剣と恋と乙女の螺旋模様 ~持たざる者の成り上がり~

千里志朗

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第3章 従魔研編

089.混迷(後編)

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 ※


 ゼンは考える。今現在、どうしてこうなったかを……。

 サリサに何かザラの事で問題がある、とアリシアから聞いて話をする事になった筈なのだが、どうしてか今、自分は街中の噴水のへりに座り、サリサの話を待っている。

 周囲に人はいない。サリサが魔術で人を寄せ付けなくしてしまったのだ。

 ……もうその事を気にしても仕方がない。やった事がなくなる訳はないのだから。

「それで、サリサ?」

 声をかけてもうつむくサリサはこちらを見てはくれないし、話もしてくれない。

 サリサとザラが、普通に仲良くなったように見えたのは、自分の勘違いだったのだろうか?

 思えば、女の子同士の友情というのも中々難しい。自分の従魔のミンシャとリャンカも、とても仲良さそうに見えるのに、時々本気で喧嘩をしていたりする。

 あれは本当に謎だ。数秒前まで笑い合って一緒に料理をしていた筈なのに、ちょっと目を離したら、真剣(ガチ)に殴り合っていた事があった。

 理由を聞いても教えてくれない。他の従魔達も苦笑いするだけで教えてはくれなかった。

 無理に命令して聞き出す事は出来なくもなかったが、彼等、彼女等にも、自分に知られたくない事情とかがあるのかもしれない、とそれ以上は聞けなかったが……。

 サリサとアリシアのように、分かりやすく仲の良い関係なら……いや、あの二人もそれなりの頻度で喧嘩はしているようだ。

 ただそれは、大抵がアリシアの奇行、と言ってしまっていいのか、のせいで、それを怒ったり、なだめたりと、サリサは苦労しているような……。喧嘩とは少し違うのかな?

 またつらつらと、ゼンがそうした事を考えていると、サリサがようやく話し始めた。

「……ゼン。これは、もしもの仮定の話として、でもちゃんと真剣に考えて、話して欲しいんだけど……」

 ゼンは、なんとなく、とても凄く嫌な予感がしたが、それを聞かない訳にはいかなかった。

「うん……」


 ※


 サリサはようやく色々心の中を整理して、話す事を決めた、

 うまく話を自分の思う方向に持って行けるか分からないが、もうだんまりを決め込むのは無理なのだから。

「……ゼン。これは、もしもの仮定の話として、でもちゃんと真剣に考えて、話して欲しいんだけど……」

「うん……」

 ゼンは真面目な顔で、でも微妙に嫌そうな顔をしていたが、今は無視して話を進めよう。

「まず、ザラさんね」

「……まず、って、その後も続くの?」

「そうよ。なにか文句ある?」

「……ないです」

「ザラさんを、命の恩人とか、そういう特別な“くくり”なしの、一人の女性として見て、好きになれる?恋人にしたいと思う?」

「もしかして、いや、もしかしなくてもか、またこれって、恋愛がどーのって話なの?」

「……そーよ」

「いや、前に同じ話、したよね?」

 恋バナが好きなのは、女の子の常識、みたいなのを何処かで聞いた覚えがあるが、それは今する事だろうか?しかも前と同じ話を。

「前提条件が全然違うでしょ。あの時は、恩人の特別枠みたいな“くくり”で、好きだって言ってたじゃない。そういうのなしで考えるの!」

 サリサは“もしも”の、可能性の話をしたいようだが、そんな簡単に考えられるものではない。

「えー……。随分難しい注文出すんだね。それって、本当に今まで話してた“問題”とやらに関係するの?」

「するの!凄く大事!考えづらいなら、そうね……。確か、あの裏組織が関与して来なかったら、あんたザラさんと同居生活始めてたんでしょ?それが続いて、その普通に大人になったら、一緒に暮らしてるんだし、自然に、その、好きに……くっ……なって!夫婦になってた!とか、そういう未来もあったりなかったりするんじゃないの?!」

「……なんで後半怒ってるの?はぁ……。

 あー、同居ね。よく覚えてるなぁ……。確かに、巡り合わせや運とかで、そんな方に行く世界もあるのかな……。とりあえず、それで考えるよ」

 ゼンは腕を組み、目をつぶってしばし熟考状態。

 しばしの沈黙。

「……その話だと、そうなる事もあるかもだけど、それって事の成り行き上、として、とか自然な流れでそうなる気がするんだけど……」

 好きになる以前の、流れに身を任せる様に。もし二人きりでずっと邪魔者なしで住むのなら、そうならない方がおかしい気がする。

「……じゃあ、今に戻って、そういう対象として、素のザラさんの事を考えて、同じようになるか、好きになるか、恋人にしたいか、考える!」

 サリサは当然、ザラの応援がしたい訳ではないのだが、ドーラから聞いた話ではおかしい。

 ちゃんと同じ立場、条件で競いたい、なんてのは最初から無理だ。分かってる。自分とザラでは色々な事が違い過ぎるから。

 それでも、ゼンの考え方も、容認出来るものではなかった。

 聖域で崇拝?馬鹿げてる!そんな事して欲しい女の子がいる訳ないじゃないの!

「……はいはい。……結構、歳の差があるんだけどな……」

「そういうハンデがあっても好きになれるか、とかなの!」

 ゼンは、昔の話と平行して考えていたのだろう。意外に早く答えた。

「はい……。あー、うん、普通に、好きになるんじゃないかなぁ。綺麗だし、奥ゆかしいし、優しくて生真面目、ちょっと周りを気遣い過ぎるかもしれないけれど、そういうとこもザラの魅力で、まあ、普通に、好きになれるんじゃないかなぁ……。実際には難しいけど」

「最後に、わざわざ断るのはなに?」

「だって、ザラが俺にとっての恩人である事が消えてなくなったりはしないんだから、無理でしょ」

「あんたは、女心が本当に!分かってない!ザラさんは、あんたと対等の関係になりたいって言ってたんじゃないの!」

「あー、それは言ってたね。よく覚えてるなぁ」

「ザラさんの囚われの年月とか考えるんだろうけど、それでも最後に助け出したのもあんたなんだから、そこは、救い救われ、でいいじゃない!だから、対等になりたいって言ってるのに、あんたは口だけで特別扱い?!」

「う……。確かに。ザラは、そんな風に思われるのが、嫌だったのかなぁ……」

「多分ね……。そこはもっと真面目に考えなさい」

 ゼンは、そこは深く反省しなければ、と考える。

 確かにザラは対等に、と言っていたのに、自分はわざわざ恩人である事に変わりはない、と念押しみたいに言っているのだ。完全に矛盾している。ザラの意志を、拒否したようにすら思える。

「で、次ね。次はわ、わわ私……達!」

 ズデン!

 どこかで派手にコケたような音がした。

「……」

(ぐぅ……、強力な人避け結界なのに、精霊王(ユグドラシス)には通じないか。ドーラはもう!なら、シアもいるわね……)

「今のって……」

「無視よ、無視!気にしても仕方ない!次は、私達、まずシア、アリシアよ!」

「……それも、前に話したよね?」

「前提条件が違うんだってば。リュウという恋人がいない、“アリシア”本人のみの事として考えなさい。あるいは、リュウは迷宮で戦死してるとか?」

「いや、その条件はひどくて考えたくないよ。……わかった、恋人とか抜きで、好きになれるか、ね」

 今度は、少し考えただけですぐに答えが出たようだ。

「うん、やっぱり無理。アリシアとは、友達止まりになると思う。好意は普通にあるけど、恋愛感情にはならないと思うな」

「……どうして?シアだって、かなりの美人じゃない」

「あー、うん、それはそう思うよ。素直に。でも、俺がリュウさんを尊敬してるのには、よくアリシアに振り回されても、恋人状態のままでいられるなぁ、っていうのがあって……」

 ゼン君ひどーい、とどこか遠くから聞こえて来る声を、二人は聞こえぬフリをした。

「アリシアは、遠くから綺麗に咲いている花を見ている状態がいい、みたいな?前にも言ったけど、お姉さんとか、そういう好意はあるけど、それ以上には、恋人がいなくても進展しないと思うよ」

 結論は無難に出た。なら、もう『私達』には一人しか残っていない。

「ふむ……。じゃ、じゃあ、最後は、わわ私よ!」

 サリサはいかにもついで、として、みたいに言ったつもりだ。どもっていなければ。

「え~?それ、本人が目の前にいるのに、俺、言わなきゃいけないの?」

「そ、そうよ!大事な話なのよ!」

「……これ、どんな拷問?」

「拷問とか言うなぁー!何、あんた、そんなに私が嫌いな訳?!」

「あ、や、そうじゃなくて……。ともかく、考えて言うんだね」

 ゼンはまた腕を組んで考える。

 熟考する。深く考える。

 頭を抱えて考える。ともかく考える……。

「……ちょっと、考え過ぎじゃないの!そんなに悩まないと言えないの?!」

「……あー、そうじゃなく、いや、そうなんだけど、とても、言いにくい……。

 本当に本気で本心で、俺、サリサに言わなきゃ駄目なの?」

「そ、そうよ。全員分聞かせてもらうんだから。例外はなし。私は、そんなに言いづらい程に、嫌われてるんだ……」

「そうじゃなくて!あー、分かった!言うよ、言いますよ!はぁ……」

 ゼンは観念したように、深い吐息を吐く。

 そして立ち上がり、サリサの前の来る。

(え?)

