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第一話 そうめんで作る皿うどん!
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ぽちっ。
配信終了の効果音がモニターに響く。
「……まったねー!ばいばーい……ひゅあー疲れすぎて死ぬ~」
伸びをしながら、椅子の背もたれにぐてぇっと倒れ込む雨音るみ。
「今日も今日とてコメント無しじゃん……ま、登録者一人増えたし別にいっか……」
ぽつりぽつりと独り言をつぶやきながら、るみは立ち上がってキッチンへ向かう。
⸻
今日は、そうだな……。
ふと、るみの頭に浮かんだのはある事件のことだった。
(なんだっけ、確か小学校の給食の皿うどんが硬すぎて歯が割れたみたいな事件あった気が……)
「そうだ!今日は皿うどんっぽくしてみよー」
今日のメニューは「そうめんで作る皿うどん」に決定だ。
まずは揚げそうめん、作るよ!
るみは颯爽とフライパンを取り出す。
必要なのは
そうめん 好きなだけ
油 いい感じ
フライパンに油を少しだけひいて、乾燥したままのそうめんをぽきぽき折りながら投入する。
「なんか揚げパスタとかあるよねー。そうめんのほうが上がるの早い……気がする!」
時間がもったいなくて強火にすると、そうめんはみるみるうちに飴色に色づいた。
「あらやだ奥さん!もう飴色になってきたわよ~!……一人で何言ってんだ私」
⸻
気を取り直して、
餡スープも作るよ!
「大量に野菜いーれよ!!かさ増しになるし」
キャベツと人参をざくざく刻んで、乾燥きのこと大豆ミートと共に鍋に投入し、水を200mlくらいお鍋に注ぐ。
「米粉~!たしか、100mlごとに大さじ1だっけ……ええと、2杯!」
そのまま、野菜と一緒にくつくつ煮込む。
「とろ~んってなるの、たのしいんだよねぇ……とろみ職人、爆誕……!」
とろみがついたころには、部屋中が優しい香りに包まれる。
⸻
完成!
「できたぁ~~!揚げそうめんのポリポリと、餡スープのとろとろ……これ、神バランスすぎない……?」
テーブルに並んだ料理を見つめて、るみは満足げにうなずく。
「ん~~っ、うまいっ!ポンコツでも、おなかいっぱいになれるのが、自炊のいいとこ~……」
ほっぺたに手をあてて、もぐもぐ。
配信では見せない、雨音るみのリアルな“ひとりごはん”。
「また、明日も配信がんばるか……!」
配信終了の効果音がモニターに響く。
「……まったねー!ばいばーい……ひゅあー疲れすぎて死ぬ~」
伸びをしながら、椅子の背もたれにぐてぇっと倒れ込む雨音るみ。
「今日も今日とてコメント無しじゃん……ま、登録者一人増えたし別にいっか……」
ぽつりぽつりと独り言をつぶやきながら、るみは立ち上がってキッチンへ向かう。
⸻
今日は、そうだな……。
ふと、るみの頭に浮かんだのはある事件のことだった。
(なんだっけ、確か小学校の給食の皿うどんが硬すぎて歯が割れたみたいな事件あった気が……)
「そうだ!今日は皿うどんっぽくしてみよー」
今日のメニューは「そうめんで作る皿うどん」に決定だ。
まずは揚げそうめん、作るよ!
るみは颯爽とフライパンを取り出す。
必要なのは
そうめん 好きなだけ
油 いい感じ
フライパンに油を少しだけひいて、乾燥したままのそうめんをぽきぽき折りながら投入する。
「なんか揚げパスタとかあるよねー。そうめんのほうが上がるの早い……気がする!」
時間がもったいなくて強火にすると、そうめんはみるみるうちに飴色に色づいた。
「あらやだ奥さん!もう飴色になってきたわよ~!……一人で何言ってんだ私」
⸻
気を取り直して、
餡スープも作るよ!
「大量に野菜いーれよ!!かさ増しになるし」
キャベツと人参をざくざく刻んで、乾燥きのこと大豆ミートと共に鍋に投入し、水を200mlくらいお鍋に注ぐ。
「米粉~!たしか、100mlごとに大さじ1だっけ……ええと、2杯!」
そのまま、野菜と一緒にくつくつ煮込む。
「とろ~んってなるの、たのしいんだよねぇ……とろみ職人、爆誕……!」
とろみがついたころには、部屋中が優しい香りに包まれる。
⸻
完成!
「できたぁ~~!揚げそうめんのポリポリと、餡スープのとろとろ……これ、神バランスすぎない……?」
テーブルに並んだ料理を見つめて、るみは満足げにうなずく。
「ん~~っ、うまいっ!ポンコツでも、おなかいっぱいになれるのが、自炊のいいとこ~……」
ほっぺたに手をあてて、もぐもぐ。
配信では見せない、雨音るみのリアルな“ひとりごはん”。
「また、明日も配信がんばるか……!」
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