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しおりを挟むあ~めんどくさい、めんどくさい。世の中どうしてこうもめんどくさいことばかりなのか。
何故俺は余計な仕事を引き受けちゃったんだ。受けた後でものすごく後悔したのは言うまでもない。
こんなめんどくさいことに陥ったのは、すべてドライフルーツが悪いのだ。
怠惰な俺にやる気を出させることが出来るなんて、恐るべし、ドライフルーツ。
まだ見ぬ珍しいドライフルーツに早く会いたい。そして君をじっくり味わいたい。なんか言ってることが変態ぽいな俺。
これでもしドライフルーツが不味かったら、ユリウスに当たり散らす自信がある。
なんだったら殺意すら芽生えるかもしれない。
どんなにやりたくなくても、めんどくさくても、めんどくさくても──大事だから二度言う。一旦受けてしまったからやるしかない。
まずは探し人の元職場で聞き込みしたら恋人の話が出た。あれ、おかしいな。聞いてた話と違う。
浮気されてますよ。
ヤダヤダ、尻軽だよ尻軽。そんな尻軽に貴重な俺の時間を割かねばならないことに泣きたい。
行方不明とか言ってるけど、残されたヤツに飽きて恋人ってヤツと逃走しただけなのでは。
これって連れ戻さないと終わらない感じなの?見つけたところで他のヤツと居る人を連れ戻すとか無理では。無理矢理でいいなら出来るけどさ。
全くお偉いさんも良い顔しいだよね。別に頼まれた訳でもないのに、協力しようとか言い出すんだから。自分は報告待つだけの簡単なお仕事だからいいけど、お陰で俺にしょうもない仕事が回ってくる羽目に。
まあ、いろいろ使える相手だから、恩を売れる時に売りたいのも分かるけどさ。俺を巻き込まないでほしいね。
恋人ってヤツの家の場所を聞き、一応訪ねてみる。
思った通り人の気配は無い。もし二人で逃避行と洒落こんでたとしたら、とっくに居なくなってるくらい時間は経ってるからね。居ないだろなって思ってた。
何か手掛かりでもあるかもしれないし、侵入してみれば、部屋にはとても嗅ぎ馴れた匂いが漂っていた。
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