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親衛隊持ちが全員惚れるまで後わずか
生徒会が惚れるまで
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「何するだよ!」
パンッ
乾いた音が静かになった教室に響く副会長は殴られた会長を睨んで会長は毬藻に優しい笑みを浮かべる
え?何これ?昨日の出来事の繰返し?
暫くして教室と廊下から罵倒や怒号、悲鳴が響く
「ここじゃゆっくり話せねぇから生徒会室に行くか」
会長はそんな声を無視して毬藻をお姫様抱っこする。副会長は不満が在るらしいが会長の意見に賛成して他の役員と付いて行く。
「待てよ!降ろせ!楓!楓も一緒に!」
え?何で俺の名前も呼ぶの?俺関係ないよね?
「楓?誰だ?」
会長が低い声で副会長に呼び掛けると副会長は目で俺を指差す
行儀悪いなぁ
「チッ……お前も付いて来い」
舌打ち!?初対面なんですけど!?態度悪くね!?
複雑に思いながら役員の後ろを付いて行くと影でこそこそ言われ周りから睨まれる。その中会長は毬藻が暴れるのを穏やかに笑いながら押さえ副会長は不満にそれを見て会計達はその様子を面白そうに見て書記は無表情に庶務は笑って、こいつら周りが見えてないのか?
「お前、会計補佐になれ」
「「はぁ!?」」
俺と毬藻は声を合わせて驚く
「煩い。お前は黙れ」
会長は俺を睨むそして毬藻に話す
「お前は俺の近くにいろ」
……え?それだけ?ってか会計補佐って確かムーさんだったはずだけど?
俺はムーさんの方を見る。ムーさんは驚いた顔をして固まっていた。ムーさんは無表情って言われやすいけど良く見れば読み取れる。俺はムーさんと長い付き合いだから良く見なくても読み取れるが!
「良くわかんねぇし!ってか何でお前そんなに偉そうなんだよ!」
毬藻がギャンギャン騒いだ。だが固まっていたムーさんは毬藻の発言にさらに驚く。
「貴方は会長になんと言う発言を!「煩い。お前は喋るな」ですが…」
会長は黙れと言いムーさんを睨む。ムーさんは不満があるが発言をするのを止めた。
「偉そうも何も俺は偉いからな」
確かに。会長は東堂家の跡取りで抱かれたい一位のモテ男黒い髪と黒い目を持ち190はあるだろう見た目、そして頭が良く運動能力も良い。そりゃ偉いわ!
「はぁ!?この学園おかしいんだよ!何で生徒の中で偉いとか偉くないとか決まってんだよ!」
いや、偉い偉くないは何処の学校もあるから!何言ってんのこいつ?
「貴方は……」
え?何でムーさんそんな嬉しそうにしてんの?あ~そう言えばムーさんも中等部からの編入せいでこの学園に疑問を持ってましたね~同志?がいた!的な?でもねムーさんその同志が今、ムーさんの立場を取っちゃうとかそういう話なんだよ?わかってる?
「まぁお前が嫌がろうが学園長から許可が降りている為強制的に入れるがな」
え?じゃあムーさんどうするんだろう?補佐枠を増やすとか?
俺の疑問は次の瞬間最悪の答えとしてでた。
「武藤は本日を持って役職から抜けてもらう事になったから~♪」
「そうそう!さっさと出ていってね~♪」
会計の双子がそう言う言いながらバイバイと手を振る。
「「はぁ!?」」
俺とムーさんが驚く。俺は『馬鹿かこいつら?もうすぐ後期に入ってくそ忙しくなるのに慣れてねぇ奴を補佐に入れるとか』でムーさんは『聞いてないですよ!大体その子3か月前に編入したばかりじゃないですか!』の意味が混もってのはぁ!?なのだ。
「俺が入るなら楓も入る!」
「はぁ!?」
何で俺が巻き込まれなくちゃいけないわけ?ってか会長と副会長に睨まれてるんだけど!しかも何でムーさんまで睨むの!?
「補佐に入れるのは一人だけだよ~」
庶務のチャラ男先輩がツッコムと毬藻はチャラ男の方を向いて『一人にしたら可哀想だろ!』と言う。いえいえ一人で良いです。一人が良いです。
「へ~面白い~」
チャラ男先輩が毬藻を見て目を細める。何処が面白いの?わかんねぇ!
