ゲスいお嬢様的日常(仮)

胸の轟

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久しぶりのすばる≪三原≫【1】

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多忙のせいで、すばると逢うのが久しぶりになってしまった。


「待った?」
「そうでもない。」


なんて言ってはみたけど、本当は浮わついた気分だったから、ちょっと早めに着いてしまった。


今日のすばるは、オフホワイトの袖リボンTシャツに、サイドレースアップデザインの真っ赤なプリーツスカート、厚底レースアップシューズだ。


今日は誰の見立てなんだろう?可愛いから誰でも良いや。

すばるはお洒落ってものに興味が無い。だから自分で着る服を選ぶ時は、ジャージ一択である。

それは赤だったり黄色だったり、ピンクだったりオレンジだったり。──色とりどりのジャージを持ち、ジャージの下には、超リアルな、今にも飛び出してきそうな蜘蛛だとか蛇だとか、乙女はまず選ばないような独特なTシャツを着る。

せめて中に着るのは乙女っぽく可愛らしいやつにして欲しいと思う。






途中人集りを見つけたら、ドラマの撮影だった。


「最近のドラマ観てる?」

「最近、海外のドラマしか見てないや。なんか観てる?」
「観てない。」


二人ともドラマ観てないから、なんのドラマを撮ってるのかさっぱりだ。

最近てどんなドラマが人気あるんだろう?

暫く撮影を眺めてその場を後にした。





高架下の出入口に、前に来た時は見かけなかった小さな家っぽい木材の建物が三軒あった。

「タイニーハウス?」
「そんな感じに見えるね。」

良く見ると料金表と受付がある。

話していると受付の人がやって来ていろいろ教えてくれた。すばるは中が見たかったようだけど、予約がいっぱいとかで無理だった。


終電が終わるまでうるさいと思うんだけど、人気があるのが意外だ。まぁ、駅近だし場所的に便利と言えば便利だからかな。


「教えてくれてありがとうございました。──行こうか。」

「いえいえ、ご利用お待ちしております。」





すばるが見たがっていたドールハウスの展示場で、飾られたドールハウスを並んで眺める。

今までマジマジと眺めたことはなかったけど、ドールハウスってどれも細部にまで拘っていて、作っている人は本当にすごいなって関心する。


「三原君はこのアニメ観てた?」
「残念ながらうちはアニメ禁止だったんだよね。」

「厳しかったんだ?」
「そのせいでアニメの話とかされると話に入れなかったよ。」



アニメは観てないから内容は知らないけど、部屋を見るに主人公は芸術家タイプだったっぽい。

ごみ箱と床には丸められた紙が散乱し、机の上には乱雑に置かれた絵の道具。ベッドには脱ぎ捨てられた衣服が。──なんていうか、部屋が汚部屋だ。

それでいいのか主人公。
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