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街に帰り雑用を片付け、遅めの夕食を食べに酒場へ。
ガヤガヤとした周囲の話し声に、街だなと当たり前のことを思う。
ちょっと離れてただけなのに、喧騒が心地よく感じる。
都会のもやしっこなもんで、ダンジョンとか大自然とか好きじゃないんだよね。
街が一番だよ、街が。
人混み最高。──今はそんな気分。まぁ、すぐウンザリするわけだけど。人混み嫌いだし。
とは言え、別にこの街に住んでるわけじゃないから、帰ってきて落ち着くとかはない。
あー早く我が家に帰りたい。自分家が一番だよ。
出来ることなら家でずっとゴロゴロしてたい。
マジで働きたくない。俺に用事とか言い付けないで放っておいてくれる優しい金持ちに養われたい。
あとは美味しいお菓子や珍しいお菓子くれたら言うことないな。
野菜と肉の煮込みを食べ、芋とチーズの混ざったやつをパンにのせて食べる。
「そういやアロイス見た?」
「いや。」
「恋人のとこじゃね?」
「恋人ってマリー?」
「お前情報古いな。マリーは前の前の前くらいの恋人だよ。」
「え、マジで?もう新しい彼女が!?」
「今は確かミリエ?つか、この街にいる姉ちゃんは恋人じゃないだろ。」
刻みベーコンのかかってるサラダを食べ、フレーバーウォーターを飲む。
「アイツ、コロコロ恋人変わるだけじゃなく、いろんな街に女作ってね?」
「美形滅ぶべし。滅ぶ前にアロイスはモゲればいいと思う。もしくはモゲればいい。」
女にどこまでもだらしなく、ゲスい中身の顔しか良いとこがない奴でも、金のなる木だから滅んだらだめだ。奴のお陰で割りと楽に良い給金が懐に入るから。
「ああ、俺も彼女欲しい!見開通の彼女が!人がまだ誰も使ってない穴に入れたい。ヤりまくって俺が快楽を教え込みたい!想像したらなんかものすごくヤりたくなってきた。」
「キモ。」
「処女は駄目なのか!?」
「いや、お前がキモい。」
「何で!?初めては欲しいだろ!処女最高だろ!」
「どうでもいい。」
処女だろうがガバガバだろうが、好きになったら関係ない。
「ジグ君、もしかして男の方が「死ぬ?」
「じょ、冗談だからね!?」
俺のどこが男の方が好きに見えるんだよ。明らかに恋愛対象は女じゃないか。
「ジグ君、もう食わないの?」
「うん。」
「育ち盛りなんだし、もっと食おうぜ!」
「デブになりたくない。」
「いや、もっと食ったところでお前はデブにならんだろ。つか、菓子はよく食ってるだろうが。この偏食さんめ。」
「お菓子を食べないと死んでしまう病だから。」
「ねーよ、そんな病気。」
ガヤガヤとした周囲の話し声に、街だなと当たり前のことを思う。
ちょっと離れてただけなのに、喧騒が心地よく感じる。
都会のもやしっこなもんで、ダンジョンとか大自然とか好きじゃないんだよね。
街が一番だよ、街が。
人混み最高。──今はそんな気分。まぁ、すぐウンザリするわけだけど。人混み嫌いだし。
とは言え、別にこの街に住んでるわけじゃないから、帰ってきて落ち着くとかはない。
あー早く我が家に帰りたい。自分家が一番だよ。
出来ることなら家でずっとゴロゴロしてたい。
マジで働きたくない。俺に用事とか言い付けないで放っておいてくれる優しい金持ちに養われたい。
あとは美味しいお菓子や珍しいお菓子くれたら言うことないな。
野菜と肉の煮込みを食べ、芋とチーズの混ざったやつをパンにのせて食べる。
「そういやアロイス見た?」
「いや。」
「恋人のとこじゃね?」
「恋人ってマリー?」
「お前情報古いな。マリーは前の前の前くらいの恋人だよ。」
「え、マジで?もう新しい彼女が!?」
「今は確かミリエ?つか、この街にいる姉ちゃんは恋人じゃないだろ。」
刻みベーコンのかかってるサラダを食べ、フレーバーウォーターを飲む。
「アイツ、コロコロ恋人変わるだけじゃなく、いろんな街に女作ってね?」
「美形滅ぶべし。滅ぶ前にアロイスはモゲればいいと思う。もしくはモゲればいい。」
女にどこまでもだらしなく、ゲスい中身の顔しか良いとこがない奴でも、金のなる木だから滅んだらだめだ。奴のお陰で割りと楽に良い給金が懐に入るから。
「ああ、俺も彼女欲しい!見開通の彼女が!人がまだ誰も使ってない穴に入れたい。ヤりまくって俺が快楽を教え込みたい!想像したらなんかものすごくヤりたくなってきた。」
「キモ。」
「処女は駄目なのか!?」
「いや、お前がキモい。」
「何で!?初めては欲しいだろ!処女最高だろ!」
「どうでもいい。」
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「ねーよ、そんな病気。」
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