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6 憧れの学園に入学した辺境伯令嬢
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姉の卒業式典で婚約破棄を見てから、憧れていた学園に入学してすぐの事。
生徒会長に呼び出され、生徒会室で話を聞きました。
私はすぐに快諾しましたわ。
当然でしょう、令息令嬢達の本質を垣間見る事ができますもの。
「快諾して貰えて助かった。生徒会は忙しい事で有名でな、学業優先で断ろうとする人も多いんだ」
「その様な方はどう説得なさるのですか?」
「ん?これは簡単だよ。歴代の生徒会には優秀な者も多いからな。勉強を見てあげる事にしている」
「あらあら、生徒会長は学年一位ですからとても魅力的な提案ですわね」
「まぁな、君も入学時次席だったとか」
「たまたまですわ」
「話を戻すが、一番難しいのは『婚約破棄』の話に拒否反応が出てる者だ」
「あらっ、その様な方はこの国の社交では生きづらいですわね」
「そうなんだよな。なので荒療治として強制している」
「お可哀相に……」
「君の同期がそれにあたる。しかも男爵令嬢だ。俺では細かい配慮まで出来ないから任せる事になる」
「ふふっ、畏まりました。ただ下級貴族には何処まで伝える事が可能でしょう。生徒会の見解を伺っても」
「もちろんだ。後で歴代極秘資料を渡そう」
「ありがとうございます」
ノックがして副会長と女性が入ってきました。
私に早速新しいお友達ができましたわ。
学園生活がとても楽しみです。
生徒会長に呼び出され、生徒会室で話を聞きました。
私はすぐに快諾しましたわ。
当然でしょう、令息令嬢達の本質を垣間見る事ができますもの。
「快諾して貰えて助かった。生徒会は忙しい事で有名でな、学業優先で断ろうとする人も多いんだ」
「その様な方はどう説得なさるのですか?」
「ん?これは簡単だよ。歴代の生徒会には優秀な者も多いからな。勉強を見てあげる事にしている」
「あらあら、生徒会長は学年一位ですからとても魅力的な提案ですわね」
「まぁな、君も入学時次席だったとか」
「たまたまですわ」
「話を戻すが、一番難しいのは『婚約破棄』の話に拒否反応が出てる者だ」
「あらっ、その様な方はこの国の社交では生きづらいですわね」
「そうなんだよな。なので荒療治として強制している」
「お可哀相に……」
「君の同期がそれにあたる。しかも男爵令嬢だ。俺では細かい配慮まで出来ないから任せる事になる」
「ふふっ、畏まりました。ただ下級貴族には何処まで伝える事が可能でしょう。生徒会の見解を伺っても」
「もちろんだ。後で歴代極秘資料を渡そう」
「ありがとうございます」
ノックがして副会長と女性が入ってきました。
私に早速新しいお友達ができましたわ。
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