アルファポリスとカクヨムを試してみるにあたっての備忘録

１ヶ月目の所感

　アルファポリスとカクヨムの２か所で小説の連載を始めて１ヶ月が経ったので現時点での所感をまとめてみようと思う。

　前回に倣って収益性、ジャンル、分析の観点から感想を書いていく。

　収益性に関しては感想というより前回からの補足が一点ある。
　広告収入の分配割合に関して、カクヨムは明言していないと書いた。しかし、ロイヤリティプログラム開始時のプレスリリース内で広告収入の70％を還元すると書いていたのでここで補足をする。

　広告収入の70％と言っても、広告の数や広告単価が異なると考えられるので実際は還元額にさらに大きな差は出ると思う。
　ターゲティングの結果かもしれないが、アルファポリスとカクヨムを比べるとアルファポリスがソーシャルゲームなどの広告が目立つ一方、カクヨムはAdobeや通信キャリアの広告が目立ちアルファポリスの方が広告単価が高いように見える。

　次にジャンルに関する感想。
　この１ヶ月でアルファポリスとカクヨムで読まれやすいジャンルの違いを強く感じた。
　具体的には、このエッセイや妹テーマの青春掌編はアルファポリスの方が読んでいただけた。
　一方で、同じ青春でも学園コメディ色の強い「ミナミ商店は今日も無許可で営業中」、非王道ファンタジー「兵站戦のダンジョン」、時間SF「昨日へのメッセージ」はカクヨムの方が読んで頂け、感想ももらうことができた。
　ファンタジーはアルファポリスで盛り上がっているという話も聞いたが、裏を返せばそれだけ競争も激しいということで一筋縄ではいかないのだろう。
　ある程度予想はしていたことだが、やはり自分の書くジャンルではアルファポリスでは読んでもらえないのかと痛感した１ヶ月だった。


　最後に分析だが、これは前回書いた通りカクヨムの方が「どこまで読んで貰えたのか」がわかる分大きくリードしていた。
　事実、自分が書いた小説でも読者の方が離脱をする話数に明確な傾向が見てとれた。

　
　連載を始めて１ヶ月でカクヨムの方では毎日連載を続けることができており、毎日読みにきてくれる方も居てとても有難いと感じています。
　これからもどうすれば面白い物語が書けるのかを意識しながら毎日連載を行けるところまで続けていこうと思います。