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1章 断罪回避
27 不思議な気持ち
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私がそう尋ねた時には、イザークはスープ皿を空にしていた。
彼は次に白いパンを千切り、表情を変えずに言った。
「アナベル様が、私の素性を気になさっているので」
「私が、気にしてるから?それだけ……?」
「はい。アナベル様は、何かと考え込まれるでしょう?」
……そうかもしれない。
一人で部屋に軟禁されて、することもないから、どうしようもないんだけど。
「考え事や想像は、過ぎれば害になります。魔物との戦いに、支障が出るかもしれません。ですから、想像の余地を潰すためにお話ししました」
そんなに小さな理由で、こんなに辛い話をしたのか。
いや、辛すぎて感情が麻痺したのかもしれない。
イザークは「訓練の末に」と言っていたけど、それだけで完全に感情が消えるわけがない。
そう思うと、泣きたいのに泣いてはいけないような、矛盾した気持ちが胸に詰まって苦しくなった。
「それからアナベル様は、『イザークが死んだら家族が悲しむ』とおっしゃいましたよね」
「えっと……イザークが、私をボス狼からかばってくれた時?」
「はい。あの時はお気遣いくださり、感謝します。ですが、私にはもう血縁者がいません。いくらでもあなたの盾になれます。アナベル様を生かすことは、この国を救うことに繋がりま──」
「ストップ」
私は低い声でイザークを止めた。
彼の話を聞くごとに、気分が沈んでいく。
同時に、お腹の底がムカムカしてくる。
「家族がいてもいなくても、イザークが死ぬのは嫌なんだけど」
「なぜですか?」
「イザークに感謝してるからだよ。当然でしょ。私、死刑囚なんだよ?なのに守ってくれたじゃない」
イザークは一瞬、食事の手を止めた。
それから、
「私は、罪人を斬ったことがあるのですよ。アナベル様の首も、いずれ落とすかもしれません」
と、物騒な発言をして、一口サイズに千切ったパンを食べた。
「うっ……それはまあ、ちょっと怖いけど。今は『アナベルを殺せ』って命令されてないよね。イザークも、私を斬るつもりはないんだよね?」
「はい。むしろ守るべきだと考えています」
「じゃあ、やっぱり死んだら駄目だよ。貴重な味方がいなくなったら悲しいから」
そう言って、パンにたっぷりとスープを浸し、かぶりつく。
ふわふわの白パンにトロリとしたポタージュが絡んで、やわらかいチーズフォンデュを食べているみたいだ。
私が味わっている間に、イザークはパンも食べ切った。
彼は一息ついて、口を開いた。
「議会の決定次第では、味方ではなくなりますが」
「んぐっ……余計なこと言わなくていいの!とにかく死なないで!」
「……心得ました」
イザークは無表情で答えると、フォークとナイフを手に、白身魚のハーブ焼きを食べ始めた。
「本当にわかってる?私の身代わりになっちゃ駄目だからね!」
叱るように言ってみても、イザークは口を動かしながら頷くだけ。
表情も、食べる速度も、まったく変わらない。
(本当にわかってるのかな? 糠に釘というか、マネキンに説教というか……)
イザークに死んでほしくないのに、どうすれば伝わるんだろう。
どうすれば、彼の心を動かせるんだろう。
ひそかにため息をついた時、イザークは「あ」と呟いた。
「私には感情がないと言いましたが、あの時は不思議な気分でした」
「えっ、いつ?」
希望が見えた気がして、私は椅子から腰を浮かせた。
「アナベル様が、『ずっと一緒にいてほしい』と言った時です」
そんな恥ずかしいことしたっけ。
ちょっと考えて、思い出した。
処刑が延期されて、すぐあとだ。
イザークに「逃げたら断罪する」と宣言された時、そんなことを言った。
あの時は生きることに必死で、なりふり構っていられなかった。
しかし、今は余裕がある。
「イザーク……あの時、どう思った?」
