ゲスいお嬢様的日常(仮)

胸の轟

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待てなかったらしい≪三原≫

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オープンテラスに向かっている途中、一瞬背中がゾクリとした。

見られていた…?


「おーい、三原。」

声の方を見ると若林が近づいて来るところだった。どうやら視線の正体はコイツだったらしい。


見られてるとか、自意識過剰だろ俺。若干恥ずかしい。

「伊達先が昼飯食う前に職員室寄ってくれってさ。」

「分かった。」




職員室に寄って伊達先と少し話した後、オープンテラスに着くと、結構人が居て危うく席を確保出来なくなるとこだった。


先に来てると思ったのに居ないな──と思ったら菓子パン食べながら食堂の方から遅れて登場。どうやら大分腹ペコだった模様。


「早く来てたなら席確保しといてくださいよ。天気良いし、危うく座れないとこだった。」


昼前の授業サボってたのに、何も食べてなかったのかな?──と思ったら食堂の方で麺を食べてたようだ。これが他のヤツだったら、お前弁当食べる気ないのかと突っ込むところ。


いつものように弁当を取り分けて渡し、食べ始める。

「…??」

あれ、もしかして不味い?

「…美味しくなかった?」

「これって鶏の唐揚げ?」

ああ、何の唐揚げか気になったのか。一瞬不味いのかと焦った。

唐揚げは切った豚こまに水切り豆腐入れてこね、調味料入れて油で揚げたヤツだ。

味が鶏の唐揚げっぽいんだよね。


牛肉と生姜の佃煮を食べる。今回は薄切りの肉じゃなくて、もも肉の塊を切ったやつを使い、食べごたえのある佃煮にしてみた。

生姜の辛味がダメでも大丈夫なように、ちゃんと水にさらして作ったから生姜入っていても美味しく食べられるはず。──もしダメだったら、今度は生姜使わないやつを作ろう。とは言え、牛肉の佃煮には生姜入れた方が風味とか良くなるんだよね。──やっぱり生姜は外せないか。


弁当を食べながら、減り具合を見つつオカズを取り分けて渡す。


煮物も渡したのに肉系ばかり食べてる。ほんと肉好きだな。


「ハンバーグちょうだい。」
「野菜も食べなきゃダメだ。」

サラダ二種を大盛で進呈した。

良い食べっぷりだ。誰が想像するだろう、この前に既に麺類食べてから来ていると。

小さい身体のどこにあの量が消えていくんだか。あれだけ食べてもタテにもヨコにも成長しない不思議。


もう一度煮物を渡せば、今度は食べてくれた。






昼休みも終了間際、なんかサボりそうな気配を感じ、一言物申そうとしたら


「速ッ」


あっという間に姿が見えなくなった。いやマジで速すぎなんですけど。
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