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最終章
大聖女様になりましたわ
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「ですわよね。生贄以外ないですわね」
「多分、親子で聖女の血が流れているからその血が生贄としてかなりの力を発揮するのではないか?」
「そうですか。もしかして今までの行方不明になっている元聖女様達もやはり生贄であの男が攫っているのでしょうか?」
「バルトカピ関連で何年もかけて用意していても不思議はないな。関わっているだろうとは思うが」
「分かりました。それならば新たな犠牲者がでる前に全て終わらせてしまいましょう!囮大作戦ですわ!」
私は気合いを入れました。
「やはりそれが1番アイツを引きずり出すにはいい案なんだが......。お前がなりたくなかった大聖女だぞ?いいのか?」
「だってあの男をどうにかしないと私が目指している生活は出来ないのですわ!早く決着をつけるには大聖女様になった方が良いのです」
お前がそう言うのならと、ミカエル様も了承してくれました。
ミカエル様、絶対にあの男を捕まえて下さいませね!宜しくお願いしますわよ?
そしてその日がきました。
そうです、大聖女様任命式ですわ。
集まったのは教会関係者、王族からは国王様、お妃様、エリアス王太子様。その他私のお母様。お父様とお兄様は聖騎士団として参加していますわ。
私はいつもの聖女様ワンピースではなくまるで花嫁衣装のような真っ白なドレスに身を包み祭壇の前に居ます。
この日の為にユーリン様が用意してくれました。ドレスなんて少し照れますが今日だけなので着てみましたわ。
何故だか会場に居る全員からため息が聞こえてきます。
そんなに似合っていませんか⁉︎
少しショックですわ......。
コホンと小さく咳をして神官様が大聖女様任命式を始めました。
任命式は教会所蔵の大聖女様について書かれている書物にやり方が載っているようです。
歴代の大聖女様達と同じ任命式です。
前の人生では大聖女様に憧れていたのになれず、今の人生ではなりたくなかったのになってしまいます。
本当に人生どうなるのかなんて分からないものですわ。
私としては今の人生で家族が幸せになってくれればいいのですわ。
結局私が変な男に目を付けられてしまってそれを回避できなければ家族の幸せもないのだしそれこそこの世界が破滅してしまいそうなので......。
今の人生を始める前にミカエル様に言われた『この世界を壊したく無いと神様が言っている』壊さない為にやり直しが始まったのでそれも叶えなければなりません。
そう考えると大聖女様になってひと肌脱ぎましょう!前はあんなに戦う事が嫌でしたのに今の私はワクワクしている気持ちもありますの。この気持ちが無ければこれから起こるであろう戦いが苦痛でしかないですものね。逆に有難い事ですわ。
あ、色々と思いを馳せていたら任命式が始まっていましたわ!
「ここに居るアイラ聖女様は聖力、知力、体力、全てにおいて大聖女様の基準に満たしている。よって大聖女様に任命する!この時代に大聖女様が誕生する事を誇りに思う!」
神官様がそう叫ぶと聖堂は拍手喝采ですわ。そして神官様の手には立派な剣が握られていました。それを私に手渡してきました。
これが『大聖女の剣』ですのね。代々の大聖女様が愛用していた剣は教会が保管していると聞いていました。
私はその剣を手に取り神官様に軽くお辞儀をしました。すると剣が光り輝きその光が聖堂いっぱいに広がりほわほわと温かくなりました。
聖堂内に歓声が響きます。
「大聖女様に任命されましたアイラです。大聖女様の名に恥じぬよう日々鍛錬していきます。そして来る日に備えますわ!」
私の挨拶が終わり任命式も無事に終わりました。聖女様達にも祝福されて幸せですの。一旦着替える為にお部屋に戻りました。
今までの聖女様のワンピースとは違い上は白いシャツで胸ポケットには金の糸でバラの刺繍がされています。下は動きやすい黒いパンツスタイルですわ。靴は編み上げの黒いロングブーツです。凄くシンプルなのですが昔から大聖女様は『戦う』のがお仕事だったのでこのかっこなのでしょう。
その上からベージュのローブを羽織り完成ですわ。
うん。今までより動きやすくてとても良いです。『大聖女の剣』は驚いた事にどこに保管しようかと思っていたらシュッと私の右手に吸い込まれるように消えました。私の聖力で出し入れ可能のようです。便利ですわ。
この後は集まってくれた方々とささやかながらに祝いの会食がありそれで全て終わります。私が着替え終わるとお兄様とミカエル様が迎えに来てくれましたわ。
「なんと、凛々しく美しいのだ!アイラ!明日、結婚しよう!婚姻書類はいつでも書けるよう用意してあるから安心して良い」
お兄様が興奮しながらそう叫び抱きつこうとしてきましたのでいつもの様に足で止めミカエル様に引き取ってもらいましたわ。
「書類にはサイン出来ませんよ?正真正銘のご兄妹なので」
ミカエル様が呆れたようにお兄様に言って聞かせています。いつもの風景。この『いつも』を私はこれから守っていかなければいけないのですわよね。
気を引き締めて会食の会場へと歩いて行きました。
「多分、親子で聖女の血が流れているからその血が生贄としてかなりの力を発揮するのではないか?」
「そうですか。もしかして今までの行方不明になっている元聖女様達もやはり生贄であの男が攫っているのでしょうか?」
「バルトカピ関連で何年もかけて用意していても不思議はないな。関わっているだろうとは思うが」
「分かりました。それならば新たな犠牲者がでる前に全て終わらせてしまいましょう!囮大作戦ですわ!」
私は気合いを入れました。
「やはりそれが1番アイツを引きずり出すにはいい案なんだが......。お前がなりたくなかった大聖女だぞ?いいのか?」
「だってあの男をどうにかしないと私が目指している生活は出来ないのですわ!早く決着をつけるには大聖女様になった方が良いのです」
お前がそう言うのならと、ミカエル様も了承してくれました。
ミカエル様、絶対にあの男を捕まえて下さいませね!宜しくお願いしますわよ?
