剣と恋と乙女の螺旋模様 ~持たざる者の成り上がり~

千里志朗

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最終章EX 星の英雄

152.宇宙(ソラ)でも鍛錬

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 ※


 大気圏を出た後、カプセルは更なる加速を行い、ヴォイドの向かってくる宙域へと急いでいた。

 それでも、カプセル内はゼロG状態に調整され、酸素も呼吸可能な量で満たされいる。

 これからの長い時間、閉塞した操縦室コクピット内に閉じ込めるのは、精神衛生上良くない。それらの為に、カプセル内部は大部分をジークが占めてはいるが、それなりの広さの空間で自由行動が出来る様になっていた。

 ゼンはその、体験した事の無い無重力状態で、フワフワ腕を組んで浮きながら、器用に胡坐を組んでいた。

【ゼンには興味がないかもしれんが、この星系には8つの惑星があり、太陽から順番に数える事になっておる。我らが星は、太陽から3番目の惑星。

 それ以上内側の軌道にある2つの惑星は、太陽に近く、熱いせいで生物の住める環境ではない】

「……関係ない話はいいから、本題とそれに関する情報に限定して欲しいです」

 にべもない。

 それも無理からぬ事。ゼンは、宇宙に出る事など考えもしない文明下の子供で、教育も完全ではない。

 だから、星空は単に夜空に過ぎず、星座とかにも興味がまるでなかった。宇宙には、浪漫も何もない、どうでもいい情報なのだ、

 そこに、いきなり星の概念を教えられ、その星イコール世界が、破壊される危機のある事を知らされ、それを救う役目を、親しい者達を人質に取られ、押し付けられたような物なのだ。

 常々、魔王が復活した時は、異世界から勇者が召喚され、ただの一般人で戦士でもない者が一から鍛えられ、魔王討伐の任を、自分の世界に戻る事を条件に、引き受けざるを得ない状況におちいる。

 ゼンは、その異世界から勝手に呼び出される一般人勇者に、ひどく同情し、帰りたくば魔王を倒すがいい、などと上から目線で恐喝するこの世界の仕組みは、どうなっているのか、と教会のなるべく上位にいる者に教えを乞えないか、とギルマス(義母)に相談してあるのだが、未だ実現には至っていなかった。

 まあ、『流水の弟子』なんて、辺境の上級冒険者の弟子に過ぎない子供に、そうそう会ってくれる教会関係者等、なかなかいないのだろう、と半ば諦めている。

 そんな、『勇者の魔王討伐』というこの世界の当り前の仕組みにも、疑問と嫌悪を覚えていたゼンが、事もあろうか似た様な境遇に押し込められてしまったのだ。

 色々話を聞き、納得はしたのだが、それで上機嫌になれる訳ではない。

【……ヴォイドは星系外から侵入した。途中の小惑星帯などに、巨大生物の生体エネルギーに反応して、自動である程度加速し高速で当たる様に、罠(トラップ)の術式を前もって仕掛けてあった】

「ふむ。質量兵器か」

 アルティエールはSF物も好きだ。

【そうだ。宇宙空間には基本、大気中のように、速度が落ちる抵抗を起こす物がない。その岩塊が、大きく質量があり、速度があればある程危険な力を秘めた兵器、砲弾となる。

 だが、ヴォイドにそれが、どこまで通じるかは不明だった。最悪、時間稼ぎくらいになれば、と仕掛けられたものでな】

「……それって、ヴォイド以外の、友好的な巨大知性体がいた場合、どうするんですか?」

 ゼンが、意外な方向からの疑問を投げかける。

【え”?あ、いや、今までの長き歳月、そのような物は観測されておらんのじゃ。この宇宙、銀河に、その様な生物がいる場合も、それが罠(トラップ)にかかる可能性も、極極小さな、ゼロに近い可能性の確率でしかないぞ】(汗)

