迫真空手部とYJの物語

第1章

神 3

…………
迫真空手部は無言になる。
コート大学一階裏口玄関で、四人の男は突っ立っていた。
厚さ10cmのチタン合金さえも吹き飛ばす威力の奥義を打ち込んでも、扉はビクともしないからだ。

奇妙な嫌悪感が、4人を襲う。
本能が言い始めている。「ここから退け」と。
そして頼りになる光も消防の赤いランプ以外ないせいか、恐怖で足が震え始める。

T「うぅ、おじさん助けて……」
K「やっぱり断るべきだった」
M「ポッチャマ…」
Y「(ここで止まってても仕方)ないです。じゃけん先に行きましょうねぇ～」
K「一番重要な部分が抜けてますよ先輩」
M「そうだよ(便乗)。YJの言う通りだ、先に行くゾ」
K「あんたはポッチャマとか言ってたじゃないですか、この作品消されるかもしれませんよ。
TONもいい加減にして、付いて行こう」
T「……はい」
だが、震える足を無理にでも動かして、男たちは歩く。

これはあくまでおばけ探索が目的だった。
しかし、今からは違う。

『全員が無事脱出する』
これが男たちの、今からの目的だ。




読み終わるのに1分もかかんねぇなこれ
(次回に続くかとかそんなのわから)ないです。