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留木原 夜という人間
【留木原 夜の幸せな日常】
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「瑠木原副会長ー!」
鴨杉が僕の背に飛び込んでくる。
鴨杉は会計を任せている一年生だ。
「どうしたの?」
「会長が酷い!」
鴨杉と会長は仲が悪い。
だが普通に仲が悪いのではなくて、ライバルの様な…そんな仲の悪さだ。
「また書類溜めたんでしょう?」
「でも期限はいつも守ってるしー」
鴨杉の仕事は他の役員より多い。
会長もそれを知っている。
「まぁ会長は意地悪ですから」
「意地悪で済ます副会長マジ天使。俺と結婚してー」
「お断りします」
「じゃぁ無理やり結婚するー」
「犯罪です」
いつも通りの冗談。
だが彼は…会長は真面目だから通じない。
「夜は俺のだ」
声のする方へ向いたら、気がついたら僕は会長の腕の中に居た。
「何で会長のなの?」
鴨杉は突然出てきた会長に驚かず、険しい顔をする。
二人は正反対の性格をしている。
だけど二人とも僕の大切な友達だ。
まぁだから副会長に任命されたんだけど。
「二人とも仲良くね」
「やだ。俺は夜だけいれば良い」
「俺も嫌だよ!この副会長ストーカー!」
鴨杉が僕の腕を引っ張り抱き込む。
鴨杉は会計の仕事関係で様々な部活を見回る。
時々部活練習に参加もしているらしい。
鍛えられた筋肉に少しドキドキする。
「ストーカーではない。番犬だ」
「俺が居るから消えろ。粘着ストーカー!」
言い争う二人に苦笑する。
二人は男が好きな人種…ゲイではない。
友達として、好きなのだ。
僕も二人に抱く感情は友情だ。
だけど僕は男が好きだ。男に恋愛感情を持ってしまう。
「夜、困ってる?」
苦笑していた僕に幼馴染の零が心配そうに覗く。
「宗川じゃん。どうしたの?」
「夜は渡さない」
会長と鴨杉が僕を抱き込む。
零が絡むと仲が良いんだよなぁ。
「夜を困らすな」
「僕は別に…」
本音を言えば困ってたけど。
零に隠し事は通じない。
僕がゲイなのも恐らく察してる。
「夜は本当に馬鹿だな」
零が笑う。
(あぁ…その笑顔が)
僕は零の兄、光一さんが好きだ。
光一さんはよく笑う人で、零の笑う姿は光一さんによく似ている。
「僕は馬鹿じゃないよ」
心臓がドキドキし過ぎて会長達にバレてしまいそうだ。
早く持ち直さないと。
「そう言えば副会長。学園長が探してたよ」
「え、そうなの?」
「夜、学園長が呼んでる」
「え!?先に言ってよ!」
僕は会長達の発言に慌てる。
学園長には学費を負担して貰っている。
「僕はここで失礼するね!」
三人を放置するのは心配だが…まぁ大丈夫だろう。
それより学園長だ!
***
「ーーーだから私の娘と結婚して欲しい」
「………」
着いてすぐソファに案内され、話の内容を聞かされた僕は呆然とする。
話をまとめると学園長の娘さんが僕に一目惚れしていたらしく、それを知った学園長が僕に結婚話を持ちかけたのだ。
隣に座る学園長が微笑む。
「断ったらどうなるか…分かるよね?」
僕は頷くしかなかった。
僕の父親は学園長の一族経営の会社の下請け会社の社長だ。
それに僕自身も学費を負担して貰っている恩義がある…断れない。
「助かるよ」
機嫌が良い学園長が僕の腰を擦る。
それに何故か恐怖を感じた。
鴨杉が僕の背に飛び込んでくる。
鴨杉は会計を任せている一年生だ。
「どうしたの?」
「会長が酷い!」
鴨杉と会長は仲が悪い。
だが普通に仲が悪いのではなくて、ライバルの様な…そんな仲の悪さだ。
「また書類溜めたんでしょう?」
「でも期限はいつも守ってるしー」
鴨杉の仕事は他の役員より多い。
会長もそれを知っている。
「まぁ会長は意地悪ですから」
「意地悪で済ます副会長マジ天使。俺と結婚してー」
「お断りします」
「じゃぁ無理やり結婚するー」
「犯罪です」
いつも通りの冗談。
だが彼は…会長は真面目だから通じない。
「夜は俺のだ」
声のする方へ向いたら、気がついたら僕は会長の腕の中に居た。
「何で会長のなの?」
鴨杉は突然出てきた会長に驚かず、険しい顔をする。
二人は正反対の性格をしている。
だけど二人とも僕の大切な友達だ。
まぁだから副会長に任命されたんだけど。
「二人とも仲良くね」
「やだ。俺は夜だけいれば良い」
「俺も嫌だよ!この副会長ストーカー!」
鴨杉が僕の腕を引っ張り抱き込む。
鴨杉は会計の仕事関係で様々な部活を見回る。
時々部活練習に参加もしているらしい。
鍛えられた筋肉に少しドキドキする。
「ストーカーではない。番犬だ」
「俺が居るから消えろ。粘着ストーカー!」
言い争う二人に苦笑する。
二人は男が好きな人種…ゲイではない。
友達として、好きなのだ。
僕も二人に抱く感情は友情だ。
だけど僕は男が好きだ。男に恋愛感情を持ってしまう。
「夜、困ってる?」
苦笑していた僕に幼馴染の零が心配そうに覗く。
「宗川じゃん。どうしたの?」
「夜は渡さない」
会長と鴨杉が僕を抱き込む。
零が絡むと仲が良いんだよなぁ。
「夜を困らすな」
「僕は別に…」
本音を言えば困ってたけど。
零に隠し事は通じない。
僕がゲイなのも恐らく察してる。
「夜は本当に馬鹿だな」
零が笑う。
(あぁ…その笑顔が)
僕は零の兄、光一さんが好きだ。
光一さんはよく笑う人で、零の笑う姿は光一さんによく似ている。
「僕は馬鹿じゃないよ」
心臓がドキドキし過ぎて会長達にバレてしまいそうだ。
早く持ち直さないと。
「そう言えば副会長。学園長が探してたよ」
「え、そうなの?」
「夜、学園長が呼んでる」
「え!?先に言ってよ!」
僕は会長達の発言に慌てる。
学園長には学費を負担して貰っている。
「僕はここで失礼するね!」
三人を放置するのは心配だが…まぁ大丈夫だろう。
それより学園長だ!
***
「ーーーだから私の娘と結婚して欲しい」
「………」
着いてすぐソファに案内され、話の内容を聞かされた僕は呆然とする。
話をまとめると学園長の娘さんが僕に一目惚れしていたらしく、それを知った学園長が僕に結婚話を持ちかけたのだ。
隣に座る学園長が微笑む。
「断ったらどうなるか…分かるよね?」
僕は頷くしかなかった。
僕の父親は学園長の一族経営の会社の下請け会社の社長だ。
それに僕自身も学費を負担して貰っている恩義がある…断れない。
「助かるよ」
機嫌が良い学園長が僕の腰を擦る。
それに何故か恐怖を感じた。
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