「ふーん」

 だが、それがゼロでないのなら、迷惑をこうむる者がいるかもしれない、と考えるゼンだった。

「他の天体とのファースト・コンタクト初めての接触など、そうそうないし、会っても乗り物を造ってそれに乗って来る、ある程度人類サイズに近い生物じゃろうて」

 神の援護(フォロー)ではないが、ハイエルフ様は、常識的なSF知識で語る。

「まあ、そうかもね。でもムーザルは、そういう星がある、と仮定して戦争の準備まで想定してたんだろ?」

「まあ、そうなんじゃが、わしはあの文明を知らんので、それをどれだけ確かな情報として、押し進めていたかは解らん。あるいは神界が空の上、宇宙空間にでもあると思おて、それ用の準備だったのかもしれんな……」

「成程。ムーザルにとっては、他の星よりまず、目の上のタンコブな神々の方が先の話か」

 ゼン同様、逆向きで適当にくつろぎ浮かびながら、アルティエールはゼンと話し合う。

【ムーザルの話は、それこそ持ち出さんでもいいじゃろう。それより今は、ヴォイドの撃退じゃ。】

「はいはい」

【この様に、ある程度の罠(トラップ)を仕掛けていた場所で、多少の停滞はあった様じゃが、奴等の侵攻は止まらず、今は第6惑星の公転内まで来ておる。

 出来れば、第5惑星か、第4惑星付近に、こちらが先に着いて、拠点とし、奴等を迎え撃ちたい所なんじゃが……】

 カプセルは、大気圏を脱出した後、真空の宇宙で更に加速し、秒速百kmを超える速度で移動している。

 それでも、第4惑星までは、およそ六千万~八千万km。これは、その時の星の位置などの関係で、変化するのだが、とりあえず、今は十日程で、第4惑星まで行ける予定となっている。

「拠点、って、その星に降りるんですか?」

【いや、その周囲を周る衛星、我等の星で言えば月のような物が、それぞれの惑星にはあるのでな。その衛星上を拠点としたい訳だ。月程大きい物ではないので、降りるのも出るのも、大した力は使わん】

【……どうも、そうも言っていられなくなったようじゃぞ。奴等は更に速度を増して、第5惑星の公転内まであっさり越えおったようじゃ】

 ミーミル知恵の神が、神界からの情報らしき物を皆に伝える。観測に特化した、見る神や、星系内全てを見通せる神がいるのかもしれない。

「じゃあ、必然的に、第4惑星の辺りが決戦場になったのかな」

【その前に、どちらが先に、第4惑星付近までたどり着くか、じゃろう。敵が、何か準備をしたりする時間を与えたはくない……いや、この、敵の加速と合わせると、遭遇する宙域は、第4惑星よりズレる事になるじゃろうな】

 軌道をずらして、第4惑星に寄る意味はないのだろうか。

「仮に、こちらが先についた場合、何か準備が出来たんですか?」

【うむ。固定砲台を準備し、電磁ネットや荷電粒子砲を撃てるように出来る】

「それって、ヴォイドに通用するんですか?」

【ある程度の効果は見込めるじゃろう。最低でも、お主等の戦闘の援護射撃、牽制にでもなればいいと考えておるよ】

「ふーん」

 ゼンの反応はどこ冷たい。冷めている。

「また気のない返事を。仲間の援護は、魔獣退治で必須ではないかや?」

「まあ、そうなんだけど、アレにそういう理屈が通じる様な相手じゃ、ない気がしてね」

 撃っても、その力を吸収し分析し理解して、それと同じ攻撃が出来るようになっていたのが、あの崩壊の記録から予想出来た、

「ともかく、一度相手をして、どういう戦法を取るか、戦術、戦略的な動きをするか、とか分析してみないと、あの星を破壊した世界では、ほとんど戦闘になっていなかったから……」