しれっと尋ねながら、内心では冷や汗をかいていた。
イザークは「感情が湧かない」と言っていたけど、それでもドン引きはされただろう。
彼がまた食事の手を止めたので、さらにハラハラが募る。
「……不思議だとしか言えません。処刑人になってから、避けられることが当然だったのに、あなたが『ずっと一緒だ』と言って、私の手を握って……温かいとも苦しいともつかないあの感覚を、言葉にできないのです」
「それって……」
ほとんど感情じゃないか。
しかも、私が手を握って生まれたもの。
喜怒哀楽のどれにも当てはまらなくて、よくわからないけど。
なんだか照れ臭くて、顔がにやけそうになる。
「どうかなさいましたか?」
「……何でもない」
とっさに下を向いてしまった。
イザークにとって、私は特別なのかもしれない。
そう思うと、彼に見つめられるのが恥ずかしくなった。
もう、ご飯に集中しよう。
私はナイフとフォークを手に、カリッと焼かれた白身魚を頬張った。
──食事の時間は穏やかに過ぎた。
イザークが帰る時、私は勇気を出して口を開いた。
「よかったら、また一緒にご飯食べない?」
「はい、私でよければ」
イザークは几帳面なお辞儀をして、部屋を出ていった。
扉が閉まったあとも、私は出口の前からしばらく動けなかった。
(レオナルドが言う通り、一人きりにするのはたしかに心配……なんだけど……)
そう思ったから、次の約束をしてみたけど。
頭の中がフワフワしている。
次にイザークと会うのが楽しみだけど、怖いような気もする。
変な感じだ。
「……あ。不思議な気分って、これかな?」
心地良いのに不安定な、妙な感覚を持て余して、つい部屋の中を歩き回ってしまう。
「アナベル、何してるんだ?」
「え?」
足を止めて、出入り口を見る。
レオナルドが困惑顔で私を見ていた。
「レオナルド……いつからそこにいた?」
「1分ぐらい前かな」
1分間も徘徊を見られていたのか。
おまけにフワフワしていたから、にやついていたかもしれない。
「すぐに呼んでよ!」
恥ずかしくて、つい八つ当たり気味に叫んでしまった。
「でも、アナベルが考え事してたし。出直そうか?議会で、君をどうするか決まったんだけど」
彼は次に白いパンを千切り、表情を変えずに言った。
「アナベル様が、私の素性を気になさっているので」
「私が、気にしてるから?それだけ……?」
「はい。アナベル様は、何かと考え込まれるでしょう?」
……そうかもしれない。
一人で部屋に軟禁されて、することもないから、どうしようもないんだけど。
「考え事や想像は、過ぎれば害になります。魔物との戦いに、支障が出るかもしれません。ですから、想像の余地を潰すためにお話ししました」
そんなに小さな理由で、こんなに辛い話をしたのか。
いや、辛すぎて感情が麻痺したのかもしれない。
イザークは「訓練の末に」と言っていたけど、それだけで完全に感情が消えるわけがない。
そう思うと、泣きたいのに泣いてはいけないような、矛盾した気持ちが胸に詰まって苦しくなった。
「それからアナベル様は、『イザークが死んだら家族が悲しむ』とおっしゃいましたよね」
「えっと……イザークが、私をボス狼からかばってくれた時?」
「はい。あの時はお気遣いくださり、感謝します。ですが、私にはもう血縁者がいません。いくらでもあなたの盾になれます。アナベル様を生かすことは、この国を救うことに繋がりま──」
「ストップ」
私は低い声でイザークを止めた。
彼の話を聞くごとに、気分が沈んでいく。
同時に、お腹の底がムカムカしてくる。
「家族がいてもいなくても、イザークが死ぬのは嫌なんだけど」
「なぜですか?」
「イザークに感謝してるからだよ。当然でしょ。私、死刑囚なんだよ?なのに守ってくれたじゃない」
イザークは一瞬、食事の手を止めた。
それから、
「私は、罪人を斬ったことがあるのですよ。アナベル様の首も、いずれ落とすかもしれません」
と、物騒な発言をして、一口サイズに千切ったパンを食べた。
