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96話
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取り敢えず気分を切り替えて次の紹介に移る。次に持ってきたのは、戦闘用では無い物だ。
「じゃーん! 簡易テントー!」
小さめのテントの布、所謂フライと呼ばれる部分をバサリと広げてカメラに映す。今の所私達は日帰りしかしていないけれど、探索者の中にはダンジョン内部で一夜を明かす人もいるらしいから、そういう人向けの商品だ。
「これは中央に一本だけの柱で建てるタイプのテントだから、一人でも建てやすい…らしい」
:らしいwww
:それでいいのかwww
だってやった事ないから仕方無いじゃん。今からやるからさ。
「えーっと…支柱を連結して組み立つつ、中央部に魔核を入れる……」
説明書を見ながらテキパキと組み立てていく。すると無事に一人で完成させたところで、コメント欄に待っていた質問が流れてきた事に気付いた。
:なんで魔核いるの?
「ふっふっふ…」
「あ、これその質問待ってたやつだ」
「わざわざ言わないで!?」
:草。
:すっごくワクワクした顔してたよねwww
:教えてー。
凪沙によって崩されたテンポを咳払い何とか取り戻しつつ、受け取った説明書に書かれていた内容をカメラに向かって説明していく。
「今回の簡易テントの最大の特徴がコレで、実は支柱にモンスター避けの装置が組み込まれてるんだ」
:ほう?
:モンスター避けなんてあるの?
「私も詳しくは知らないんだけど、魔核に込められた魔力を使ってモンスターが近寄りにくくしてるみたい。だから比較的安全に休めるそうだよ」
一応モンスターが入ってこない安全地帯で休めるならそれに越したことはないのだけれど、安全地帯が近くに存在しない事も多い。そんな時に重宝するんだろうね。
「私はまだダンジョンで一日過ごした事はないけれど、モンスターが寄ってこないっていうだけでかなり楽になるんじゃないかな?」
:それはそう。
:結界石とかもあるけど高い上に使い捨てだからなぁ…
コメントで流れてきた結界石っていうのは、魔核を加工して作られる道具の一つだ。微量の魔力を呼び水として稼働し、数時間に渡って周囲に結界を展開する事が出来る。でも一個あたり平気で十万とかするらしいんだよね……。
「結界石は使い捨てだけど、これは魔核さえ取り替えれば何回でも使えるよ。効果としてはさっき入れた握り拳くらいの魔核で約八時間持つみたい」
:何回も使えるのは有難い。
:現地調達出来るのが良いね。
:でも握り拳くらいの魔核って結構取るの大変では?
「あっ、別にこの大きさじゃなくてもいいんだ。ちょっと効率は落ちるけれど、小さい物を何個か入れても動くよ」
実演する為に凪沙が先程倒したリトルウルフの魔核を使う。ビー玉くらいのサイズだけど、最初の魔核を取り出してから入れても稼働している事を示す青いランプが付いた。
「このランプが青いうちは稼働中。点滅すると切れ掛けで、消灯すると稼働停止だよ」
:一目で分かるのはいいね。
:ちょっと欲しくなってきた。
:でもお高いんでしょう?
……コメント欄もノリが分かってくれているみたいでちょっと嬉しい。
「こちらの簡易テント。お値段はなんと……」
「なんと?」
「……十五万になります!」
:……うん、まぁ妥当か。
:安くは無い。でも高過ぎる訳でもないっていう。
:でも今なら…?
「いや無理だから。私に値段変更する権利ないから」
:デスヨネー。
:でも結界石買うよりはお得だよね。
:効力がどこまでかは分からないけどな。
そう。問題はどこまでのモンスターが忌避感を抱いてくれるかだ。
「えっとね…一応Dランクまでのモンスターには効果があったそうだよ」
「……美影くらいのモンスターを防げるなら十分?」
「だね。だから中級者向けって事になるのかなぁ?」
:美影ちゃんクラスはそうそう居ないけどな…
:まぁ中級者向けの販売なら妥当か。
:慣れてきて変な自信持つやつが増えるからな…。
:強がって野宿して怪我するやつが多いんだ…。
「へぇ、野宿する人居るんだ。よくそんな危険な事出来るね…」
「……でも瑠華お姉ちゃんと一緒なら野宿でも問題無さそう」
:それは…うん。
:瑠華ちゃんが居るだけでそうそう危険な事にならないだろうからね。
:一家に一人瑠華ちゃん欲しい。
:それな。
「瑠華ちゃんは渡さないよ!」
「瑠華お姉ちゃんはかな姉のものでもないけどね」
まぁそれはそうなんだけど。でもこうして考えると、ほんとに瑠華ちゃんって多彩というか…紹介する予定の商品が殆ど必要なさそうなのヤバイよね。
「逆に瑠華ちゃんに必要になる物ってあるの……?」
:それな。
:食事くらい?
:真っ先に思い付くのが生きるのに必要不可欠な物だけっていうのがそもそもおかしいのよ…
「………」
……どうしよ。瑠華ちゃんって三日くらい食べなくても問題無いらしいんだけど。流石にそれがお金を節約する為だとかって言われた時は本気で怒って食べさせたよ。
基本瑠華ちゃんって自分の事になると無頓着だからなぁ……。
「ま、まぁそれは今は置いといて。どんどん紹介していくよー」
スポンサー契約してから、結構な頻度で試作品とか商品が送られてくるからね。こんなスピード感で紹介してたら間に合わない。さて次に紹介するのは…あぁ、丁度いいね。
「次に紹介するのは、非常食だよ!」
:食事来た!
:タイミングいいな。
:正直探索者の非常食って気になる。
「非常食って缶詰を想像しそうだけど、缶詰って嵩張るからね。今回紹介するのはアルミ包装の所謂カロリーバーだよ」
フレーバーはバナナとかチョコとかイチゴとか色々ある。一本あたりの量はそこまで多くないけれど、裏の成分表を見るとビックリする。
「なんとこれ一本で千キロカロリーあります」
:ファッ!?
:やばwww
:ガチのやつじゃん…
「やばいよね。気軽にパクパク食べてたらすぐ太っちゃう」
「最近体重計見て頭抱えてた人は言う事が違う」
「凪沙?」
:あらwww
:お年頃だもん。仕方無いよね。
「そう仕方無いの。瑠華ちゃんのご飯が美味しいのが悪い」
「じゃあ瑠華お姉ちゃんに言っとく」
「それはやめて!?」
瑠華ちゃんならガチで食事禁止とかしてきそうだからほんとにやめて!?
:瑠華ちゃんのご飯かぁ…羨ま。
:食べてみたいよね。無理だろうけど。
「瑠華ちゃんのご飯…」
「あ。ならあの遊具使って大会でもする? 優勝景品を瑠華お姉ちゃんのご飯にして」
「あー…どうだろ。瑠華ちゃんに聞いてみないと分かんないね」
今の【柊】は瑠華ちゃんが〖認識阻害〗をしているから、そう易々と人を集めるのは憚られる。
……まぁ多分何かしらの解決策を瑠華ちゃんは持ってそうだけど。
「じゃーん! 簡易テントー!」
小さめのテントの布、所謂フライと呼ばれる部分をバサリと広げてカメラに映す。今の所私達は日帰りしかしていないけれど、探索者の中にはダンジョン内部で一夜を明かす人もいるらしいから、そういう人向けの商品だ。
「これは中央に一本だけの柱で建てるタイプのテントだから、一人でも建てやすい…らしい」
:らしいwww
:それでいいのかwww
だってやった事ないから仕方無いじゃん。今からやるからさ。
「えーっと…支柱を連結して組み立つつ、中央部に魔核を入れる……」
説明書を見ながらテキパキと組み立てていく。すると無事に一人で完成させたところで、コメント欄に待っていた質問が流れてきた事に気付いた。
:なんで魔核いるの?
「ふっふっふ…」
「あ、これその質問待ってたやつだ」
「わざわざ言わないで!?」
:草。
:すっごくワクワクした顔してたよねwww
:教えてー。
凪沙によって崩されたテンポを咳払い何とか取り戻しつつ、受け取った説明書に書かれていた内容をカメラに向かって説明していく。
「今回の簡易テントの最大の特徴がコレで、実は支柱にモンスター避けの装置が組み込まれてるんだ」
:ほう?
:モンスター避けなんてあるの?
「私も詳しくは知らないんだけど、魔核に込められた魔力を使ってモンスターが近寄りにくくしてるみたい。だから比較的安全に休めるそうだよ」
一応モンスターが入ってこない安全地帯で休めるならそれに越したことはないのだけれど、安全地帯が近くに存在しない事も多い。そんな時に重宝するんだろうね。
「私はまだダンジョンで一日過ごした事はないけれど、モンスターが寄ってこないっていうだけでかなり楽になるんじゃないかな?」
:それはそう。
:結界石とかもあるけど高い上に使い捨てだからなぁ…
コメントで流れてきた結界石っていうのは、魔核を加工して作られる道具の一つだ。微量の魔力を呼び水として稼働し、数時間に渡って周囲に結界を展開する事が出来る。でも一個あたり平気で十万とかするらしいんだよね……。
「結界石は使い捨てだけど、これは魔核さえ取り替えれば何回でも使えるよ。効果としてはさっき入れた握り拳くらいの魔核で約八時間持つみたい」
:何回も使えるのは有難い。
:現地調達出来るのが良いね。
:でも握り拳くらいの魔核って結構取るの大変では?
「あっ、別にこの大きさじゃなくてもいいんだ。ちょっと効率は落ちるけれど、小さい物を何個か入れても動くよ」
実演する為に凪沙が先程倒したリトルウルフの魔核を使う。ビー玉くらいのサイズだけど、最初の魔核を取り出してから入れても稼働している事を示す青いランプが付いた。
「このランプが青いうちは稼働中。点滅すると切れ掛けで、消灯すると稼働停止だよ」
:一目で分かるのはいいね。
:ちょっと欲しくなってきた。
:でもお高いんでしょう?
……コメント欄もノリが分かってくれているみたいでちょっと嬉しい。
「こちらの簡易テント。お値段はなんと……」
「なんと?」
「……十五万になります!」
:……うん、まぁ妥当か。
:安くは無い。でも高過ぎる訳でもないっていう。
:でも今なら…?
「いや無理だから。私に値段変更する権利ないから」
:デスヨネー。
:でも結界石買うよりはお得だよね。
:効力がどこまでかは分からないけどな。
そう。問題はどこまでのモンスターが忌避感を抱いてくれるかだ。
「えっとね…一応Dランクまでのモンスターには効果があったそうだよ」
「……美影くらいのモンスターを防げるなら十分?」
「だね。だから中級者向けって事になるのかなぁ?」
:美影ちゃんクラスはそうそう居ないけどな…
:まぁ中級者向けの販売なら妥当か。
:慣れてきて変な自信持つやつが増えるからな…。
:強がって野宿して怪我するやつが多いんだ…。
「へぇ、野宿する人居るんだ。よくそんな危険な事出来るね…」
「……でも瑠華お姉ちゃんと一緒なら野宿でも問題無さそう」
:それは…うん。
:瑠華ちゃんが居るだけでそうそう危険な事にならないだろうからね。
:一家に一人瑠華ちゃん欲しい。
:それな。
「瑠華ちゃんは渡さないよ!」
「瑠華お姉ちゃんはかな姉のものでもないけどね」
まぁそれはそうなんだけど。でもこうして考えると、ほんとに瑠華ちゃんって多彩というか…紹介する予定の商品が殆ど必要なさそうなのヤバイよね。
「逆に瑠華ちゃんに必要になる物ってあるの……?」
:それな。
:食事くらい?
:真っ先に思い付くのが生きるのに必要不可欠な物だけっていうのがそもそもおかしいのよ…
「………」
……どうしよ。瑠華ちゃんって三日くらい食べなくても問題無いらしいんだけど。流石にそれがお金を節約する為だとかって言われた時は本気で怒って食べさせたよ。
基本瑠華ちゃんって自分の事になると無頓着だからなぁ……。
「ま、まぁそれは今は置いといて。どんどん紹介していくよー」
スポンサー契約してから、結構な頻度で試作品とか商品が送られてくるからね。こんなスピード感で紹介してたら間に合わない。さて次に紹介するのは…あぁ、丁度いいね。
「次に紹介するのは、非常食だよ!」
:食事来た!
:タイミングいいな。
:正直探索者の非常食って気になる。
「非常食って缶詰を想像しそうだけど、缶詰って嵩張るからね。今回紹介するのはアルミ包装の所謂カロリーバーだよ」
フレーバーはバナナとかチョコとかイチゴとか色々ある。一本あたりの量はそこまで多くないけれど、裏の成分表を見るとビックリする。
「なんとこれ一本で千キロカロリーあります」
:ファッ!?
:やばwww
:ガチのやつじゃん…
「やばいよね。気軽にパクパク食べてたらすぐ太っちゃう」
「最近体重計見て頭抱えてた人は言う事が違う」
「凪沙?」
:あらwww
:お年頃だもん。仕方無いよね。
「そう仕方無いの。瑠華ちゃんのご飯が美味しいのが悪い」
「じゃあ瑠華お姉ちゃんに言っとく」
「それはやめて!?」
瑠華ちゃんならガチで食事禁止とかしてきそうだからほんとにやめて!?
:瑠華ちゃんのご飯かぁ…羨ま。
:食べてみたいよね。無理だろうけど。
「瑠華ちゃんのご飯…」
「あ。ならあの遊具使って大会でもする? 優勝景品を瑠華お姉ちゃんのご飯にして」
「あー…どうだろ。瑠華ちゃんに聞いてみないと分かんないね」
今の【柊】は瑠華ちゃんが〖認識阻害〗をしているから、そう易々と人を集めるのは憚られる。
……まぁ多分何かしらの解決策を瑠華ちゃんは持ってそうだけど。
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