃねえかよ…。
「こんこんこん」
「は、はい」
「ご飯をお持ちしました」
「三波さん…」
「どうかしましたか?泣きそうな顔をしていますよ。いつもの強気な姿勢はどこに捨ててしまったのですか?」
「そ、それは…」
「もしや、何か言っていたのですか?」
顔が曇ってしまった。
「必ずやそやつらをクビにいたしましょう」
「いや、いいですって!俺が奴隷なのに変わりないですから…」
「それを聞いたらご主人様はきっと悲しい表情をされます。それだけは言わないであげてください。よろしくお願いします」
そう言って三波さんは頭を少し下げた。
「お、俺なんかに頭なんて下げないでください!」
「自分を卑下するのはもうおよしなさい」
「で、でも…」
「あなたはまだ家族ではありませんが、我が家の一員です」
「そう、ですか…」
「また来ます」
「は、はい…」
次の日の朝、何故だか体が熱かった。冬なのに、風邪でもひいたか?
「ぴぴぴぴっぴぴぴぴっ」
「38.5度ですね」
「え、、、」
「熱があるようです。今日の朝ご飯はお粥にしましょう」
「すみませ、ん、迷惑かけて…」
「いえいえ、こういう時はお互い様なのですよ」
「ありがとう、ございます…」
そして夢を見た。
「あんたなんか産まなきゃよかった!」
「お前なんていらない子なのよ!」
バンっと音がして俺は目を覚ました。その時誰かに触られていることに気が付いた。
「悪い、起こしてしまったか?」
ご、ご主人様…?
「べ、別に…何でもない、目が覚めただけだ。あんたのせいじゃ…」
「何を泣いているんだ」
「え?」
泣いていた。
「悲しいのか?そんなに俺に触られるのが嫌か?」
「ちがっ!」
「何が違う!泣いているではないか…」
「これは違うんだ…。あんたの手が優しくて…だから泣いているんだ」
「私の手が優しい…?」
「ああ、あんたの手は優しい。それにあったかい…」
「冷徹な男と言われた私には似つかわしくない言葉だ…しかし嬉しいな…そう言ってくれるなんて…」
「あの、さ、俺って奴隷なのか?あんたにとって…」
「そんなわけがないだろ!本気で言っているのか!?好きだと伝えたはずだ!」
「え、でも、あれって、社交辞令みたいなもんじゃないのか…?」
「そんなわけがない。私は冗談でも好きじゃない相手には好きだなんて言わない」
嬉しかった。その時わかった。俺もこの人を好きなんだって。最初見た時からまるで光のようで…一目ぼれしていたんだ…。
「ご主人様、テストを受けさせてください」
これが俺の名前だ。
「さ、こっちにおいで」
今俺はとんでもなく恥ずかしい思いをしている…。
「は、恥ずかしいです…」
「恥ずかしいところなんてどこにもないさ」
どんな目に合ってるかって?朝タチしたちんこを抜こうと思ってトイレに向かおうとしたんだ。そしたらこいつに捕まって…いや、ご主人様…に捕まっちゃって…
「まずは裸になろうか」
って…。
「誰がなるか!」
「そんなきゃっきゃしなくてもいいのに。後言葉遣い。ダメだって言ったよね?」
「ご、ごめんなさい!」
俺は素直に謝る。でも頭を下げてるのに顔は笑っている。だってこいつちょれーんだもん。
「許す、って言いたいとこだけど、気が変わったよ」
「え?」
俺の期待が破られそして裸にさせられた。そして今に至る。
「ふーん、結構いいおちんちん持ってるんだね」
「は、はぁ…」
ありがとうございますと小声で言う。
「さてと、ついてきて」
「はい…」
俺どうなっちゃうんだろう…。
「さ、着いたよ」
ん?
「え?」
従業員さんが皆揃ってる。
「おはようございます、ご主人様。私どもも忙しいのですが…」
とても迷惑そうな顔で俺とご主人様を見る。俺は連れてこられただけだっつうの!
