俺の犬

雫@不定期更新

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最終段階 フィスト未遂

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「よし、最後はフィストだ。尿道にちんこを入れたお前ならきっと乗り越えられるはずだ」
「はい…」
少し不安が残っていた。僕のこの小さなお尻に腕なんて入るんだろうか。3本の指が入れられて4本目の指が入れられた。
「ぁあ゛…!きづいです…」
快感よりも痛みが勝ち泣きそうになる。ご主人様がずっと見ているので泣くわけにはいかない。
「あと一本だ。ちゃんと咥えこむんだぞ」
ぺしりと尻を叩かれた。でもあと一本が入らなくて苦労する。
「入らない、もう入らないです…」
しまいには尻の穴が切れてしまい血が出てきてしまった。そんな僕を
「お前ほんとだめな弟子だ」
あちこちから色んなことを言われ泣き出してしまった。
「うぇえええん…もう無理ですご主人様ぁ…ぅええええん」
僕はそのまま服をもって外へと出ていってしまった。僕に頼るあてなどないと思っていたが一枚の名刺を見つけた。「あの、いいんですか?お邪魔してしまって…」
僕は1人怯えながらご主人様の先輩とパートナーの方へ尋ねる。
「大丈夫だ。それより尻、痛そうだな。おい、犬。処置してやれ」
「いいです、僕のことは放っておいていただいて…」
「いいから従っとけ。じゃねえと追い返すぞ」
怖い。
「大丈夫ですよ。すぐ終わるから一緒についてきてくれますか?」
犬の方はとても優しくて惚れてしまいそうになったぐらいだ。
「お尻、見ますね。あー…切れてますね…ちょっと痛いかもしれませんが、薬塗りますね」
「っ…」
「はい、終わりです」
痛かった…それより本当にここにいていいのだろうか?漠然とした不安に襲われる。それを見透かしたかのように
「大丈夫ですよ。ご主人様はそんなに怖くないですよ。きっと怖く見えるのは今怒っているからでしょう」
「怒ってる?」
誰に?僕に?僕が怯えていると
「違いますよ。あなたの調教を他人に任せたあなたのご主人様への怒りですよ」
「ご主人様は悪くない!ご主人様は何も…僕が悪いんです…」
「お前は悪くない」
「ご主人様」
「今お前のご主人様に連絡しておいた」
「そう…ですか…」
「何だ?まさか来ないとでも思っているのか?」
「別にそんなことは…」
その通りだった。僕は1人うつむくと
「大丈夫だ。あいつは悪い奴じゃない」
それから20分ほどしたころピンポンと玄関が鳴った。ご主人様が来たのかもしれない。逃げたことを怒られるかもしれない…捨てられるかもしれない…僕は静かに思いながら玄関から入ってくる足音を静かに聞いた。
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