46 / 65
王妃様とお買い物2
しおりを挟む
馬車の中で寝ていたらお店に着いたのか王妃様に起こされた。
いつのまにか寝ていて、寝顔を見せてしまった事を考えたら急に恥ずかしくなり、顔が熱くなった。
「ふふふ、おはよう。良く寝れたかしら?このお店で最後にするからもう少し頑張って!」
「はい」
王妃様と馬車を降り、お店の前に立った。
どうやらお店はお洋服屋さんみたいだ。
「此処は私のドレスを作ってくれている所なの。今回、此処に来たのは貴女のドレスを作るためよ。
因みに拒否権は無いからね♪」
いい笑顔でそう言った王妃様に苦笑いをするしかなかった。
お店のドアを開けて中に入ると壁側にある棚に沢山の生地が並んで置いてあった。
前の世界では見た事の無い模様の生地が沢山あり、手芸好きの私には天国な所だ。
端から端までじっくり見ていた。
その光景をお店の人と、王妃様が微笑みながら見ていたのは美久は知らない。
見るのに集中していたら後ろから楽しそうな声が聞こえ、振り向くと王妃様がお婆さんと話していた。
この人が王妃様のドレスを作っている人だと一目みただけで分かった。
何故分かったかは分からないけどそう思ってしまった。
そんな事を考えていたらお婆さんが近ずいてきて、自己紹介をしてくれた。
「初めましてお嬢さん。私はこのお店のオーナーで、仕立屋のエーヴィスです。よろしくね」
「初めまして美久と申します。よろしくお願いします。」
お互い自己紹介を終え、エーヴィスさんは王妃様の方を向き、今日来た目的を聞いた。
「今日はどの様な用事ですか?新しいドレスを作りましょうか?」
「違うわ。今日は美久のドレスを作りに来たの。貴女に頼めるかしら?
美久は色々あって私の娘になったの。
それで今度お披露目会をする事になったからその時着るドレスを一番の貴女に作ってもらいたいの?
どうかしら?」
エーヴィスさんは王妃様のお話に最初驚いていたがお披露目会と聞くと目を煌めかせ、
「王妃様のお嬢さんのお披露目会のドレスなんて…作りがいがあるわ!!!
任せてください!美久さんに似合うドレスを作ります。」
その返事を聞いた王妃様はお礼を言ってドレスの話を始めた。
「それでね、美久のドレスなんだけど、やっぱり豪華にしたいと思うの。
フリルを使って…」
2人でドレスの案を話しているのを見ていたらお店の針子さんにドレスの型を作るので体を計らせて欲しいと言われ、言われるまま体の隅々まで計られた。
初めての事でグッタリしてしまった。
王妃様はまだエーヴィスさんと話をしていたのでまたお店の中を見ていた。
その時、隅っこに何かが置いてあるのが見え、近付いたら前の世界に合った懐中時計が落ちていた。
何故こんな所に有るのかと思い拾った。
中を見ようとしたら王妃様に呼ばれたのでポケットに仕舞い、王妃様の所に行った。
まさか拾った時計があんな事になるなんてその時は想像もしなかった。
いつのまにか寝ていて、寝顔を見せてしまった事を考えたら急に恥ずかしくなり、顔が熱くなった。
「ふふふ、おはよう。良く寝れたかしら?このお店で最後にするからもう少し頑張って!」
「はい」
王妃様と馬車を降り、お店の前に立った。
どうやらお店はお洋服屋さんみたいだ。
「此処は私のドレスを作ってくれている所なの。今回、此処に来たのは貴女のドレスを作るためよ。
因みに拒否権は無いからね♪」
いい笑顔でそう言った王妃様に苦笑いをするしかなかった。
お店のドアを開けて中に入ると壁側にある棚に沢山の生地が並んで置いてあった。
前の世界では見た事の無い模様の生地が沢山あり、手芸好きの私には天国な所だ。
端から端までじっくり見ていた。
その光景をお店の人と、王妃様が微笑みながら見ていたのは美久は知らない。
見るのに集中していたら後ろから楽しそうな声が聞こえ、振り向くと王妃様がお婆さんと話していた。
この人が王妃様のドレスを作っている人だと一目みただけで分かった。
何故分かったかは分からないけどそう思ってしまった。
そんな事を考えていたらお婆さんが近ずいてきて、自己紹介をしてくれた。
「初めましてお嬢さん。私はこのお店のオーナーで、仕立屋のエーヴィスです。よろしくね」
「初めまして美久と申します。よろしくお願いします。」
お互い自己紹介を終え、エーヴィスさんは王妃様の方を向き、今日来た目的を聞いた。
「今日はどの様な用事ですか?新しいドレスを作りましょうか?」
「違うわ。今日は美久のドレスを作りに来たの。貴女に頼めるかしら?
美久は色々あって私の娘になったの。
それで今度お披露目会をする事になったからその時着るドレスを一番の貴女に作ってもらいたいの?
どうかしら?」
エーヴィスさんは王妃様のお話に最初驚いていたがお披露目会と聞くと目を煌めかせ、
「王妃様のお嬢さんのお披露目会のドレスなんて…作りがいがあるわ!!!
任せてください!美久さんに似合うドレスを作ります。」
その返事を聞いた王妃様はお礼を言ってドレスの話を始めた。
「それでね、美久のドレスなんだけど、やっぱり豪華にしたいと思うの。
フリルを使って…」
2人でドレスの案を話しているのを見ていたらお店の針子さんにドレスの型を作るので体を計らせて欲しいと言われ、言われるまま体の隅々まで計られた。
初めての事でグッタリしてしまった。
王妃様はまだエーヴィスさんと話をしていたのでまたお店の中を見ていた。
その時、隅っこに何かが置いてあるのが見え、近付いたら前の世界に合った懐中時計が落ちていた。
何故こんな所に有るのかと思い拾った。
中を見ようとしたら王妃様に呼ばれたのでポケットに仕舞い、王妃様の所に行った。
まさか拾った時計があんな事になるなんてその時は想像もしなかった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
191
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる