ゲスいお嬢様的日常(仮)

胸の轟

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おにぎりとおむすびの違いについて、真剣に考えたとか考えないとか

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食堂側のオープンテラスへ行くと、三原君が席を確保していた。


「どこフラフラしてたんですかね。」

「乙女にそういうの聞いたら駄目。」

「…腹壊してるの?」
「メロンパンを求めてさ迷ってた。」

「別に聞いても良い用事だった件。で、買ってきたの?」

「悲しいことに売り切れだった。」


話ながら手際よく、三原君が取り皿に、おかずとおむすびを取っていく。


「コンビニ?」

「ううん、メロンパンで評判のパン屋のやつ。」

「へぇ~。評判のとことか美味そうだね。残念だったな買えなくて。」

「見知らぬ人がメロンパンくれたよ。」

「は?なんで?―ほら。」
「ありがとう。おそらく私のメロンパンへの隠しきれぬ愛に、感動してくれたのだと思う。」

「そんなにメロンパン好きだった?」

「普段はそれほどでもないけど、今日はどうしても食べたかった。」


「「いただきます」」



肉巻きから食べよう。 

あ、中にスライスチーズとシソが巻いてあって美味しい。


枝豆おむすびは、刻みしば漬けと枝豆の見た目が可愛らしいうえに美味しい。


「美味い?」
「うん、美味しい。」

「なら良かった。」


こっちの肉巻きは、豆苗を巻いてて食感が良いね。


スクランブルエッグには、オクラと鮭フレーク入れて、味付けはめんつゆだろうか。こっちの卵焼きは――粉チーズ入ってるんだね。


「三原君の作る料理はいつだって美味しいから、幸せな気分になれるよ。」

「そう言ってもらえると、作った甲斐がある。」


カブの葉と鰹節のおむすびは――うん、しゃきしゃきしてる。

こうやって具をご飯に混ぜるおむすびって好き。



あ、キノコと野菜のバター炒めにピーマンが入ってる。さりげなく入れてるつもりかもしれないが、緑色した憎いあんちくしょうの存在感がすごいです。


ピーマンは三原君のお皿へ。

「ピーマンも食べなきゃ駄目だ。」


オカンか。


「三原君、自然界では苦味は毒という認識だから、生き物達は食べないんだよ。」

「自然界では毒だが、人間の世界には、良薬は口に苦しという言葉がある。」



熱いピーマン攻防の結果――私の勝ち。


清々しい気分でミネラルウォーターを飲む。



「肉巻きちょうだい。チーズの方。」


って言ったのに、豆苗の方を寄越すという地味な嫌がらせを受けた。

美味しいから別にいいけど。


肉巻きと、まだ食べてないおかずと、おむすびを取ってもらう。


おむすびは定番の鮭とタラコだ。


肉巻きを食べ、鶏肉の照り焼きを食べ、そして肉巻きへ。


お肉美味しいよお肉。

魚よりお肉が好きだ。
だって魚って骨がめんどくさいし。

魚は骨を取ってもらわないと食べない派です。


「肉ばっかじゃなく野菜も食べなきゃ駄目だ。」


オカンか。



うるさいので、野菜を食べる気持ちで照り焼きを食べる。


「野菜を進めてるのに、なんで照り焼き食べるんだよ。」

「野菜を食べる気持ちで、照り焼きを食べてるんだよ。だから、これは野菜なんです。」

「いや意味解んないです。」


バター炒め(ピーマンオンリー)を差し出される。


見なかったことにしてミネラルウォーターを飲んだ。
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