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最終章
お久しぶりのシャーロットですわ
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大聖女様のお仕事は戦が無ければ聖女様と変わりないのですわ。
戦が始まると率先して戦いに加わり国を守らなくてはいけません。
ですので今は神子様のルカさんとペアになり街の病院で治癒をしていますわ。
「殆ど終わりましたわね?」
「そうだね。あと1人かな?」
私とルカさんは最後の患者さんのベッドに向かいました。
身元不明で本人にも記憶が無く王都を流れるリンベル川沿いに倒れていたのを保護されたそうですわ。
スヤスヤと眠っているお顔を覗き込む私達2人は少し考えました。土色の顔色、削げた頬、窪んだ目、これでは健康だった時と人相が変わりすぎている可能性が高いです。身元を割り出すのに苦労しているのでしょうね。
「完全に血を抜かれているよな?」
「そうですわね。首に切り傷がありますが自分で治したのでしょう。もう塞がっています。そしてこの金髪。元聖女様行方不明事件の1番最近いなくなったベルナデッド様とそっくりですわ」
私に付いていたお兄様がミカエル様に私を託し病院から出て行きました。うん、うん。察しの良い福聖騎士団長ですわ。そちらはお任せしますわね。
「ベルナデッド様は確か2年前に教会を出て行ったよね?」
ルカさんが手のひらを患者さんの額にかざしながら私に訊いてきました。
「はい。私、仲良くさせて頂いていましたわ。とても優しい方でした」
「この患者がベルナデッド様だったとしたら犯人の所から自力で逃げて来たって事か?」
「そうかもしれません。犯人が油断したのか、この患者さんの力が強かったのか、または犯人がわざと逃したのかは分かりませんが逃げて来た事は明らかですわね。でも記憶喪失とカルテには書かれていますので犯人の手掛かりになる事は聴き出せないと思いますわ」
「そうだね。逆に思い出さない方がいいのかもしれない。犯人と一緒に居た記憶なんて地獄だよな」
そう言ってルカさんは悲しそうな顔をしましたわ。ルカさんは本当に優しくて大好きです。
お兄様は直ぐに調べてくれたようでその患者さんがベルナデッド様だと判明しました。けれど自分が誰かも分からない状態ですので犯人の手掛かりを聞き出せないでしょう。
週に一回ルカさんか私が病院に行き治療をする事になりました。
そんなある日です。
「大聖女様、お客様がお見えなのですが会うお約束もしていないようなので日を改めて欲しいと言っても取り次げの一点張りで......」
神官見習いの子が困り顔で伝えてきました。あ、それは、もしや?
「分かりました。本日の午後の予定を全てキャンセルして下さい。きっと大事なお客様ですわ」
私は神官見習いの子にそう言うとそのお客様を待たせいているお部屋に急ぎましたわ。
「全てキャンセルって!無理です!大聖女様ぁぁぁ!」
と、叫んでいる声が聞こえてきましたけれどごめんさないね!
お部屋の扉を勢いよく開けると中から人影が飛び出して私に抱きつきました。
「アイラ!会いたかったわ!」
甘ったるい鼻にかかった可愛いこの声はやはりですわね。
「シャーロット!お久しぶりですわね!」
私もシャーロットをぎゅーと抱きしめましたわ。すると大きい手が私達2人を無理矢理引き剥がしました。
「アイラに抱きつくな。この変態女が!」
あ、私が大聖女様になってから護衛騎士はお兄様とミカエル様に固定されたのでしたわ。
「あら、あら、あら。貴方も相変わらず気持ち悪いわね!元気そうでなによりだわ」
シャーロットも負けてはいません。
2人はバチバチと睨み合っています。
「はい、はい。貴方達の関係も相変わらずでなによりです。立ち話もなんですので部屋に入りませんか?」
ミカエル様が2人を促してくれました。
私とシャーロットはテーブルを挟んで向かい合いソファーに座りました。お兄様とミカエル様は護衛なので私の後ろに立っています。
「アイラ、とても綺麗になって!そして立派になって!これなら直ぐに結婚しても大丈夫よね!ふふふ」
「私とか?」
シャーロットの言葉にお兄様が返事をしていますわ。
「何故、真の変態とアイラが結婚するのよ。私とに決まってるじゃない」
「はぁ⁉︎お前こそ何を言っているのだ?」
もう、話が進みませんわ。
「シャーロット?何か私にお話があるのではないですか?」
「そう、そう!そうよ!私、あの島を出た後、白魔術を極める為に白魔術界の大御所を訪ねて弟子にしてもらったのよ。そこでバルトカピについて密かに調べていたのだけど.....」
「シャーロットがあの島を出る時にバルの話はしていなかった様に記憶していますわ。お手紙のやり取りをしながら何故私がバルについて調べていると知っているのかしら?と思っていたのですけれど」
「ああ、それは私がアイラの事で知らない事なんてないのよ?何でも知っているの。それが答えよ」
「き、気持ち悪い奴だな!どうやって知ったのだ?教えろ」
お兄様を無視してシャーロットは話を進めましたわ。
「アイラ?私はいつでも貴方の味方なの。だから変なふうにして知った訳ではないのよ?ちょっとだけアイラの身辺を透視しただけで」
やはり白魔術の力でしたのね。
「大丈夫ですわ。島まで私を探して来てくれた時からシャーロットの事は信じていますのよ?」
私はニッコリと笑いました。
すると顔を真っ赤にしたシャーロットが魔力でテーブルを砕き、私を抱き締めようと手を伸ばしてきましたわ。
