剣と恋と乙女の螺旋模様 ~持たざる者の成り上がり~

千里志朗

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第3章 従魔研編

081.C級昇級試験

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 ※


「おいおい。部署始動の当日に求婚(プロポーズ)って、なんだそりゃ」

 ラルクは呆れ半分、興味半分なようだ。少し面白そうにしている。

「自分の研究、開発だけじゃないんだな。ぶっ飛んでるのは」

 リュウは完全に呆れている。

「凄く、ドラマチックで積極的だね~~」(誰かさんと違って)

 アリシアは楽しそうに、視線だけで追加分を親友に送る。

「……返事はどうしたの?」

 サリサは怖い目で、親友の以心伝心は無視した。

「勿論断った。急過ぎるし、祖母の教え云々からして、意味不明だったから」

「……教えって?」

「えーと。『料理の美味い嫁はさらってでもモノにしろ』だったかな」

 皆は、一旦静まり返った後、大爆笑。約一名、サリサ除く。

「いや、気持ちは分からんでもないが……ククッ…」

 そこまでリュウが笑うのは、珍しい。

「やだ~、なにそれ~~。ゼン君さらわれちゃう~~。おっかしい~~」

 またツボに入ったのだろう。アリシアは涙目になるぐらいに笑っている。

「ププッ。夜道は気をつけろよ、って冒険者でもない錬金術師にゼンがさらえるとは思わんがな」

 ラルクの助言も冗談なのが分かる。愉快な人達だ。

「……そのふざけた求婚(プロポーズ)、ザラさんもいたんでしょ?何も言わなかったの?」

 ただ一人ウケの悪かったサリサだけが、意味ある質問をして来る。

「うん、言った。すぐに常識的な反論を色々してくれたよ。まるでハルアはくじけなかったけど。議論が堂々巡りになりそうだったから、結局俺が相手をして、結論は保留になった」

「はあ?!」

 不満そうなサリサに、何故かゼンは言い訳している気分になる。

「いや、1日で好きとか嫌いとか判断するのは早いから、俺が“そこ”に参加するのが終わる1月後、まだ気持ちが変わらないのなら、その時俺も真剣に考えるって……」

「甘~い。ゼン君にしては、随分甘く、相手を思いやった処置だね、ゼン君は気遣い体質なのは知ってたけど、もっと苛烈に、『二度と俺に近づくな』とか言うのかと思った~~」

 アリシアはゼンの真似のつもりなのか、顔をしかめ、身振り手振り交えて芝居する。

「……そこまではしない。今までなら普通に断って終わりだったかも。前日、義母さんに、『もっと相手の事を思いやってあげろ』て言われたばかりだったから」

「へえ、ギルマスが」

「大人の恋愛事の助言か聞かん訳にはいかんな」

「まあそうだね~。でも、ゼン君は、気遣いし過ぎだから、相手の事思いやって聞くと、その勢いに呑まれて流されそう~」

「……結構それはあるかも。相手の事情聞いて同情して、強引にグイグイ来られると、俺自身に恋愛に対して、確固たるものがないせいか、絆される?流される感じになりそうな時もあるから……」

「おっと。それは分からんでもないが、ズルズルいく駄目な流れだぞ。そうして相手とつき合っている内に好きになる事も、ないではないが、俺は言ったぞ。自分自身も気遣ってやれ、と」

 ラルクが結構真面目な話をしているのは、前の続きみたいなものだからだ。

「……流された事、あるの?」

 サリサがボソっとつぶやく。

「へ?あ、いや、ないよ。修行の旅で、定住なんて論外だったし、一生待ってます、なんて言われても困惑するばかりだから。そういう系統は全部最終的に断ってる。中にはそれでも諦めない、と言ってた娘もいたけど、もうさすがに忘れてるでしょ」

(((それはどうかな)))

「それよりも、予定時間よりせっかく早めに来てたんだし、リュウさん、ラルクさんは、ザラとまだ会ってないですよね?紹介しますよ」

 ゼンの色々な話は、彼が行動不能な2日間の内に聞かされていた。

 キューブを見たり、アリシアとサリサから、ゼンがスラムから救出した恩人、ザラの話など。

 どれも衝撃的で重い話もあったが、やはり時間は大切だ。

 何とかそれらを自分の中で消化し、普段通りにゼンには接しよう、というのが旅団全員が出した答えだった。過ぎた事で同情されても、ゼンが困るだけだろう、と。

「ああ、話は聞いてる。レオさんがまだだし、紹介頼めるか?」

「はい!……検定官、またレオさんなんですか?」

「成長の度合いを見るのは、同じ人がやるのがいいんだ、との話だ。筋は通ってる」

「それに、ほぼ現役な元B級の検定官様なんて、他にいないからな。皆引退した爺様ばかりだ。言っちゃ悪いが、レオさんは引っ張りだこでかなり忙しい。それでも見てくれるんだ。ありがたいよ」

