70 / 105
2章 魔王討伐
2-18 最後の一撃
しおりを挟む
「手が……右手が痛いぃ……!助けてくれ、イザーク。体を治せない……アルデリアの王を止めてくれ!」
苦しげな声に、私までたじろいでしまう。
今さらイザークを動揺させて、魔王は何がしたいんだろう。
「イザーク、イザーク……死ぬのは嫌だ……お前とまた別れるなんて」
「もう、うるさいな……っ!」
私は力を振り絞って、精霊たちに念じた。
魔王をぶっ飛ばして、と。
真っ白な光がフラッシュして、魔王の頭が爆ぜた。
正しい手順じゃないけど、ほかに攻撃できるところがないのだ。
仕方ない。
予想通り、顔がじわじわと再生していく。
リリィたちのおかげで人々の恐怖が減っているから、スピードは遅いけど。
それでも確実に回復している。
「もう一回……攻撃しないと……!」
「聖女さま、むりなの……」
丸いコハクが、しょぼんとしぼむ。
ほかの三匹と一緒に、フラフラとペンダントへ戻っていく。
頭痛と同時に吐き気がしてきた。
ステータス画面はないけど、感覚的にわかる。
魔力が尽きたのだ。
痛くて苦しくて、気絶することもできない。
そうしていると、イザークは後ろへ下がり、家の壁に私を持たせかけた。
それから魔王へ向き直る。
何をするつもりなんだろう。
私は頭痛をこらえて様子を見た。
魔王は再生した口で、またイザークに話しかけてきた。
「イザーク、ごめんな。一人にして……ずっと寂しかっただろ?」
イザークの体がビクッと震える。
彼はかすれた声で言い返した。
「今さらです、兄上……あなたは私たちの立場を考えず、覇権を手にするため、謀反を起こそうとした。家族より、プライドの修復を優先したのだ!」
「わかっている……俺は愚かだった。本当に大切なものを、見失っていた……だが、今度はもう間違わない。今の俺にとって、一番大切なのはお前だ。イザーク、また一緒に暮らそう……」
魔王が、おぞましいほど優しい声で囁く。
イザークはゆっくりと剣を抜いた。
しかし迷いがあるのか、剣を構えたり下ろしたりしている。
「どうした、その剣は……信じてくれないのか?森へ木苺狩りに行った時、お前は疲れたと言ってぐずった。俺は、すぐにお前を背負ってやった。なぜだと思う?大事な弟だからだ……たった一人の、俺の弟だ」
そう話す魔王に、私は違和感を覚えた。
目をこじ開けて魔王を見つめ──気が付いた。
回復速度が上がっている。
恐怖は減っているはずなのに、どうして。
魔王を恐れる人が現れたのだろうか。
でも、もう悲鳴は聞こえないのに。
まだ眠っていないのは、レオナルドたちと、私と……
そこまで考えてひらめいた。
イザークだ。
剣を握る手が小刻みに震えている。
彼は、強烈に恐れているんだ。
ヴェリクを見殺しにして、また罪悪感に襲われることを。
それから、再びヴェリクを失うことを。
「イザーク、ファルガランへ帰ろう……な?」
魔王が、再生しつつある右腕を持ち上げる。
クレーンのように水平に動いたかと思うと、イザークの真上でピタリと止まった。
──人間が恐怖を持ったまま死ぬと、その場に穢れが染みつく──
あの状態でイザークが叩き潰されれば、穢れが生まれてしまう。
今、私に浄化する余裕はない。
じきに王都の人々も目覚めるだろう。
魔王はあっという間に復活してしまう。
そうなればおしまいだ。
イザーク、迷わないで。
怖がらないで。
ヴェリクがいなくても、私がいるから。
「駄目だってば……ゲホッ!」