「……駄目」
書記が毬藻に向かって言う。
「友達を一人にさせるなんて事俺には出来ねぇよ!駄目だったら俺は入らねぇ!」
ってかさ前々から思ってたんだけど何で俺がボッチ認定されてるの?え?周りから見ると俺ってボッチなの?瑠花~俺ってボッチらしいよ~
「……わかる?」
「何言ってんだ!解るに決まってるだろ!」
書記が顔を赤くして歯に噛むように笑う
「「凄いね君~」」
「僕の名前は蒼」
「僕の名前は紫」
双子はそう言うとグルグルと回る
「「どっちが蒼でどっちが紫でしょ~」」
「右が蒼で左が紫だろ?」
双子や他の役員達が驚いている。この学園でこの双子を見分けるのは難しいから驚いているのだろう。
「「僕この子気に入ったー!」」
何だこれ?大切なことだからもう一度言う。な・ん・だ・こ・れ・?
「「愛~生徒会入ってよ~」」
双子会計が毬藻に抱きつく。流石抱きたい3位ですね!毬藻も戸惑っているよ!
「で、でも!俺には楓が……」
だから何で俺をそこで出すんだよ!俺は決してボッチじゃないから!
「駄目ですよ、愛。彼は愛に甘えっぱなしです。友達なでも時には離れないと…」
「そうだ。お前も愛に甘えるな」
「「醜い嫉妬は駄目なんだよ~」」
「…甘える駄目」
上から順に副会長、会長、双子会計、書記と俺を罵る。当たり前の事だが俺は罵られて快感!…と言う特殊な性癖を持っている訳ではないので滅茶苦茶怒ってます。眼鏡の反射で顔が分かりずらいから分からないだろうけど!
「ムーさん…」
お前は俺を庇うよな?そうじゃなきゃテメェと縁切るぞ?
「佐藤くん確かに甘えっぱなしはいけませんよ」
………もういいか
「そうですね。ではこれで失礼します。」
俺は生徒会室から出て苛立つまま教室に戻るとそこには生徒会の親衛隊隊長以外の隊員がほぼ集まっていた。
「ちょと!どういう事よ!何で東堂様が毬藻何かに!」
「伊藤(副会長)様も前々からおかしいし!あのビッチに騙されてるのよ!」
等とギャーギャー煩い。ってか何で俺がこんな目に遭うんだろう。只普通に兄さんとの学園生活を楽しみたかったのに……
「ちょと!聞いてるの!」
バチン
気づいた時には頬が痛かった。それから教室で先生が来るまで俺は殴られた。蹴られた。
……俺もう我慢しなくて良いか!
俺はお気楽にそんな事を考え始めた
パンッ
乾いた音が静かになった教室に響く副会長は殴られた会長を睨んで会長は毬藻に優しい笑みを浮かべる
え?何これ?昨日の出来事の繰返し?
暫くして教室と廊下から罵倒や怒号、悲鳴が響く
「ここじゃゆっくり話せねぇから生徒会室に行くか」
会長はそんな声を無視して毬藻をお姫様抱っこする。副会長は不満が在るらしいが会長の意見に賛成して他の役員と付いて行く。
「待てよ!降ろせ!楓!楓も一緒に!」
え?何で俺の名前も呼ぶの?俺関係ないよね?
「楓?誰だ?」
会長が低い声で副会長に呼び掛けると副会長は目で俺を指差す
行儀悪いなぁ
「チッ……お前も付いて来い」
舌打ち!?初対面なんですけど!?態度悪くね!?
複雑に思いながら役員の後ろを付いて行くと影でこそこそ言われ周りから睨まれる。その中会長は毬藻が暴れるのを穏やかに笑いながら押さえ副会長は不満にそれを見て会計達はその様子を面白そうに見て書記は無表情に庶務は笑って、こいつら周りが見えてないのか?
「お前、会計補佐になれ」
「「はぁ!?」」
俺と毬藻は声を合わせて驚く
「煩い。お前は黙れ」
会長は俺を睨むそして毬藻に話す
「お前は俺の近くにいろ」
……え?それだけ?ってか会計補佐って確かムーさんだったはずだけど?
俺はムーさんの方を見る。ムーさんは驚いた顔をして固まっていた。ムーさんは無表情って言われやすいけど良く見れば読み取れる。俺はムーさんと長い付き合いだから良く見なくても読み取れるが!
「良くわかんねぇし!ってか何でお前そんなに偉そうなんだよ!」
毬藻がギャンギャン騒いだ。だが固まっていたムーさんは毬藻の発言にさらに驚く。
「貴方は会長になんと言う発言を!「煩い。お前は喋るな」ですが…」
会長は黙れと言いムーさんを睨む。ムーさんは不満があるが発言をするのを止めた。
「偉そうも何も俺は偉いからな」
確かに。会長は東堂家の跡取りで抱かれたい一位のモテ男黒い髪と黒い目を持ち190はあるだろう見た目、そして頭が良く運動能力も良い。そりゃ偉いわ!
