生贄奴隷の成り上がり〜堕ちた神に捧げられる運命は職業上書きで回避します〜

フィリア編（３）

登場人物紹介

ようやく日付が変わったようです。
色々と事件が起こった長かった１日。
ようやく終わりました。

ギンフウが大事にしているセイラン（エルト）をお持ち帰りしてしまったフィリア。
カフウ（ナニ）の見立てによると、ふたりはとても魔力相性がよいそうです。
さて、そんな仲良しふたりがひとつのベッドで眠ったら？
……どうなってしまうのか？

登場人物紹介です。

ネタバレというほどではありませんが、必要ない、見たくないという方は、ハートを押して次のページへGO！

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

▶フィリア
魔法剣士。超級冒険者。『赤い鳥』のリーダー。十九歳。別名『貧乏くじパーティーのリーダー』。孤児院出身で、子どもの扱いが上手い。エルトに気に入られ、不幸にもエルトをお持ち帰りしてしまう。不可抗力ともいえなくもないが、ギンフウの怒りを買ってしまった模様。


【ちびっ子たち】
『エレッツハイム城の悪夢』の生贄。元第十三騎士団に保護される。なにもかもが規格に収まらない常識外の存在。
冒険者デビューの初日で『激レア薬草採取大事件』『モブじゃないゴブリン討伐大事件』をやらかし、冒険者ギルド長の心身に深いダメージを与えた。
冒険者ギルド、ギンフウから合計２週間の謹慎を言い渡される。


（）の中が、『冒険者としての』偽りの呼び名。

▶セイラン（エルト）
黒髪の男の子。八歳。虚弱だけど最強にして、愛されまくりのお姫様ポジション。フィリアとの魔力相性がものすごくよかったことから、カフウ（ナニ）の判断で、ひとりだけおいてけぼりをくらい、フィリアにお持ち帰りされた。フィリアのお部屋で入浴の楽しさに目覚めた模様。

▶ハヤテ（リオーネ）
赤髪の少年。リーダー格。十歳。セイラン（エルト）がフィリアになついたのが気に入らない。

▶カフウ（ナニ）
ハーフエルフの少女。十歳。魔道具が大好き。時々、変なことを口走る。


【『深淵』のメンバー】
▶ギンフウ
『深淵』の長（ボス）。隻眼の美丈夫。子どもたちの保護者。セイランを溺愛している。セイランの無断外泊にブチギレ気味。ちょっと世間一般の常識がないみたい。元第十三騎士団の団長。

［ギンフウの部下たち］
元第十三騎士団に所属していた帝国騎士たち。
騎士の位を剥奪されてもなお、ギンフウの部下であることを続けている。

▶ランフウ（ルース）
元魔法剣士。帝都フォルティアの冒険者ギルドのギルド長としてギルドをのっとった。『エレッツハイム城の悪夢』からの帰還の対価は『魔法が使えなくなる』。魔法を使うと深刻なダメージを受ける。回復魔法も体にダメージを負う。回復薬の効きも悪くなっており、深刻な状況。人手不足に悩んでいる。現場にでていることが多いので、比較的常識人。

▶ヤマセ
ランフウ（ルース）の部下。魔法が使えないランフウをサポートしている。帰還の対価は『見極める目』。遠射ができなくなった。比較的常識人で苦労性。

【『赤い鳥』のメンバー】
帝都を拠点に活躍している五人組の冒険者パーティー。冒険者仲間からは『貧乏くじパーティー』と呼ばれている不運枠。ちびっ子たちの起こした騒動にガッツリ巻き込まれ、ちびっ子たちの監視、教育、護衛任務、資産管理を請け負うことになった。フィリア意外のメンバー四人は、超級冒険者になるための研修を受けている。

▶ギル
重戦士。（仮）超級冒険者。フィリアの幼馴染。十九歳。ナニとはなにかと縁がある。只今、心に深い傷を負っている。

▶フロル
斥候。（仮）超級冒険者。パーティーでは最年長者。花街の人気者。交渉役にして良識人。

▶ミラーノ
魔術師。（仮）超級冒険者。巨乳。宴会好き。ハヤテ（リオーネ）がお気に入り。

▶エリー
回復術師。（仮）超級冒険者。巨乳。宴会好き。ハヤテ（リオーネ）がお気に入り。


【帝都フォルティアの冒険者ギルド職員】
▶ルースギルド長
ギンフウの部下。ランフウを参照。

▶トレス
帝都冒険者ギルドのギルド長専属秘書。ハーフエルフ。めでたくランフウ（ルースギルド長）の『犬』としての飼育許可がギンフウよりおりた。

▶ペルナ
受付嬢。『癒やし』を求める山猫の獣人。裏も表もないただの受付嬢。



『エレッツハイム城の悪夢』
五年前に帝国中を震撼させた虐殺事件。第十三騎士団もそれに巻き込まれ、全滅の狼煙をあげることとなった。