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1章 出会い
屋敷
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うねる木の根が張った黒い森
影が渦を巻く世界には
彼の持つ灯篭だけが揺れ動く
地面を引きずっているというのに全く穢れのない
深い翠色の羽織を見ながら、温かい手にひかれてぼおっとしていた。
たまに、ちらりと後ろを振り返る彼は私を見た途端、眉を顰める。
何処に連れていかれているのかもわからない
心地の良い宵闇のなかいつの間にか森道を外れ、
草木で溢れかえる道なき道へと入り込んだらしい。
突如目の前に迫ってきた木枝や葉の黒影、
しかし意外にも何かにぶつかる気配はなかった。
暗霧の草木たちは波を打つように体を捻じ曲げ、木のトンネルを作りだしていたのだ。
さわさわ・・と枝の影を伸ばし、トンネルの奥を指さす。
天井の枝の隙間から垂れた灯篭が奥のほうまで続いているのを辿って
誘われるままに前を向いた。
それにしても灯篭を通り抜けるたびに視界が明るくなっていくみたいで
何だか元気になってくる。
ふと一丈くらい先にぶら下がる灯篭に目が留まった。
よく見ると底のほうから小さな火の玉が出てきているようだ。
それらはふわふわと群れとなって近づいてきて、私が通り過ぎるのと同時に腕、頭、肩に引っ付いた。
・・この光は?・・・
と指先で触れてみると、ふにっとした柔らかい感触がしたと思うと虹色に揺らぎだす。
何かを私に話したいように思えて虹光の玉を眺めていると
いつの間にか灯篭の途切れる端まで進んでいた。
木が立ち並んだ行き止まりまで来る。
ふと彼が一番太木の幹手をかざすと、突如、木の門扉がゆらりと姿を現した。
木板の端にはひとつの角ばった取っ手。
彼によって開かれたその先は
残照を浴びる夜桜が
咲き誇り
吹く風を甘いオレンジ色に染めあげる前庭があった
風を吸い込んだ灯篭は踊るように宙に浮かび、
その奥にひっそりと静かに佇む茅葺屋根の古民家へ
ふわふわと光を運んでいる
その風景に感嘆の声を上げる。
、何故か目の前の彼は急に足を止めて振り返った。
その勢いのままにがしり肩を掴まれた。
・・・うっ
彼はおもむろに私を頭から下まで凝視したと思うとぎろりと。重そうな瞼をかっぴらいて眉をひそめている‥のは分かる。残照の逆光の位置にいるため、あまり表情の色までわからないが、彼の顔面の近さに身をのけ反らせながら、何事か・・と横目で窺う
・・おい・・
え、?す、すみません。
思わず反射的に謝ってしまった。瞼を開くとかなり強い眼力をしていることが暗がりでもわかるため気圧されて視線をそらしたくなってしまうのだ
その時手が動いた。
・・私の手だ・
あれ?私は動かしていないのに・・?と一瞬考えて
気が付く
私の右手が・・・彼と手をつないだままだということを。途端に急に鼓動が跳ね上がった
思ってみれば、、、綺麗な形してて細くて大きくて暖かい手が・・わたしのみぎてにある!!
・・みるみるまでに・・・私の手汗が噴き出している気がしてきた。すごい気になっててきた。
・・・・・ど、どうしよう。離してって言いたいけど、なんて言ったらいいのかわからない。
ぐるぐる、どくどくと思考が溢れかえる。
取り敢えず、手を離さなければ。彼もきっと私の手汗に引いてしまう!
・・す、すみません!・・・・・・・・
頭がいっぱいになり私は焦るあまり彼の手を思いっきりぶん投げた。
かなり強引に離す感じになってしまったため、投げ捨てられた彼の手が宙に舞う。
持ち主はぽかんとした眼で固まり
瞼と手をスローで下ろしながら鋭光の灯る冷たい視線を私に向けた
・・なにが・?