そしてその日がきました。
そうです、大聖女様任命式ですわ。
集まったのは教会関係者、王族からは国王様、お妃様、エリアス王太子様。その他私のお母様。お父様とお兄様は聖騎士団として参加していますわ。
私はいつもの聖女様ワンピースではなくまるで花嫁衣装のような真っ白なドレスに身を包み祭壇の前に居ます。
この日の為にユーリン様が用意してくれました。ドレスなんて少し照れますが今日だけなので着てみましたわ。
何故だか会場に居る全員からため息が聞こえてきます。
そんなに似合っていませんか⁉︎
少しショックですわ......。
コホンと小さく咳をして神官様が大聖女様任命式を始めました。
任命式は教会所蔵の大聖女様について書かれている書物にやり方が載っているようです。
歴代の大聖女様達と同じ任命式です。
前の人生では大聖女様に憧れていたのになれず、今の人生ではなりたくなかったのになってしまいます。
本当に人生どうなるのかなんて分からないものですわ。
私としては今の人生で家族が幸せになってくれればいいのですわ。
結局私が変な男に目を付けられてしまってそれを回避できなければ家族の幸せもないのだしそれこそこの世界が破滅してしまいそうなので......。
今の人生を始める前にミカエル様に言われた『この世界を壊したく無いと神様が言っている』壊さない為にやり直しが始まったのでそれも叶えなければなりません。
そう考えると大聖女様になってひと肌脱ぎましょう!前はあんなに戦う事が嫌でしたのに今の私はワクワクしている気持ちもありますの。この気持ちが無ければこれから起こるであろう戦いが苦痛でしかないですものね。逆に有難い事ですわ。
あ、色々と思いを馳せていたら任命式が始まっていましたわ!
「ここに居るアイラ聖女様は聖力、知力、体力、全てにおいて大聖女様の基準に満たしている。よって大聖女様に任命する!この時代に大聖女様が誕生する事を誇りに思う!」
神官様がそう叫ぶと聖堂は拍手喝采ですわ。そして神官様の手には立派な剣が握られていました。それを私に手渡してきました。
これが『大聖女の剣』ですのね。代々の大聖女様が愛用していた剣は教会が保管していると聞いていました。
私はその剣を手に取り神官様に軽くお辞儀をしました。すると剣が光り輝きその光が聖堂いっぱいに広がりほわほわと温かくなりました。
聖堂内に歓声が響きます。
「大聖女様に任命されましたアイラです。大聖女様の名に恥じぬよう日々鍛錬していきます。そして来る日に備えますわ!」
私の挨拶が終わり任命式も無事に終わりました。聖女様達にも祝福されて幸せですの。一旦着替える為にお部屋に戻りました。
今までの聖女様のワンピースとは違い上は白いシャツで胸ポケットには金の糸でバラの刺繍がされています。下は動きやすい黒いパンツスタイルですわ。靴は編み上げの黒いロングブーツです。凄くシンプルなのですが昔から大聖女様は『戦う』のがお仕事だったのでこのかっこなのでしょう。
その上からベージュのローブを羽織り完成ですわ。
うん。今までより動きやすくてとても良いです。『大聖女の剣』は驚いた事にどこに保管しようかと思っていたらシュッと私の右手に吸い込まれるように消えました。私の聖力で出し入れ可能のようです。便利ですわ。
この後は集まってくれた方々とささやかながらに祝いの会食がありそれで全て終わります。私が着替え終わるとお兄様とミカエル様が迎えに来てくれましたわ。
「なんと、凛々しく美しいのだ!アイラ!明日、結婚しよう!婚姻書類はいつでも書けるよう用意してあるから安心して良い」
お兄様が興奮しながらそう叫び抱きつこうとしてきましたのでいつもの様に足で止めミカエル様に引き取ってもらいましたわ。
「書類にはサイン出来ませんよ?正真正銘のご兄妹なので」
ミカエル様が呆れたようにお兄様に言って聞かせています。いつもの風景。この『いつも』を私はこれから守っていかなければいけないのですわよね。
気を引き締めて会食の会場へと歩いて行きました。
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