「それはそうなんじゃが、その前にゼンにはしなければならん事があるようじゃぞ」

【そうだ。その為に速度調整して、十日の日数を空けたのだ】

「?それじゃ、もっと速く、行こうと思えば行けるんだ」

 ゼンは、この惑星間の膨大な距離が、今一つ把握出来ていなかったが、それでも今でも充分速いらしい事は理解していた。それが、まだ加速出来るらしい。

 その方法が、神々の力か科学の力かは分からないが、大したものだ、と他人事で感心するゼンだ


【そうだ。ゼン、お主は、無重力化や、低重力下での戦闘経験ないであろう。今回は、宇宙での戦闘を想定せん訳にはいかんので、お主にはその訓練をしてもらいたいのだ】

【実際の戦闘は機神(デウス・マキナ)で、姿勢制御スラスター等を、自動でやってくれるので、完全なゼロG状態とは違うかもしれんのじゃが、基本を覚えておいて損はない筈じゃ】

「ああ、成程。この、フワフワした、重さを感じない空間での戦闘を、やれるようにならなきゃいけない、と。そりゃそうだ。でも、教師役もいないで、一人で神々から教えてもらうぐらいで、出来る様になるものなんですか?」

「安心せい。教師役はわしじゃ」

 アルティエールがドヤ顔で、ない胸を張っている。

「アルが?流石はハイエルフ様。宇宙に出た事があるんだ」

「ないぞ。じゃが、昔、遊びで同族の仲間と、重力を遮断した空間を造って、その中で戦う遊びに興じておった頃があったのじゃ。流行りは、ほんの百年ぐらいで、すぐに皆飽きてしまったがのう」

「……空間を造って遊ぶって……。原初の民って……」

【【………】】

 二柱まで、無言だった。

「なら、戦闘法をそれなりに確立してるって事だ」

「まあ、素人ではないであろうな」

 鼻高々で、かなり自信があるらしい。

 ジークの背面にあたる広い空間で、二人は対峙した。二柱の立方体(キューブはそれぞれ端の壁面に寄り、二人の邪魔にならない様にしている。

 二人は無手で、素手の武器なし格闘形式だ。

「武器有の方が難しいし、ゼロGの特性を知るには、格闘戦の方が良いのじゃ」

「お手柔らかに、ご教授お願いします……」

 ―――

 ―――そして始まった戦闘。

 結果は、余りにも圧倒的で、一方的だった。

 ゼンの負け、敗北だった。ボコボコのバコバコにされた。

 ゼンも、向こうが経験者なのだから、そうなるとは思っていたが、自分がこうも相手にいい様にされた戦闘は、師匠(ラザン)に剣を習った、初年度以外にないと思えた。

 ゼロGという特殊環境下での戦闘は、勝手が違い過ぎた。

 蹴りや突き、正拳での殴打等が、腰が入らず威力がない。地に足がついていない状態だから、当然なのだ。壁際に行っても、重さが作用しないので、ただ壁面に足がついているだけでは意味がない。

 重力下での戦闘とは、自分の重さで足に地がついて、軸がしっかりしているその状態だからこそ有効な戦法であり、無重力でその理屈は通用しない。

 ゼンが正拳突きを放っても、アルティエールはそれを難なく受け止め、握り、ゼンを固定した上で、その手の軸となる脇や、顔に蹴りや突きを放つ。

 向こうの攻撃は、こちらの腕が取られ、固定されているので、それなりの威力がある。勿論ゼンは、『流水』でそれを受け流そうとしたが、それ以前に身体は勝手に流れてしまう。

 これは、作用反作用の法則で、この無重力化では、押されれば、それだけで勝手に押された分、押された物は押され、流されるのだ。

 そしてアルティエールは、それが解っているので、その流された場所を予測し、そこにも容赦なく攻撃して来る。

 相手が掴んで攻撃して来るなら、と真似してみても簡単に腕の力だけで回され、投げられてしまう。重さがないからだ。

 打撃法、身体の重心を捉え、打撃するその動き、体裁き、それらはゼロGに特化している独特な動きで、単なる猿真似では、それを利用されて逆に向こうの攻撃の餌食になるだけなのだ。

 それが分かった所で、簡単に動きが直せる訳ではない。

 二人は、両方身体強化し、“気”の防御膜で身体を覆っている。

 なので、攻撃は、決して致命的な物にはなり得ないのだが、ただ一方的に殴られ蹴られ、投げられるのは、余りにも屈辱的だ。

 アルティエールは、いつも力任せで、その力があるからこその、大雑把な戦い方をずっとしていたが、このゼロG戦闘では、それは鳴りを潜め、その動きは、いつもよりずっと洗練され、理にかなっている美しい、無駄のない動きだった。

 何でいつもこういった動きで戦闘をしないのか、不思議になるぐらいの達人ぶりだった。

 休憩と食事を挟んでの、その日の戦闘は、アルティエールの完全勝利に終わった。

 ゼンは、アルに一つの有効打も与えられずに、一方的に攻撃されて終わった。

 その日、アルティエールが壁( 床?)に固定された寝袋で眠った後、ゼンは起き続けて、ただ今日のアルの動き、自分の動きの事を考え、何通りもの戦闘予測のシュミレートを、ずっと寝ずに頭の中で、繰り返し考えていた。

【ゼン、満足な睡眠時間を取らずにいるのでは、ベストの動きが出来ないのじゃないかね】

 テュール軍神尊大だが的確なの助言に、ゼンは平然と答える。

「『流水』には、深く集中して睡眠をとる技法があります。2時間ぐらい寝られれば、それで大丈夫ですから、お気になさらずに」

 それからも、ゼンはギリギリまで今日の事を考え、対策や対応を練って、その後眠った。

 『流水』の短時間集中睡眠は、完全に無防備になるので、自分が絶対安心して任せられる仲間のいる場所でもなければ出来ない技法なのだが、それはゼンが、神々を完全に信用した、訳ではないのであろう。

 今の限られた時間内では、他にやりようがないのでやった、ただそれだけであった。

 神々的には残念な事に。


 ※


 次の日の戦闘、アルティエールの有効打が、半分に減っていた。

 勝ったは勝ったが、明らかに手応えが違う。

 半分近くの攻撃が、避けられ、逸らされ、ハイエルフ様は、不完全燃焼だった。

 その日も、ゼンはまた、夜遅くまで戦闘シュミレートをしていた。

 その次の日、アルティエールの攻撃は、完全に受けられ、避けられる様になってしまった。

 有効打はゼロ。

 一度の攻撃も決まらなかった。その代わり、攻撃を受けもしなかったが。

 ゼンはその日の夜も、夜更かしして、戦闘シュミレートを頭の中で考え続けていた。

 そしそのまた次の日、ゼンとアルティエールは、完全に互角の攻防を演じていた。

 蹴られれば殴り、殴られれば蹴り返し、投げられれば投げ返す、の繰り返し。

 しまいには、アルティエールがキレて、ごねだした。

「な、何なんじゃ、うぬは!わしは、仲間が飽きてもこの戦闘を、一人試行錯誤してやり続けたのじゃぞ!

 確かに、百年毎日研鑽に励んだ、などと言う程にやり込んだ訳ではないにせよ、その蓄積された技術の差は歴然としておる!