 ゼンとリュウ、ラルクは一人ポツンと立つザラの所に歩く間に雑談する。

「ザラ、俺がお世話になってるパーティーの男性陣。リュウさんとラルクさん。もしかして、アリシアとかから話聞いてる?」

「ええ、少しだけ。私は、ゼンの知り合い?友達でいいのかしら?ザラです」

「友達でいいよ。命の恩人でもある」

「はいはい(ゼンに向けて)。……アリアから色々事情は聞いている。俺はここのリーダーで、アリシアのこ、恋人の、リュウエンです。呼びにくいですから、皆リュウと呼びます。ザラさんも是非、そちらで。ゼンの大切な人は、俺等にとってもそうですから」

「うぉ、結構な美人。俺も恋人いるんで、残念だ。ラルクスです。ラルクと皆からは呼ばれてるので、好きなように呼んでくれ」

 ざっくばらんに、決して重くならないように話す彼等の気遣いが分かり、ザラも顔をほころばす。

「じゃあ。リュウさん、ラルクさん、ゼンともども宜しくお願い致します」

 深々頭を下げるザラは、まるで夫婦であいさつ回りをしているみたいだ。

 そんな事を二人は考えたが、口には出さなかった。なんでかサリサがこの頃、ゼンの事になると意味不明に怖いからだ。

「こりらこそ。ギル専の治療士見習いなら、そうそう困った事は起きないだろうが、なにかあったら相談してくれ。アリシア経由でもゼン経由でも。多少の力にはなれるだろう」

「だな。まあ治療室でお痛する馬鹿は、マルセナ嬢がお仕置きするだろうが。いざという時の命綱みたいに覚えておいてくれたらいいさ」

 そんな事があれば、多分ゼンに相談して速攻解決だろうと思うのだが、言うべき事は言っておくのが筋だ。

「ありがとうございます。心強いです」

 そうしてなごやかに話していると、

「なんなんだよ、まるで始まらねぇーじゃんか!話してばっかで、ここは談笑の為の施設か?!」

 またうるさく口を挟む獣人族のフォルゲン。

「……まだ検定官が来ていない。待ち時間に何をしようと勝手だろう?」

 またゼンが怖い笑みを浮かべている。

 それらを聞いていた訳ではないのだろうが、検定官の待機室の方から、おなじみのレオがゆったり歩いて来る。

「や、ゼン君、西風旅団の諸君、待たせたかな?」

 場のピリピリした雰囲気を感じたのか、レオが言う。

「いえ、時間通りです。ちょっと空気読めない狼が吠えてただけで」

「ほう……」

 この場では目立つ風貌のフォルゲンにすぐ気が付く。

「レオさん、昇級試験の後、この場所使えますか?」

「ん?全然大丈夫だよ。今日は見た通りにガラガラで、予約も大して入ってないからね。

 何かするのかい?」

「あの獣人族の人と、軽い模擬試合をやります」

「ほう?興味深いね。見学はいいかい?」

「はい、構いませんよ。ついでに、参加もしませんか?」

「え、それは?」

「レオさんも、彼と軽くやり合ってみては、と思いまして。彼は獣王国でB級らしいんですけど、“気”……“闘気”を技の時だけ爆発させるタイプらしく、まるで普通に強化とかの運用はしないみたいなんです」