咳き込んだ私を、イザークはハッとしたように振り返った。
「イザークは、私と、ファルガランに行くんだから……!」
イザークが目を見開く。
彼の、剣を持つ手の震えが止まる。
その頭上に魔王の右腕が振り下ろされる。
駄目だ、と思った瞬間、光が交差した。
イザークは瞬きのうちに、魔王の右腕へ斬撃の雨を浴びせ、バラバラに裂断させていた。
「イザーク、何を……!お前が一番大切だと言ってやったのに!」
「私には、あなたよりも大切な人がいる!」
イザークは吼えるように叫び、地を蹴り、魔王の顔に向かって剣を振り下ろした。
黒々とした口が真っ二つに割れる。
そして、魔王はもう蘇らなかった。
黒い塊は、砂のようにサラサラと風に流され、消えてしまった。
遠くからレオナルドたちの声が聞こえてくる。
大丈夫か、こっちは終わったぞ、と何度も叫んでいる。
空を見上げると、魔物たちが飛び去って行くのが見えた。
終わった。
やっと、終わった──息をついた拍子に、私は意識を失った。
苦しげな声に、私までたじろいでしまう。
今さらイザークを動揺させて、魔王は何がしたいんだろう。
「イザーク、イザーク……死ぬのは嫌だ……お前とまた別れるなんて」
「もう、うるさいな……っ!」
私は力を振り絞って、精霊たちに念じた。
魔王をぶっ飛ばして、と。
真っ白な光がフラッシュして、魔王の頭が爆ぜた。
正しい手順じゃないけど、ほかに攻撃できるところがないのだ。
仕方ない。
予想通り、顔がじわじわと再生していく。
リリィたちのおかげで人々の恐怖が減っているから、スピードは遅いけど。
それでも確実に回復している。
「もう一回……攻撃しないと……!」
「聖女さま、むりなの……」
丸いコハクが、しょぼんとしぼむ。
ほかの三匹と一緒に、フラフラとペンダントへ戻っていく。
頭痛と同時に吐き気がしてきた。
ステータス画面はないけど、感覚的にわかる。
魔力が尽きたのだ。
痛くて苦しくて、気絶することもできない。
そうしていると、イザークは後ろへ下がり、家の壁に私を持たせかけた。
それから魔王へ向き直る。
何をするつもりなんだろう。
私は頭痛をこらえて様子を見た。
魔王は再生した口で、またイザークに話しかけてきた。
「イザーク、ごめんな。一人にして……ずっと寂しかっただろ?」
イザークの体がビクッと震える。
彼はかすれた声で言い返した。
「今さらです、兄上……あなたは私たちの立場を考えず、覇権を手にするため、謀反を起こそうとした。家族より、プライドの修復を優先したのだ!」
「わかっている……俺は愚かだった。本当に大切なものを、見失っていた……だが、今度はもう間違わない。今の俺にとって、一番大切なのはお前だ。イザーク、また一緒に暮らそう……」
魔王が、おぞましいほど優しい声で囁く。
イザークはゆっくりと剣を抜いた。
しかし迷いがあるのか、剣を構えたり下ろしたりしている。
「どうした、その剣は……信じてくれないのか?森へ木苺狩りに行った時、お前は疲れたと言ってぐずった。俺は、すぐにお前を背負ってやった。なぜだと思う?大事な弟だからだ……たった一人の、俺の弟だ」
そう話す魔王に、私は違和感を覚えた。
目をこじ開けて魔王を見つめ──気が付いた。
回復速度が上がっている。
恐怖は減っているはずなのに、どうして。
魔王を恐れる人が現れたのだろうか。
でも、もう悲鳴は聞こえないのに。
まだ眠っていないのは、レオナルドたちと、私と……
