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後日談
127※
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「はぁぁ…また会えなかった…」
与えられた宿舎のベットに顔を埋める。お姉ちゃんとはもう半年も会えていない。
お姉ちゃんも忙しいとは思うが、ここまでくるとお姉ちゃんに嫌われたのではないかと思ってしまう。
「明日は暇無いし…」
魔法師団副団長という肩書きを得たのは2年ほど前。正直この地位に未練などは無いので、辞めたいところだ。元々お姉ちゃんを取り戻す術を探す為だったし。けれどまぁそう簡単にもいかないようで…。
「うぅ…サラさんが羨ましいぃ…」
そもそもお姉ちゃんがサラさんの所で厄介になっているのは、わたしが忙し過ぎるというのが理由の一つだ。流石にお姉ちゃんをわたしの仕事に連れ回す訳にはいかないしね。
とはいえ、やっぱり羨ましい。
「……ん?」
コツコツと窓を小突く音が聞こえたと思い顔を上げると、窓の外に白い鳩が1羽止まってこちらを見つめていた。恐らく伝書鳩だろう。窓を開けて中に招き入れる。
「ありがとね」
足に括り付けられた丸められた紙を受け取り、鳩に労いとして木の実を渡して飛び立たせる。
「なになに……え゙」
思わず変な声が出る。その内容はたった一文。
『明日ちょっとそちらにお邪魔するわ』
「…サラさん、だよね?」
差出人は書かれていないが、筆跡と書き方から恐らくサラさんだろう。となると…
「お姉ちゃんが、明日来る?」
……俄然やる気出てきた。
「お姉ちゃんに会える…ふふ、ふふふ…」
…思わず気持ち悪い声出ちゃった。
ちょっと気晴らしにお酒飲んでから寝ようかと思っていたけれど、素直に寝ることにする。明日体調崩したら本気で泣く自信があるもの。
「…ん、んん…」
差し込む朝日がわたしを微睡みから連れ戻す。久しぶりにしっかり寝れた気がする。
弾む気持ちを落ち着けるように朝の支度を着々と済ませていく。
「よしっ」
魔法師団の証であるローブを羽織り、宿舎を出る。わたしが今住んでいる宿舎は勤めている王城に程近いので、すぐ着いてしまう。いつもなら憂鬱な気分で門をくぐるが、今日は違う。
「おはようございます!」
「お、おはようございます…」
いつもなら話しかけない門番の兵士に対しても笑顔で挨拶してしまったことから、自分がどれだけ舞い上がっているのか分かる。
「ここに来るって言ってたけど、どれくらいに来るんだろ」
明確な時間が書いていなかったが、まぁ部屋で待っていれば来るだろう。
そう思い、自分が普段仕事をしている部屋へと向かう。
(……まって。今日って確か)
取っ手に手をかけた段階で嫌な予感が頭をよぎった。恐る恐る扉を開けると……
「うわぁ…」
机に積み重なった、山。山。山。
(…忘れてた。今日団長居ないから仕事全部わたしに回ってくるんだった)
ちなみに団長はドリトールさんだ。学園長も兼任しているせいで、時たまこうして仕事が全部回ってくる。
魔法師団は研究機関でもあるので、積み上がった書類は実験報告書などがほとんどだ。研究バカばっかりなので毎回量が凄い。
「…やろう。お姉ちゃんと今日はゆっくりするんだから」
普段は2~3日に分けて済ませるが、せっかくのお姉ちゃんとの時間を仕事に邪魔されたくない。
せっかくの気分がガタ落ちしたが、なんとか奮い立たせて書類を手に取った。
与えられた宿舎のベットに顔を埋める。お姉ちゃんとはもう半年も会えていない。
お姉ちゃんも忙しいとは思うが、ここまでくるとお姉ちゃんに嫌われたのではないかと思ってしまう。
「明日は暇無いし…」
魔法師団副団長という肩書きを得たのは2年ほど前。正直この地位に未練などは無いので、辞めたいところだ。元々お姉ちゃんを取り戻す術を探す為だったし。けれどまぁそう簡単にもいかないようで…。
「うぅ…サラさんが羨ましいぃ…」
そもそもお姉ちゃんがサラさんの所で厄介になっているのは、わたしが忙し過ぎるというのが理由の一つだ。流石にお姉ちゃんをわたしの仕事に連れ回す訳にはいかないしね。
とはいえ、やっぱり羨ましい。
「……ん?」
コツコツと窓を小突く音が聞こえたと思い顔を上げると、窓の外に白い鳩が1羽止まってこちらを見つめていた。恐らく伝書鳩だろう。窓を開けて中に招き入れる。
「ありがとね」
足に括り付けられた丸められた紙を受け取り、鳩に労いとして木の実を渡して飛び立たせる。
「なになに……え゙」
思わず変な声が出る。その内容はたった一文。
『明日ちょっとそちらにお邪魔するわ』
「…サラさん、だよね?」
差出人は書かれていないが、筆跡と書き方から恐らくサラさんだろう。となると…
「お姉ちゃんが、明日来る?」
……俄然やる気出てきた。
「お姉ちゃんに会える…ふふ、ふふふ…」
…思わず気持ち悪い声出ちゃった。
ちょっと気晴らしにお酒飲んでから寝ようかと思っていたけれど、素直に寝ることにする。明日体調崩したら本気で泣く自信があるもの。
「…ん、んん…」
差し込む朝日がわたしを微睡みから連れ戻す。久しぶりにしっかり寝れた気がする。
弾む気持ちを落ち着けるように朝の支度を着々と済ませていく。
「よしっ」
魔法師団の証であるローブを羽織り、宿舎を出る。わたしが今住んでいる宿舎は勤めている王城に程近いので、すぐ着いてしまう。いつもなら憂鬱な気分で門をくぐるが、今日は違う。
「おはようございます!」
「お、おはようございます…」
いつもなら話しかけない門番の兵士に対しても笑顔で挨拶してしまったことから、自分がどれだけ舞い上がっているのか分かる。
「ここに来るって言ってたけど、どれくらいに来るんだろ」
明確な時間が書いていなかったが、まぁ部屋で待っていれば来るだろう。
そう思い、自分が普段仕事をしている部屋へと向かう。
(……まって。今日って確か)
取っ手に手をかけた段階で嫌な予感が頭をよぎった。恐る恐る扉を開けると……
「うわぁ…」
机に積み重なった、山。山。山。
(…忘れてた。今日団長居ないから仕事全部わたしに回ってくるんだった)
ちなみに団長はドリトールさんだ。学園長も兼任しているせいで、時たまこうして仕事が全部回ってくる。
魔法師団は研究機関でもあるので、積み上がった書類は実験報告書などがほとんどだ。研究バカばっかりなので毎回量が凄い。
「…やろう。お姉ちゃんと今日はゆっくりするんだから」
普段は2~3日に分けて済ませるが、せっかくのお姉ちゃんとの時間を仕事に邪魔されたくない。
せっかくの気分がガタ落ちしたが、なんとか奮い立たせて書類を手に取った。
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