 今までにない行動に、サリサは戸惑う。

「サリサの黒髪って、ローゼンだと、余り見ないよね。師匠が同じ黒髪だったけど」

 ゼンはサリサの方に手を伸ばす。まさか、髪に触れる?と思ったが、延ばされた手はそれ以上近くには来なかった。

「そ、そう?父方の家系が、東方からの移民だから、先祖返りみたいに、母と私は黒髪なの……」

「黒髪、黒い瞳、黒のローブに三角帽子、黒ずくめだけど、存在感が凄くあって、驚いた覚えがある。隣りにいた白銀の髪のアリシアと同じように、黒髪なのに輝いていて、そこだけ別空間のようだった……」

 ゼンは、サリサの前で片膝をついてサリサと目線を同じにする。

(あれ?もしかしてこれ、私達が初めてあった時の事……?)

「綺麗なのに、気さくで、気楽で、でも厳しくもあったり、女の子なのに、凄い魔術が使えて、世の中には、そんな別次元な存在がいる事を知って、その頃、余り表情の出ない俺は、密かに劣等感みたいなのを感じてた……」

 ゼンの表情が、少し暗くなる。

「でも、みんなはそんな俺を普通に受け入れてくれて、嬉しかった。だからこそ、隠した方がいいとも思えた」

(??ゼンは、何を今話してるの?昔の事、みたいだけど……」

「歓迎会をしてくれたよね。あの時、みんなに自分の思いを伝えたけど、一人にだけ、本当に、欠片程度の本音を混じらせて想いを伝えて、それだけで満足してたのに……」

(歓迎会でみんなに『大好き』って言ってくれた時の事だけど、一人にだけ本音って、……まさか?)

「野外討伐任務は楽しかった……。旅の途中、何度も思い出した。

 でも、一番輝いていた思い出は、闘技会の時の、精霊達とのお祭り騒ぎで、あれは楽しかった、嬉しかった。

 サリサが嬉しそうに、舞台の中央で舞うように術を使って、精霊達を喜ばせていて、俺も精霊になって、その近くで踊っていたいと思ったぐらいだった。

 だけど、最後に、精霊王が現れて、サリサの額に加護を与えて……」

 何故か、ゼンの瞳に暗い影が宿る。

 そう思った瞬間に。、抱き締められていた。

「ほえ?え?え?な、なに?ゼン、どうしたの?」

 何故かゼンから怒りを感じるのだが、それよりも、何で自分は今、ゼンに抱き締められているのか、意味が分からなかった。

「あの時、確信に変わった。前から気づいていたのが、はっきり分かってしまった。だから、より一層、隠そうと思った。絶対、誰にも知られない様に……」

「ゼン?ゼン君?私の声、聞こえてないの?」

「旅に出て、精神修行とかして、ある程度制御出来るようになった。だから、あの想いは心の奥底に沈めて、鍵をかけて、自己暗示を念入りにして……」

 ゼンはまるでこちらの言う事を聞かず、サリサは身動き一つ取れなくなっていた。この小さな身体のどこにそんな力があるのか、と思うぐらいに。

(し、身体強化してるからだ。今のゼンは正常じゃない、でも、言ってる事は、なにか重要な事を言ってるみたいなんだけど、理解が追い付かない!)

「ゼン!お願いだから正気に戻って!」

 それが聞こえた訳ではないだろう。ゼンはいったんサリサから身体を離し、顔を、サリサの顔に近づける。

(え、やだ、まさか、キスしようとしてる?こ、こんなんじゃ、嫌!)

