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第一章 家族
第九話 肉
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傷の完治には、相当の時間がかかった。
その間、家主のダヴィタとウリーヤの献身的な看病の末、動けるまでに回復した。
その間、三週間。洋平は現地の言葉を吸収していった。彼らはノーゼフ人といった。
中世ヨーロッパの封建制を彷彿とさせるような生活様式で、彼らは農耕、狩猟、林業の三分野の職種を主に営んでいた。
ダヴィタたちの生業は、主に狩猟と農林。算術ができる者は街へでて商人に弟子入するらしいが、それは稀であった。
だが、幸か不幸か、ウリャーナには算術の素質があったが、両親の二人は読み書きができるくらいで、算術を教えることも教師をつける余裕すら無かった。
この三民は、貴族たちから蔑まれていた。
土に汚れても、色褪せても、破れても衣服を買い替える余裕すらない汚い下民として、下民は貴族たちを下民なしでは生きることができない能無しとして、互いを罵り合う奇妙なシンビオシス関係を持っていた。
ある夜、父、娘、洋平の三人は薪集めで捕まえた大ウサギを持って帰ってきた。
「今日は久しぶりの肉料理ですよ。ヨウヘー、貴方には最近はひもじい思いをさせてしまいましたからね」
「キにするな、ダヴィ。オレ、居候、飯クわしてもらってる。アリがたい」
「ヨウヘー、だんだんノゼス語うまくなってきたね。すごいよ」
楽しそうなウリャーナ。
「アナタたちのおかげ。オ礼できたらイイ思う」
「いやいや。ヨウヘーには助けられっぱなしですよ。ブラッド・ウルフに襲われたあの時、ヨウヘーがいなければ私、いや、私だけじゃなしに妻もこの子も死んでいたでしょう。十分恩は返してもらいましたよ」
「マダ。マダ、タりない。カエしきれてない。手伝エルことアる、オレに言う。スッ飛んでイク」
洋平の中に命を燃やす小さな炎が宿っていた。
「こりゃ頼もしい銃士様を味方につけたものだ」
ごきげんなダヴィの笑い声が、夕暮れが沈む夜の闇へと消えていった。
帰宅後、夕食分の肉はウリーヤへ、残りは塩漬けにするために解体していた。
「ヨウヘー、解体うまいねぇ。やり方知らないって言ってたくせに、素質あるじゃん」
「アア…似たようなコトしてたカラかもナ。ハハ」
少し引きつった笑いでごまかす。
「その短剣、良い品質ですな。見ていいですか」
洋平はダヴィの短剣と交換した。洋平からナイフを受け取ったダヴィは刀身をまじまじと眺めていた。
「なんて金属だこりゃ。磨かれた銀みたいな色だ。刀身の造りが均一で硬い。名工に造られたのだろうな。高かったでしょうこれ。ほら、ココに刻印まである」
握られたナイフは、刀身をA2ツールスチールで造られている。
刀身にはコブラ社のロゴとシリアルナンバー421982と刻印されている。
過酷な環境でも刃が欠けたり鈍らになりにくい良いナイフだ。
「…いや。ソコまでは。デモ、これイイ短剣。ヨク切れる。刃欠けナイ。ズット刃鋭いママ 。オレはヘイシ、ミンカンのしてた。ヘイシ、みんな持ってた。入ったラ支給サレル」
「民間…傭兵でしょうか」
「プリヴィテ・アルミナー…これミンカンヘイシ?」
「そうそう傭兵です。そうか、ヨウヘーは傭兵をしていたのか」
洋平がクスリと笑う。
「オレの国のコトバ、ニホン語でプリヴィテ・アルミナー、傭兵はヨウヘイってイう」
クスクスとウリャーナが笑い出した。
「ヨウヘーの傭兵って、とんでもなくくだらない。ぷぷぷぷ」
顎が床につきそうになるのを手で隠したダヴィが言う。
「傭兵全員が、このような名刀に等しい短刀を持っているなんて…それに、あの銃なのか…私の知っている銃とは違うが、どちらにしてもそれを一個人が携帯しているとは…名の知れた傭兵団だったのだろうな。なんて名前なんです?」
少し間をおいて洋平は答えた。
「デザーテッド・ライフル・カンパニー。短くDRカンパニーとヨばれていた。」
「聞いたことないですね。名前の由来は?」
「ユライ…ユライは、オレの国ト別のコトバ、英語で置き去られた銃のカン…ギルドとイう意味ダ。オレたちは傭兵ダ。ヘイシだ。いつ命オトすおかしくない。だから、そのギルドに入ると、社会から置き去られる。置き去られたナカマ寄せ集め、団結ツヨい。ライフルはオレタチの持つ銃。この国にも銃アる。どんなかはシらない。でも銃は同ジ。オレタチ、傭兵ヒトリヒトリ、ライフル持つ。置き去リの命ハ銃と同じ。道具。死を恐れナイ」