「はぁ!?この学園おかしいんだよ!何で生徒の中で偉いとか偉くないとか決まってんだよ!」
いや、偉い偉くないは何処の学校もあるから!何言ってんのこいつ?
「貴方は……」
え?何でムーさんそんな嬉しそうにしてんの?あ~そう言えばムーさんも中等部からの編入せいでこの学園に疑問を持ってましたね~同志?がいた!的な?でもねムーさんその同志が今、ムーさんの立場を取っちゃうとかそういう話なんだよ?わかってる?
「まぁお前が嫌がろうが学園長から許可が降りている為強制的に入れるがな」
え?じゃあムーさんどうするんだろう?補佐枠を増やすとか?
俺の疑問は次の瞬間最悪の答えとしてでた。
「武藤は本日を持って役職から抜けてもらう事になったから~♪」
「そうそう!さっさと出ていってね~♪」
会計の双子がそう言う言いながらバイバイと手を振る。
「「はぁ!?」」
俺とムーさんが驚く。俺は『馬鹿かこいつら?もうすぐ後期に入ってくそ忙しくなるのに慣れてねぇ奴を補佐に入れるとか』でムーさんは『聞いてないですよ!大体その子3か月前に編入したばかりじゃないですか!』の意味が混もってのはぁ!?なのだ。
「俺が入るなら楓も入る!」
「はぁ!?」
何で俺が巻き込まれなくちゃいけないわけ?ってか会長と副会長に睨まれてるんだけど!しかも何でムーさんまで睨むの!?
「補佐に入れるのは一人だけだよ~」
庶務のチャラ男先輩がツッコムと毬藻はチャラ男の方を向いて『一人にしたら可哀想だろ!』と言う。いえいえ一人で良いです。一人が良いです。
「へ~面白い~」
チャラ男先輩が毬藻を見て目を細める。何処が面白いの?わかんねぇ!
「……駄目」
書記が毬藻に向かって言う。
「友達を一人にさせるなんて事俺には出来ねぇよ!駄目だったら俺は入らねぇ!」
ってかさ前々から思ってたんだけど何で俺がボッチ認定されてるの?え?周りから見ると俺ってボッチなの?瑠花~俺ってボッチらしいよ~
「……わかる?」
「何言ってんだ!解るに決まってるだろ!」
書記が顔を赤くして歯に噛むように笑う
「「凄いね君~」」
「僕の名前は蒼」
「僕の名前は紫」
双子はそう言うとグルグルと回る
「「どっちが蒼でどっちが紫でしょ~」」
「右が蒼で左が紫だろ?」
双子や他の役員達が驚いている。この学園でこの双子を見分けるのは難しいから驚いているのだろう。
「「僕この子気に入ったー!」」
何だこれ?大切なことだからもう一度言う。な・ん・だ・こ・れ・?
「「愛~生徒会入ってよ~」」
双子会計が毬藻に抱きつく。流石抱きたい3位ですね!毬藻も戸惑っているよ!
「で、でも!俺には楓が……」
だから何で俺をそこで出すんだよ!俺は決してボッチじゃないから!
「駄目ですよ、愛。彼は愛に甘えっぱなしです。友達なでも時には離れないと…」
「そうだ。お前も愛に甘えるな」
「「醜い嫉妬は駄目なんだよ~」」
「…甘える駄目」
上から順に副会長、会長、双子会計、書記と俺を罵る。当たり前の事だが俺は罵られて快感!…と言う特殊な性癖を持っている訳ではないので滅茶苦茶怒ってます。眼鏡の反射で顔が分かりずらいから分からないだろうけど!
「ムーさん…」
お前は俺を庇うよな?そうじゃなきゃテメェと縁切るぞ?
「佐藤くん確かに甘えっぱなしはいけませんよ」
………もういいか
「そうですね。ではこれで失礼します。」
俺は生徒会室から出て苛立つまま教室に戻るとそこには生徒会の親衛隊隊長以外の隊員がほぼ集まっていた。
「ちょと!どういう事よ!何で東堂様が毬藻何かに!」
「伊藤(副会長)様も前々からおかしいし!あのビッチに騙されてるのよ!」
等とギャーギャー煩い。ってか何で俺がこんな目に遭うんだろう。只普通に兄さんとの学園生活を楽しみたかったのに……
「ちょと!聞いてるの!」
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気づいた時には頬が痛かった。それから教室で先生が来るまで俺は殴られた。蹴られた。
……俺もう我慢しなくて良いか!
俺はお気楽にそんな事を考え始めた
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