それを瞬時にお兄様とミカエル様で阻止していました。
テーブルが......。
シャーロット?弁償お願いしますわね。
戦が始まると率先して戦いに加わり国を守らなくてはいけません。
ですので今は神子様のルカさんとペアになり街の病院で治癒をしていますわ。
「殆ど終わりましたわね?」
「そうだね。あと1人かな?」
私とルカさんは最後の患者さんのベッドに向かいました。
身元不明で本人にも記憶が無く王都を流れるリンベル川沿いに倒れていたのを保護されたそうですわ。
スヤスヤと眠っているお顔を覗き込む私達2人は少し考えました。土色の顔色、削げた頬、窪んだ目、これでは健康だった時と人相が変わりすぎている可能性が高いです。身元を割り出すのに苦労しているのでしょうね。
「完全に血を抜かれているよな?」
「そうですわね。首に切り傷がありますが自分で治したのでしょう。もう塞がっています。そしてこの金髪。元聖女様行方不明事件の1番最近いなくなったベルナデッド様とそっくりですわ」
私に付いていたお兄様がミカエル様に私を託し病院から出て行きました。うん、うん。察しの良い福聖騎士団長ですわ。そちらはお任せしますわね。
「ベルナデッド様は確か2年前に教会を出て行ったよね?」
ルカさんが手のひらを患者さんの額にかざしながら私に訊いてきました。
「はい。私、仲良くさせて頂いていましたわ。とても優しい方でした」
「この患者がベルナデッド様だったとしたら犯人の所から自力で逃げて来たって事か?」
「そうかもしれません。犯人が油断したのか、この患者さんの力が強かったのか、または犯人がわざと逃したのかは分かりませんが逃げて来た事は明らかですわね。でも記憶喪失とカルテには書かれていますので犯人の手掛かりになる事は聴き出せないと思いますわ」
「そうだね。逆に思い出さない方がいいのかもしれない。犯人と一緒に居た記憶なんて地獄だよな」
そう言ってルカさんは悲しそうな顔をしましたわ。ルカさんは本当に優しくて大好きです。
お兄様は直ぐに調べてくれたようでその患者さんがベルナデッド様だと判明しました。けれど自分が誰かも分からない状態ですので犯人の手掛かりを聞き出せないでしょう。
週に一回ルカさんか私が病院に行き治療をする事になりました。
そんなある日です。
「大聖女様、お客様がお見えなのですが会うお約束もしていないようなので日を改めて欲しいと言っても取り次げの一点張りで......」
神官見習いの子が困り顔で伝えてきました。あ、それは、もしや?
「分かりました。本日の午後の予定を全てキャンセルして下さい。きっと大事なお客様ですわ」
私は神官見習いの子にそう言うとそのお客様を待たせいているお部屋に急ぎましたわ。
「全てキャンセルって!無理です!大聖女様ぁぁぁ!」
と、叫んでいる声が聞こえてきましたけれどごめんさないね!
お部屋の扉を勢いよく開けると中から人影が飛び出して私に抱きつきました。
「アイラ!会いたかったわ!」
甘ったるい鼻にかかった可愛いこの声はやはりですわね。
「シャーロット!お久しぶりですわね!」
私もシャーロットをぎゅーと抱きしめましたわ。すると大きい手が私達2人を無理矢理引き剥がしました。
「アイラに抱きつくな。この変態女が!」
あ、私が大聖女様になってから護衛騎士はお兄様とミカエル様に固定されたのでしたわ。
「あら、あら、あら。貴方も相変わらず気持ち悪いわね!元気そうでなによりだわ」
シャーロットも負けてはいません。
2人はバチバチと睨み合っています。
「はい、はい。貴方達の関係も相変わらずでなによりです。立ち話もなんですので部屋に入りませんか?」
ミカエル様が2人を促してくれました。
私とシャーロットはテーブルを挟んで向かい合いソファーに座りました。お兄様とミカエル様は護衛なので私の後ろに立っています。
「アイラ、とても綺麗になって!そして立派になって!これなら直ぐに結婚しても大丈夫よね!ふふふ」
「私とか?」
シャーロットの言葉にお兄様が返事をしていますわ。
「何故、真の変態とアイラが結婚するのよ。私とに決まってるじゃない」
「はぁ⁉︎お前こそ何を言っているのだ?」
もう、話が進みませんわ。
「シャーロット?何か私にお話があるのではないですか?」
「そう、そう!そうよ!私、あの島を出た後、白魔術を極める為に白魔術界の大御所を訪ねて弟子にしてもらったのよ。そこでバルトカピについて密かに調べていたのだけど.....」
「シャーロットがあの島を出る時にバルの話はしていなかった様に記憶していますわ。お手紙のやり取りをしながら何故私がバルについて調べていると知っているのかしら?と思っていたのですけれど」
「ああ、それは私がアイラの事で知らない事なんてないのよ?何でも知っているの。それが答えよ」
「き、気持ち悪い奴だな!どうやって知ったのだ?教えろ」
お兄様を無視してシャーロットは話を進めましたわ。
「アイラ?私はいつでも貴方の味方なの。だから変なふうにして知った訳ではないのよ?ちょっとだけアイラの身辺を透視しただけで」
やはり白魔術の力でしたのね。
「大丈夫ですわ。島まで私を探して来てくれた時からシャーロットの事は信じていますのよ?」
私はニッコリと笑いました。
すると顔を真っ赤にしたシャーロットが魔力でテーブルを砕き、私を抱き締めようと手を伸ばしてきましたわ。
それを瞬時にお兄様とミカエル様で阻止していました。
テーブルが......。
シャーロット?弁償お願いしますわね。
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