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第18話 影犬、叱られる──任務は皇都護送へ
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「ちょり~っす!おっちゃん、おはようさんです~!・・・あれ?なんか機嫌悪い?」
昨日の一件が上手くいって上機嫌でエチゴの所に顔を見せたミサオ。
「・・・貴様は一体・・・。とりあえずここでは話も出来ん!さっさと下行くぞ!まったく。」
エチゴ氏とミサオは連れ立って地下へと向かう。
「・・・ミサオ。そこ座れ。」
「なんすか?俺下手打ちました?」
ミサオは何を言われるのか理解していない。
「初仕事じゃからワシもクドクド言いとうは無い。無いがな?やり方というものがあろうが!」
「何故に?ツラも割れてないし、裏の領主とやらのボス見つけたっしょ?悪事の露見。その場で殺した訳でもないし、上出来だと思うんだけど。」
「や~り~か~た!もう少し穏便に済ます事も出来たろうが!」
ミサオの言い訳などけんもほろろのエチゴ。
「でもさ?あいつら向かってきたんだぜ?魔法なきゃ死んでたよマジで!普通頭くるでしょ!」
「お前さんの悪いクセじゃ。頭に血が登るとどうも事が大きくなる。大体縛り上げて吊るす事はなかろ?」
「あれ?・・・天罰!・・・なんて言ったりなんかしちゃったりして・・・。」
「縛り上げたら部屋に転がしておいて、セイジやイチローに耳打ちすれば済む話じゃな?あんな事をしたせいで、町の中はこの話一色じゃぞ?しかも話がセイジやイチローだけでは抑えられんかったから、他の衛兵の身内辺りから漏れてるらしいがの?影犬と名乗ったらしいの?自ら。」
「アレは!その、子爵さんとやらが名乗れって言ったから!ホントの名前言えねぇじゃんかさ?ほら、貴族様のしきたりとか分からんかったし・・・。」
エチゴの正論に肩をすぼめるミサオ。
「まあ、町の皆も話題に飢えとるようじゃからの。闇の領主の親玉の捕縛となれば、そりゃ愉快じゃろうて。ただな・・・。」
「ただ?」
「子爵様を下着姿で吊るしたのはやり過ぎじゃ。内々に領主様に身柄を渡せば事も大きくならなかったろうが、人の口に戸は建てられん。皇都までの移送も大々的に行わなければいけなくなった。領主様も頭の痛い事じゃろうて。」
ため息混じりのエチゴ氏。
「・・・俺、やり過ぎました?」
ここまでの話でやっと事の重大さに気付くミサオ。
「少しは自分の所業を反省しろミサオ。事を静かに運べば余計な手間が掛からん。人手や金銭。何より余計な敵を作らんで済む。」
「余計な敵?」
「ご領主様が動くとなれば、道中にて誅せしめんとする者達も湧いてくる。今まで領主様に苦い思いをさせられた者やその地位を狙う者。」
「リスクが高くなるわけか・・・。」
「りすく?ミサオのふるさとの言葉は分からんが、危険が増大する。だから穏便に動くのが肝要。わかるか?」
「・・・はい。俺、ちっとばかし浮かれてたみたいっスね。すみません。」
素直に頭を下げるミサオ。
「・・・やって貰った事は正しい。問題は始末のつけ方。そこは考えんと。少し考えればわかる。ミサオならな。」
「・・・次、気を付けて動きます。」
「ならばよろしい。そうそう、その次の動き。早速なんじゃがな。ご領主様自らの捕縛した子爵の皇都までの護送。お主護衛じゃ。」
既に段取り済みの内容を伝えるエチゴ。
「え?護衛?どういう立場で行くんすか?俺裏なんでしょ?」
ミサオが焦る。
「そうじゃがな。ご領主様に万が一でも有っては困る。また、子爵を逃がそうとする者や逆に殺そうと画策する者が居ないとも限らん。護衛の私兵は付くが、念には念を入れたい。ご領主について皇都へ仕入れに向かう商人。エチゴ商会から派遣という形なら違和感もあるまいよ。」