 それがたったの3日で、互角の状況になるとか、うぬはどんなインチキをしておるのじゃ!」

 空中で、地団太踏んでごねまくるハイエルフ様に、ゼンは困った顔で返答を考える。

「別に、インチキとか、特別に変な事をした訳じゃないよ。

 ただ考えて、アルの動きを覚えていく内に分かったんだ」

「何がじゃ!?」

 せっかちなハイエルフ様が次の言葉を即す。

「この、『セロG戦闘』と『流水』には、根本に通じ合う物があるって。アルもそうは思わなかった?」

「む?それは、確かに似た様な動きはあると、思わなくもないのじゃが……」

「いやいや、アルも『流水』を覚えたら解ると思うけど、両者は兄弟と言ってもいいぐらいに近い関係だと、俺は思うよ。

 相手を掴んで重心を止めるとか、違う部分もあるけど、相手の力を利用したり、その勢いを回転に応用して、蹴りや打撃に生かすとか、本当に同じなんだよ。

 それが分かったから、俺は『流水』をしながらも、それを『ゼロG戦闘』に生かせる様になったんだ。

 それもこれも、アルの動きが、洗練された美麗な技の境地に、至っていたからだと思うよ」

 ゼンが、素直な感想を言うと、アルティエールは真っ赤になって、更にキレた。

「な、なっんじゃそれは!うぬは、わしと互角に戦えるようになったぐらいで、褒め殺しで誤魔化そうとするかや!」

「いや、別に誤魔化してないけど。最初から、綺麗で無駄のない動きだなぁ、って思ってたし」

 ゼンはスラっと、ただ思う事を言葉にする。そこに照れはない。

「うぬのそういう所が、わしは嫌いなんじゃ!ペラペラ軽く、女を誉めおってからに!」

「いや、これは技、格闘術を褒めただけで、女の子を褒めたとかは、関係ないと思うけど……」

「わしは女じゃろうが!」

「……あー、はい、そうだね。ごめんなさい」

 ゼンは、もう何を言っても無駄そうなので、一歩引いて、自分から折れて謝った。

「……うぬは、お主はぁ……」

 それでもハイエルフ様は、それさえも気にくわなかったようだ。

「もういい。ゼンの『ゼロG戦闘』に問題はなくなった。加速して、ヴォイドと対決じゃ!」

 二人の戦闘を、ただ見ていただけの二柱の神々は、少し言い辛そうに告げた。

【話がまとまったようだが、悪い知らせだ。ヴォイド達は加速して、しかも方向を変えた。第4惑星の方向に向かっている】

【当然、わしらも加速して、そちらに方向を転ずるが、恐らくは、向こうが先に第4惑星についてしまうようじゃて……】

ヴォイドは、こちらが敵と、遠方から探知して認識した上で、対応して来るみたいですね……」

「生意気なスライムモドキ共が……」

 どうも、先手を取られてしまった様であった。

 戦場は、第4惑星のある宙域と決まったが、わずかな差で、相手側が先に戦地に着いてしまう。

 その差がどう出るかは、これからの戦闘で答えが出るのを、待つしかない……。









*******
オマケ

その頃のクラン、各パーティー。

各迷宮(ダンジョン)内

「……なんか、戦闘が、妙に楽じゃないか?」
「戦闘時間、その物が短くなってます」
「手応えが、前よりないですよね。サクサク斬れるし、動きが遅い」
「いや、敵が遅いんじゃなく、俺達が確実に強くなってるんだよ!」
「うんだから、前は強かった敵でも、的確に対応出来るし、今のとこ負傷率も少ない」
「ポーション消費が少なくて、これだと余りそうかも」
「……ヤバイな。嫌、初のボス戦だってあるんだし、油断は禁物だが」
「魔術も、詠唱ないからすぐ使えるわ。魔力容量考えて、使い過ぎに注意だけど、突発時に即対応出来るから、安心して!」

危険な迷宮(ダンジョン)内部だというのに、雰囲気は妙に明るく軽い。

「でもこの、迷宮(ダンジョン)の手引きの、中級編、がヤバイんだって」
「なんかヤバイばっか、だな。ゼンが各PTに配った奴か。で、何がだ?」
「迷宮の造りとか、タイプで、次の階段は西方面だとか、休憩室は、中間の左より、もしくは、もう少し奥の右手前、とか。タイプ分けで、かなりの確率で当たってる……」
「それって、凄いんじゃないのか?」
「だからヤバイんだって。絶対とは言い切れないけどな。ゼンがいる場合は、それが勘と合わさって、ほぼ百発百中だって話だ」
「「「いいなぁ……」」」
「「「「うちにも『流水の弟子』、欲しいなぁ……」」」」

各パーティーの迷宮攻略は、とても順調に推移していた。
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