ああ・・・・声色も冷たい。思わず目を泳がして話をつないでみる
・・・あ、あの、もう手、いいですか?・離しても
・・・もう、振り払われたけど。
と低い声で唸られた。今更ながら取り繕ってみたけれど、遅かったみたいだ。
・・・・す、すみません。
観念して謝罪すると彼は、地面に大きなため息を・・二度ほどついた。そうして気だるそうに
・・・もう、別にもういいけど。取り敢えず・・ついてきて
そう言ってまた歩き出した。
さらさらと
残照の糸に揺らいでいる草花の間をすすみ、古民家へたどり着く。
引き戸から中へと入ると
外と比べるとかなり明るい六畳ほどの土間があった。その周りには床の位置がちぐはぐな四方八方、玄関の上にまで重力に制限されない畳の部屋があった。そのすべての部屋の天井から垂直に灯篭がびっしりとつる下がっている。
玄関から一歩出て、外壁を確認してみたが、やはり特別出っ張りもないただの板の壁と垂木があるだけだ。
・・この家はどうなってるんですか?
・・・・さあ?カイトが作ったから、俺には詳しくわからない。
作った?
・・建てたっていう意味じゃなくて、作り出したって意味。この家も構造がおかしいだろ?
そうですね。頭がおかしくなりそうです。
・・・・きみはもとからおかしいだろ
・・・は?
いや、何でもない
なんか、けなされた気がする・・・
が、取り敢えずもう一度建物内を見渡す。
時空がゆがんでいるように床が傾いている部屋もあれば、
床が私の首の高さにある部屋もある。部屋の形状を無視して合体させられたみたい。
土間の四辺には迷路の入り口に掛かる二段ベッドのような梯子が無数に降りているのを、まるであみだくじでもたどるように観察していたら
こっち。・・・それ使って
彼は玄関扉のすぐ隣の下駄箱に置いてあった、茶色の布を指さすと土間で草鞋を脱ぎ、左隣の畳の部屋へ入っていってしまう。何に使うのかと疑問に思いながらも、彼に続いて草鞋を脱ごうとして、なんと私は裸足であることに気が付いた。柔い布で土をはらうと、腰まである部屋の段差を越えてつま先立ちで走った。彼に続いて部屋右端の敷居を跨ぎ梯子を降りる。
・・・迷路みたいですね。
ああ、…・・俺もたまに迷って大変な事になる
その時はどうするんですか?
・・ここの家主はカイトってやつ。そいつにどうにかしてもらうんだ。この家で迷ったり、まあ困ったことがあったらカイトに聞け。あとまあ、簡単な事ならお手伝いのヤマと居候が二人とかもいるからあとで会ってみたほうがいい・・な。
・・・分かりました。
梯子を下り、二畳しかない部屋を抜け、茶室を通り越す。そしてまた畳の部屋。部屋ブロックを組み合わせたような空間に目が回りそうになりながらついていく。が途中で私はもう道順を覚えることの無理を悟った。
とある梯子を下りた部屋の襖を開けると、中廊下に出た。廊下の遠くのほうまで、襖が続いている。
道を挟んだ目の前の襖を開けた先の部屋は他と比べて特に大差ない普通の和室なのに
障子から漏れた光が明るすぎて思わず目を細める。
先ほどまでの暗い森の中が夢であるかと思えるほど温かい昼の陽ざしだった。
さっきまで外は夜だったのに、こんなに明るいことに違和感を覚える
え、今って昼・・なんですか?
いや。ここの縁側に面した部屋はいつも昼って決まってんだ。
障子に手をかけた彼がすらりと返事が返してくる
・・どういうことですか?