「いやトラブルなきゃそれで良いけどね?荒事起きたら俺動くんでしょ?見られたらバレるよね!ヤバいって!」
「そこはほれ、上手くやれば・・・。」
「いや現場に丸投げじゃんそれ!どんだけ気ぃ使わなきゃならんのよ!」
「元はと言えばお主が仕出かしてこうなった訳じゃからなぁ。ま、外の土地を見るのも商人の勉強になるからの?」
「・・・それ言われるとツラいけどさ?でもマジで正体露見すると、後々動きづらくなるよ?」
「そこはお主の機転にかかっておる。何とかなるじゃろ?影犬よ。」
「あ!またそれいじりやがんの!別に俺は・・・。」
「行け!影犬!ご領主様を無事皇都に送り届けるのじゃ!」
椅子から立ち上がり、地上への階段を指差し叫ぶエチゴ。
「いやそれやめてって!俺別に気に入ってねーから!」
「ごちゃごちゃ言うな影犬!お役目を果たせ!」
「だ~か~ら!俺は・・・。」
「急げ影犬!お主の力を示すのじゃ!」
「壊れたレコードかよ!言いたいだけだろうが!」
「早くするのじゃ影犬!自らの失態の尻ぬぐいをせい!」
「わかった!わかったから影犬やめろ!行くから細かい段取り教えろやクソ親父!」
「クソ親父ではない影犬!ワシはエチゴじゃ影犬!」
「・・・頼むからそのネタ擦るのやめて・・・力抜けるからいい加減・・・。」
強引なエチゴに負けて、渋々子爵移送に向かうヨコースカ伯爵の影の護衛任務を請け負うミサオであった。
ーーーーーーーーーーーー
あとがき
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
第18話では、影犬=ミサオがエチゴに叱られ、初仕事のやり過ぎを反省する場面が描かれました。彼の“浮かれ”が町にどれだけの波紋を呼んだのか、本人はまだ理解しきれていない様子ですね。
そして、新たに任されたのは皇都への護送任務。影の存在を維持しながらの護衛という難しい立場で、どんな活躍を見せるのか──次回もぜひ、お楽しみください。
昨日の一件が上手くいって上機嫌でエチゴの所に顔を見せたミサオ。
「・・・貴様は一体・・・。とりあえずここでは話も出来ん!さっさと下行くぞ!まったく。」
エチゴ氏とミサオは連れ立って地下へと向かう。
「・・・ミサオ。そこ座れ。」
「なんすか?俺下手打ちました?」
ミサオは何を言われるのか理解していない。
「初仕事じゃからワシもクドクド言いとうは無い。無いがな?やり方というものがあろうが!」
「何故に?ツラも割れてないし、裏の領主とやらのボス見つけたっしょ?悪事の露見。その場で殺した訳でもないし、上出来だと思うんだけど。」
「や~り~か~た!もう少し穏便に済ます事も出来たろうが!」
ミサオの言い訳などけんもほろろのエチゴ。
「でもさ?あいつら向かってきたんだぜ?魔法なきゃ死んでたよマジで!普通頭くるでしょ!」
「お前さんの悪いクセじゃ。頭に血が登るとどうも事が大きくなる。大体縛り上げて吊るす事はなかろ?」
「あれ?・・・天罰!・・・なんて言ったりなんかしちゃったりして・・・。」
「縛り上げたら部屋に転がしておいて、セイジやイチローに耳打ちすれば済む話じゃな?あんな事をしたせいで、町の中はこの話一色じゃぞ?しかも話がセイジやイチローだけでは抑えられんかったから、他の衛兵の身内辺りから漏れてるらしいがの?影犬と名乗ったらしいの?自ら。」
「アレは!その、子爵さんとやらが名乗れって言ったから!ホントの名前言えねぇじゃんかさ?ほら、貴族様のしきたりとか分からんかったし・・・。」
エチゴの正論に肩をすぼめるミサオ。
「まあ、町の皆も話題に飢えとるようじゃからの。闇の領主の親玉の捕縛となれば、そりゃ愉快じゃろうて。ただな・・・。」
「ただ?」