そこまで考えてひらめいた。
イザークだ。
剣を握る手が小刻みに震えている。
彼は、強烈に恐れているんだ。
ヴェリクを見殺しにして、また罪悪感に襲われることを。
それから、再びヴェリクを失うことを。
「イザーク、ファルガランへ帰ろう……な?」
魔王が、再生しつつある右腕を持ち上げる。
クレーンのように水平に動いたかと思うと、イザークの真上でピタリと止まった。
──人間が恐怖を持ったまま死ぬと、その場に穢れが染みつく──
あの状態でイザークが叩き潰されれば、穢れが生まれてしまう。
今、私に浄化する余裕はない。
じきに王都の人々も目覚めるだろう。
魔王はあっという間に復活してしまう。
そうなればおしまいだ。
イザーク、迷わないで。
怖がらないで。
ヴェリクがいなくても、私がいるから。
「駄目だってば……ゲホッ!」
咳き込んだ私を、イザークはハッとしたように振り返った。
「イザークは、私と、ファルガランに行くんだから……!」
イザークが目を見開く。
彼の、剣を持つ手の震えが止まる。
その頭上に魔王の右腕が振り下ろされる。
駄目だ、と思った瞬間、光が交差した。
イザークは瞬きのうちに、魔王の右腕へ斬撃の雨を浴びせ、バラバラに裂断させていた。
「イザーク、何を……!お前が一番大切だと言ってやったのに!」
「私には、あなたよりも大切な人がいる!」
イザークは吼えるように叫び、地を蹴り、魔王の顔に向かって剣を振り下ろした。
黒々とした口が真っ二つに割れる。
そして、魔王はもう蘇らなかった。
黒い塊は、砂のようにサラサラと風に流され、消えてしまった。
遠くからレオナルドたちの声が聞こえてくる。
大丈夫か、こっちは終わったぞ、と何度も叫んでいる。
空を見上げると、魔物たちが飛び去って行くのが見えた。
終わった。
やっと、終わった──息をついた拍子に、私は意識を失った。
35
あなたにおすすめの小説
『悪役令嬢は、二度目の人生で無言を貫く。~処刑回避のために黙っていただけなのに、なぜか冷徹宰相様から「君こそ運命の人だ」と溺愛さています~』
放浪人
恋愛
「もう、余計なことは喋りません(処刑されたくないので!)」
王太子の婚約者エリスは、無実の罪を着せられた際、必死に弁解しようと叫び散らした結果「見苦しい」と断罪され、処刑されてしまった。 死に戻った彼女は悟る。「口は災いの元。二度目の人生は、何があっても口を閉ざして生き延びよう」と。
しかし、断罪の場で恐怖のあまり沈黙を貫いた結果、その姿は「弁解せず耐え忍ぶ高潔な令嬢」として称賛されてしまう。 さらに、人間嫌いの冷徹宰相クラウスに「私の静寂を理解する唯一の女性」と盛大な勘違いをされ、求婚されてしまい……!?
「君の沈黙は、愛の肯定だね?」(違います、怖くて固まっているだけです!) 「この国の危機を、一目で見抜くとは」(ただ臭かったから鼻を押さえただけです!)
怯えて黙っているだけの元悪役令嬢と、彼女の沈黙を「深遠な知性」と解釈して溺愛する最強宰相。 転生ヒロインの妨害も、隣国の陰謀も、全て「無言」で解決(?)していく、すれ違いロマンティック・コメディ! 最後はちゃんと言葉で愛を伝えて、最高のハッピーエンドを迎えます。
【完結】断罪された悪役令嬢は、本気で生きることにした
きゅちゃん
ファンタジー
