ゲスいお嬢様的日常(仮)

胸の轟

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ちょっとしたイタズラ心からの行動だったが、いつの間にか、痺れた足に触って楽しむことに熱中していた。


こんなにも私の心を夢中にさせるとは、美少年恐るべし。

これが魔性というやつなのだろう。




灘流を弄り倒して満足した後、美羽ちゃんのことを尋ねれば、“魅了”無しでは役に立たないらしい。



「ブレスレット、何時も着用しててくれるか分かんないけどいいの?初対面の俺より、生徒会の誰かから渡した方が着用し続けてくれたんじゃ。」

「別に誰が渡そうが、一度着けちゃえば問題ないよ。」

「あれ?ずっと着用しててほしいんだよね?」

「うん。だから一度着ければ外れないよ。美羽ちゃんが卒業するまでは。」


モテモテ美羽ちゃんはもうお腹いっぱいです。だって演技は棒だし、やり取りつまらないし、私の趣味の邪魔でしかない。


なので魅了は封じさせてもらいました。私が楽しく過ごせるように。



これで生徒会以外の美形さん達の、ごく自然な美形的モテモテライフを盗ーー観察出来るってものです。


「そっか。駒にすんの?アレ。」

「どうしようかな。暫く様子見ってことで。」



灘流が抱きついてくる。

「俺、今日頑張ったと思わない?」

「頑張ったね。」

「ご褒美ちょうだい?」

「何がいい?」

「膝枕。」


そんなもので良いとは安上がりな。


ツチノコ食べたいとか、チュパカブラ欲しいとか、モスマン欲しいとか、フライング・ヒューマノイド欲しいとかの無茶ぶりおねだりじゃなくて良かったよ。


美少年に可愛くおねだりされたら叶えてあげたいが、いつ入手出来るか分からない未確認生物を探して、長々とご褒美をお預けにするのは気まずい。


気長に待ちますよ的な顔をしつつ、内心、神の至宝とも言える美貌の俺を待たすとは何様だ、と思われて過ごすのは嫌だ。※被害妄想


即実行可能おねだりでほんと良かった。



横になった灘流は、なんだか疲れてるように見えた。

いつもの輝きが30%削減されてる気がする。


それでも余裕で眩しいけど。

削減されても眩しいってすごいね。

私には削減出来る輝きが30%もない。


最初から輝いてないから。

寧ろ澱んでる自信がある。


灘流の髪を指で鋤く。


なんというサラサラ感。

まるで猫でも撫でているかのような触り心地。


よーしよしよしよし
よーしよしよしよし


気分は動物王国。


「姉ちゃん。」
「ん?」

もしや動物王国に気付かれた?


「呼んだだけ。」

違った。


よーしよしよしよし
よーしよしよしよし


うむ、癒される。



動物王国か…


私だけのモフモフ王国があったら楽しそう。

好きな時にモフモフ出来る環境とか素敵すぎる。

モフモフも魅力的だが、触るとヒンヤリ系も捨てがたいな。

でも初っぱなから王国だといろいろ大変そう。

やはりここは、小さなことからコツコツと精神で、捨てられた生き物等を見かけたら、家に連れ帰ってお世話することから始めよう。



捨てアナコンダ居ないかな。




「重くない?大丈夫?」

「大丈夫。灘流の髪はいつもサラサラで気持ち良いね。」

「手入れ頑張ってるからね。」

「マジですか。」
「ウソだけど。」

「だと思った。」


手入れしなくてもきれいを保てるとは、さすが美少年クオリティ。





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