カイトが昼だといったら、昼なんだ。・・もう気が付いてるとは思うけどまあ、さっき言った通り、ここは幻想世界。昼夜も太陽も月も決まりはない。それに、所有者はいつだって自由に変えられる。
彼は、部屋の奥の障子を全部開け放った。そこには広い庭の奥にさっき見た前庭らしい。淡い黄緑色の原っぱが広がる中に立つ桜はさっきとはまた違った綺麗さで涼やかな印象を纏っている。
・・決まりを守ってればな。
彼は障子をあけ放ったそのままに縁側を降りると大きな石の一つに腰を下ろした。すこしはだけた着物から除く足を組んで、太陽を浴びで綺麗な茶色に光ったふわりとした癖毛をかき上げる
・・・はあ。疲れた
影が渦を巻く世界には
彼の持つ灯篭だけが揺れ動く
地面を引きずっているというのに全く穢れのない
深い翠色の羽織を見ながら、温かい手にひかれてぼおっとしていた。
たまに、ちらりと後ろを振り返る彼は私を見た途端、眉を顰める。
何処に連れていかれているのかもわからない
心地の良い宵闇のなかいつの間にか森道を外れ、
草木で溢れかえる道なき道へと入り込んだらしい。
突如目の前に迫ってきた木枝や葉の黒影、
しかし意外にも何かにぶつかる気配はなかった。
暗霧の草木たちは波を打つように体を捻じ曲げ、木のトンネルを作りだしていたのだ。
さわさわ・・と枝の影を伸ばし、トンネルの奥を指さす。
天井の枝の隙間から垂れた灯篭が奥のほうまで続いているのを辿って
誘われるままに前を向いた。
それにしても灯篭を通り抜けるたびに視界が明るくなっていくみたいで
何だか元気になってくる。
ふと一丈くらい先にぶら下がる灯篭に目が留まった。
よく見ると底のほうから小さな火の玉が出てきているようだ。
それらはふわふわと群れとなって近づいてきて、私が通り過ぎるのと同時に腕、頭、肩に引っ付いた。
・・この光は?・・・
と指先で触れてみると、ふにっとした柔らかい感触がしたと思うと虹色に揺らぎだす。
何かを私に話したいように思えて虹光の玉を眺めていると
いつの間にか灯篭の途切れる端まで進んでいた。
木が立ち並んだ行き止まりまで来る。
ふと彼が一番太木の幹手をかざすと、突如、木の門扉がゆらりと姿を現した。
木板の端にはひとつの角ばった取っ手。
彼によって開かれたその先は
残照を浴びる夜桜が
咲き誇り
吹く風を甘いオレンジ色に染めあげる前庭があった
風を吸い込んだ灯篭は踊るように宙に浮かび、
その奥にひっそりと静かに佇む茅葺屋根の古民家へ
ふわふわと光を運んでいる
その風景に感嘆の声を上げる。
、何故か目の前の彼は急に足を止めて振り返った。
その勢いのままにがしり肩を掴まれた。
・・・うっ
彼はおもむろに私を頭から下まで凝視したと思うとぎろりと。重そうな瞼をかっぴらいて眉をひそめている‥のは分かる。残照の逆光の位置にいるため、あまり表情の色までわからないが、彼の顔面の近さに身をのけ反らせながら、何事か・・と横目で窺う
・・おい・・
え、?す、すみません。
思わず反射的に謝ってしまった。瞼を開くとかなり強い眼力をしていることが暗がりでもわかるため気圧されて視線をそらしたくなってしまうのだ
その時手が動いた。
・・私の手だ・
あれ?私は動かしていないのに・・?と一瞬考えて
気が付く
私の右手が・・・彼と手をつないだままだということを。途端に急に鼓動が跳ね上がった
思ってみれば、、、綺麗な形してて細くて大きくて暖かい手が・・わたしのみぎてにある!!
・・みるみるまでに・・・私の手汗が噴き出している気がしてきた。すごい気になっててきた。
・・・・・ど、どうしよう。離してって言いたいけど、なんて言ったらいいのかわからない。
ぐるぐる、どくどくと思考が溢れかえる。
取り敢えず、手を離さなければ。彼もきっと私の手汗に引いてしまう!
・・す、すみません!・・・・・・・・
頭がいっぱいになり私は焦るあまり彼の手を思いっきりぶん投げた。
かなり強引に離す感じになってしまったため、投げ捨てられた彼の手が宙に舞う。
持ち主はぽかんとした眼で固まり
瞼と手をスローで下ろしながら鋭光の灯る冷たい視線を私に向けた
・・なにが・?