「子爵様を下着姿で吊るしたのはやり過ぎじゃ。内々に領主様に身柄を渡せば事も大きくならなかったろうが、人の口に戸は建てられん。皇都までの移送も大々的に行わなければいけなくなった。領主様も頭の痛い事じゃろうて。」
ため息混じりのエチゴ氏。
「・・・俺、やり過ぎました?」
ここまでの話でやっと事の重大さに気付くミサオ。
「少しは自分の所業を反省しろミサオ。事を静かに運べば余計な手間が掛からん。人手や金銭。何より余計な敵を作らんで済む。」
「余計な敵?」
「ご領主様が動くとなれば、道中にて誅せしめんとする者達も湧いてくる。今まで領主様に苦い思いをさせられた者やその地位を狙う者。」
「リスクが高くなるわけか・・・。」
「りすく?ミサオのふるさとの言葉は分からんが、危険が増大する。だから穏便に動くのが肝要。わかるか?」
「・・・はい。俺、ちっとばかし浮かれてたみたいっスね。すみません。」
素直に頭を下げるミサオ。
「・・・やって貰った事は正しい。問題は始末のつけ方。そこは考えんと。少し考えればわかる。ミサオならな。」
「・・・次、気を付けて動きます。」
「ならばよろしい。そうそう、その次の動き。早速なんじゃがな。ご領主様自らの捕縛した子爵の皇都までの護送。お主護衛じゃ。」
既に段取り済みの内容を伝えるエチゴ。
「え?護衛?どういう立場で行くんすか?俺裏なんでしょ?」
ミサオが焦る。
「そうじゃがな。ご領主様に万が一でも有っては困る。また、子爵を逃がそうとする者や逆に殺そうと画策する者が居ないとも限らん。護衛の私兵は付くが、念には念を入れたい。ご領主について皇都へ仕入れに向かう商人。エチゴ商会から派遣という形なら違和感もあるまいよ。」
「いやトラブルなきゃそれで良いけどね?荒事起きたら俺動くんでしょ?見られたらバレるよね!ヤバいって!」
「そこはほれ、上手くやれば・・・。」
「いや現場に丸投げじゃんそれ!どんだけ気ぃ使わなきゃならんのよ!」
「元はと言えばお主が仕出かしてこうなった訳じゃからなぁ。ま、外の土地を見るのも商人の勉強になるからの?」
「・・・それ言われるとツラいけどさ?でもマジで正体露見すると、後々動きづらくなるよ?」
「そこはお主の機転にかかっておる。何とかなるじゃろ?影犬よ。」
「あ!またそれいじりやがんの!別に俺は・・・。」
「行け!影犬!ご領主様を無事皇都に送り届けるのじゃ!」
椅子から立ち上がり、地上への階段を指差し叫ぶエチゴ。
「いやそれやめてって!俺別に気に入ってねーから!」
「ごちゃごちゃ言うな影犬!お役目を果たせ!」
「だ~か~ら!俺は・・・。」
「急げ影犬!お主の力を示すのじゃ!」
「壊れたレコードかよ!言いたいだけだろうが!」
「早くするのじゃ影犬!自らの失態の尻ぬぐいをせい!」
「わかった!わかったから影犬やめろ!行くから細かい段取り教えろやクソ親父!」
「クソ親父ではない影犬!ワシはエチゴじゃ影犬!」
「・・・頼むからそのネタ擦るのやめて・・・力抜けるからいい加減・・・。」
強引なエチゴに負けて、渋々子爵移送に向かうヨコースカ伯爵の影の護衛任務を請け負うミサオであった。
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あとがき
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
第18話では、影犬=ミサオがエチゴに叱られ、初仕事のやり過ぎを反省する場面が描かれました。彼の“浮かれ”が町にどれだけの波紋を呼んだのか、本人はまだ理解しきれていない様子ですね。
そして、新たに任されたのは皇都への護送任務。影の存在を維持しながらの護衛という難しい立場で、どんな活躍を見せるのか──次回もぜひ、お楽しみください。
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