「そうだね。見ても分かる。勿体ない限りだ」

「だから、現実を知る上でも、レオさんとも試合もどきで、それを少しでも感じて欲しいんです」

「ふむ。だが俺は、元B級であって、現役の獣人族と戦うのは……」

「俺、ギルマスから聞いてますよ。筋力が落ちない様に、毎日厳しい鍛錬してるって事」

「……まあ、それが俺の今出来る最低限の義務だからね」

「それに、彼、致命的な癖があると思いますよ」

 ゼンはそう言って、レオにだけ聞こえる様に調節して耳打ちする。

「……なるほど、そんな癖があるなら、確かにあしらうのは簡単だが……」

「楽勝ですよ。じゃあ、俺達に昇級試験の方、お願いします」

「っと、そうだったそうだった。忘れる所だったよ」

 頭をかいてテレるレオ検定官。

「……手早く終わらせましょうか」


 ※


「ところで、これ、前に言った筈だけど、全員受けなくてもいいんだよ?」

 それは、アリシアとサリサ、それにゼンに向けて言った言葉だ。

「……魔力強度の測定値、みたいので」

 とはサリサ。

「私は、戦棍(メイス)の扱いも見て欲しいし、後サリーと同じで~~」

 とアリシア。

「『流水』と戦ってみたくありませんか?」

 とゼン。

「……分かった。女性陣は今回は、ダミー標的を使ってもらう。(成長したあの術この術、くらいたくないからな)俺の助手について、その隣りの区画でやってくれ。

 前衛中衛は、俺が一人ずつ見るから(もう一度には見れんな)。連携とかは、前回ので充分分かってるから、省略で(ゼン君入った連携とか、危険すぎる)」

 レオの言葉で、助手の案内で隣りに移るサリサとアリシア。障壁を不可視モードにしてないので、こちらからも見える。

「見学がいるから、不可視はなしだな。緊張しないで、普段通りの力を出してくれ」

 そして、『西風旅団』の昇級試験が始まった。

(中略)

 意外とすぐに終わった。

 リュウは大剣(木剣の)で、片手剣なレオと激しく互角に渡り合い、勝敗はつかなかった。格下相手には珍しい。

 ラルクも弓で牽制し、滑る様に早く走って短剣を振るう。なんとかレオが剣でいなすと、すぐに距離を取る。そして弓、とこの繰り返しで、こちらも勝敗はつかなかった。

 隣りでは派手な術で、ダミー標的に強い障壁があるにも関わらず、燃えたり凍ったりと、凄い有様だった。

 そして、アリシアの『光の魔法』は、障壁を粉砕して、ダミーも粉々にしてしまった。

 後はゼンとレオの試験。色々と微妙な内容だった。

 ゼンが最初斬りかかり、受け流しを警戒していたレオは不思議に思いながら、レオはその剣を受ける。恐ろしく速い突きや斬撃をなんとかさばき、つい反撃をしてしまうと、物見事に受け流され、身体が一回転して投げられる。

 本来は床に叩きつけられるのだろうが、綺麗に一回転しただけで、足から降りる。衝撃はあるが、ささいなダメージだ。

 それからレオは、『流水』対策としてよく使われる、細かな突きや斬撃の連発攻撃をする。剣をすぐ引き戻して、流されない、投げられないようにするのだ。

 それでも、突きや斬撃が、あらぬ方向へと向きを変えられ、段々と態勢が崩れるその瞬間にゼンは踏み込み、隙のある脇腹に斬撃を―――なんとか剣を引き戻したレオがそれを受ける。ギリギリだった。

 そんな風に、終始主導権はゼンが握り、レオはなんとかそれを防ぐのがやっとだった。

 いつのまにか規定時間が超えたのを、ゼンから教えられる始末。

 汗だくで息を乱すレオと、通常時とまったく変わらないゼンとで、どちらが勝者かは歴然としている。勝敗そのものはついていないが。

 周囲の観客として研究棟から来た一同は唖然茫然。

 アリシアとサリサの術も凄かったが、誰一人としてレオに引けを取らない戦闘をしてみせた前衛中衛の3人。特にゼンは別格だが、他も十二分に強かった。

 おまけとして、少し休憩してからアリサが戦棍(メイス)の成長具合を、レオが見る。

 成長はしているが、さすがにそれはまだC級に達しているとは言えない。それでも確かな進歩があり、レオはアリサを褒めていた。今はE+ぐらいだが、メインが神術士の非常用手段としては充分以上の出来なのだ。

 こうして、『西風旅団』はC級の冒険者になったのだが、影でヒソヒソ、B級に飛び級推薦してもいいのだが、とレオから言われたのには驚いた。

 だが、クラン構想の、一緒にB級を目指す、がなくなってしまうので、ここは残念ながら断るしかなかった。そして、リュウとラルクは、B級ぐらい、と自分達に言ったゼンの言葉が本当だったのだ、と実感するのであった。


 ※


「リュウエン君もラルクス君も、“気”が充実してるし安定してる。攻撃は苛烈で防御は盤石。
いったいどんな鍛錬をしたか聞きたいくらいだよ。俺が攻めきれず、防御は危うく抜かれるところだったし、成長の度合いが凄いな。俺と互角以上に渡り合うんだから。