「悠希、今から自慰行為をしなさい」
「は?」
「何で俺がこんなことしなきゃいけないんだよ」
「何で、か?」
イラついたようなご主人様。何故だかちくりと胸が痛んだ。何故だ?
「お前が逆らうからだろう?言葉遣いもなっていない」
「そ、それは…!」
「また言い訳か?」
「う…」
「わかっていないな、お前は」
「え?」
「皆はまだお前を家族だとは認めていない」
「家族?」
「ああ、家族だ」
はっ、家族なんてもん俺にはいらねえ…。
「そう、か」
「俺なんにも言ってねえんだけど」
「顔を見ればわかる」
俺はお前と家族になりたかった、なんてくさい言葉を残して去っていった。去り際には
「ああ、そのたっているちんこ、さっさと抜いてしまえ」
「わーってるよ…」
「おい、三波」
「はい、ご主人様」
「そいつを部屋に閉じ込めておけ」
「ははーっ」
「お、俺はどうすればいいんだよ!」
「気が変わったら三波に言え。そしたら家族になれるかのテストをする。それに合格したら」
お前を家族の一員として認めよう。
「どうしたらいいって言うんだよ…」
俺はうなだれた。
「ねえ聞いた?」
「聞いた聞いた」
「ご主人様が新しい奴隷を手に入れたって話でしょ?」
「奴隷っていっちゃ可哀そうよ!」
聞こえてるっつーの…やっぱり家族になろうなんて嘘じゃねえかよ…。
「こんこんこん」
「は、はい」
「ご飯をお持ちしました」
「三波さん…」
「どうかしましたか?泣きそうな顔をしていますよ。いつもの強気な姿勢はどこに捨ててしまったのですか?」
「そ、それは…」
「もしや、何か言っていたのですか?」
顔が曇ってしまった。
「必ずやそやつらをクビにいたしましょう」
「いや、いいですって!俺が奴隷なのに変わりないですから…」
「それを聞いたらご主人様はきっと悲しい表情をされます。それだけは言わないであげてください。よろしくお願いします」
そう言って三波さんは頭を少し下げた。
「お、俺なんかに頭なんて下げないでください!」
「自分を卑下するのはもうおよしなさい」
「で、でも…」
「あなたはまだ家族ではありませんが、我が家の一員です」
「そう、ですか…」
「また来ます」
「は、はい…」
次の日の朝、何故だか体が熱かった。冬なのに、風邪でもひいたか?
「ぴぴぴぴっぴぴぴぴっ」
「38.5度ですね」
「え、、、」
「熱があるようです。今日の朝ご飯はお粥にしましょう」
「すみませ、ん、迷惑かけて…」
「いえいえ、こういう時はお互い様なのですよ」
「ありがとう、ございます…」
そして夢を見た。
「あんたなんか産まなきゃよかった!」
「お前なんていらない子なのよ!」
バンっと音がして俺は目を覚ました。その時誰かに触られていることに気が付いた。
「悪い、起こしてしまったか?」
ご、ご主人様…?
「べ、別に…何でもない、目が覚めただけだ。あんたのせいじゃ…」
「何を泣いているんだ」
「え?」
泣いていた。
「悲しいのか?そんなに俺に触られるのが嫌か?」
「ちがっ!」
「何が違う!泣いているではないか…」
「これは違うんだ…。あんたの手が優しくて…だから泣いているんだ」
「私の手が優しい…?」
「ああ、あんたの手は優しい。それにあったかい…」
「冷徹な男と言われた私には似つかわしくない言葉だ…しかし嬉しいな…そう言ってくれるなんて…」
「あの、さ、俺って奴隷なのか?あんたにとって…」
「そんなわけがないだろ!本気で言っているのか!?好きだと伝えたはずだ!」
「え、でも、あれって、社交辞令みたいなもんじゃないのか…?」
「そんなわけがない。私は冗談でも好きじゃない相手には好きだなんて言わない」
嬉しかった。その時わかった。俺もこの人を好きなんだって。最初見た時からまるで光のようで…一目ぼれしていたんだ…。
「ご主人様、テストを受けさせてください」
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