帝国随一の名門、ロゼンクロイツ家の令嬢ベルティア・フォン・ロゼンクロイツは、突如として公の場で婚約者であるクレイン王太子から一方的に婚約破棄を宣告される。その理由は、彼女が平民出身の少女エリーゼをいじめていたという濡れ衣。真実はエリーゼこそが王太子の心を奪うために画策した罠だったにも関わらず、ベルティアは悪役令嬢として断罪され、社交界からの追放と学院退学の処分を受ける。
全てを失ったベルティアだが、彼女は諦めない。これまで家の期待に応えるため「完璧な令嬢」として生きてきた彼女だが、今度は自分自身のために生きると決意する。軍事貴族の嫡男ヴァルター・フォン・クリムゾンをはじめとする協力者たちと共に、彼女は自らの名誉回復と真実の解明に挑む。
その過程で、ベルティアは王太子の裏の顔や、エリーゼの正体、そして帝国に忍び寄る陰謀に気づいていく。かつては社交界のスキルだけを磨いてきた彼女だが、今度は魔法や剣術など実戦的な力も身につけながら、自らの道を切り開いていく。
失われた名誉、隠された真実、そして予期せぬ恋。断罪された「悪役令嬢」が、自分の物語を自らの手で紡いでいく、爽快復讐ファンタジー。
【完結】政略婚約された令嬢ですが、記録と魔法で頑張って、現世と違って人生好転させます
なみゆき
ファンタジー
典子、アラフィフ独身女性。 結婚も恋愛も経験せず、気づけば父の介護と職場の理不尽に追われる日々。 兄姉からは、都合よく扱われ、父からは暴言を浴びせられ、職場では責任を押しつけられる。 人生のほとんどを“搾取される側”として生きてきた。
過労で倒れた彼女が目を覚ますと、そこは異世界。 7歳の伯爵令嬢セレナとして転生していた。 前世の記憶を持つ彼女は、今度こそ“誰かの犠牲”ではなく、“誰かの支え”として生きることを決意する。
魔法と貴族社会が息づくこの世界で、セレナは前世の知識を活かし、友人達と交流を深める。
そこに割り込む怪しい聖女ー語彙力もなく、ワンパターンの行動なのに攻略対象ぽい人たちは次々と籠絡されていく。
これはシナリオなのかバグなのか?
その原因を突き止めるため、全ての証拠を記録し始めた。
【☆応援やブクマありがとうございます☆大変励みになりますm(_ _)m】
親友面した女の巻き添えで死に、転生先は親友?が希望した乙女ゲーム世界!?転生してまでヒロイン(お前)の親友なんかやってられるかっ!!
音無砂月
ファンタジー
親友面してくる金持ちの令嬢マヤに巻き込まれて死んだミキ
生まれ変わった世界はマヤがはまっていた乙女ゲーム『王女アイルはヤンデレ男に溺愛される』の世界
ミキはそこで親友である王女の親友ポジション、レイファ・ミラノ公爵令嬢に転生
一緒に死んだマヤは王女アイルに転生
「また一緒だねミキちゃん♡」
ふざけるなーと絶叫したいミキだけど立ちはだかる身分の差
アイルに転生したマヤに振り回せながら自分の幸せを掴む為にレイファ。極力、乙女ゲームに関わりたくないが、なぜか攻略対象者たちはヒロインであるアイルではなくレイファに好意を寄せてくる。
白い結婚の末、離婚を選んだ公爵夫人は二度と戻らない』
鍛高譚
恋愛
白い結婚の末、「白い結婚」の末、私は冷遇され、夫は愛人を溺愛していた――ならば、もう要らないわ」
公爵令嬢 ジェニファー・ランカスター は、王弟 エドワード・クラレンス公爵 のもとへ政略結婚として嫁ぐ。
だが、その結婚生活は冷たく空虚なものだった。夫は愛人 ローザ・フィッツジェラルド に夢中になり、公爵夫人であるジェニファーは侮辱され、無視され続ける日々。
――それでも、貴族の娘は耐えなければならないの?