 前は、時々“気”は凄いんだが、安定していなかったし、運用法も下手だった。D級に上げるか迷ったんだが、結果的には良かったようだ」

 レオは試験を総括して、二人を褒める。

 ゼンの事は触れない。触れたくない……。

 試験が終わった様子を見て、ニルヴァ達が近づいて来る。

「もう終わったのよね?聞く必要もない気がするけど。どうだったの?」

「全員無事C級になりました」

「そう、なの?」

 流石元冒険者には分かるようだ。レオの所に行き、少し話して納得した顔をしている。

「それで、これからフォルゲンとの模擬試合よね」

「その前に、レオ検定官と少しやってもらいます」

「そうなの?」

「フェルズ、本場のB級…元ですが、と試合してもらって、違いを知るのもあの人の為になりますよ」

「なに勝手に話進めてるんだよ!俺の手の内を、試合前に見ようって魂胆だろうが!」

「じゃああなたは、俺と検定官の試験、見てないんですか?」

「え!そりゃ、見たが……」

「なら、条件五分でしょう?戦う相手も同じ。元、とは言え、フェルズのB級と戦って、出来るのならねじ伏せてみたらどうですか?」

「それは、俺への挑戦か?挑発か?面白ぇ。やってやろうじゃねぇーか!」

 チョロイ、と誰もが思った。

 そして、レオとフォルゲンの模擬試合なのだが、中々凄くはあった。

 開始早々、木で出来た練習用のナックル・ダスターをはめたフォルゲンは凄い勢いで走り、跳躍して障壁で出来た壁に向かい、そこを蹴ってまた跳躍、壁、床、を縦横無尽に凄い速さで往復するその動きは目で追えない程の速度なのだが、いかんせん、壁が遠すぎた。

 戦闘用にフィールドは、それなりに広い。中央よりから動かないレオに届くまで、多少の失速がある。レオにはそれで充分。適当にかわし、ナックルも剣で普通に受け止められる。

 まだ床と天上の方が距離が短い、そう気づいたフォルゲンが、床と天上を斜めに蹴ってレオの襲撃するが、それも読まれてしまう。

 バッタの様に飛び跳ね、動きまわるフォルゲンなのだが、さすがに体力は無限ではないのだ。

 段々と速度が落ち、ナックルを大振りで振ったその隙を突かれ、がら空きの胴に一閃。

 身体が両断されたのでは?と思える程の見事なカウンターが入って、フォルゲンに張られていた防壁には赤々と、致命傷の印が刻まれている。

「終わり、だな」

「……ぐぅっ。何故だ、どうして、攻撃が全て読まれる。技が通用しないんだ!俺は、お前とは戦った事もない、初見の相手が、何故こうも避けられるんだ?!」

「……君の動きは素直過ぎる。ただ速けりゃいいってもんじゃないぜ。それに、ゼン君から助言をもらっていたんだが、まさにその通りだった。動きについて行ける目があれば、造作もなく次への動きが読めた」

「なん、だと……。あの野郎、そうか汚い手を授けてたのか」

「ギルドの検定官相手に何言ってるんだ?不正なんかしたら、即刻クビさ。まあ、種明かしは本人に聞くんだね」

 レオはフィールドから出る。今度は観客だ。

 ゼンと、ギル専の術士がフィールドに入り、フォルゲンに回復薬(ポーション)を渡す、傷と、一応ある程度体力も回復する。それと、フォルゲンの致命傷が刻まれた防壁を新しく張り直す。

 そして出ようとしていた術士をゼンが呼び止め、なにか話している。それをフォルゲンは、気にくわなそうに睨みながら回復薬(ポーション)をがぶ飲みしていた。

「また悪だくみか。よくやるよ……」

 レオに負けたのが余程ショックだったのだろう。ゼンを非難する言葉に力がない。

「……10分休憩だ。その後で俺と模擬試合。『流水』を潰したいんだろ?頑張って回復しろ」

「10分もいるか!すぐにでも貴様を……」

「駄目だ。強制的にでも休んでもらう。後で、それが原因で、あれは負けじゃない、とか、ごねられたくないからな」

 そうしてゼンは、腕を組んで障壁の壁に寄りかかり、目をつぶっている。

 眠っている訳ではない様だが、無防備だろうが。不意打ちしてやろうか、と思うフォルゲンだったが、いざ攻撃しようと思うと、まるで隙が見つからず、断念するしかなかった。

 観客達も暇な時間だ。

 旅団はゼラのいる所で一緒に話している。もしかしたら、またハルアの事を話しているのかもしれない。ザラの怒った感じと、旅団の楽しそうな雰囲気が感じられる。サリサも怒っているようなのが気になったが。

 ……時間が来たので、ゼンは目を開けた。

 さあ、狼狩りの時間だ。



*******
オマケ

ミ「狼、死すべし、ですの!」
リ「……主様は殺さないわよ。それにこれ試合だし」

ガ「悲運、不運、厄運…」
ゾ「いや、別に関係ねーからな!こっち変な目で見んなよ!」
セ「主様、楽しそうですね」
ゾ「ま、師匠様含めて、まるっと侮辱したからな。どうなる事やら」
ル「お?こんやは狼のまる焼き、お?」
ゾ「ちげーから!変な想像すんな!」
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