「面白い傭兵に属していたのですね。全員が銃士とは。私は戦争やら軍隊やらはからっきしですが、軍隊を全員銃士で構成している軍隊は聞いたことがありません」
ダヴィがナイフを返した。
洋平は慣れたナイフを赤い肉に突き立て、吸い込まれていくように赤を切り裂く銀。
「銃って使うとどんな感じなの、ヨウヘー」
好奇心が目でメラメラと燃えている。
「こらこら、ウリャーナ。慎みなさいな。うちの娘の不敬を許してくれヨウヘー。彼女は知りたがりでね、色々吸収する賢い子だが、たまに慎みを忘れる」
作業を続ける手は止めない洋平。
「アヤマる事ナイ。知りたがる、イイこと。賢い証拠。銃は使うカンタン。狙い定めテ撃つだけ。でも上達ムヅカシイ。息使い、立ち方、目線、銃キレイすること、銃について知らないとイケない。でもその分、他のブキよりも使いヤスい」
「弓とどちらが使いやすいですか?」
「銃。ダンゼン銃。手に取って使える、その日のウチ」
頭をかしげていたウリャーナが聞いた。
「でもヨウヘー、銃って職人さんが一つひとつ作るんでしょ、剣みたいに。銃はカラクリがついてる分、価格が高いってきいたわ。それを傭兵ひとりひとり扱うだなんて、小さい隊でしか成り立たないと思うわ。それか余程裕福なのか。でもそれじゃぁ正規軍より資金に余裕があるってことじゃない。う~ん」
「ウリャーナ!ヨウヘーを疑うような事を言うだなんて失礼だぞ」
洋平は手を振りダヴィを制止した。
「イイ。モットもな事。確かにウリャーナの言ウ事正シイ。昔はソレが事実だっタ。でも、ツクる効率が上がって価格ヤスくなっタ。だから、オレでも持てる」
「皆さん、ご飯できましたわよ。早くいらっしゃい」
ウリーヤの声で食卓へ召喚される三人であった。
食卓にて、並んだのはサイコロのように切られた大ウサギ入りのスープと、薄い肉のステーキとパンであった。
「今日はゴチソウ。ウリーヤさん、ダンケン」
優しく微笑むウリーヤを尻目にみんな各々食べ始める。
「イタダキマス」
洋平は食べだした。
「ヨウヘー。今のなぁに?ヨウヘーの国の風習?」
目をキラキラさせるウリャーナが肉にかぶりつきながら見ている。
「ソウ。ウリーヤさん、ウリャーナちゃん、ダヴィ、この大ウザギ、ミンナに感謝を述べる合言葉。食べル前言ウ。イタダキマス」
「へぇ~。イタダキマス」
「そういえば、ヨウヘー。肉の解体中何話していました?とても楽しそうで料理場まで聞こえていましたわ」
贅沢で楽しい団らんは、真っ暗な闇夜を照らすランタンのように、黄色くて暖かく、外に忍び寄る闇夜にぽつんと一つ浮かんでいた。
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その間、家主のダヴィタとウリーヤの献身的な看病の末、動けるまでに回復した。
その間、三週間。洋平は現地の言葉を吸収していった。彼らはノーゼフ人といった。
中世ヨーロッパの封建制を彷彿とさせるような生活様式で、彼らは農耕、狩猟、林業の三分野の職種を主に営んでいた。
ダヴィタたちの生業は、主に狩猟と農林。算術ができる者は街へでて商人に弟子入するらしいが、それは稀であった。
だが、幸か不幸か、ウリャーナには算術の素質があったが、両親の二人は読み書きができるくらいで、算術を教えることも教師をつける余裕すら無かった。
この三民は、貴族たちから蔑まれていた。
土に汚れても、色褪せても、破れても衣服を買い替える余裕すらない汚い下民として、下民は貴族たちを下民なしでは生きることができない能無しとして、互いを罵り合う奇妙なシンビオシス関係を持っていた。
ある夜、父、娘、洋平の三人は薪集めで捕まえた大ウサギを持って帰ってきた。
「今日は久しぶりの肉料理ですよ。ヨウヘー、貴方には最近はひもじい思いをさせてしまいましたからね」
「キにするな、ダヴィ。オレ、居候、飯クわしてもらってる。アリがたい」
「ヨウヘー、だんだんノゼス語うまくなってきたね。すごいよ」
楽しそうなウリャーナ。
「アナタたちのおかげ。オ礼できたらイイ思う」
「いやいや。ヨウヘーには助けられっぱなしですよ。ブラッド・ウルフに襲われたあの時、ヨウヘーがいなければ私、いや、私だけじゃなしに妻もこの子も死んでいたでしょう。十分恩は返してもらいましたよ」
「マダ。マダ、タりない。カエしきれてない。手伝エルことアる、オレに言う。スッ飛んでイク」
洋平の中に命を燃やす小さな炎が宿っていた。
「こりゃ頼もしい銃士様を味方につけたものだ」
ごきげんなダヴィの笑い声が、夕暮れが沈む夜の闇へと消えていった。
帰宅後、夕食分の肉はウリーヤへ、残りは塩漬けにするために解体していた。
「ヨウヘー、解体うまいねぇ。やり方知らないって言ってたくせに、素質あるじゃん」