ああ・・・・声色も冷たい。思わず目を泳がして話をつないでみる
・・・あ、あの、もう手、いいですか?・離しても
・・・もう、振り払われたけど。
と低い声で唸られた。今更ながら取り繕ってみたけれど、遅かったみたいだ。
・・・・す、すみません。
観念して謝罪すると彼は、地面に大きなため息を・・二度ほどついた。そうして気だるそうに
・・・もう、別にもういいけど。取り敢えず・・ついてきて
そう言ってまた歩き出した。
さらさらと
残照の糸に揺らいでいる草花の間をすすみ、古民家へたどり着く。
引き戸から中へと入ると
外と比べるとかなり明るい六畳ほどの土間があった。その周りには床の位置がちぐはぐな四方八方、玄関の上にまで重力に制限されない畳の部屋があった。そのすべての部屋の天井から垂直に灯篭がびっしりとつる下がっている。
玄関から一歩出て、外壁を確認してみたが、やはり特別出っ張りもないただの板の壁と垂木があるだけだ。
・・この家はどうなってるんですか?
・・・・さあ?カイトが作ったから、俺には詳しくわからない。
作った?
・・建てたっていう意味じゃなくて、作り出したって意味。この家も構造がおかしいだろ?
そうですね。頭がおかしくなりそうです。
・・・・きみはもとからおかしいだろ
・・・は?
いや、何でもない
なんか、けなされた気がする・・・
が、取り敢えずもう一度建物内を見渡す。
時空がゆがんでいるように床が傾いている部屋もあれば、
床が私の首の高さにある部屋もある。部屋の形状を無視して合体させられたみたい。
土間の四辺には迷路の入り口に掛かる二段ベッドのような梯子が無数に降りているのを、まるであみだくじでもたどるように観察していたら
こっち。・・・それ使って
彼は玄関扉のすぐ隣の下駄箱に置いてあった、茶色の布を指さすと土間で草鞋を脱ぎ、左隣の畳の部屋へ入っていってしまう。何に使うのかと疑問に思いながらも、彼に続いて草鞋を脱ごうとして、なんと私は裸足であることに気が付いた。柔い布で土をはらうと、腰まである部屋の段差を越えてつま先立ちで走った。彼に続いて部屋右端の敷居を跨ぎ梯子を降りる。
・・・迷路みたいですね。
ああ、…・・俺もたまに迷って大変な事になる
その時はどうするんですか?
・・ここの家主はカイトってやつ。そいつにどうにかしてもらうんだ。この家で迷ったり、まあ困ったことがあったらカイトに聞け。あとまあ、簡単な事ならお手伝いのヤマと居候が二人とかもいるからあとで会ってみたほうがいい・・な。
・・・分かりました。
梯子を下り、二畳しかない部屋を抜け、茶室を通り越す。そしてまた畳の部屋。部屋ブロックを組み合わせたような空間に目が回りそうになりながらついていく。が途中で私はもう道順を覚えることの無理を悟った。
とある梯子を下りた部屋の襖を開けると、中廊下に出た。廊下の遠くのほうまで、襖が続いている。
道を挟んだ目の前の襖を開けた先の部屋は他と比べて特に大差ない普通の和室なのに
障子から漏れた光が明るすぎて思わず目を細める。
先ほどまでの暗い森の中が夢であるかと思えるほど温かい昼の陽ざしだった。
さっきまで外は夜だったのに、こんなに明るいことに違和感を覚える
え、今って昼・・なんですか?
いや。ここの縁側に面した部屋はいつも昼って決まってんだ。
障子に手をかけた彼がすらりと返事が返してくる
・・どういうことですか?
カイトが昼だといったら、昼なんだ。・・もう気が付いてるとは思うけどまあ、さっき言った通り、ここは幻想世界。昼夜も太陽も月も決まりはない。それに、所有者はいつだって自由に変えられる。
彼は、部屋の奥の障子を全部開け放った。そこには広い庭の奥にさっき見た前庭らしい。淡い黄緑色の原っぱが広がる中に立つ桜はさっきとはまた違った綺麗さで涼やかな印象を纏っている。
・・決まりを守ってればな。
彼は障子をあけ放ったそのままに縁側を降りると大きな石の一つに腰を下ろした。すこしはだけた着物から除く足を組んで、太陽を浴びで綺麗な茶色に光ったふわりとした癖毛をかき上げる
・・・はあ。疲れた
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