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悪夢
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プツン。と何かが切れて
意識は稼働しなくなった
脳内から発される声もなく生きている気配すら聞こえない。
私は無の世界に
誰にも見つけられないような底なしの暗闇に
ただ一人、浮かんでいた。
え
ふいに鳥肌が立って、漠然とした恐怖が私を覆い隠し
体は震え、胃の中がむせ返りそうな気持ち悪さが迫る
・・やだ
私という輪郭が深い闇に溶けて無くなってしまうような気がする
・・なに
無重力中の漠然とした不安が胸中に溢れてくる
怖くて恐ろしくて、体が震えて仕方ない
誰か。ねえ、助けてよ
支離滅裂で感情的な声がひたすらに私の口から吐き出されていた。
その声は形なき化け物に変貌し、一気に増殖し
無数の手足とぎょろりとした目を持った個体となって
私を襲った。
真っ暗闇に私の恐怖すら飲み込まれて
私自身が存在のない真っ暗な無になってしまう
やだ
こわい
いつのまにか生暖かい何かが目から零れ落ちている
手で拭ってもぬぐっても収まらない水は、
顔をぐしょぐしょに濡らしていった。
こわい
そう泣いても叫んでも声にはならない。
誰も何も言ってくれない。
心が痛くてこわくて辛くて、どうしたらいいのかわからない。
・・・大丈夫
その時
心が安らぐような優しい声と
頭をなでてられてるような、
心地の良い重さと温もりを感じた。
意識は稼働しなくなった
脳内から発される声もなく生きている気配すら聞こえない。
私は無の世界に
誰にも見つけられないような底なしの暗闇に
ただ一人、浮かんでいた。
え
ふいに鳥肌が立って、漠然とした恐怖が私を覆い隠し
体は震え、胃の中がむせ返りそうな気持ち悪さが迫る
・・やだ
私という輪郭が深い闇に溶けて無くなってしまうような気がする
・・なに
無重力中の漠然とした不安が胸中に溢れてくる
怖くて恐ろしくて、体が震えて仕方ない
誰か。ねえ、助けてよ
支離滅裂で感情的な声がひたすらに私の口から吐き出されていた。
その声は形なき化け物に変貌し、一気に増殖し
無数の手足とぎょろりとした目を持った個体となって
私を襲った。
真っ暗闇に私の恐怖すら飲み込まれて
私自身が存在のない真っ暗な無になってしまう
やだ
こわい
いつのまにか生暖かい何かが目から零れ落ちている
手で拭ってもぬぐっても収まらない水は、
顔をぐしょぐしょに濡らしていった。
こわい
そう泣いても叫んでも声にはならない。
誰も何も言ってくれない。
心が痛くてこわくて辛くて、どうしたらいいのかわからない。
・・・大丈夫
その時
心が安らぐような優しい声と
頭をなでてられてるような、
心地の良い重さと温もりを感じた。
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