何の愛もなく、ただ飾り物として扱われる結婚に見切りをつけたジェニファーは 「離婚」 を決意する。
しかし、王弟であるエドワードとの離婚は容易ではない。実家のランカスター家は猛反対し、王宮の重臣たちも彼女の決断を 「公爵家の恥」 と揶揄する。
それでも、ジェニファーは負けない。弁護士と協力し、着々と準備を進めていく。
そんな折、彼女は北方の大国 ヴォルフ公国の大公、アレクサンダー・ヴォルフ と出会う。
温かく誠実な彼との交流を通じて、ジェニファーは 「本当に大切にされること」 を知る。
そして、彼女の決断は、王都の社交界に大きな波紋を呼ぶこととなる――。
「公爵夫人を手放したことを、いつか後悔しても遅いわ」
「私はもう、あなたたちの飾り人形じゃない」
離婚を巡る策略、愛人の凋落、元夫の後悔――。
そして、新たな地で手にした 「愛される結婚」。
【本編完結】ただの平凡令嬢なので、姉に婚約者を取られました。
138ネコ@書籍化&コミカライズしました
ファンタジー
「誰にも出来ないような事は求めないから、せめて人並みになってくれ」
お父様にそう言われ、平凡になるためにたゆまぬ努力をしたつもりです。
賢者様が使ったとされる神級魔法を会得し、復活した魔王をかつての勇者様のように倒し、領民に慕われた名領主のように領地を治めました。
誰にも出来ないような事は、私には出来ません。私に出来るのは、誰かがやれる事を平凡に努めてきただけ。
そんな平凡な私だから、非凡な姉に婚約者を奪われてしまうのは、仕方がない事なのです。
諦めきれない私は、せめて平凡なりに仕返しをしてみようと思います。
【完結】立場を弁えぬモブ令嬢Aは、ヒロインをぶっ潰し、ついでに恋も叶えちゃいます!
MEIKO
ファンタジー
最近まで死の病に冒されていたランドン伯爵家令嬢のアリシア。十六歳になったのを機に、胸をときめかせながら帝都学園にやって来た。「病も克服したし、今日からドキドキワクワクの学園生活が始まるんだわ!」そう思いながら一歩踏み入れた瞬間浮かれ過ぎてコケた。その時、突然奇妙な記憶が呼び醒まされる。見たこともない子爵家の令嬢ルーシーが、学園に通う見目麗しい男性達との恋模様を繰り広げる乙女ゲームの場面が、次から次へと思い浮かぶ。この記憶って、もしかして前世?かつての自分は、日本人の女子高生だったことを思い出す。そして目の前で転んでしまった私を心配そうに見つめる美しい令嬢キャロラインは、断罪される側の人間なのだと気付く…。「こんな見た目も心も綺麗な方が、そんな目に遭っていいいわけ!?」おまけに婚約者までもがヒロインに懸想していて、自分に見向きもしない。そう愕然としたアリシアは、自らキャロライン嬢の取り巻きAとなり、断罪を阻止し婚約者の目を覚まさせようと暗躍することを決める。ヒロインのヤロウ…赦すまじ!
笑って泣けるコメディです。この作品のアイデアが浮かんだ時、男女の恋愛以外には考えられず、BLじゃない物語は初挑戦です。貴族的表現を取り入れていますが、あくまで違う世界です。おかしいところもあるかと思いますが、ご了承下さいね。
悪役令嬢エリザベート物語
kirara
ファンタジー
私の名前はエリザベート・ノイズ
公爵令嬢である。
前世の名前は横川禮子。大学を卒業して入った企業でOLをしていたが、ある日の帰宅時に赤信号を無視してスクランブル交差点に飛び込んできた大型トラックとぶつかりそうになって。それからどうなったのだろう。気が付いた時には私は別の世界に転生していた。
ここは乙女ゲームの世界だ。そして私は悪役令嬢に生まれかわった。そのことを5歳の誕生パーティーの夜に知るのだった。
父はアフレイド・ノイズ公爵。
ノイズ公爵家の家長であり王国の重鎮。
魔法騎士団の総団長でもある。
母はマーガレット。
隣国アミルダ王国の第2王女。隣国の聖女の娘でもある。
兄の名前はリアム。
前世の記憶にある「乙女ゲーム」の中のエリザベート・ノイズは、王都学園の卒業パーティで、ウィリアム王太子殿下に真実の愛を見つけたと婚約を破棄され、身に覚えのない罪をきせられて国外に追放される。
そして、国境の手前で何者かに事故にみせかけて殺害されてしまうのだ。
王太子と婚約なんてするものか。
国外追放になどなるものか。
乙女ゲームの中では一人ぼっちだったエリザベート。
私は人生をあきらめない。
エリザベート・ノイズの二回目の人生が始まった。
⭐️第16回 ファンタジー小説大賞参加中です。応援してくれると嬉しいです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる