ゲスいお嬢様的日常(仮)

胸の轟

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ご褒美が欲しい≪灘流≫

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姉ちゃんの部屋を訪れると、姉ちゃんはソファで本を読んでいた。


取り敢えず床に正座で様子を伺う。


「……」
「…あの、…姉ちゃん?」


沈黙が痛いです。


お、怒ってる?心情は別として、おっぱいヒャッホーッで、デレデレしてたように見えた俺を怒ってる?


姉ちゃんはこっち見てくれないまま

「どうだった?」

「どどどどどうってなな何が?」

え、何?何の?おっぱい?おっぱいの感想?俺は今、おっぱいについて述べればいいの?

いや違う、違うぞ俺。落ち着け俺!おっぱいについて尋ねてるわけないだろ!


「おっぱいどうだった?」


尋ねられてたー!?おっぱいについて尋ねられてたよー!?


「灘流の背後で、カチリと鍵のかかった音がした。二人きりの部屋は静寂に支配され、音はひどく大きく響く。『どうして鍵を…?』美羽が不安げに問うと、何かに急かされたかのように、灘流は無言で美羽を押し倒しましたとさ。」

「待って待って、いや、ほんと待って?なんで絵本の読み聞かせっぽいトーンで官能小説的な語りかけしてきたの?あとめでたしめでたしで締めそうだけど、全然めでたくないよ!?不穏な行く末しか見えないのですが!?」


「押し倒したことは否定しない、と。」

「冤罪だよ!?」

「押し倒しはしなかったが二人きりになって揉ん「揉んでないからね!?」

「じゃあ揉ま「揉まれてもないからね!?」


何言い出すの!?二人きりになったからっておっぱい揉まないよ!?


相手初対面だよ!?初対面なのに、二人きりになったらおっぱい揉むって、人としてどうなの!?ケダモノ感がすごいですけど…


初対面じゃなくても、二人きりになったからって揉んだりしないってことを強調したい。


俺、そんな理性無いヤツだと思われてんの?女子なら誰でもいいからしたいと?


姉ちゃんの中の俺って、そんなにガツガツした奴なの?


「…」


うわ~、…姉ちゃんの中の俺のイメージがそんなんだったら泣ける。


顔を上げると姉ちゃんと目が合う。

やっと俺を見てくれた。


姉ちゃんは俺の側に来ると、慈しむような瞳で見つめ、俺を抱きしめた。








「…ぁあっ、…ぅあっ、姉ちゃっ…も、う、勘弁っ…」

「灘流に拒絶される日が来るなんて…。」

「拒絶っ…じゃなっ…クッ」

「灘流ならもっとイケるはず。」







さんざん俺に触って満足した後再度尋ねられた。


「どうだった?」

「アレは強烈だね。でも、効かない相手には役立たずじゃないかな。“魅了”無しで男堕とすの無理っぽいよ、アイツ。」

「そっか。」

「ブレスレット、何時も着用しててくれるか分かんないけどいいの?初対面の俺より、生徒会の誰かから渡した方が着用し続けてくれたんじゃ。」

「別に誰が渡そうが、一度着けちゃえば問題ないよ。」

「あれ?ずっと着用しててほしいんだよね?」


「うん。だから一度着ければ外れないよ。美羽ちゃんが卒業するまでは。」

「そっか。駒にすんの?アレ。」

「どうしようかな。暫く様子見ってことで。」


姉ちゃんのチマッとした身体をギュッとする。


「俺、今日頑張ったと思わない?」

「頑張ったね。」

「ご褒美ちょうだい?」

「何がいい?」
「膝枕。」





横になり膝枕を堪能する俺の髪を、姉ちゃんが優しく鋤いてくれる。

姉ちゃんが触れるところから、姉ちゃんと密着してるところから、魔力が流れてくる。


まるで俺の穢れを祓うように、護るように、そっと俺を包み込む。


無意識なんだろうなぁ。


姉ちゃんの魔力は不思議だ。いつだって柔らかくて優しくて、暖かい。


姉ちゃんの魔力が俺の内を満たしていく。



「重くない?大丈夫?」

「大丈夫。灘流の髪はいつもサラサラで気持ち良いね。」

「手入れ頑張ってるからね。」

「マジですか。」
「ウソだけど。」

「だと思った。」




嫌なこともあったけど、ご褒美もらえたし、良い1日だったな。






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