「アア…似たようなコトしてたカラかもナ。ハハ」
少し引きつった笑いでごまかす。
「その短剣、良い品質ですな。見ていいですか」
洋平はダヴィの短剣と交換した。洋平からナイフを受け取ったダヴィは刀身をまじまじと眺めていた。
「なんて金属だこりゃ。磨かれた銀みたいな色だ。刀身の造りが均一で硬い。名工に造られたのだろうな。高かったでしょうこれ。ほら、ココに刻印まである」
握られたナイフは、刀身をA2ツールスチールで造られている。
刀身にはコブラ社のロゴとシリアルナンバー421982と刻印されている。
過酷な環境でも刃が欠けたり鈍らになりにくい良いナイフだ。
「…いや。ソコまでは。デモ、これイイ短剣。ヨク切れる。刃欠けナイ。ズット刃鋭いママ 。オレはヘイシ、ミンカンのしてた。ヘイシ、みんな持ってた。入ったラ支給サレル」
「民間…傭兵でしょうか」
「プリヴィテ・アルミナー…これミンカンヘイシ?」
「そうそう傭兵です。そうか、ヨウヘーは傭兵をしていたのか」
洋平がクスリと笑う。
「オレの国のコトバ、ニホン語でプリヴィテ・アルミナー、傭兵はヨウヘイってイう」
クスクスとウリャーナが笑い出した。
「ヨウヘーの傭兵って、とんでもなくくだらない。ぷぷぷぷ」
顎が床につきそうになるのを手で隠したダヴィが言う。
「傭兵全員が、このような名刀に等しい短刀を持っているなんて…それに、あの銃なのか…私の知っている銃とは違うが、どちらにしてもそれを一個人が携帯しているとは…名の知れた傭兵団だったのだろうな。なんて名前なんです?」
少し間をおいて洋平は答えた。
「デザーテッド・ライフル・カンパニー。短くDRカンパニーとヨばれていた。」
「聞いたことないですね。名前の由来は?」
「ユライ…ユライは、オレの国ト別のコトバ、英語で置き去られた銃のカン…ギルドとイう意味ダ。オレたちは傭兵ダ。ヘイシだ。いつ命オトすおかしくない。だから、そのギルドに入ると、社会から置き去られる。置き去られたナカマ寄せ集め、団結ツヨい。ライフルはオレタチの持つ銃。この国にも銃アる。どんなかはシらない。でも銃は同ジ。オレタチ、傭兵ヒトリヒトリ、ライフル持つ。置き去リの命ハ銃と同じ。道具。死を恐れナイ」
「面白い傭兵に属していたのですね。全員が銃士とは。私は戦争やら軍隊やらはからっきしですが、軍隊を全員銃士で構成している軍隊は聞いたことがありません」
ダヴィがナイフを返した。
洋平は慣れたナイフを赤い肉に突き立て、吸い込まれていくように赤を切り裂く銀。
「銃って使うとどんな感じなの、ヨウヘー」
好奇心が目でメラメラと燃えている。
「こらこら、ウリャーナ。慎みなさいな。うちの娘の不敬を許してくれヨウヘー。彼女は知りたがりでね、色々吸収する賢い子だが、たまに慎みを忘れる」
作業を続ける手は止めない洋平。
「アヤマる事ナイ。知りたがる、イイこと。賢い証拠。銃は使うカンタン。狙い定めテ撃つだけ。でも上達ムヅカシイ。息使い、立ち方、目線、銃キレイすること、銃について知らないとイケない。でもその分、他のブキよりも使いヤスい」
「弓とどちらが使いやすいですか?」
「銃。ダンゼン銃。手に取って使える、その日のウチ」
頭をかしげていたウリャーナが聞いた。
「でもヨウヘー、銃って職人さんが一つひとつ作るんでしょ、剣みたいに。銃はカラクリがついてる分、価格が高いってきいたわ。それを傭兵ひとりひとり扱うだなんて、小さい隊でしか成り立たないと思うわ。それか余程裕福なのか。でもそれじゃぁ正規軍より資金に余裕があるってことじゃない。う~ん」
「ウリャーナ!ヨウヘーを疑うような事を言うだなんて失礼だぞ」
洋平は手を振りダヴィを制止した。
「イイ。モットもな事。確かにウリャーナの言ウ事正シイ。昔はソレが事実だっタ。でも、ツクる効率が上がって価格ヤスくなっタ。だから、オレでも持てる」
「皆さん、ご飯できましたわよ。早くいらっしゃい」
ウリーヤの声で食卓へ召喚される三人であった。
食卓にて、並んだのはサイコロのように切られた大ウサギ入りのスープと、薄い肉のステーキとパンであった。
「今日はゴチソウ。ウリーヤさん、ダンケン」
優しく微笑むウリーヤを尻目にみんな各々食べ始める。
「イタダキマス」
洋平は食べだした。
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「へぇ~。イタダキマス」
「そういえば、ヨウヘー。肉の解体中何話していました?とても楽しそうで料理場まで聞こえていましたわ」
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