 サリサは、身体をなんとかのけ反らせて、ゼンの額に、自分の額を勢いつけてぶち当てた。
 
 渾身の頭突きだった。

「っつ……」

「痛ぁ。目から火花出た……」

 ゼンがようやく、サリサから本当の意味で顔を離し、額の痛みに顔をしかめながら、周囲をキョロキョロ見回している。

「……一体、なにが?」

「良かった、やっと正気付いてくれた。ゼン、なんかおかしくなてったよ?分かる?覚えてる?」

「おかしく?そういえば、なにかうっすらと……!」

 ゼンは顔を真っ赤にして立ち上がった。

「……人の心を勝手に覗き、もてあそぶ!神モドキがっ!!」

 ゼンが右足を、目に見えぬ程の勢いと速さで踏みしだいた!道に敷かれた煉瓦が、放射線状に崩れる程に。

 そして、その場にバタバタと、アリシアと精霊王(ユグドラシス)が落ちて来た。

 まるでそれは、夏場の大木を蹴って、セミなどの虫を落とすさまに似ていた。

 ゼンはアリシアでなく、精霊王(ユグドラシス)を睨みつけていた。こんなにも怒ったゼンは見た事がない。

「なにか弁明がありますか?陛下……」

 言うと同時にゼンは、ポーチから剣を出し、抜く手も見せずに斬りかかる。

 アリシアと並んで落ちていた精霊王(ユグドラシス)は、ゼンの剣がその身に降りかかる前に消えていた。転移だ。

「乱暴なケダモノ。やはりリサを任せられませんね」

 離れた場所に現れた精霊王(ユグドラシス)は言う。

「余計なお世話だ。避けられたとでも思っているのか?」

 ゼンは握っていた髪の一房をばらまく。当然それは精霊王(ユグドラシス)の物だ。

「……不敬、という言葉を知っていますか?」

「暇精霊の王に、はらう敬意など持ち合わせていない」

 ゼンは、今にもまた精霊王(ユグドラシス)に斬りかかりそうだ。いくらゼンでも、それは無謀ではないだろうか。それ以前に、何故争いが起きているのか?

「や、やめて、ゼン!ドーラも!だって、あなたが何かしたんでしょ?」

「リサは真意を求めたのでしょう?だから私は…」

「ち、違うでしょ!私が求めたのは、とりあえずの仮定の話よ!」

「でも本心は」

「ゼンも言ってたでしょ!勝手に本心を覗かない!人間は、本音と建て前を使い分けるの!知ってる癖に、とぼけないで!」

「それでは、悠長過ぎます。特にそのケダモノは、自分に暗示をかけ、本心を隠し、今の自分にすら分からないようにしていたのですよ?」

 ッシュ!

 風斬る音とともに、また精霊王(ユグドラシス)の髪が斬られ、風に舞う。

「おしゃべり陛下。その口、二度と開けないようにしますか?」

「そんな事が、可能とは思えませんが、リサの機嫌を損ねたようですし、今日は引きましょう。ではまた……」

 精霊王(ユグドラシス)はその場からかき消える。単に実体化を解いただけかもしれないが。

「ゼン、無茶な真似はやめて。精霊王(ユグドラシス)に喧嘩を売るなんて……」

「精霊だって、精霊核を破壊すれば、倒せるよ」

「ゼン!」

「……王の核は、精霊界にあるだろうし、ほぼ不可能なのは分かってる。それぐらい腹が立ったから……」

 ゼンは溜息をついて、剣を鞘に戻す。

「……さっきまでのは、何なの?聞いちゃ駄目なの?」

「……出来れば忘れて欲しいんだけど、無理だよね。なら、俺からは言えない。言うつもりのない事だから」

 ゼンは、悲し気に笑うだけだ。

「だから、さっきの続き。

 サリサは、綺麗で優しくて努力家で、ちゃんとその事を知れば、好きにならない人はいないと思うよ。誰だってきっと、恋人にしたいと思う。……で、おしまい」

 サリサは、真正面からの直線的(ストレート)な誉め言葉で、首筋まで真っ赤に染まってしまう。

「……これで、“問題”っていうのは、何とかなった?」

 コクコク。

「なら、いいけど。アリシア、いつまでもそこで寝てると、風邪ひくよ」

 気がつけば、アリシアは最初に落ちた時の姿勢のままだった。

「……腰が抜けちゃった。ユーちゃんとゼン君、私のすぐ近くで戦うから……」
 
 アリシアの情けない声が、その場では何故か救いのように聞こえた。

 



*******
オマケ 
 
ミ「~~~♪」
リ「鼻歌なんて、ご機嫌ね」
ミ「暇してるだけですの」
リ「あー、まあ、同意だけど、ここ占領してるんだし、いいんじゃないの?」
ミ「つまりここは、ご主人様の中ですの!」
リ「そういう見方も出来るわね」
ミ「そうですの」

ゾ「おー、珍しく穏やかに仲がいい」
セ「いつでもああしてくれるといいんですけどね」
ガ「家内安全」
ボ「仲がいい方が安心」
ル「お?るーは、みんなと仲いいお?」
セ「多分、それはルーだけだね」
ゾ「俺が一番新参だが、あの二人が、なぁ……」
セ「喧嘩してる方が多いのに、この前珍しく、喧嘩してるとこ、主様に見られちゃって……」
ボ「説明、言われて、困った」
ゾ「説明しようがないわな。喧嘩してる時のが多いんだからよ」
ル「おー」(よくわかってない)
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