ゲスいお嬢様的日常(仮)

胸の轟

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キラキラした眼差しで俺を見つめてきて、案外コイツも可愛いじゃないかと思えてきた。


「空君憧れの、いや、男たち憧れの全てを持つ者波多野君、空君にお手本見せてあげて!」

「おう任せとけ!」って何口走ってんの俺!?

「頼りがいのある全校生徒の憧れの的な波多野君がこう言ってるから、後は任せとけば大丈夫!良かったね空君。」

「ありがとうございます波多野先輩!」

「お、おう。」


やっぱ今の無しなって完全に言い出せない雰囲気だよこれ!?

うわぁあああーッ!関わりたくねぇえええぇええ!!


「マジチョロい(ボソッ」


内心頭を抱えてたら陸が何か言ったのを聞き逃した。


「あ?なんか言ったか?」
「いや何も。」


こうなったらもう、腹を括るしかない。


「一応これから呼び出してはみるが、もう帰ってるかもな。」


帰っててくれ!(切実


「じゃあ俺たちもついて行「男が固まって一人の女呼ぶとか変な注目浴びるしカッコ悪いし流石に駄目だろ本来の目的を考えたら空を連れて会いに行くのが良いが今回はお手本云々は諦めろ俺一人で十分だし俺一人で行ってくる。」

「なんかめっちゃ早口!?あとなんで俺一人でって2回言ったの?」


大事なことだからに決まってんだろ!


「別に意味はねぇよ。」


人数多い方が有利なら俺だって迷わずそうするが、人数増やしても全然有利になる気がしない。寧ろコイツらの前で恥を(主に物理的な)かかされる可能性大の予感がする。──コイツら諸ともという可能性もあるが、流石に男3人相手に物理でどうこうは無理だろう。・・・無理だよね?無理だろうか?──無理だといいな。

うん、きっと無理だ。だから俺だけが物理でどうこうされるに違いない。それだけは避けねば。





そんなわけで、ウッカリ橋本のクラスに近寄ってしまわないようにするため、前もって調べておいた橋本のクラスを一人で訪れた。


因みに橋本姓は5人、うち女子は2人。1人の橋本は同学年で確実に違うから、残りの方に来た。


教室から出てきた男に声をかけると、橋本の鞄がまだ教室にあると言われた。

伝言を男に託し、俺は屋上で橋本を待つことに。



人払いした屋上で扉を背にして立ち──背後を取られ膝蹴りの記憶が蘇り慌てて扉側を向く。これで良し──いや本当にこれで万全か!?ちゃんと考えろ!


あれこれ試した結果、隠れて待てばいいことに気づいた。

隠れて暫くすると、扉の開く音がして橋本が現れた。

「おい。」


急に声をかけられたことに驚いたのか、橋本の肩がビクリとなった。


「ああ、こっち見んな。俺に背を向けたままでいろ。」

「・・・」
「設楽 空から盗ったものを返せ。」

「・・・は?何も「言い訳はいい!バレてんだからさっさと出せ。この盗人が!」

「感じ悪・・・」
「お前よりマシだわ!この暴力女が!」

「ぇえ~・・・?」


振り向いた橋本は黒髪に黒い瞳──


・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・。


「誰だよ!?」
「橋本だよ!!」


アイツ橋本じゃねぇの!?
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