「うっ……それはまあ、ちょっと怖いけど。今は『アナベルを殺せ』って命令されてないよね。イザークも、私を斬るつもりはないんだよね?」
「はい。むしろ守るべきだと考えています」
「じゃあ、やっぱり死んだら駄目だよ。貴重な味方がいなくなったら悲しいから」
そう言って、パンにたっぷりとスープを浸し、かぶりつく。
ふわふわの白パンにトロリとしたポタージュが絡んで、やわらかいチーズフォンデュを食べているみたいだ。
私が味わっている間に、イザークはパンも食べ切った。
彼は一息ついて、口を開いた。
「議会の決定次第では、味方ではなくなりますが」
「んぐっ……余計なこと言わなくていいの!とにかく死なないで!」
「……心得ました」
イザークは無表情で答えると、フォークとナイフを手に、白身魚のハーブ焼きを食べ始めた。
「本当にわかってる?私の身代わりになっちゃ駄目だからね!」
叱るように言ってみても、イザークは口を動かしながら頷くだけ。
表情も、食べる速度も、まったく変わらない。
(本当にわかってるのかな? 糠に釘というか、マネキンに説教というか……)
イザークに死んでほしくないのに、どうすれば伝わるんだろう。
どうすれば、彼の心を動かせるんだろう。
ひそかにため息をついた時、イザークは「あ」と呟いた。
「私には感情がないと言いましたが、あの時は不思議な気分でした」
「えっ、いつ?」
希望が見えた気がして、私は椅子から腰を浮かせた。
「アナベル様が、『ずっと一緒にいてほしい』と言った時です」
そんな恥ずかしいことしたっけ。
ちょっと考えて、思い出した。
処刑が延期されて、すぐあとだ。
イザークに「逃げたら断罪する」と宣言された時、そんなことを言った。
あの時は生きることに必死で、なりふり構っていられなかった。
しかし、今は余裕がある。
「イザーク……あの時、どう思った?」
しれっと尋ねながら、内心では冷や汗をかいていた。
イザークは「感情が湧かない」と言っていたけど、それでもドン引きはされただろう。
彼がまた食事の手を止めたので、さらにハラハラが募る。
「……不思議だとしか言えません。処刑人になってから、避けられることが当然だったのに、あなたが『ずっと一緒だ』と言って、私の手を握って……温かいとも苦しいともつかないあの感覚を、言葉にできないのです」
「それって……」
ほとんど感情じゃないか。
しかも、私が手を握って生まれたもの。
喜怒哀楽のどれにも当てはまらなくて、よくわからないけど。
なんだか照れ臭くて、顔がにやけそうになる。
「どうかなさいましたか?」
「……何でもない」
とっさに下を向いてしまった。
イザークにとって、私は特別なのかもしれない。
そう思うと、彼に見つめられるのが恥ずかしくなった。
もう、ご飯に集中しよう。
私はナイフとフォークを手に、カリッと焼かれた白身魚を頬張った。
──食事の時間は穏やかに過ぎた。
イザークが帰る時、私は勇気を出して口を開いた。
「よかったら、また一緒にご飯食べない?」
「はい、私でよければ」
イザークは几帳面なお辞儀をして、部屋を出ていった。
扉が閉まったあとも、私は出口の前からしばらく動けなかった。
(レオナルドが言う通り、一人きりにするのはたしかに心配……なんだけど……)
そう思ったから、次の約束をしてみたけど。
頭の中がフワフワしている。
次にイザークと会うのが楽しみだけど、怖いような気もする。
変な感じだ。
「……あ。不思議な気分って、これかな?」
心地良いのに不安定な、妙な感覚を持て余して、つい部屋の中を歩き回ってしまう。
「アナベル、何してるんだ?」
「え?」
足を止めて、出入り口を見る。
レオナルドが困惑顔で私を見ていた。
「レオナルド……いつからそこにいた?」
「1分ぐらい前かな」
1分間も徘徊を見られていたのか。
おまけにフワフワしていたから、にやついていたかもしれない。
「すぐに呼んでよ!」
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